Amazon商品登録とは|相乗り出品と新規出品
Amazonで商品を出品するには、2種類の方法があります。
まず、この2種類の方法について知っておきましょう。
Amazonで販売する流れの全体像や手数料について知りたい場合は、以下の記事も参考にするとスムーズに出品が進められます。
(関連)【最新版】Amazonで出品するまでの手順|個人と法人の違い・手数料など
相乗り出品とは?
相乗り出品とは、Amazon独自の出品方法です。
Amazonでは、「1商品につき1ページ」というルールがあります。別の人が既に出品している商品と同じものを出品するときは、新しくページを作らずにすでに登録されているページに紐づけて出品します。
このしくみによって、Amazonの閲覧者にとっては、複数のページを比べる手間が省け、買い物がしやすくなるのがメリットです。
また、出品者側には以下のようなメリットとデメリットがあります。
【相乗り出品のメリット】
- 商品登録の手間が省ける
- すでに購入や閲覧がされて認知度のあるページに出品できる
- 出品前に売れ行きや価格を調べられる
【相乗り出品のデメリット】
- 価格競争のおそれがある
- 商品詳細ページを自由に編集できない
ただし、どの商品でも相乗り出品できるわけではありません。販売が禁止されている商品や、商標登録されている商品などには相乗りできないので注意しましょう。
新規出品とは?
新規出品とは、まだAmazonに登録されていない商品を出品することです。
新規出品するメリットとデメリットは、以下のとおりです。
【新規出品のメリット】
- 独自の商品ページを作れる
- 商標登録やブランド登録をすれば相乗りを防げる
【新規出品のデメリット】
- 商品ページ作成の手間がかかる
新規出品は商品ページ作成の手間はかかりますが、自分で画像や説明文にこだわることができるのがメリットです。
また、商標登録やブランド登録をすれば相乗りを防げるので、価格競争に巻き込まれにくくなります。
【相乗り出品】Amazon商品登録のやり方
相乗り出品の登録では、商品を検索してすでに登録されているかどうかを確認することから始めます。
登録はAmazonセラーセントラルから、以下の手順で行いましょう。
それぞれの手順を画像つきで解説していきます。
また、商品登録のやり方は以下の動画でもわかりやすく解説しています。あわせてご覧ください。
【STEP1】商品登録画面の選択
Amazonに出品されている商品の情報から、登録したい商品のデータがすでに登録されていないか照合します。
以下の手順で「商品の出品」画面を開きましょう。
【「商品の出品」画面の開き方】
1.Amazonセラーセントラルを開く2.左上の三本線のマークをクリックしてメニューを開く
3.「カタログ」→「商品登録」の順にクリックする
4.「商品の出品」画面が表示される
【STEP2】出品したい商品を検索
「商品の出品」画面で、出品したい商品を検索しましょう。
検索の流れは以下のとおりです。
【商品検索の手順】
1.「検索」タブが開いているのを確認し、検索ボックスにJANコードやASINを入力、「検索」をクリックする
2.すでに同じ商品が登録されている場合、検索結果に表示される
3.表示された商品をクリックすると商品詳細が表示される。「コンディションを選択して販売する」の項目で「新品」か「中古品」かを選択し「この商品を出品する」をクリックすると「商品詳細」の登録画面が開く
【検索のポイント】
Amazonには、サイズやバリエーションの違う同じような商品が多数登録されています。出品するときには、商品本体やパッケージに印刷されているJANコードや、Amazonの管理番号ASIN(エーシン)を使って正確に商品を検索するようにしましょう。ASINはすでに登録されている商品の「登録情報」欄に記載されています。
【補足】「出品を申請」が出た場合
「商品を出品」をクリック後に、「出品を申請」ボタンが表示される場合があります。
Amazonでは、出品制限されているカテゴリーに出品する場合は「出品許可」の申請が必要です。
「出品を申請」のボタンが表示された場合は、ボタンをクリックして申請手続きに進みましょう。
また、申請には以下の画像が必要ですので、準備しておきましょう。
【出品申請に必要な画像】
- メーカーや卸売り業者が180日以内に発行した請求書や納品書、領収書の画像
- 商品やパッケージがはっきり映っている画像
出品規制については以下の動画と記事でも詳しく解説しているので、参考にしてください。
(関連)Amazonの出品制限・出品規制とは|注意すべきジャンルや解除方法を紹介
【STEP3】商品詳細の入力
「商品詳細」画面では、以下の手順で商品の詳細を入力しましょう。
【商品詳細の登録手順】
1.「出品情報」の左側にある「すべての項目」にチェックを入れておく
2.FBAを利用する場合は、画面下に移動して、「フルフィルメントチャネル」を選択する
FBAを利用しない場合は、「私はこの商品を自分で発送します」が選択されているのを確認する

3.上部の「販売価格」と「コンディション」を入力する

【補足】「エラー:」が出た場合
Amazonで商品を登録中にエラー:」というウィンドウが表示されることがあります。
相乗り出品の登録時も、商品登録画面を開くと「5885」という以下のようなエラーメッセージが表示される場合があります。
エラーコード:5885はノーブランド品のカタログに商品を登録しようとすると発生するエラーです。メーカー品などに相乗りする場合には、表示されることはありません。
エラーが表示されたら、テクニカルサポートに問い合わせ、指示に従って画像などを送付しましょう。
【STEP4】商品登録完了
必要な項目の設定が終わったら、内容を確認して画面下の「保存して終了」をクリックすると商品登録が完了します。
Amazonの配送代行サービス(FBA)を利用する場合は、画面の指示に従って引き続きFBA納品の手続きに進んでください。
【新規出品】Amazon商品登録の流れ
前述の方法で商品検索をしても登録済みの商品が見つからなかった場合は、新規に商品登録を行いましょう。
ここでは、新規出品の登録手順を解説します。
【STEP1】Amazonセラーセントラルで「新規登録」を選択
新規出品の場合も、Amazonセラーセントラルで商品登録をします。
【新規出品の手順】
1.Amazonセラーセントラルの左端にある三本線のメニューから「カタログ」→「商品登録」の順に選択する
2.「商品の出品」画面が表示される
【STEP2】出品情報の作成
1.「商品の出品」画面では、「空白のフォーム」タブを選択する2.続いて出品情報を入力する。出品情報ではまず以下の3種類の情報を入力する
【入力する内容】
タブ | 必須の入力項目 |
---|---|
重要情報 |
|
バリエーション |
|
出品者情報 |
|
FBAを利用する場合は、商品がAmazonに到着した後に、在庫数が変更されるため、ここでは在庫数を「0」にしておきましょう。
商品登録に必要なJANコードやGS1コードなどについては、以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。
(関連)JANコードとは?意味や作成方法、GS1コードとの違いも解説
【STEP3】画像の設定
商品画像はメイン画像1枚とサブ画像8枚まで登録でき、Amazonは6枚以上を推奨しています。
用意する画像については、Amazonが「画像の要件」を細かく定めています。とくにメイン画像には以下のような多くの決まりがあるので、注意しましょう。
【メイン画像のおもな要件】
- 画像のサイズは、長辺が500~10,000ピクセル
- 鮮明な画像
- 数量や色など、実際の商品を正確に表した画像
- 白の背景
- 商品全体を枠内に表示する
- 大人用の服は、モデルが着用している画像 など
違反していると画像を削除されたり、検索の対象外になったりする可能性があります。出品登録の前にルールを確認してください。
(参考)Seller Central Help|画像の要件(※別タブで開きます)
【STEP4】商品説明・キーワードの入力
画像を登録したあとは、商品説明とキーワードを設定しましょう。
【商品の仕様】
- 箇条書きで表示される(1項目全角100文字以内)
- 商品のサイズ・色・素材などの特徴を入力
【商品説明文】
- 商品の仕様の補足を記載する
【キーワード設定】
- 検索に使用するキーワードを設定する
- 半角スペースを入れると複数のキーワードを使用できる
- 検索キーワードに「ブランド名」は使用できない
【STEP5】商品登録完了
商品説明とキーワードを設定し「保存して終了」をクリックすると、商品登録が完了します。
通常は15分ほどで登録内容がAmazonに反映されるので、設定したキーワードや商品名で検索して検索結果に商品が表示されるか確認しておきましょう。
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よくある質問【FAQ】
ここまでアマゾンの商品登録について解説しましたが、以下のような疑問が残っているかもしれません。
- Amazonで商品登録するには何が必要ですか?
- Amazonで商品登録をするにはいくらかかりますか?
- Amazonで商品登録ができないのですが。
- Amazonで商品登録をしたのに反映されません。
- JANコードのない商品登録はどうすればいいですか?
それぞれの質問に回答します。
Amazonで商品登録するには何が必要ですか?
商品登録するにはAmazonの出品者用アカウント登録が必要です。アカウント登録に必要なものは以下のとおりです。
【Amazonアカウント登録に必要なもの(個人事業主の場合)】
- アカウント担当者情報
- 顔写真入りの身分証明書
- (パスポートまたは運転免許証)
- クレジットカード情報
- 各種明細書
(参考)Amazon出品アカウントの本人確認手続き | Amazon出品サービスの販売方法(※別タブで開きます)
アカウント登録が済むと商品登録ができるようになります。商品登録では商品のJANコードや商品画像も必要です。
Amazonで商品登録をするにはいくらかかりますか?
商品登録をするには、利用するプランの選択が必要です。
プランは2種類あり、商品を登録するごとに費用がかかる「小口出品」と月額費用の必要な「大口出品」があります。
【Amazonのプラン】
プラン | 小口出品 | 大口出品 |
---|---|---|
利用料 | 商品1点ごとに100円 | 月額4,900円 |
小口出品では1点につき100円のため、1か月に50点以上を販売する場合は、大口出品プランの方がおすすめです。
大口出品を選択すれば、ツールの利用ができるほかに広告を出せるようになり、売れる可能性が高くなります。また、コンビニ決済などさまざまな支払い方法が利用できるので購入者の利便性も上がります。
プランの変更はいつでも可能です。はじめは小口出品から試してみるとよいでしょう。
この他に商品登録時にはかからない費用ですが、商品が売れた数に応じて販売手数料がかかることも覚えておきましょう。販売価格を決めるときは、販売手数料も考慮に入れて利益を計算してください。
(参考)Amazon「出品にかかる費用」(※別タブで開きます)
Amazonで商品登録ができないのですが。
商品登録できない理由は複数考えられ、以下のような場合に商品登録ができないことがあります。
- 正確な出品内容が入力できていない
- 出品許可申請が必要な商品を登録しようとしている
- 出品が制限されているブランドを登録しようとしている
Amazonには出品が制限されているものがあり「出品許可申請」が必要なものがあります。また、ブランド品は卸売業者の請求書や納品書、領収書の提示が必要です。
単純に登録内容の入力間違いで登録できていない可能性もあるので、まずは正確な内容で入力しているかを確認しましょう。
Amazonで商品登録をしたのに反映されません。
商品登録後は、通常15分以内にAmazonに反映されます。商品によっては、24時間ほどかかる場合があるので、まずは登録内容が正確かどうかを確認してみましょう。
また、出品ステータスが「アクティブ」になっていない場合も商品登録が反映されません。なんらかの原因で「休止中」になっていないか確認してください。
これらを確認してもとくに原因が見当たらない場合は、Amazonのテクニカルサポートへ問い合わせしましょう。
JANコードのない商品登録はどうすればいいですか?
Amazonで新規に商品登録するためには、JANコードが必要です。オリジナル商品などJANコードがない商品を出品するには、「製品コード免除」の申請をしましょう。
申請では商品カテゴリー+ブランド名の登録と、ブランド名やパッケージがわかる画像のアップロードが必要になります。
「製品コード免除」は大口出品でのみ可能です。小口出品の場合は大口出品への切り替えを検討してください。
また、「製品コード免除」できるのは、商品のコンディションが「新品」のものだけです。中古品はJANコードなしでは登録できません。
(参考)Amazonノーブランド品ポリシー(※別タブで開きます)
Amazonの商品登録は簡単!今すぐやってみよう!
この記事では、Amazonの商品登録について詳しく解説しました。
- 商品が既に登録されているか照合する
- 出品したい商品を検索する
- 商品詳細を入力する
- 商品登録を完了する
- Amazonセラーセントラルで「新規登録」を選択する
- 出品情報を作成する
- 画像を設定する
- 商品説明・キーワードを入力する
- 商品登録を完了する
上記の手順を理解して、Amazonで商品登録をしてみてください。
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