輸入転売で稼げない人の共通点
輸入転売で稼げない人の特徴は二つあります。
一つ目は、輸入転売を自己流で行っていること。輸入転売ビジネスには、リサーチをはじめ、商品の仕入れ方、商品の販売方法などの基本の形があります。
輸入転売ビジネスの基本の形通りに行うことで誰でも利益を上げていくことはできるのですが、ノウハウもなく自己流でやると、どうしても稼げなくなってしまうのです。
まずは、輸入転売ビジネスを始めるにあたって、しっかりと輸入転売の基礎を学ぶ必要があります。
二つ目は、継続力がないこと。ビジネス全般に言えることですが、始めてすぐに売り上げが立ち、利益が出るわけではありません。
輸入転売ビジネスも同じで、ゆっくりと時間をかけて、売れる仕組みを作っていく必要があります。
輸入転売で稼げない人の特徴を理解しておき、輸入転売ビジネスのコツをしっかりと学ぶようにしていきましょう。
輸入転売で利益を出せる商品を見つける4つのコツ
せっかく輸入転売するなら、利益を出せる商品を取り扱っていきたいものです。
そこで、輸入転売で利益を出せる商品を見つけるコツを4つ解説していきます。
小さくて壊れにくい
輸入転売で利益を出せる商品を見つけるコツとして、まずは小さくて壊れにくいものを探しましょう。
海外から商品を輸入する際には、関税や国際配送料がかかってしまいます。そのため、商品自体が小さくて軽いものだと、配送費などの経費を抑えられて利益が出しやすくなるのです。
最初のうちは小さいものから扱い、徐々に売れる商品を見極めていくとよいでしょう。
ただし、小さくて軽いものは取り扱いがしやすい分、既にライバルもたくさんいる可能性があります。
また、一般的に、国際配送料は配送するものが多いほど重量あたりの料金が安くなるものです。つまり、小さいものだと利益率が上がらない可能性もあるので、慣れてきたら状況によって戦略を進化させていきましょう。
初めのうちは、商品として壊れにくいものを選ぶのもポイントです。
ガラス商品やプラスチック製などの壊れやすいものは、梱包具合によって破損してしまい、売れなくなってしまう可能性があります。
壊れやすいという理由で避けられがちなグラスなどの割れ物はライバルが比較的少なく、輸入転売に慣れてきてステップアップする際には挑戦してみてもよいでしょう。
それでも割れやすいことに変わりはないので、仕入れ先と交渉して梱包を強化するなどの対策をとり、トラブルは最小限に防ぎたいものです。
また、同じく壊れやすいものとして電化製品があります。特にマイナーなメーカーなどでは、品質が不安定で壊れやすい可能性があり、仕入れ先への返品コストもかかってしまうのです。
マイナーなものの中には利益の出しやすい素晴らしい商品が眠っていることもありますが、初心者の場合は避けておくべきでしょう。
認知度がそこまで高くない
次に、認知度がそこまで高くないものを探すという手法があります。
ただし、認知度がまったくない商品は売れにくく、販売を継続していくのが難しいものです。逆に認知度が高くなると、その分ライバルが多くなるために価格付けが難しく、売れにくくなります。
そこで、ある程度の知名度はあるけれどそこまで知られていない、という商品を狙うと効果的です。
他にも一部コアなファンをターゲットとした、マイナーなブランドの商品を狙ってみるのもよいでしょう。
自分で試してレビューや宣伝を加えるなどの工夫をして売上を拡大できると、やりがいも出てきます。
輸入転売の特性を活かして、海外ではそれなりに知名度があるけれど、日本ではまだあまり知られていないという商品を販売してみるのもよいでしょう。
ノーブランド品を探す
ノーブランド品を探すのも、コツの一つです。
Amazonで販売されているノーブランド品は、中国からの輸入品が多くあります。
ノーブランドだからこそ、手頃な価格で、高品質なものが仕入れられるのが魅力です。
ノーブランドであっても、Amazonでよく売れているものならば、回転率がよく利益を出しやすいので注目してみましょう。
また、ノーブランド品は安く仕入れられる分、安く販売することができるので、大きな利益は出ませんが、効率よく販売することができると言えるでしょう。
探す際は、「ノーブランド」というキーワードで検索するとさまざまな商品が出てきます。
ライバルが出品して売れているノーブランド品をリサーチするのも効果的です。
ブランド名だけでなく、品質や利便性がよさそうなものを、自分で試して選び出すのもよいでしょう。
仕入れ先が見つけにくい
仕入れ先が見つけにくい商品を探すことも、利益を出せる商品を見つけるためのコツです。
メーカーや商品名、型番で調べると、仕入れ先が簡単にインターネットで見つかるような商品は、仕入れ先から直接購入されてしまう可能性があり、輸入ビジネスに向いていません。
しかし、仕入れ先が見つけにくい商品であれば、個人がわざわざメーカーや問屋から直接購入することも難しく、輸入転売で購入してもらえる可能性が高くなります。
どのように入手したらよいのかわからない商品は、人気が出れば需要が高くなり、数多く販売できるでしょう。
また、ライバルが少ない商品であれば、仕入れ先が見つけにくいことで長期的に競争率が高くなるリスクも抑えることができます。
輸入転売で儲かりやすい商品を紹介!
それでは、輸入転売で儲かりやすい商品の一例を紹介していきます。
まず、スマホやタブレット関連のアイテムに注目してみましょう。
スマホやタブレットの保護シートやケースなどは、種類も豊富でライバルともかぶりにくく、小さくて軽いため取り扱いやすいのが魅力です。
スマホやタブレットは新商品が続々と出るため、定期的に販売しやすくなります。
また、保護フィルムやケースは、消耗品と同じく買い換える人も多いので、回転率もよく売りやすいでしょう。
同じように小型の商品だと、一時期流行したハンドスピナーのようなおもちゃもおすすめです。中国で探すと日本より大幅に安い価格で仕入れることができ、大きな利益を出せる可能性があるでしょう。
また、アパレルやファッション雑貨も収益性の高いものが多くあります。
例えば、靴の形を保つためのシューキーパーは、仕入れ値が安く、回転率の高いアイテムとしておすすめです。
同じくアパレル関連だと、ハロウィンやクリスマスなどのシーズン前には、コスプレ衣装も売れます。
シーズン限定の季節もののコスプレグッズでは、品質よりもデザインや配達のタイミングが重視されることが多いので、そこまで品質にこだわる必要がありません。
しかし、シーズンを過ぎるとほとんど売れなくなりますので、早め早めにリサーチをし、商品を仕入れるようにしましょう。
さらに、カー用品やバイク用品などの実用品も回転率が高く、狙い目です。
例えば、携帯などの充電グッズなどがあります。
品自体がよければブランドにこだわる必要もなく、高い利益を得られる可能性が高いのです。 商品を探せたら、自分で使えるか試してみるのもよいでしょう。
また、予備タイヤを保管する際に使うタイヤカバーなどもおすすめです。
業務用などに使う販売先が見つかると、大量に販売することも期待できます。
輸入転売でおすすめの仕入れ先4選!
始めたばかりなのでどこから仕入れたらよいかわからない、という人のために、ここでは輸入転売でおすすめの仕入れ先を4つ紹介します。
AliExpress(アリエクスプレス)
AliExpress(アリエクスプレス)は海外販売向けに作られた中国の通販サイトで、さまざまなジャンルの商品を取り扱っています。
AliExpressの便利な点は日本語に対応しているところで、海外のサイトとは思えないほど使いやすいと人気の仕入れ先です。
日本の通販サイトで買い物をする感覚で個人輸入ができるので、初心者にもおすすめの仕入れ先と言えるでしょう。
また、日本のクレジットカードを使って決済することもできます。
さらに、日本への直送が可能なので、別途で国際配送の手配をする必要がありません。
アリババ
アリババは業務者向けの卸売用サイトで、商品の価格が安いことが大きな特徴です。
日本と比べると驚くほど安い価格がついていることもあり、商品を安く大量に購入できます。
アリババは中国で最も大きなECサイトで、掲載商品も相当な数を保有しておりネタに困ることはまずないでしょう。
また、工場から直接出品しているケースも多く、オリジナル商品も売られています。
よい商品を見つけると、ライバルに差をつけることができます。購入が少数の場合でも、発送が可能です。
→ アリババ
eBay(イーベイ)
eBay(イーベイ)はその名を耳にしたことがある人も多いでしょう。
世界中にユーザーを抱える国際オークションサイトとして有名で、仕入れ先として利用する価値があります。
世界中で展開しているため品揃えがとにかく豊富で、日本では販売していないような掘り出し物が見つかる可能性が非常に高いサイトです。
中国に限らず、他の東南アジア諸国などからも利益率のよい商品が見つかるかもしれません。
残念ながら日本語には対応していませんが、英語や現地語の苦手な人は翻訳サイトを駆使したり、英語が苦手な方は第三者に翻訳を委託したりするといった方法もあります。
出品がバラエティに富んでいる分、日本へ発送できない商品などもあるので、購入を決定する前にあらかじめ確認しておくのがよいでしょう。
使い慣れれば、掘り出し物を探すのに大いに活用できるサイトです。
→ eBay
Wish(ウィッシュ)
Wish(ウィッシュ)はアメリカの企業が運営しているサイトで、出品しているのは中国の業者です。
そのため、格安で中国製品を購入することができます。
日本語にも対応しており、発送はアメリカからではなく中国からの直送になります。
日本語でのカスタマーサポートも充実しており、返金などのトラブルにもしっかりと対応してくれるサイトです。
また、セール開催時には、かなりの安値で仕入れられることがあるので、ぜひチェックしてみてください。
輸入転売のメリット・デメリット
輸入転売を始める前に、輸入転売のメリットとデメリットを確認しておくと、実際に運用を始めてからも役に立ちます。
また、仕入れる商品を選ぶ際の参考にもなるでしょう。
ここでは、輸入転売のメリットとデメリットをそれぞれ紹介します。
輸入転売におけるメリット
輸入転売のメリットは、仕入れ値が安いため利益を出しやすいことにあります。
例えば、仕入れ先としてよく利用される中国の物価は日本に比べるとまだ安く、利益を出せるケースが多いのです。
また、インターネットを活用することで市場規模が大きくなり、輸入先も多くなって稼ぎやすい点も魅力でしょう。
中国の卸売サイトなどでは、さらに安い値段で仕入れることができます。仕入れる商品の種類も多く、商品展開に困ることはないでしょう。
中国では、オリジナル商品の開発や生産で利益を出すことも可能です。
中国国内の工場では、海外輸出向けの商品を大量生産しています。自社のオリジナル商品を開発して工場に生産依頼すれば、独占販売することも可能です。
独占販売ならライバルがいないので、利益も出しやすくなります。
既存の商品の転売で利益を出せるようになったら、自分のアイデアを商品化することも可能です。
国内転売だけに比べ輸入転売は、将来性のあるビジネスといえます。
今ではインターネット上でノウハウも入手しやすく、手をつけやすい分野です。そのため、物販未経験者でも安定して売上を出していけるでしょう。
輸入転売におけるデメリット
続いて輸入転売のデメリットも確認しておきましょう。
輸入転売は、国外から輸入するため、納品までに時間がかかります。そのため、仕入れを決めてすぐに販売することはできません。
通関などで時間がかかって、ビジネスが計画通りにいかない場合もあるのです。
また、品質がよくない商品もあるので、検品する時間も必要になります。
さらに、不良品が納品された場合、返品にも手間がかかり、再納品までにさらに時間がかかってしまうことも。
こうしたトラブルを防ぐには、商品の状態や不良品の対処方法などの条件をあらかじめ契約で決めておくことが必要です。
不良品はどうしても発生してしまいますが、作業をスムーズに進めるためにも発生率を抑える工夫をしましょう。
輸入転売には、関税や国際配送料がかかる点にも注意してください。
商品によっては法律の規制で販売が大幅に遅れたり、別途費用が発生したりする場合もあります。輸入しようとする商品が法律的に問題ないか事前に確認しておきましょう。
また、国際配送料が高額になる場合もあります。配送方法や運送会社の手配をするときは、配送料を見越した価格付けを行うことが大切です。
個人輸入の転売は違法にならない?
個人輸入の転売は、違法にはなりません。ただし、転売の仕方によっては違法になる場合もあります。
まずは、輸入した商品を税関を通す際に、個人輸入で申請した場合です。
個人輸入とは、自分自身で利用するために仕入れることを言います。そのため個人輸入では関税が安く済みますが、転売した場合には違法です。
販売目的で輸入する際には、小口輸入で税関を通すようにしましょう。
個人輸入でせどりをする際に気を付けたいことの二つ目が、輸入規制されているものや、禁止されているものを仕入れた場合です。
輸入規制されているものや、禁止されているものには、下記のような品目があります。
- 麻薬、大麻などの違法薬物
- けん銃などの銃火器
- 爆発物や火薬類
- 偽造貨幣や偽造カード
- 商標権や特許権などを侵害するもの
- 児童ポルノ
上記の品目は、税関で止められて輸入できません。しかし、中には禁止品目に入っていると分からずに仕入れてしまうこともあるかと思います。
誤って輸入規制品を仕入れてしまうことも違法となりますので、注意してください。
個人輸入で転売することは違法ではありませんが、場合によっては違法になることもありますから気を付けましょう。
輸入転売での注意点とは?
輸入販売を行うにあたり、注意しなければならないポイントがいくつかあります。
まず、ブランド品などはコピー商品が多いので、仕入や出品の際は十分に注意を払いましょう。
ブランド品の偽物やコピー品の転売は違法です。コピー品と知っていながら輸入や販売を行うと詐欺罪にあたり、10年以下の懲役に処される場合があります。
さらに、海外からコピー品を輸入した場合は、関税法にも違反することになってしまうのです。
また、極端に安すぎる商品を仕入れる場合、品質を見極める必要があります。
価格が安いぶん品質も悪く、商品にならない可能性があるため、仕入れる前に数個サンプル品を取り寄せたほうが安心です。
商品を仕入れる際は需要の高さだけではなく、どの程度のライバルがいるのかをリサーチしておきましょう。
たとえ需要が高い商品でも、ライバルが多いと売れにくく、結局不良在庫を抱えてしまうという事態になりかねません。
なお、中国では、旧正月になると物流や生産がストップします。そのため中国から商品を輸入する場合は、事前に祝日や連休を把握したうえで、タイミングを見計らいながら仕入れを行いましょう。
儲かる商品を見極めて利益を出そう!
輸入転売で儲かる商品を探すコツがつかめましたでしょうか?初心者にとって、海外からの輸入はハードルが高く感じられるかもしれません。
しかし、輸入とはいっても日本語で取引ができ、発送も簡単な仕入れ先もあります。
輸入で仕入れる品は、しっかりと需要がある商品かどうかリサーチするようにしましょう。リサーチせずに仕入れてしまうと、売れないだけでなく、損失を出してしまう可能性もあります。
簡単なものから始めてコツを押さえればよい商品や仕入れ先が見つかりやすく、利益を出しやすいビジネスなのでおすすめです。