【一覧】Amazon FBA手数料の種類

Amazon FBA(フルフィルメント by Amazon)を利用する際、主に発生する手数料は「配送代行手数料」と「在庫保管手数料」の2種類です。
そのほか、状況に応じて別の手数料が発生することもあります。まずは、それぞれがどんな費用なのかを一覧で把握しておきましょう。
【FBAの主な手数料一覧表】
| 手数料の種類 | 概要 |
|---|---|
| 配送代行手数料 | 梱包・発送・カスタマー対応にかかる費用 |
| 在庫保管手数料 | FBA倉庫のスペース利用料 |
| 長期在庫追加手数料 | 売れ残った際にかかる追加の保管料 |
| 返送・所有権の放棄依頼手数料 | 在庫を自宅に戻す、または廃棄する費用 |
FBAそのものの仕組みについては、以下の記事で基礎から解説しています。
(関連)Amazon FBAとは|歴10年超のプロ直伝!赤字を出さない使い方
配送代行手数料(サイズ・重量別)
配送代行手数料は、商品のピッキング(棚出し)・梱包・発送・カスタマー対応といった作業全般にかかる費用です。
料金は「商品のサイズ(寸法)」と「重量」によって決まる仕組み。細かく分類されていますが、Amazonせどりで扱うことの多い「販売価格1,000円を超える商品」の手数料目安をシンプルにまとめると、以下のようになります。
【配送代行手数料の目安】(※販売価格1,000円超の場合)
| サイズ区分 | 手数料の目安 (1点あたり) |
サイズ・重量の目安 |
|---|---|---|
| 小型 | 288円 | 厚さ2cm以内 (250g以下) |
| 標準 | 318~532円 | 3辺合計100cm以内 (9kg以下) |
| 大型 | 589~1,756円 | 3辺合計200cm以内 (40kg以下) |
| 特大型 | 2,755~13,950円 | 3辺合計400cm以内 (50kg以下) |
※価格は税込み
まずは「一般的な標準サイズの商品なら、だいたい300〜500円台で発送まで全部やってくれる」という感覚を掴んでおけばOK!
この手数料には梱包資材費や全国への配送料がすべて含まれているため、自分で段ボールを用意して個別に宅配便で送るよりも、結果的に割安になるケースがほとんどです。
(参考)Amazon公式|Amazonの注文に対するFBA配送代行手数料(※別タブで開きます)
在庫保管手数料(月額・シーズン別)
在庫保管手数料は、AmazonのFBA倉庫に商品を置いておくためのスペース代です。日割り計算で毎月請求され、商品の「体積(立方センチメートル)」に応じて金額が決まります。
公式の料金表はかなり複雑ですが、健全に在庫を回転させているセラーであれば、覚えるべきポイントは以下の表だけでOK。
【在庫保管手数料の目安】(※10cm × 10cm × 10cmあたり)
| 商品カテゴリー・サイズ | 1~9月 (通常期) |
10~12月 (繁忙期) |
|---|---|---|
| 小型・標準サイズ (服・靴以外) |
約 5.6円 | 約 10.0円 |
| 大型サイズ (服・靴以外) |
約 3.2円 | 約 6.9円 |
| 服・ファッション小物・靴・バッグ | 約 3.1円 | 約 5.5円 |
※価格は税込み
【具体例】
もし1立方メートル(1m × 1m × 1m)のスペースを使った場合、最も一般的な「小型・標準サイズ(服・靴以外)」の商品を約1立方メートル分保管したと仮定すると、1か月の保管料は以下の通りです。
- 通常期(1〜9月):約5,676円 / 月
- 繁忙期(10〜12月):約10,087円 / 月
表にある単価は安く見えますが、チリも積もれば数千〜1万円単位の固定費になってしまいます。特にAmazonの繁忙期である「10月〜12月(ホリデーシーズン)」は、通常期に比べて保管手数料が約2倍に跳ね上がります。
年末商戦に向けて在庫を積むのは戦略としてアリですが、売れ残ると1月以降の利益を大きく圧迫するため、納品量の見極めには十分注意したいところですね。
(参考)Amazon公式|在庫保管手数料(※別タブで開きます)
要注意!その他手数料(長期保管等)
基本の2種類以外にも、状況によって発生する手数料があります。見落とすと利益を圧迫するため、しっかり押さえておきましょう。
- 長期在庫追加手数料
- 返送・所有権の放棄依頼手数料
長期在庫追加手数料は、FBA倉庫での保管日数が271日以上になった在庫に対して、毎月加算されるペナルティ的な手数料です。
(参考)Amazon公式|フルフィルメント by Amazon長期在庫追加手数料(※別タブで開きます)
返送・所有権の放棄依頼手数料は、売れ残った商品を自宅に返送してもらったり、Amazonに廃棄を依頼したりする際にかかる費用です。簡単に言えば、不良在庫になった場合の撤退コストですね。いずれも売れ残ったときに効いてくる手数料です。
(参考)Amazon公式|FBA在庫の返送/所有権の放棄依頼手数料(※別タブで開きます)
【比較】自己発送とFBA、どっちがお得?

手数料の仕組みを知ると「自分で梱包・発送した方がお金はかからないのでは?」と思うかもしれません。実際、そう考えて自己発送を続けている方も多いです。
確かにコスト面だけを見ればその通りですが、AmazonせどりにおいてFBAは単なる外注費ではなく、売上を最大化するための投資でもあります。どういうことか、順番に見ていきましょう。
FBAの最大メリット(カート獲得率UP等)
Amazonせどりでは、1つの商品ページに複数の出品者が相乗りする形になります。お客さんの多くは「カートに入れる」ボタンから購入するため、このボタンを獲得できるかどうか(カートを取れるかどうか)が売上に直結します。

ここで重要なのは、Amazonが「迅速で確実な配送」を重視している分、FBA利用者は自己発送の出品者よりもカート獲得で優遇されるという点です。
例えばライバルがFBA出品をしている中で自己発送を選んだ場合、カートを獲得できず商品は売れにくくなります。つまり多少の手数料を払ってでもFBAを利用した方が結果的に商品が早く売れるため、トータルでの利益額は大きくなりやすいんですよね。
カート獲得の仕組みや具体的な対策は、以下の記事で詳しく解説しています。
(関連)【最新版】Amazonでカートを獲得するための6大対策と確認方法
【ケース別】自己発送とFBA向きの商品
FBAはカートを獲得しやすいとはいえ、何でもかんでもFBAに丸投げすればよいわけではありません。以下のように、商品によって使い分けるのが賢い戦略です。
【FBA向きの商品】
- FBAのライバルが多い相乗り商品
- 回転率が高くすぐ売れる商品
- 標準サイズ以下で保管料が安い商品
【自己発送向きの商品】
- FBA手数料が高くなりやすい大型商品
- めったに売れないが利益率が高いロングテール商品
- Amazonのセール時などFBA倉庫がパンクしているときに売りたい商品
FBA倉庫が混み合っているときは自己発送の方が早く届くため、FBAでなくてもカートを取れる確率が上がります。
自己発送の設定手順は、以下の記事で画像付きで解説しています。
(関連)【図解】Amazon自己発送のやり方完全ガイド|初期設定から全手順を解説!
Amazon FBA手数料の計算シミュレーター

FBAを利用した場合と自己発送の場合で、具体的にどれくらい利益に差が出るのかは、出品前に計算しておきたいところです。
手数料を正確に算出するなら、Amazon公式が提供している「FBA料金シミュレーター」を使うのが最も確実です。シミュレーターの詳しい使い方や利益計算時の注意点については、以下の記事で画像付きでわかりやすく解説しています。
(関連)知らないと損!Amazon FBA料金シミュレーター「+α」で本当の利益を出す方法
【必見】FBA手数料を安く抑える4つのコツ

ここからは、FBAの恩恵を最大限に受けつつ、少しでも手数料の負担を減らして利益を底上げする実践的なコツを4つご紹介します!
商品の梱包サイズと重量を最適化する
配送代行手数料は、数センチ・数グラムの違いで1つ上の料金区分に上がってしまうことがあります。
FBAは大型の商品になるほどコスト的に不利なため、事前にサイズをしっかり把握したうえで、FBAを利用するかどうかを見極めましょう。仕入れ前から正確にシミュレーションする癖をつけておくと安心ですね。
在庫の回転率を上げ保管手数料を抑える
在庫保管手数料は日割りで発生するため、売れない商品を大量にFBA倉庫へ放置しないのが鉄則です。
1〜2か月程度で売り切れる見込みの数量だけをこまめに納品し、回転率の高い健全な在庫状態を保つことで、無駄な保管料や長期在庫追加手数料を防げます。在庫は「置く」より「回す」意識が大事ですよ!
FBAパートナーキャリアで配送料を削減する
自宅などからFBA倉庫へ商品を送る際の「納品送料」もバカになりません。積み重なると、意外と大きな金額になります。
ヤマト運輸の「FBAパートナーキャリア」を利用すれば通常料金よりも大幅な特別割引価格で納品できるため、積極的に活用したいところ。セラーセントラルで納品プランを作成する際に、そのまま簡単に手配できますよ。
(関連)FBAパートナーキャリアでAmazon FBA納品の送料を削減!使い方と注意点を解説
複数商品の同梱で納品送料をカットする
FBAパートナーキャリアと関連した話ですが、FBA倉庫へ納品する際、商品を1個ずつ、あるいは小さな段ボールで何度も送るのは送料の無駄遣いです。
FBA納品する倉庫はAmazonが指定してくるため、共通の倉庫に送る商品は1つの段ボールにまとめましょう。例えばA・B・C・D・Eという5種類の商品を3個ずつ納品する場合、A・C・Dが同じ埼玉の倉庫ならそれらは同梱します。
1箱にまとめることで「商品1個あたりの納品送料」を下げられるため、手元に残る利益も大きくなります。ちょっとした工夫ですが、効果は大きいですよ!
Amazon FBA手数料に関するよくある質問

最後に、amazon fba 手数料について多くの方が気になる、よくある3つの質問に回答していきますね!
Q1. Amazon FBAの手数料とは?
A. Amazon FBAの手数料としては、主に以下の2種類が発生します。
- 配送代行手数料:梱包・発送・カスタマー対応にかかる費用
- 在庫保管手数料:FBA倉庫に商品を置いておくスペース代
これらに加えて、売れ残った場合の長期在庫追加手数料や、返送・所有権の放棄依頼手数料などもあります。
具体的な金額は、この記事の「【一覧】Amazon FBA手数料の種類」を参照してくださいね。それぞれの目安がひと目でわかりますよ。
Q2. Amazon出品に費用はかかる?
A. かかります。FBAの手数料とは別に、Amazonで商品を販売すること自体にかかる費用があります。
具体的には以下の2つです。
- 出品プランの月額登録料:大口出品(月額4,900円)または小口出品(無料)
- 販売手数料:商品が売れた際に売上代金から引かれる、カテゴリー別の手数料(8〜15%程度)
カテゴリーごとの各種販売手数料の詳細は、以下の関連記事を参照してくださいね。
(関連)Amazonの出品手数料ガイド|出店前に知るべき販売手数料や料金プランのすべて
Q3. FBA納品のやり方は?
A. FBA倉庫へ商品を納品するには、セラーセントラル(管理画面)から「納品プラン」を作成し、商品にラベルを貼り付けて指定の倉庫へ発送するという手順を踏みます。
慣れてしまえば流れ作業なので簡単です!より具体的なやり方は、以下の関連記事を参照してくださいね。
(関連)【初めてでも安心】FBA納品のやり方完全ガイド|エラー解決策つき!
Amazon FBAは料金の正確な把握を!

FBA手数料のこと、少しは理解できたかな?

はい!コスト面だけじゃなくて、そこから得られるメリットも大事なんですね!
今回は、Amazon FBAの手数料体系について、基本から安く抑えるコツまで解説しました。
梱包・発送を自分で行う自己発送と比べて、FBAは一見コストが高く感じるかもしれません。でも、プライムマークが付与されることによるカート獲得率の向上を考慮すれば、せどりで売上を拡大していく上で強力な武器になりますよ!
まずはシミュレーターを活用して、あなたの扱う商品でどれくらいの利益が残るのか、正確に把握することから始めてみましょう。
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