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本当にあったメルカリ詐欺!怪しいアカウントの見分け方と対策方法

更新日:2025年5月21日

メルカリで詐欺を働く恐れのある怪しいアカウントの特徴は、以下の通りです。

この記事では、メルカリの取引を毎月150件以上こなし、物販講師を務める神岡が、メルカリでの詐欺事例や怪しいアカウントの見分け方などについて、詳しく解説しています。

記事の最後では、メルカリでのやり取りに便利な「メルカリ困った時の最強フレーズ集(コピペ可)を今だけ無料で配布しています。興味のある方は、ぜひ最後までチェックしてください。

神岡進也
物販総合研究所 メルカリ物販 / 韓国輸出講師
この記事の著者:神岡 進也

1984年 静岡県出身。2012年に副業として物販ビジネスを開始し、中国輸入、せどり、BUYMAなどを経験。2016年からebayや中国のアリババで仕入れた商品をメルカリで販売する物販を実践中。メルカリでは毎月100件〜150件の取引を行い、30万円から50万円ほどの利益を上げ続けている。現在は、これまでの経験をもとにYouTubeでもメルカリ物販についてのノウハウを積極的に発信し続けている。
▶Twitter: https://twitter.com/kamioka0909
▶YouTube: 神岡進也 [物販総合研究所]
神岡 進也のプロフィール

この記事の内容

購入者を狙ったメルカリ詐欺の事例

購入者を狙ったメルカリ詐欺の事例

詐欺の被害にあわないためには、詐欺の手口を知っておくことが大切です。メルカリの取引では、悪質な出品者による購入者を狙った次のような詐欺が起きています

  1. 商品が届かない
  2. 偽物・ジャンク品とのすり替え
  3. 外部決済への誘導

よくある詐欺のケースから、手口や注意点を学んでいきましょう。

メルカリでよくある詐欺の手口は、以下の動画でも詳しく解説しています。

 

メルカリでは、詐欺以外のトラブルが起こることもあります。以下の記事では、メルカリに関連するトラブルをまとめて解説していますので、参考にしてください。

(関連)【体験談あり】メルカリのトラブル事例8選と対策|「疲れた」とならないために今すぐできること

①商品が届かない

最初に紹介するのは、出品者が実際には商品を発送していないのに、発送通知だけをしてくる詐欺です。

当然、購入者の元に商品は届きません。いつの間にか取引も完了しており、お金だけをだまし取られてしまいます。

メルカリでは発送通知を押してから9日後の13時を超えると、自動で取引が完了し、出品者に入金される仕組みを採用しています。「商品が届かない」詐欺は、この仕組みを悪用したものです。

「商品が到着していないのにそのまま放置するなんて、あり得る?」と思う方もいるかもしれません。しかし、気になっていても問い合わせるのが面倒だったり、もうすぐ届くだろうと思っていたら忙しくて忘れてしまったりして、そのまま期限を迎えてしまう購入者もいます。

この詐欺のターゲットになるのは、商品の到着が多少遅れても気にせず、受取評価が期限ギリギリになりがちな人です。過去の取引で、評価コメント欄に「評価が遅い」と書かれている人は、狙われるリスクがあるといえます。

②偽物・ジャンク品とのすり替え

次に紹介するのは、偽物・ジャンク品とのすり替え詐欺です。出品ページの説明文や写真を偽装したり、掲載したものと異なる商品を送り付けたりします。

代表的なのが、自分が思っている商品と、出品者の出している商品が元々違う、以下のようなケースです。

商品説明ページの画像に商品写真が掲載されていたので、その商品を買えると思って購入したが、送られてきたのは商品の実物ではなく、商品の写真だった。説明文をよく確認すると、「こちらは写真のみです」と書いてあった。

このほかに、本物の写真を掲載し、実際には偽物を送ってくるケースもあります。

以下の記事では、メルカリで偽物の商品を購入してしまったときの対処法を解説しています。予防策についても触れているので、ぜひ参考にしてください。

(関連)メルカリの偽物商品を誤って購入した際の対処法と見分け方【体験談あり】

③外部決済への誘導

最後に紹介するのは、外部決済に誘導し、お金や情報を抜き取る詐欺です。

この詐欺では、まず、在庫がないなどの理由で出品者から商品のキャンセルを求められます。キャンセルに応じると、キャッシュレス決済サービスで返金をすると言われ、SNSやメッセージアプリでの連絡を案内されます

その後に展開される詐欺の手口は、次のとおりです。

  • キャッシュレス決済サービスのQRコードを読み取ってほしいという要求に従ったら、勝手に送金されていた
  • キャッシュレス決済サービスに登録している情報を聞き出され、悪用された

メルカリの取引では、キャンセルが成立すると事務局による手続きがおこなわれ、支払った方法に応じてシステム内で返金されます。出品者が購入者に直接返金することはありません

「メルカリ以外の決済方法を促すことや、それに応じること」は、詐欺のリスクが高いため、メルカリの禁止事項です。外部決済で支払いをした場合、メルカリのサポートも一切受けられなくなります

出品者を狙ったメルカリ詐欺の事例

出品者を狙ったメルカリ詐欺の事例

これまでのメルカリ詐欺は、多くの場合、購入者をターゲットにしたものでした。しかし、最近では出品者が詐欺に遭うケースが増えています

実際に報告されている主な事例は、以下のとおりです。

  1. すり替え返品
  2. 不当なキャンセル要求
  3. 脅迫レベルの返金要求

①すり替え返品

最初に紹介するのは、返品の際に商品を別のものにすり替える詐欺です。

この詐欺では、まず、購入者から何らかの理由でキャンセル希望があり、商品が返送されてきます。返品された商品を確認すると、自分が出品したのとはまったく別のものだったり、中身が入っていない空箱だったりします。

出品者が中身を確認せずにキャンセルを成立させてしまうと、購入者は商品を手に入れたうえに返金も受けることになります。とくに新品やブランド品がターゲットになりやすいです。

購入者から返品希望があった際、「自分の落ち度かもしれないから返品に応じよう」と思う出品者は多いでしょう。出品者の善意につけ込む悪質なこの詐欺は、SNSやニュースで取り上げられて話題にもなりました。

②不当なキャンセル要求

次に紹介するのは、出品者がきちんとした手順を踏んで商品を発送したにもかかわらず、不当な理由でキャンセルを要求される詐欺です。購入者は代金を払わずに商品を手に入れようとします。

たとえば、以下のようなケースがあります。

定形郵便で商品を送ったところ、購入者から「商品が届かないからキャンセルしたい」と言われた。追跡サービスのない定形郵便では、商品を送ったことを証明できず、事務局にキャンセルと判断されてしまい、代金は入金されなかった。

また、追跡サービスのついた発送方法で、配達完了の表示がされていても、購入者から「届いていない」と言い張られてしまうと、キャンセル手続きをしてしまう人がいます。この詐欺では、出品者とのやり取りを面倒に感じ、相手の主張に押し切られてしまう人をターゲットにしています。

なお、郵便局には、郵便物を調査する制度があります。定形郵便や定形外郵便などの追跡サービスがついていない郵便物も対象で、ある程度の到着状況を確認できます。

③脅迫レベルの返金要求

最後に紹介するのは、購入者から不当なキャンセル要求があったあと、脅迫まがいの連絡でキャンセル・返金を迫る詐欺です。

出品者が不当なキャンセル要求に応じないでいると、購入者から「警察に被害届を出します」「弁護士に内容証明を送らせるので住所・氏名を教えてください」といった強い言葉の連絡が届きます。

詐欺をおこなう購入者の狙いは、出品者を不安にさせてキャンセルに応じるように仕向け、商品をだまし取ることです。

メルカリでは、強い脅迫を伴うコメントを迷惑行為として明確に禁じています。脅迫レベルの返金要求を受けたら、すぐに事務局へ通報しましょう。

【体験談】本当にあったメルカリ詐欺

【体験談】本当にあったメルカリ詐欺

悪質なユーザーに遭遇してしまう可能性は誰にでもあるものの、実際にトラブルに巻き込まれるまでは他人事と思ってしまいがちです。ここからは、出品者として実際に詐欺に遭った経験がある、物販総合研究所のUさんの体験談を紹介します

【事例】

Uさんはメルカリで家庭用ゲーム機を販売し、発送を済ませました。しかし、商品を受け取った購入者から「箱だけが送られてきて本体が入っていなかった!」とメッセージが届きました。

その際、Uさんが実際に受け取ったメッセージ画面がこちら。

Uさんが実際に受け取ったメッセージ画面

【購入者からのメッセージ】

運営側には証拠写真も提出済みです。

返品対応をしてもらえないでしょうか。

してもらえないのなら、商品到着の確認後に段ボールを開けるところからの動画を全部撮っているので、警察に提出しようと思います。

よろしくお願いいたします。

もちろん、Uさんはきちんと商品を発送したことを伝えますが、購入者の反応がどんどんエスカレートしたため、メルカリ事務局に問い合わせたそうです

その際、メルカリ事務局からの返信がこちら。

メルカリ事務局からの返信

【メルカリ事務局からのメッセージ】

該当商品について、取引内容を確認いたしました。

本取引については、当事者間での問題解決は困難な状況のため、事務局でキャンセルの手続きをおこない、販売利益をお客様の残高(売上金含む)へ補償いたしました。

※残高(売上金を含む)の確認方法は、ガイドをご参照ください

メルカリ事務局の判断は、キャンセルの手続きをおこなうというものでした

Uさんは、商品の販売代金が売上金として反映されたため、損をしたというわけではありません。メルカリの対応は、非常に心強いものだったといえます。しかし、キャンセルになったということは、購入者にも商品の代金が返金されたことになります。

「購入者は商品を手に入れたうえに返金も受けたのか…」こうした状況に、Uさんとしてはもやもやした感情が残ったと言います。

詐欺の見分け方と怪しいアカウントの特徴

詐欺の見分け方と怪しいアカウントの特徴

被害を未然に防ぐためには、悪質なユーザーを見分けることが大切です。詐欺目的の怪しいアカウントには、共通する特徴が見られます

それぞれについて詳しく解説していきます。

プロフィール情報が不自然

「プロフィール欄に独自ルールを細かく記載している」「『プロフ必読』を求める」「プロフィール欄が不記載」など、一般的なユーザーとはちょっと違うなと感じた場合は、取引を控えたほうが良いかもしれません。

メルカリでは、独自ルールを理由に取引を進行しないことやキャンセルを求めることを、迷惑行為として禁止しています。「プロフ必読」も独自ルールです。

また、プロフィール欄が不記載の場合、相手がどんな人なのかわかりにくく、取引中に不安を抱えることになります。プロフィール情報が不自然だなと感じたら、過去の取引や評価もよく確認して判断すると良いでしょう。

商品価格が相場より極端に安い

商品価格が相場より大幅に安い場合も「お得だ!」と飛びつかずに、慎重に見極めましょう。極端に安い価格は、あなたを狙う詐欺師の餌かもしれません。

出品が一定数ある商品は、新品でも中古でも、相場価格がある程度定まってくるものです。商品の状態がほぼ同じ商品なのに、価格が不自然なほど安いときは、何らかの問題がある可能性があると考えましょう。

とくに、ブランド品や人気商品が相場より大幅に安い場合は、商品が偽物である可能性が考えられます。

評価が悪いor少ない

メルカリの評価は「良かった」と「残念だった」の2種類しかありません。多少の不具合があったとしても、ほとんどの人が「良かった」をつける傾向にあります。「残念だった」がついている場合は、よほどのトラブルがあったということです。

メルカリの評価において「残念だった」の割合が10%あれば、ユーザーに何らかの問題があると考えられます。こうした場合、取引を避けたほうが安全です。

気になる場合は、評価についているコメントも確認してみましょう。「不誠実」「発送遅延」などのコメントがある場合、「商品が届かない」「連絡が途絶える」といったトラブルに巻き込まれる可能性が上がります

また、メルカリの評価数が少ない主な理由は以下の2つです。

  • メルカリを始めたばかりの新規アカウント
  • トラブルを起こしてアカウントを停止・削除されたユーザーが再度作り直したアカウント

評価が少ないアカウントは評価内容で判断しづらいため、少なくとも10件以上の取引があるユーザーを選んだほうが良いでしょう。

 

 

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メルカリ最強フレーズ一覧表

メルカリで「詐欺かも…」と思ったときの対応方法

メルカリで「詐欺かも…」と思ったときの対応方法

メルカリ取引におけるトラブル対応の大前提は「評価をしないこと」です

評価をしてしまうと取引が完了してしまい、その後のキャンセルや、メルカリのサポートを受けることができなくなってしまうからです。

トラブルが起きた際、次の手順で対応することになります。

  1. 当事者間で連絡を取り、解決策を話し合う
  2. 当事者間で解決できない場合、事務局に相談する

とはいえ、詐欺被害を当事者同士で解決するのは、まず不可能です。詐欺に遭ったことをメルカリの事務局に連絡する際には、以下のものを用意しましょう。

  • 取引画面、メッセージのスクリーンショット
  • 商品画像、説明、相手プロフィールのスクリーンショット
  • 商品の破損状態や問題の箇所がわかる画像

「詐欺にあったかも」と思ったら、受取評価をせずに、状況がわかる資料や画像を速やかに保存し、事務局へ連絡しましょう

場合によっては、消費者生活センターや警察へ通報することもあります。保存したスクリーンショットや記録した情報、状況がわかる写真は、その際にも役立ちます。

メルカリ公式の安全対策と補償制度

メルカリ公式の安全対策と補償制度巧妙化する詐欺被害に対し、メルカリ側も対策に乗り出しています。

メルカリが整備している詐欺やトラブルを未然に防ぐ安全対策と、万が一トラブルが発生してしまった場合の補償制度を紹介します。

サポート体制と補償方針

メルカリでは詐欺などのトラブルに備えて、以下のようなサポートと補償制度を設けています。

  1. 商品回収センターの新設
  2. 補償の拡大
  3. 不正利用者の排除

①商品回収センターの新設

メルカリでは、トラブルがあった場合に商品を確認する「商品回収センター」を2024年11月に新規開設しました。手元に届いた商品が商品説明と異なる場合や、返品された商品がすり替えられているときなどに、商品の実物を回収し、照合、調査をおこなう組織です。

商品回収センターに送付された現物を、メルカリが第三者として確認し、調査したうえで判断を下します。当事者間の解決が難しい場合に心強いサポートです。

②補償の拡大

従来の補償制度では、上記の「【体験談】本当にあったメルカリ詐欺」で紹介したように、本来補償されるべきでない、詐欺をおこなったユーザーが補償を受けたケースもありました。

メルカリでは、商品回収センターで回収した実物の調査に、本人確認(eKYC)や取引履歴などの情報を組み合わせて対応する方針です。制度を悪用して補償で利益を得ようとする詐欺を防ぎ、正しく利用しているユーザーへの補償を拡大するとしています。

※eKYCは、犯罪収益移転防止法に基づくオンラインの本人確認方法です

③不正利用者の排除

詐欺をおこなう不正利用者を排除するために、本人確認の対象を拡大しています。その一環として高額商品の出品者と購入者は、2025年3月19日以降、本人確認が必須となりました

また、関係当局や警察と連携を強化することで、悪質なユーザーに関する情報の共有や、利用者への注意喚起も期待されています。

独自AIによる不審ユーザー検出

メルカリでは、利用規約に違反する取引の自動検知にも力を入れており、ゲームアカウント、偽ブランド、医薬品などが出品された際には、違反商品の非表示や削除をおこなっています。

今後は、過去に報告された膨大な規約違反事例を活用した、不正行為検知のAIシステム構築や、アカウント通報機能の強化を予定しています。

今すぐできるメルカリの詐欺対策10選

今すぐできるメルカリの詐欺対策10選

メルカリでアカウントを持っている方なら今すぐ詐欺対策を始められます。代表的な対策を10個挙げてみました。

  1. プロフィールと評価は必ずチェックする
  2. 相場より安すぎる商品は警戒する
  3. 外部アプリやURLに誘導されたら即通報する
  4. 取引は必ずメルカリのアプリ内で完結させる
  5. 商品画像が少ない・公式画像のみの場合は質問する
  6. 説明文が極端に短い、または不自然な日本語に注意する
  7. 評価がない新規アカウントとの高額取引は避ける
  8. 発送方法・日数に違和感がある場合は事前に確認する
  9. 怪しいと感じたらスクショを撮って証拠を残す
  10. 万が一に備えて事務局への問い合わせを方法を確認しておく

それぞれについて、詳しく解説していきます。

プロフィールと評価は必ずチェックする

プロフィールを確認するときは、独自ルールの有無や言葉遣いの違和感、不自然さを感じるほどの誤字脱字がないかをチェックします。

評価は、悪い評価の数や割合だけでなく、評価につけられたコメントや、どのような人が評価しているかまで見ておくと安心です。

評価の詳細をよく見ると、同じ人物による評価しかないことがあります。この場合、高評価を増やすために、自分が出品したものを自分で落札している可能性が考えられるので注意が必要です。

相場より安すぎる商品は警戒する

メルカリでは、同じような商品は相場に近い価格で売れます。自由に売買しているように見えても、実はだいたいこのくらいの値段」というのが決まっているのが、市場というものです。

そのため、相場より極端に安い価格には、何か理由があると考えましょう。偽物や不良品のリスクが高いことを念頭に置き、取引を避けるのが賢明です。

外部アプリやURLに誘導されたら即通報する

メルカリ以外のアプリでの連絡を求めたり、指定のURLに誘導されたりした場合は、すぐに事務局に通報しましょう

「誘導した先で、商品代金の直接振込を促し、商品を発送しない」「QRコード決済を悪用してお金を送金させる」などのトラブルが報告されています。

取引は必ずメルカリのアプリ内で完結させる

メルカリは、取引開始から完了までのすべてをアプリ内で完結できるように作られています。外部サービスでのやり取りは必要ありません。

メルカリでは外部サービスに誘導する行為を禁止しており、外部サービスを使うとサポートが受けられなくなります。誘導された時点で、すぐに事務局へ通報することが重要です。

商品画像が少ない・公式画像のみの場合は質問する

商品画像が少ない場合や公式画像しかない場合、同じ画像が他の出品物にも使われている場合は、出品者の手元にない商品や偽物を売ろうとしている可能性があります

このケースでは、出品者に不安があることを伝え、商品の状態がわかる画像の追加を依頼するのがおすすめです。もし応じてもらえない場合は、取引を控えたほうが良いでしょう。

なお、メルカリでは手元にない商品の出品や、商品の状態がわかる画像を掲載しないことを禁止しています。

説明文が極端に短い、または不自然な日本語に注意する

メルカリでは、外国人の詐欺グループが海賊版や偽造品を出品しているケースが報告されています。

商品の説明文が極端に短かったり、不自然な言い回しや誤字脱字が著しく多かったりする場合は、このケースを疑いましょう。日本語が不自由な場合、意思疎通がはかりにくいため、万が一トラブルが起きたときの解決も困難です。

説明文は長ければいいというわけではありませんが、少なくとも商品の購入時期、使用頻度、サイズ、素材、付属品の有無など、必要な情報がそろっているか確認しましょう。

評価がない新規アカウントとの高額取引は避ける

評価は、顔が見えない相手と取引する際に、安心感を得るための重要な指標です。評価がまったくない新規アカウントと高額取引をするのはリスクがあります。初めて取引するユーザーの可能性もゼロではありませんが、次の可能性も考えられるからです。

  • トラブルを起こし、メルカリ事務局からアカウントを停止されたあとに新たに作成したアカウント
  • 足がつくのを防ぐため詐欺業者が複数作ったアカウント

信頼できるユーザーかどうかを判断できない状態で、高額取引は避けたほうが良いでしょう

発送方法・日数に違和感がある場合は事前に確認する

配送方法が「未定」になっている商品を購入すると、取引画面に購入者の住所と氏名が自動で表示されます。匿名取引を希望するなら、購入前に「匿名取引に変更したい」と購入者に依頼しておかなければなりません

また、「4~7日で発送」の設定をしている場合、時間がかかる理由や商品がちゃんと手元にあるかどうかを、説明文やコメント欄で確認しておいたほうが安心です。質問への答えがあいまいなときは、売れてから商品を仕入れる「無在庫転売」の可能性を念頭においておきましょう。無在庫転売は違反行為です。

怪しいと感じたらスクショを撮って証拠を残す

メルカリ事務局や消費者生活センター、警察など、自分以外の人に助けを求める際は、必ず証拠が必要になります。口頭だけの説明では、「事実かどうか」の判断ができないからです。

たとえば警察庁では、フリマサイトで詐欺にあった場合、次の資料を保存・記録しておくようにアドバイスしています

 

  • 商品が出品されていたインターネットオークションサイト・フリマサイトのURL、画像
  • 取引相手の情報(ID、ユーザ名、氏名、住所、電話番号等)
  • 落札日時又は購入日時
  • 送金先の金融機関名、口座番号、口座名義人
  • 代金を振り込んだことがわかる資料(振込明細等)
  • 取引相手とやりとりした際のメール(メールヘッダも含む)、電話、郵便等の情報を時系列に整理したもの

(引用元)警察庁「オークション詐欺・フリマサイト詐欺対策」(※別タブで開きます)

「なんとなく怪しい」「もしかしたら詐欺かもしれない」と感じたら、上の一覧を参考にスクショを撮って証拠を残しておきましょう。万が一の際にスムーズに問い合わせできます。

万が一に備えて事務局への問い合わせを方法を確認しておく

トラブルが起きてユーザー同士での解決が難しい場合、まずはメルカリ事務局に相談するのが基本です。ただし、この相談は手元に商品が到着してから14日以内にしなければなりません。

普段から、取引相手とのトラブルが発生する可能性を考慮し、事務局への問い合わせ方法は事前に確認しておきましょう

なお、メルカリ事務局は電話連絡に対応していません。アプリやホームページから問い合わせる必要があります。

よくある質問【FAQ】

メルカリの詐欺について、よくある質問に回答します。

メルカリで詐欺にあったら泣き寝入りするしかないですか?

メルカリで詐欺にあったら、諦めて泣き寝入りせずに、次の相談窓口に問い合わせましょう。

  • メルカリ事務局
  • 消費者生活センター
  • 警察

消費者生活センターは、商品やサービスなど消費生活全般に関する問い合わせに対応する行政機関です。専門の相談員が電話で相談に乗ってくれるので、メルカリの対応自体に不信感があるときや、電話で問い合わせたいときに利用すると良いでしょう。

消費生活センターでは、誰もが相談しやすい電話の窓口として、消費者ホットラインを設けています。番号は、市外局番なしの「188(いやや)」です。

また、詐欺行為は「犯罪」なので、必要に応じて警察にも相談しましょう。警察に行く場合は事前に問い合わせ、関連資料を持参するとスムーズです。

(参考)全国の消費生活センター等(※別タブで開きます)

メルカリの怪しい購入者の特徴ってありますか?

怪しい購入者には、以下のような特徴があります。

  • 「残念だった」の評価数が多い
  • プロフィールで人柄がわからない
  • トラブル関連のコメントがついている
  • 取引メッセージのやり取りがスムーズにいかない

「おかしいな」と感じたら、取引を最初から時系列で記録しておきましょう。ポイントは、ひとまず自分の気持ちは横に置いて、起きた事実だけを確実に集める」ことです。

感情的になって応戦しようとすると、逆に自分が不利になる可能性もあるので、淡々と対応して証拠を積み重ねましょう。

メルカリで詐欺にあった場合、返品は可能ですか?

メルカリで詐欺にあった場合、返品できる場合もあるので、まずは手順を確認しましょう。手続きは次の2パターンにわかれます。どちらの場合も、受取評価をおこなわずに進めることが大切です。

  • 出品者に返品
  • 商品回収センターへ送付

出品者に返品する場合は、出品者の同意が必要です。詐欺の場合、相手が同意することはあまり期待できません。

同意が得られない場合は、メルカリ事務局に問い合わせましょう。事務局から「商品の回収」と「販売利益もしくは商品代金の補償」について案内があった場合のみ、商品の実物を商品回収センターに送れます。商品回収センターでは、利用状況に応じて補償対応の可否を調査します。

メルカリ詐欺は「自分は大丈夫」と思わないことが大切!

この記事では、メルカリの詐欺事例や怪しいアカウントを見分ける方法ついて詳しく解説しました。

上記の詐欺対策を理解して、メルカリでの詐欺を未然に防ぎましょう。

物販総合研究所では、メルカリのやり取りをコピペで解決する「メルカリ困った時の最強フレーズ(コピペ可)を今だけ無料で配布しています。

  • メルカリでのやり取り全般を効率化する秘訣
  • メルカリの取引相手に良い印象を与えるコツ

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メルカリ最強フレーズ一覧表