Amazon内SEOについて考える
中国からOEM商品を輸入して、Amazonで販売する際、新規ページを作ることになります。
その際に重要なのは、せっかく新規ページを作成しても、何の対策もなくただ出品しただけでは、誰も見てくれない(セッション数が少ない)ページになります。
そのために考えなくてはならないポイントをまとめてみました。
一定期間の売り上げ
Amazonで検索上位に上がるためには、直近の売上の件数が非常に重要になります。
これはあくまでもAmazon基準であり、例えば楽天で検索上位に上がるためには、売上の総額が重要になってきます。
「直近で多くの商品を販売した」という実績があるほど、検索ロボットは、高く評価して検索上位に表示するアルゴリズムがあります。
重要なのは、「直近の販売件数」であり、半年以上前に爆発的に販売した日があっても、Amazonのアルゴリズムが評価してくれる訳ではありません。Amazonでは全期間の売り上げを集計して評価する事はありません。
直近でどれだけ売り上げているかを重視していると言われています。
商品レビュー
Amazonでは、カスタマーレビューも非常に重要です。
単純にレビューの数が多ければ良いという事ではなく、どれだけ多くの4つ星または5つ星などの高評価を獲得出来るかが重要です。
量よりも質を重視するようです。
まずはメールでお客様にレビューをお願いしてみましょう。サンクスメールとして、まずは商品購入のお礼を伝えて、その上で商品のレビューもお願いしましょう。
これはかなり手間暇もかかるので、できればツールを利用するなどして効率化しないと難しい部分になるかと思います。
商品レビューは実際にAmazonで購入しなくても残すことは出来ますがその場合のレビューはSEO的には評価されないことが分かっています。
クリック率と成約率
成約率とクリック率も非常に重要です。
成約率とは、そのページにアクセスしたお客さんの何パーセントがその商品を購入したか?という事です。
Amazonでは、ユニットセッション率として表示されます。直接関係ないキーワードを入れることで成約率が下がってしまいます。
A9のサジェスト機能などを使って必ず関連するキーワードを入れましょう。
ユニットセッション率が高いページほど、検索結果で上位に表示されやすいです。ユニットセッション率を高めるには、いくつか工夫すべき点があります。
- 最適なキーワードでSEO対策をして見込み客を集める
- FBAを必ず利用する
- 思わずクリックしたくなるような画像・説明を使う(商品紹介コンテンツ)
- 適正な価格設定を行う
- しっかりとしたレビュー対策を行う
商品ページの内容
- 商品タイトル
- 商品サブタイトル
- ブランド名
- 出品キーワード
- 商品の説明文
- 商品画像のファイル名
タイトルと出品キーワードが特に重要です。
現在Amazonでは、全角で最大500文字(1,000バイト)のキーワードを入れ込むことができます。
以前が最大80文字でしたので、かなり多くのキーワードを入力できるようになりました。
サジェストキーワードを的確に埋めこもう
サジェストキーワードは、SEO対策やマーケティングリサーチの重要な分析材料であり、有用なSEOキーワード発見に貢献します。
Amazonで販売する際は、もちろんAmazonのサジェスト機能を最優先に考えるのが鉄則ですが、他のツールで探したキーワードなども試行錯誤しながら、商品ページに埋め込んで、ページをどんどんブラッシュアップしていくといいでしょう。その結果をビジネスレポートで確認していきましょう。
「アマゾンサジェスト キーワード一括DLツール」は、Amazon検索のサジェスト機能で表示されるキーワードの候補を一括で取得し、CSV形式でまとめてダウンロードできるツールです。
検索窓に単語を入れるとたくさんの関連ワードを、簡単に抽出することができます。
まずはアマゾンサジェストを最優先にキーワードを選定していってください。
「ヤフーサジェスト キーワード一括DLツール」は、bing検索のサジェスト機能で表示されるキーワードの候補を一括で取得し、CSV形式でまとめてダウンロードできるツールです。
「グーグルサジェスト キーワード一括DLツール」は、Google検索のサジェスト機能で表示されるキーワードの候補を一括で取得し、CSV形式でまとめてダウンロードできるツールです。
「KOUHO.JP」は、Googleサジェスト、Amazonサジェスト、楽天サジェスト、Bingサジェスト、はてな連想語、Yahoo知恵袋、Twitter共起語を一括取得できる高性能ツールです。
はてな連想語やTwitter共起語など、様々なメディアから情報を取得でき、異なる視点のサジェストキーワード発見に役立ちます。
「Keyword Tool」は、Google、YouTube、Bing、Amazon、App Storeのサジェストキーワードを一括取得できる高性能ツールです。
国ごとに絞り込みが行え、取得できるキーワードの数も圧倒的に多く、柔軟性と利便性に優れています。
取得したキーワードは、CSV形式とExcelファイルでダウンロードが可能です。一覧をまとめてコピーできる点も重宝します。
Amazon内SEOのまとめ
新規出品をメインにする場合は、SEO対策は非常に重要になります。
Amazonに限らずプラットフォームで販売する以上、多少の差こそあれ楽天でもヤフーショッピングでも基本的な考え方は同じです。
検索窓やプロダクトカテゴリーからの流入がメインである以上、上位表示されるに越したことないのです。
商品が売れるまではスポンサープロダクトで頑張って、それ以降はスポンサープロダクトを併用しつつAmazon内SEO対策を施す、これが一般的な流れになります。
またレビュー対策も必ず行うようにしましょう。
高評価をキープすることで、成約率を高めることができますし、成約率が高ければ上位表示されますので、いいスパイラルに入っていけます。
必ずフォローメールは1通目(商品到着時、初期不良の確認)2通目は到着から1週間後、(使用後の確認)3通目(問題があった場合の確認)など、段階を踏んだステップメールを組むなどして、しっかりと対策していきましょう。