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GS1事業者コードとは?必要性やJANコードとの違い、作成方法

更新日:2023年8月31日

このページでは、GS1事業者コードについて解説しています。そもそもGS1事業者コードとは何なのか?必要性やJANコードとの違い、取得方法から取得費用まで、GS1事業者コードに関する基礎知識をまとめています。オリジナル商品を販売する人は、ぜひとも取得したいGS1事業者コードについて学んでいきましょう。

船原徹雄
物販総合研究所 所長
この記事の著者:船原 徹雄 

1980年 兵庫県出身。2006年に資金3万円を元手に個人で輸入転売を開始。「これは稼げるぞ!」と確信し、2007年に会社設立。3年目で年商2億円と順調に業績を伸ばし、2018年の年商は14億円。自分で物販ビジネスをしながら情報発信も行い、より多くの人にノウハウを伝えたいと物販総合研究所を設立。副業でとり組む初心者から上級者まで、幅広い層に向けてネット物販で稼ぐための情報を日々提供中。
▶著書:世界一楽しく儲かる金持ち教科書
▶YouTube:船原徹雄 [物販総合研究所]
▶Twitter:https://twitter.com/funahara
船原徹雄のプロフィール

この記事の内容

GS1事業者コードとは

GS1事業者コードとは

GS1事業者コードとは、どこの国のどんな事業者か?を判断するためのコードになります

商品を購入する際にレジで「ピッ」とバーコードをスキャンしますよね。

そのバーコードのすぐ下に13の桁数の数字が並んでいますが、その数字に意味があるんです。

実は、その数字の最初の7桁または9桁の番号がGS1事業者コードとなっており、バーコードの数字を見るだけでどこの国のどんな事業者が販売しているのか判断できるというわけです。

GS1事業者コードの必要性と13桁の意味

GS1事業者コードの必要性

GS1事業者コードは、先にお伝えしたとおり、どこの国のどんな事業者か?を判断するために必要となります

国際的にはGS1 Company Prefixと呼ばれ、日本では最初の2桁が「45」または「49」で始まります。

主要国の国コードを挙げると、以下のとおり。

一覧で見てみると、国を判断する桁数も違うことがわかりますね。

国名 国コード
日本 49・45
アメリカ 00~09
フランス 30~37
ドイツ 40~44
イギリス 50
香港 489
中華人民共和国 690~691

このようにそれぞれの国に番号が与えられており、バーコードの最初の2桁を見るだけでどこの国の事業者が販売している商品か分かり、最初の9桁まで見れば、どこの国のなんという事業者が販売しているのかまで分かります。

JANコード(GTIN)とは

JANコードとは、商品パッケージに付されているバーコードの13桁全体のことを指します。

これまで見てきたGS1事業者コードは、JANコードの一部(最初の7桁もしくは9桁)の情報になります。

世界共通の商品識別番号となっており、JANコードが付されていることによって、複数の商品があっても、ひとつひとつを識別したり検索したりできるようになっています。

GS1事業者コードとJANコード(GTIN)の違い

GS1事業者コードとJANコードの違い

GS1事業者コードとJANコードは混同されがちですが、正確には異なるものです。

同じ13桁のバーコードの中に存在するためややこしいのですが、以下のようになります。

  GS1事業者コード JANコード
識別箇所 最初の7桁もしくは9桁 13桁すべて
目的 販売国と事業者確認 商品確認

GS1事業者コードの取得・チェックデジットの計算方法

JANコード、GLN、EPCを利用するには、GS1事業者コードの登録申請が必要となります。

JANコードを取得するには「インターネットによる申請方法」または「登録申請書による申請方法」のいずれかの申請方法で登録できます。

JANコードは、GS1事業者コード(9桁)、商品アイテムコード(3桁)、チェックデジット(1桁)から成り立っています。

流通システム開発センターサイト内に、チェックデジットを計算してくれるページはあります。こちらのほうが無駄な時間が省けてJANコードが作れるでしょう。

http://www.dsri.jp/

郵送されてきた9桁のGS1事業者コードと3桁商品アイテムコード12桁をいれます。商品アイテムコードは001~999の範囲で事業者が重複のないように任意に設定できます。

JANコード


計算を押すと1桁のチェックデジットに数字がでます。12桁と1桁のチェックデジットを組み合わせて13桁のJANコードが完成します。

また、商品アイテムコードは、001から順番に002、003…と設定する方法をお勧めします。

簡単でいいので、忘れないよう管理しましょう。

作成したコードを使ってAmazonに出品できます。

早く新規出品したいとお考えの方は上記で書いた通り2週間ほどかかりますので早めに準備するといいでしょう。

GS1事業者コードは個人でも作成・取得できる?

個人であってもGS1事業者コードの取得は可能です

GS1 Japanには、以下のように記載があります。

個人でもGS1事業者コードを申請し、商品にGTIN(JANコード)を表示できますか?

商品のブランドを持つ事業者であれば、個人であってもGS1事業者コードの申請をし、商品にGTIN(JANコード)を表示できます。

引用:GS1事業者コード・GTIN(JANコード)Q&A

GS1事業者コードの取得費用

GS1事業者コードの取得費用は、年間売上高によって異なり、「初期申請料」と「登録管理費」から構成されます。

以下は、1年払いの料金になります。

  事業者全体の年間売上高 初期申請料 登録管理費
 5000億円以上   44,000 円   110,000 円 
 1000億円以上 ~ 5000億円未満    99,000 円 
 500億円以上 ~ 1000億円未満   55,000 円 
 100億円以上 ~ 500億円未満   33,000 円 
 10億円以上 ~ 100億円未満   16,500 円 
 1億円以上 ~ 10億円未満   22,000 円   7,700 円 
 1億円未満   11,000 円   6,050 円 

引用:GS1事業者コードを新規に登録する事業者

詳しくは、GS1 Japanの公式HPをご確認ください。

GS1 Japan

申請後2週間ほどで書類が郵送で送られてきます。

届いた書類の中に9桁の番号が入っており

9桁の番号が自分の事業者コードになります。

(関連)【中国輸入】新規出品に必要なJANコード取得方法

GS1事業者コードの更新料

GS1事業者コードの更新料は、以下のとおりです。

登録費用と同じく、事業者全体の売上高に応じて更新費用が異なります。

  事業者全体の年間売上高   3年払い 1年払い
  5000億円以上 306,900円 110,000円
1000億円以上~ 5000億円未満 276,100円 99,000円
500億円以上~ 1000億円未満 152,900円 55,000円
100億円以上~ 500億円未満 92,400円 33,000円
10億円以上~ 100億円未満 46,200円 16,500円
1億円以上~ 10億円未満 20,900円 7,700円
  1億円未満 16,500円 6,050円

引用:GS1事業者コードの更新手続き

GS1事業者コードの更新忘れに注意

有効期限の約1~2ヵ月前にGS1 Japanから「更新申請書」が届きます。

更新しない場合には、更新手続きは不要となりますが、引き続き同じGS1事業者コードを継続して利用したい場合には、更新を忘れないようにしてください。

GS1事業者コードの更新手続き

オリジナル商品を販売するならGS1事業者コードを取得しよう

既存商品に相乗り出品するならGS1事業者コードの取得も、JANコードの取得も必要ありませんが、中国輸入した商品にブランドを付して販売する場合など、オリジナル商品の販売を展開する場合には、GS1事業者コードが必要となります。

JANコードなしのノーブランド品として出品しても良いですが、そうなるとすぐにライバルに相乗り出品されてしまい、長く大きく稼ぐことはできません。

コード取得の手間をかけてでも、オリジナル商品でずっと稼ぎ続けられるメリットのほうが大きいため、この機会にGS1事業者コードの取得を検討してみてはいかがでしょうか?