店舗せどりの仕入れ先はどこ?
店舗せどりの仕入れ先には主に6つあります。
1つ目は家電量販店です。家電量販店というと、家電しか扱っていないように思いがちです。
しかし、実は日用品を扱っているところもあります。
たとえば、ヤマダ電機がそうです。ヤマダ電機から安く仕入れた日用品を転売して、利益を出している人も数多くいます。
狙い目はセール期間中です。ちなみに、ヤマダ電機でせどりを行っている人の大半は家電を仕入れています。
逆に日用品を仕入れている人は少ないのです。ライバルが少ない方がせどりビジネスはやりやすいと言えるでしょう。
2つ目は本屋やCDショップです。たとえば、ブックオフでは大量の本やCDが売られています。
中にはなかなか売れずに値下げされたものがあります。実は、こういった商品こそ、利益幅が大きく狙い目なのです。
店舗で売れ残っているからといって、ネットで売れないということはありません。
店舗の場合は、その地域にいる人が買わないから売れ残っているだけのことです。
ネットで販売地域を広げれば、すぐに売れることもあります。
3つ目はリサイクルショップです。リサイクルショップの取扱商品は幅広く、家電もあれば、フィギュア、おもちゃといったものもあります。
狙い目はベビー用品コーナーです。理由は利益率が高いものが多いからです。
また、リサイクルと銘打っていても、未使用なものもあります。
4つ目は博物館や温泉などの施設です。その土地ならではの限定品を仕入れるようにしましょう。
その土地に行かないと購入することができないため、欲しいと思っている人が数多くいる可能性があります。
また、中には売れ残ったものが新品であるのも関わらず、安い価格で売られていることがあります。
開封されていなければ新品として高値を付けることが可能です。
5つ目は空港の店舗です。空港にはその年限定や空港限定の商品が販売されています。
欲しいけれど、空港まで足を運ぶ時間がない人や、買いそびれた人に高く売れる可能性があります。
また、空港の場合は、大量に仕入れても配送業者に簡単に自宅までの配送を手配することが可能です。
6つ目は映画館のグッズショップです。映画館でしか販売されていない商品を仕入れましょう。
買いたくても買えない映画ファンが一定数いるからです。
そのため、映画館のグッズの場合、年月が経つとプレミア価格になることもあるのです。
購入してからしばらくグッズを寝かせておいて価値が上がるのを待つことをおすすめします。
仕入れ先を見分けるポイント
店舗せどりの仕入れ先を見分けるには、コツがあります。
それは安く値付けをしている店舗を調査し、頻繁に通うことができる店舗を押さえることです。
まず、知っておいてほしいのが店舗によって、どんなジャンルの商品が得意なのかは違うということです。
自分が取り扱いたい商品がどの店舗に置いてあるのかを把握するようにしましょう。
次に、相場よりも安い価格で売れている店舗を探し出します。
せどりの場合、仕入れ値と売値の差額が利益になります。仕入れ値が低ければ低いほど、利益は上がるのです。
安く仕入れることができる店舗を探すためには、数多くの店舗を回ることが大切です。
安く仕入れることができる店舗を見つけたら、頻繁に出向くようにしましょう。
何がどこに置いてあるのか、そして、どういう商品を取り扱っているのか、分かっていれば新しく商品が入ったときにすぐに分かるからです。
他の人よりも早く商品を手に入れることができるでしょう。
この他、その土地限定の商品を取り扱っている店舗も要チェックです。
交通費や時間をかけて、店舗に出向くことができない人たちに高く売ることができるからです。
商品を効率良く仕入れるポイント
店舗せどりをするのであれば、効率良く商品を仕入れなくてはなりません。
そのためのポイントは3つあります。1つ目は値下げ交渉をすることです。
店舗によっては、値下げ交渉に応じてくれる場合があります。
家電量販店であっても例外ではありません。
値下げしてくれないだろうと諦めずに、言うだけ言ってみましょう。
その際、アルバイトではなく社員に持ちかけるようにします。なぜならば、アルバイトだと値引きの権限がないからです。
2つ目は展示商品を見つけ出すことです。展示商品と言うと中古品と思いがちではないでしょうか。
しかし、店舗に展示してあっただけで新品です。にも関わらず、展示してあったということで、他の同じ新品と比べると安く仕入れることができます。
しかも、ネットで売るときは中古品ではなく、新品として売ることができるのです。
利益幅の大きい展示商品はお得なのです。
いつぐらいに展示品を売り出すのか、店員に聞いておくといいでしょう。
3つ目は他店を引き合いに出し、あおることです。
店舗の中には、「どこよりも安くします」と謳っているところも少なくありません。
特に地域密着型の店舗に多いものです。このような店舗の場合、他の店舗の価格を引き合いに出すことで、割り引いてもらうことが可能です。
その際、他の店舗がどんな価格で販売しているのか、明らかに分かるようなもの、たとえば、チラシなどを持参すると交渉がスムーズに運ぶでしょう。
店舗せどりで利益を得るために
店舗せどりで利益を得るポイントは3つあります。
1つ目は在庫を確認することです。店舗に利益幅の大きい売れ筋の商品が売られているとします。
そのとき、店頭に置いてある商品だけを仕入れて満足してはいけません。
店員には面倒に思われるかもしれませんが、在庫があるかどうかを確認するようにしましょう。
そして、在庫の分も仕入れるようにするのです。
2つ目はライバル店舗からも仕入れることです。
1つの店舗で売れ筋の商品を買い占めたとします。
大半の人はそれで満足してしまいますが、他の店舗を回って同じ商品がないか、探してみるようにしましょう。
そのとき探す先はライバル店舗です。ライバル店舗であれば、同じ商品が売られている可能性が高いからです。
もしライバル店舗の方が高い値段で売っていれば、最初に購入した店舗のレシートを見せて、値引き交渉をしてみましょう。
同じ価格又は安くて仕入れることができる可能性があります。
3つ目は商品リストを作って、ネットで安い商品をチェックすることです。
実際に店舗に出向き、商品を仕入れする人の中にはネットで購入するのを避ける人もいます。
しかし、ネットを使って商品価格を検索することは大切です。なぜならば、ネットの方が実際の店舗よりも安い可能性があるからです。
また、実店舗と同じ価格であったとしても、売れ筋の商品の仕入れ数を増やすことができます。
継続的に仕入れることができれば、安定した利益を得ることが可能となるでしょう。
ネットによる商品検索を効率化するためには、リスト作成を行うことをおすすめします。
売れ筋の商品名と型番の一覧表を作っておくのです。
そうしておけば、オークションサイトやショッピングサイトに商品名と型番をコピー&ペーストするだけで、すぐに商品を見つけることかできます。
店舗せどりのメリット
店舗せどりのメリットは4つあります。
1つ目は直接店舗に出向くため、商品を目にすることが可能であることです。
そのため、商品がどんな状態にあるかをチェックすることができます。特に中古品の場合は商品によって状態が違うものです。
ネットだと実物を目にしていないため、あとで思っていた状態と違ったということがありますが、店舗せどりの場合はそれがありません。
2つ目は自分自身が店舗に出向くため、商品の配送料がかからないことです。
ネットで1つずつ商品を仕入れる場合はその都度配送料がかかります。かかった配送料の分だけ利益は減ってしまいます。
その点、店舗から直接仕入れれば、配送料は一切かかりません。
もちろん、ガソリン代などはかかりますが、それでも配送料よりは安く済むでしょう。
3つ目は大量に商品を仕入れることができることです。
というのも、ヤフオクやメルカリは1つの出品につき1商品しか仕入れることができないからです。
その点、店舗せどりは1人で店舗の在庫全てを買い占めることもできます。
せどりで儲ける鉄則は、利益幅の大きい商品をいかに大量に仕入れるかにかかっています。
4つ目は商品知識が増えることです。
店舗に行けば、自分が知っている商品以外の商品も自然と目にします。そのため、扱う商品の幅を自然と広げることが可能です。
また、商品について分からないことがあれば、直接店員に聞けます。
店員は商品を取り扱っているため、知識が豊富です。店員を先生代わりにして商品知識を身につけることができるでしょう。
そんな店舗せどりは、在宅ワークが苦手な人でもできるというメリットもあります。
また、店舗まで出向いたり、仕入れた商品を運んだり、身体を動かすのが好き人に最適でしょう。
さらに、都会に住んでいる人に有利です。なぜならば、仕入先の店舗が多いからです。
仕入先が多いと、商品選びも大量仕入れも楽に行うことができます。
店舗せどりのデメリット
店舗せどりのデメリットは主に4つあります。
1つ目は審美眼が求められることです。どういう商品が売れるのか、よい仕入先をどう見つけるのか、センスが問われます。
せどり初心者であってもベテランと同じだけの審美眼を求められます。
なぜならば、ネットを通して購入する人は、「この人は初心者だからセンスがなくても仕方ない」とは思わないからです。
ネット上では、せどり初心者もベテランも同じように扱われます。
2つ目は、まとまった初期費用が必要であることです。
商品を仕入れるにはお金がかかります。大量に仕入れるほど利益も増えますが、その分費用も必要になるのです。
せどり初心者の中にはクレジットカードで仕入れる人もいますが、避けた方がいいでしょう。
なぜならば、商品が売れ残って赤字になることもあり、銀行の預金残高が足りずクレジットカードで引き落としができなくなってしまうこともあるからです。
クレジットカードで支払いができない場合、使用停止となりブラックリストに載せられてしまいます。
3つ目は外注に回すことが難しいことです。
店舗せどりには仕入れスキルが重要なポイントとなります。
仕入れスキルを外注に教えて身につけてもらうには、かなりの時間がかかります。
また、一度教えても、時代の変化と共にスキルも変わっていくものです。
常に外注に教えなくてはいけません。その手間や時間は大変なものになるでしょう。
4つ目は収入が安定しないケースがあることです。
なぜならば、店舗に置かれている商品や売れ筋の商品はずっと同じではなく、次から次へと変わっていくからです。
時代に合わせて、その都度仕入れる商品を変えていかなくてはなりません。
それには常に勉強することが欠かせないのです。
5つ目は在庫を置くスペースが必要なことです。
せどりビジネスは、商品を仕入れてから売ることになります。そのため、常に在庫を抱えておく必要があります。
在庫を持つのが嫌だからと言って、注文が入ってから商品を仕入れることをしてはいけません。
なぜならば、商品が売れ切れてしまい、手に入らない可能性もあるからです。そうなると、購入者への信用を失ってしまいます。
また、商品がなかなか売れない場合、いつまでもスペースが埋まったままになります。
仕入れ先を見極めて店舗せどりを始めてみよう!
店舗せどりで成功するコツは、利益幅が大きい売れ筋の商品を扱うことです。
そのためには、自分自身が通いやすく、なおかつ売れ筋の商品が置いてある店舗を見つけるようにすることです。
そして良い店舗を見つけたら、頻繁に通うようにして、新しい売れ筋の商品が入ったときは誰よりも早く仕入れることができるようにしましょう。
(参考)
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