Amazon刈り取りとは?
Amazon刈り取りとは、どのような手法なのか気になる人もいるでしょう。
具体的なやり方や、同じショッピングサイト内で転売が可能か説明します。
Amazonで仕入れた商品をAmazonで販売
本来は、A店で仕入れたものをB店で販売するのが転売というビジネスです。
Amazon刈り取りとは、Amazonで仕入れたものをAmazonで出品して稼ぐという手法です。
同じ商品であれば同じくらいの値段で販売している人が多いので、仕入れても稼げないと思うかもしれません。
しかし、早く売りさばきたい人や在庫処分をしたい人が、相場より安く販売していることもあります。
この安く出品されている商品を買い取り、適正価格で販売して利益を出すのがAmazon刈り取りです。
刈り取りでアカウント停止の可能性は?
Amazon刈り取りという手法は以前、規約上禁止されていましたが、現在は規約も変更され問題ありません。
そのため、Amazonで購入した商品を出品しても、アカウント停止になることはないでしょう。
しかし、新品での出品には注意が必要です。
Amazonコンディションガイドラインによると、下記の商品は新品として出品できません。
- 個人(個人事業主を除く)から仕入れた商品
- メーカーの正規販売代理店から販売された商品と同等の保証(保証期間など)を得られない商品
- プロモーション品、プライズ品、おまけ
新品で出品すると、アカウント停止になるので気をつけてください。
Amazon刈り取りが禁止されていた理由
Amazon刈り取りは、2019年1月29日のコンディションガイドラインの改定まで禁止されていました。
Amazonで購入したものは、ほぼ新品もしくは中古品で出品する必要がありましたが、新品として販売する人がいたためです。
新品として出品するには、請求書や領収書を発行できる法人などから購入したものでなければなりません。
現在は、新品の出品について規約による規制をしているため、Amazon刈り取りが解禁されています。
Amazon刈り取りの探し方
利益の出る商品を見つけるには、どのような探し方があるのかわからない人もいるでしょう。
Amazon刈り取り商品の探し方を紹介します。
タイムセールやセール時期を狙う
Amazon刈り取りでは、タイムセールやセール時期で安くなっている商品を探しましょう。
Amazonには、下記のセールがあります。
- 初売りセール
- 新生活応援セール
- 夏先取りセール
- 年末の贈り物セール
- プライムデー
- ブラックフライデー
- サイバーマンデー
- 在庫処分セール
- タイムセール
セールは非常に安く仕入れられるので逃さないようにしましょう。
タイムセールは、毎日実施しています。なかには割引率が50%を超える商品もあるので、毎日チェックすることが大切です。
セール中に購入した商品が定価に戻ったときに販売するだけでも、十分に利益が出ます。
訳あり出品者の商品を探す
出品者のなかには諸事情があり、安く販売している人がいます。
「在庫処分したい人」や「初心者でレビューや評価を早く集めたい人」「早く売りさばいて資金を作りたい人」などです。
訳あり出品者は適正価格よりも非常に低い価格で販売しているので、仕入れられれば十分に利益が出せるでしょう。
訳あり出品者を見つけることは難しいかもしれませんが、数多くの商品をリサーチすることで発見できるのではないでしょうか。
相場感を調べて仕入れる
相場が下がっているタイミングで仕入れておき、価格が戻ったときに販売する方法です。
商品のなかには一時的な過剰供給や出品者が多いことにより価格競争が起き、値下がりしている場合があります。
相場に関しては適正価格に戻るのかどうか、ツールなどを使って確認しましょう。
また、相場が戻るまで在庫として抱えておくので、在庫管理も徹底することが必要です。
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Amazon刈り取りに必須のツール「Keepa」
Amazon刈り取りは、適正価格よりも安い商品を仕入れることが重要です。
Amazon刈り取りで必須のツールであるkeepaの特徴や使い方を紹介します。
Keepaの特徴
KeepaとはGoogle Chromeの拡張機能で、Amazonの価格変動や商品のトラッキングができるツールです。
無料でも利用できますが、有料版にすると売れ行きの分かるランキンググラフや、FBA出品者の在庫数のチェックもできます。機能をフル活用したい場合は有料版も検討しましょう。
Keepaをインストールすると、直接Amazonページに商品価格の履歴が表示されます。
毎回ツールで検索しなおす必要もないため、仕入れの判断が簡単になるでしょう。
Keepaの使い方
Keepaを利用するにはまず、公式サイトよりアカウント登録します。
次に、Google Chromeのウェブストアから「Keepa-Amazon Price Tracker」をインストールしましょう。
Keepaには、商品価格の変動やAmazonランキングなどを見られるグラフがあります。グラフも最長で1,020日分見られるので、価格変動が起きるタイミングも予想しやすいでしょう。
また、指定した商品が設定した価格になったときに通知してくれるトラッキング機能があります。
Amazon刈り取りを成功させるには?
Amazonの刈り取りを成功させるためには、重要なポイントがあります。
ポイントを押さえておくことで、初心者でも仕入れを失敗しにくくなるでしょう。
成功させるためのコツを紹介します。
新品には手を出さない
Amazon刈り取りを成功させるには、新品での出品をしないことです。
慣れていないうちは新品で出品してしまうと、コンディションガイドラインに違反する場合があります。
コンディションガイドラインを守らないとアカウント停止や、最悪の場合にはアカウント削除までされてしまうでしょう。
初めのうちは「ほぼ新品の中古品」または「中古品」として出品してください。
自己発送とFBAの価格差を狙う
Amazonには「自己発送品」と「FBA商品」がありますが、2つの大きな違いはカートボックス獲得率の違いです。
Amazonではカートボックスの商品が売れやすく、自己発送品は売れにくい傾向があります。そのため、自己発送品はカートボックス価格よりも安く設定していることが多いのではないでしょうか。
Amazon刈り取りでは、安く出品している自己発送品を買い取り、FBAのカートボックスを使って適正価格で販売し利益を出す方法もあります。
利益の出やすいジャンルに絞る
初心者のうちは、何を仕入れれば利益が出るのかわからないことも多いでしょう。
特に、せどりで利益の出やすいジャンルは、下記のとおりです。
- 家電
- ゲーム
- おもちゃ
- CD、DVD
- 美容、コスメ
- ホーム・キッチン
- ベビー用品
- DIY・ガーデン・工具
上記の商品は仕入れ資金も抑えられ、回転率も高く、保管場所をあまり必要としない特徴があります。
特に、おもちゃは世代を問わず売れるため、せどらーのなかでも人気です。
まずは、利益の出やすいジャンルの商品から検索し、利益を出せるようにしましょう。
Amazon刈り取りのデメリットはある?
Amazon刈り取りのメリットなどを紹介しましたが、デメリットもあります。デメリットとしては、手間や時間がかかることでしょう。
どんなことに手間と時間がかかるのかを解説します。
Keepaに商品情報を大量に登録する必要がある
せどりで利益を増やすためには取り扱う商品数やジャンルを増やしていく必要があります。
商品数を多く扱うのに重要なことは、Keepaにいくつの商品を登録しているかでしょう。Keepaにはトラッキング機能があるため、価格が安くなった商品をいち早く教えてくれます。
商品の登録数が多い人ほど、利益の出る商品を仕入れやすいため有利となります。
Keepaに登録できる数は1日100件が上限なので、毎日コツコツ追加して件数を増やしていきましょう。
安定的に稼げるまで時間が必要
せどりは、始めたら誰でもすぐに成功するわけではなく、稼げるまでには時間がかかります。
特に、リサーチは利益の出る商品を見つけられるまで時間が必要です。慣れてくればリサーチもスムーズにできますが、最初のうちは時間がかかるでしょう。
ほかにも、出品の入力作業や出荷作業を効率化するためには、ある程度の時間と労力が必要です。
コツをつかめば安定的に稼げるようになるので、それまでは地道にコツコツと進めていくようにしましょう。
Amazon刈り取りするならアカウントを分けるべき?
Amazon刈り取りをするときに、アカウントを分ける必要はありません。
そもそも、Amazon規約にて、一人で出品用のアカウントを複数持つことを禁止しています。複数の出品アカウントを作っても紐づけられてしまいますし、利用停止になる可能性があるでしょう。
複数のアカウントを持ちたい人は、まったく別の名前や住所、電話番号、クレジットカード情報の用意が必要です。
せどりを副業で行う場合には現実的ではありませんし、ばれたときのリスクを考えると複数のアカウントを持つのは止めたほうがよいでしょう。
どうしてもアカウントを複数持ちたい人は、Amazonのカスタマーサポートで正式な手続きをしてください。
Amazon刈り取りは規約を熟知して取り組もう
Amazon刈り取りは、コンディションガイドラインに沿って取り組みましょう。
商品を販売する際には、新品として出品しないようにしてください。新品として販売できるものは、法人などから領収書や請求書を発行してもらえる商品のみです。
Amazon刈り取りは、規約を熟知したうえで、正しく取り組むようにしましょう。
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