電脳せどりで起業するメリット・デメリットって?
電脳せどりで起業する前に、まずは電脳せどりのメリットとデメリットをしっかり確認しておきたいところです。
通常のせどりとは違い、電脳せどりではインターネットを用いたせどりが基本となります。
どのようなメリットやデメリットがあるのか、詳しく見ていきましょう。
電脳せどりで起業するメリット
電脳せどりで起業することには、収入面や労働時間の面でさまざまなメリットがあります。
ここでは、どのようなメリットがあるのか具体的に解説します。
隙間時間で作業できる
電脳せどりで起業する第一のメリットは、隙間時間で作業できるという手軽さにあります。
電脳せどりは、インターネットを使って仕入れの取引をするせどり方法の一種です。
パソコンやスマホを持っており、かつインターネット環境が整ってさえいれば、時間や場所を選ばずにせどりの取引ができるというのが電脳せどりの最大の特徴です。
せどりを始める場合、通常なら自ら実店舗に赴いて商品を仕入れることになります。
これに対して、電脳せどりで起業する場合、インターネットを使っていつでも仕入れができるため、たとえば通勤中の電車のなかや会社の昼休憩の間、あるいは夕食を食べながらでもテレビを見ながらでも、電脳せどりなら時間と場所を選ばずに取引が可能となるのです。
このように、電脳せどりには隙間時間を使って効率的にせどりの作業を行えるというメリットがあります。
さまざまな費用を経費として計上できる
電脳せどりで利益を上げれば、その分はしっかり税務申告しなければなりません。
ただ、自宅のパソコンやスマホを使って電脳せどりを行っているなら、業務で使用している自宅の家賃や光熱費の一部は経費として計上することができます。
また、インターネットを使って商売していることになるので、パソコンの購入費やインターネットの使用料金も経費に計上可能です。
電脳せどりで高収入を得ることになれば、税金対策をしっかりしておくことも肝心となります。
光熱費やネット代を経費として計上することで、税金を計算する際の課税対象を少なくできるので、この点も通常のせどりにはない電脳せどりのメリットだといえます。
収入を効率的に増やせる
電脳せどりは隙間時間を上手に活用できるビジネスです。
そのため、本業のかたわら、副業として営んでいる人も少なくありません。
そのうえ、効率的な作業が可能なため、少ない作業でも収入をアップさせられるというメリットもあります。
つまり、電脳せどりで起業すれば、副業でも十分な収入を期待できるということです。
もちろん、安定した収入を稼ぐためには、徹底した商品のリサーチなど、きちんとした事業計画がなければなりません。
また、売上を伸ばすには、まとまった資金や継続的な作業も必要となります。
ただ、コツをつかみながら努力をして取引すれば、収入をしっかり増やすことも決して不可能ではありません。
自分で稼げる方法を確立できれば、収入を効率的に増やせるのは電脳せどりの大きなメリットです。
電脳せどりで起業するデメリット
一方、電脳せどりでの起業にはデメリットもあります。
円滑に電脳せどりを行うなら、デメリット面についてもしっかり理解しておきたいところです。
以下、電脳せどりで起業するデメリットについて解説します。
最初のうちは忙しい
電脳せどりで効率的に稼ぐためには、まずはコツやノウハウを身につけなければなりません。
効率的な稼ぎ方や作業を短くするコツを理解してしまえば、後は隙間時間でも十分に稼げる体制を整えられますが、最初のうちは電脳せどりのコツを学んだり、実際に売れる商品をリサーチしたりなど、さまざまな作業が必要になります。
そのため、電脳せどりを始めた当初は、忙しく立ち回らなければいけないことも多いです。
ただ、最初のうちに時間をかけてしっかり準備を整えておけば、効率的に売上を得られる環境を手に入れることができるので、忙しくてもじっくり時間をかけて準備することが大切です。
たくさんの商品が届く
電脳せどりはいつでも商品を仕入れられるせどり方法です。
実店舗で仕入れるときのように、買った商品を自分で持って帰る必要がないため、複数の商品を同時に購入するといったことなども可能となります。
ただ、商品をたくさん注文すれば、次々に商品が送られてくることになります。
毎日さまざまな運送業者が訪問することになるため、いちいち対応して商品を受け取らなければならないことは電脳せどりならではのデメリットです。
商品の宛先を自宅にしている場合、指定の時間などには家で待機していなければなりません。
次々に商品を注文している場合、毎日ずっと自宅で待機していることもあるため、なかなか外出できなくなってしまうこともあります。
また、たくさん注文すれば家中が商品で溢れかえってしまうため、商品を保管するためのスペースをしっかり確保しておく必要があります。
常にスマホが気になってしまう
電脳せどりはわずかな時間でも取引できる点に強みがあります。
特に、インターネットを使って行うため、スマホでも状況を確認できるのは電脳せどりの大きなメリットです。
ただ、スマホではいつでも取引できてしまうだけに、作業に慣れてくると常にスマホが手放せなくなってしまうことがあります。
外出しているときはもちろん、友人と会っているときでもスマホが気になってしまい、ほかのことに集中できなくなってしまうというデメリットがあります。
ただ、外出先でもスマホが気になるということは、それだけ電脳せどりに集中しているという証拠です。
高い利益を上げるためには、集中して作業に取り組むことも大事なため、常にスマホが気になってしまうというのは別の意味では良い傾向ともいえるかもしれません。
電脳せどりはどうやって始めたらいい?
電脳せどりは確立してしまえば効率的に利益を上げられるビジネスです。
ただし、稼げる体制を確立するまでには、しっかりした準備やリサーチが必要です。
ここでは、電脳せどりを始める方法や、始めるにあたっての注意点などについて解説します。
必要なものを準備する
電脳せどりを始めるにあたっては、まず必要なものを準備しなければなりません。
仕入れや出品には、パソコンが欠かせませんから、自宅に持っていないならパソコンを用意しましょう。
もちろん、インターネット環境も整備しておく必要があります。
隙間時間を利用して作業するなら、スマホも電脳せどりに必須のアイテムです。
それから、出品の際にはラベルや納品書を貼り付けて発送することになります。
ですから、ラベルや納品書を印刷するためのプリンターも使用頻度の高い道具です。
忘れずに用意しておきましょう。
電脳せどりでは、仕入れた商品をAmazonなどのサイトで販売することになります。
Amazonに限らず、商品を出品する際はアカウントが必要になるため、事前にアカウントを取得しておきましょう。
また、Amazonには商品の価格や回転率をデータ化しているモノレートというツールがあります。
せどりでは売れる商品を念入りにリサーチしてから仕入れるのが基本となるので、リサーチに役立つツールの準備も事前にしておくのが鉄則です。
もちろん、商品を購入するためには資金も必要ですから、ある程度余裕を持って始められるだけの資金を用意しておきましょう。
リサーチする
電脳せどりでは、とにかく商品を徹底的にリサーチしてから仕入れることが成功の秘訣です。
せどりで怖いのは、仕入れた商品が売れないことです。
商品が売れなければ、在庫が蓄積するばかりで、資金繰りもままならなくなってしまいます。
それを防ぐためにも、売れやすい商品をリサーチして見極めることがせどりを成功させる第一歩となるのです。
電脳せどりでは、Amazonやメルカリ、ヤフオクなどで商品を仕入れることになります。
Amazonで商品を仕入れる場合は、モノレートのチェックは欠かせない作業のひとつです。
モノレートでは商品の価格の動向や売れやすい商品の特徴などを調べることができるので、リサーチには必須のツールです。
モノレートをチェックしつつ、相場や売れ行きを確認しながら仕入れるかどうか判断しましょう。
一方、メルカリやヤフオクを仕入れ先に使用する場合、Amazonを利用する場合とは違ったリサーチが必要になります。
メルカリやヤフオクでは、絞り込みという作業をまず行います。
絞り込みとは、ジャンルやカテゴリなどを絞って検索するリサーチ方法のことです。
特定のキーワードなどで絞って検索することで、価格差を比較しながらリサーチできるので売れ筋商品を見つけやすくなります。
また、ヤフオクはオークションサイトであるため、仕入れを決めたときに確実に入札できるかどうかも重要なポイントです。
メルカリも人気商品はすぐさま売れてしまいますから、リサーチと同時に仕入れが必要になるケースなどもあります。
仕入れや出品をおこなう
売れやすい商品をリサーチして、目星の商品を見つけたら、実際に注文して仕入れをしてみましょう。
仕入れた商品が届いたら、しっかり検品を行うことも忘れてはなりません。
特にフリマサイトやオークションサイトから仕入れる商品は、一般の人が扱っている商品であるため、欠陥や不備が見つかりやすいという特徴があります。
それをそのまま発送してしまうと、クレームやトラブルのもとになってしまうので、検品をきちんと行って不備がないか必ず確認しましょう。
仕入れたときは問題なくても、配送の際に壊れてしまうケースもあるので要注意です。
検品ができたら、商品をサイトに出品します。
そこで売れれば、梱包して発送するというのが電脳せどりの通常の流れです。
ただ、商品を仕入れて自分で検品し、さらには梱包して発送するのは手間と時間がかかります。
商品を受け取るために常に自宅にいなければならないなど、行動が制限されてしまうという側面もあるでしょう。
検品や梱包の手間を省きたいなら、AmazonのFBAを利用するのもひとつの方法です。
FBAとは、仕入れた商品の保管や梱包、顧客対応などを代行してくれるAmazonのサービスです。
手数料はかかりますが、非常に便利なサービスですから、時間を有効に使いたいならぜひとも活用してみましょう。
電脳せどりで起業するために必要な手続き
電脳せどりはれっきとしたビジネスのひとつです。
個人事業主でも法人でも、所定の手続きを取れば起業することができます。
特に個人事業主の場合は手続きも簡単です。
税務署に開業届を提出するだけで手続きは完了なので、起業しようと思えば今すぐにでも起業できてしまいます。
副業でも開業届の提出は必要になるので、電脳せどりを始めるなら本業や副業に関係なく開業届を提出しましょう。
せどりで利益を上げることができれば、当然確定申告も必要になります。
毎年の申告の際にスムーズに手続きできるよう、売上や経費に関する情報をきちんとまとめておくと便利です。
法人を設立する場合は、個人事業主より手続きが複雑になります。
必要書類を用意したり、資本金や登記費用を支払ったりする必要があるため、個人事業主としての届出より時間と手間がかかってしまいます。
期間としては、1~2週間程度は見積もっておく必要があるでしょう。
法人設立の手続きは複雑で専門的な知識も要求されるため、不備をなくすためにも専門家に任せてしまったほうが無難です。
電脳せどりで起業する前に知っておきたいこと
電脳せどりは気軽に始められるのがメリットではありますが、いきなり仕事を辞めて本業として始めるのは避けたほうが賢明です。
本当にせどりだけで生計が立てられるかどうかは、やはりやってみなければわからないところがあります。
特に事業を始めたばかりの頃は、まだノウハウも未熟であることが多いため、売上がなかなか上がらないといったことも珍しくありません。
ですから、まずは本業を残しつつ、副業としてスタートしたほうが何かと安心です。
事業が軌道に乗ってきたら、独立することも考えてみて良いでしょう。
ただし、家族がいる場合は、事前にきちんと相談することも大切です。
事前に家族と話し合っておかないと、いざ独立しようと準備していても、反対されたり心配をかけたりする恐れがあります。
家族の理解を得ておかないと、事業にも影響を与えてしまうため、独立することにしたら早めに家族と話し合っておきましょう。
実際に独立する際は、会社を辞める時期も考慮しておいたほうが良いです。
たとえば、あと1カ月でボーナスがもらえる時期に脱サラしてしまうと、せっかくもらえるボーナスをふいにすることになります。
会社を辞める際はタイミングを見計らい、特別な手当やボーナスをもらってからにしたほうが後悔も少なく済みます。
もちろん、起業すれば自分で税金の手続きなどもしていかなければなりません。
事業を始めてからでは対応が後手に回ることも多いので、起業や退職をする前に税理士への依頼や、かかる費用なども考慮しておくと良いでしょう。
電脳せどりで起業しよう!
効率的に作業ができる電脳せどりは、思い立ったらすぐに始められるため、起業を目指しやすいビジネスのひとつだといえます。
ただし、電脳せどりで起業するにあたっては、商品のリサーチやアカウントの準備など、するべきこともたくさんあります。
電脳せどりの起業でわからないことがあるなら、物販総合研究所にメールアドレス登録するのもひとつの手です。
有益な情報を数多く得られるので、起業にも大いに役立ってくれるはずです。