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個人でAmazonに出品してみよう!一連の流れや注意点を解説

更新日:2025年3月5日
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個人でAmazonに出品してみたいと思ったときに気になるのが、個人出品の方法です。

「そもそも個人でもAmazonに出品できるのか」、「どのような流れで出品すればいいのか」など、分からずにためらっている人も多いのではないでしょうか?

そこで、この記事ではAmazonに個人として出品するメリットや一連の流れ、出品の際に注意したいポイントなどについて詳しく解説します。

 

個人出品なら断然Amazonがおすすめ

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個人出品をするならAmazonがおすすめです。

Amazonへの出品は、業者でなければできないと思っている人も少なくありません。

しかし、個人でも出品者アカウントを取得すれば、問題なく利用可能です。

個人出品したい場合には、フリマアプリなどを利用するといった方法もあります。

ただ、ヤフオクの月間利用者数は約2,500万人、メルカリは約2,000万人であるのに対して、Amazonは約5,500万人もの利用者がいるため、2つのサイトを合わせた数よりも多いのです。

アクセス数が非常に多いので、フリマアプリよりも売りやすいのは大きなメリットです。

また、写真や紹介文を自ら用意する必要がないのも、利用しやすい点です。

Amazonに出品する場合には、元々、Amazon内にある商品ページを利用して販売を行うので、非常に手軽に出品することができます。

商品の値段を決めて商品状態を選択するだけなので、初心者であっても利用しやすいのが特徴です。

また、FBAというサービスを利用することもできます。

FBAとは、商品の在庫管理や梱包、発送、クレーム対応などのすべての作業をAmazonに任せることのできるサービスです。

多くの商品を扱いたい場合には、在庫を保管するための場所が必要になりますし、梱包や発送の負担は大きくなります。

FBAを利用すれば面倒な作業はAmazonが代行してくれるため、仕入れに集中することができます。

 

Amazonでの出品の流れ

  • 出品者アカウントの取得
  • 出品する商品の登録
  • 注文された商品の配送

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Amazonでは、出品者アカウントを取得してから商品登録を行い、注文がきたら発送するといった流れです。

この段落では、それぞれの詳しい方法とポイントについて解説していきます。

 

出品者アカウントの取得

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まずは、出品者登録をしてプランを選択しましょう。

Amazonには、「大口出品」と「小口出品」があります。

それぞれにメリットがあるのですが、基本的にはビジネスとして出品を考えているなら「大口出品」、中古品や不用品を出品する程度の利用なら「小口出品」を選べば、問題ありません。

Amazonで出品者アカウントを取得するためには、出品者情報とクレジットカード情報の入力が必要になります。

販売手数料を支払う際にクレジットカードが必須のため、ない場合にはあらかじめクレジットカードを作成しておくとスムーズです。

アカウントを取得すれば、すぐに商品を登録できるようになります。

 


大口出品と小口出品の違いに注意

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Amazonで出品者アカウントを取るのなら、大口出品と小口出品の違いについて、しっかり把握しておくことが求められます。

まず、大口出品とは主にビジネスとして出品を考えている人向けのプランです。

大口出品の場合には、月額登録料が4,900円かかりますが、出品数は無制限となっているため、多くの商品を出品したい場合には向いています。

また、すでにAmazonで販売されている商品だけでなく、オリジナル商品も出品できます。

複数の商品を一括で登録できるので、大量の商品を扱うときには便利です。

データ分析レポートが利用できるのも、大口出品の大きなメリットになります。

一方、小口出品は1注文ごとに100円の基本成約料が必要になりますが、月額登録料はかかりません。

オリジナル商品の出品はできないため、Amazon内ですでに販売されている商品だけが出品できます。

商品を登録する際には、一つずつ登録する必要があるので大量の商品を出品する場合には手間がかかります。

また、大口であっても小口であっても上記の内容にプラスして販売手数料が別途かかります。

それ以外にも、メディア商品を販売するときには、カテゴリー成約料が別途で必要です。

どちらを選べばいいのか分からない人も多いかもしれませんが、月に50点以上出品するのなら大口出品を選んだほうが便利です。

 

店舗名の付け方に注意

店舗名は、いわば店の顔です。Amazonでは、店舗名によっても売上が左右されるため、適当に付けてはいけません。

個人名が入っているような店舗名、横文字やカッコを使っている店舗名は、利用者から信頼されにくい傾向があります。

そのため、店舗名が実際に存在するような名前を付けるのがおすすめです。

例えば、書籍を中心に扱うのなら「○○書房」、家電製品なら「○○電気」、おもちゃやゲームなら「ホビーショップ○○」というように、分かりやすく不信感を持たれない名前がおすすめです。

 

個人情報の入力に注意

Amazonで個人出品するには店舗名、氏名、住所、電話といった個人情報をすべて開示する必要があります。

個人情報を知られたくない人もいるかもしれませんが、氏名は基本的には本名を記入しましょう。

住所についても同様です。知られたくなくても、偽ってはいけません。

どうしても自宅の住所を知られたくない場合には、レンタルオフィスやバーチャルオフィスを借りて入力しても大丈夫です。

実際に利用している電話番号を載せたくない場合は、スマホにIP電話アプリをインストールするといいでしょう。

その際に取得した050から始まる番号を利用しても構いません。

 

出品する商品の登録

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実際に商品を出品する場合には、まず、売りたい商品名などで検索をします。

詳細ページを開くと、「マーケットプレイスに出品する」という項目があるので、これをクリックします。

出品登録画面に移動するので、そこから商品のコンディション、説明、在庫数、価格を入力していきましょう。

必要事項をすべて入力したら、「今すぐ出品」をクリックして完了です。

Amazonへの出品は作業が非常に少ないので、初心者であっても問題なく利用できます。

慣れれば1分程度で出品作業を完了させることも可能です。

出品後には、Amazonから確認メールが届き、Amazonの出品用アカウントにある「在庫管理画面」で出品情報の確認ができます。

 

オリジナル商品の画像に注意

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大口出品の利用時にオリジナル商品やアマゾンでの販売がない商品を新規出品する場合は、画像が必要になるので注意しましょう。

登録する画像にはいくつかの規定があります。

まずは、枚数です。Amazonでは、メイン画像1枚とサブ画像8枚、合計9枚の画像を設定することができます。

画像の商品が小さすぎてもいけません。

画像全体の中で、85%以上を商品が占める状態の画像を使用することと決められています。

また、メイン画像にはコーディネート品(販売商品以外の商品)を使用してはいけません。

メイン画像の背景色にも決まりがあります。

純粋な白を使用することとなっているので、カラー背景などは使用しないように注意しましょう。

サブ画像については必須ではありません。

メイン画像は写真でなければいけないので、グラフィックやイラストの使用も禁止です。

サイズは、最小で縦横のどちらか長い側面が500ピクセル、最大で縦横のどちらか長い側面が2100ピクセルまでと規定されています。

フォーマットは、「JPEG」、「GIF」、「PNG」のいずれかを使用しましょう。

ズーム機能を利用する場合には、縦横いずれかが1000ピクセル以上必要になります。

このように、細かい規定があるため、しっかりと確認しておくことが重要です。

 

商品名の付け方に注意

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商品登録で一度付けた名前は、変更不可です。

そのため、商品の仕様変更などがあった際でも使い続けられる商品名にしておくことが求められます。

例えば、「(商品名)2色から選べる(商品情報)」というように、色の数を商品名に入れてしまうと、新色が出たときに変更しなければいけません。

そのため、「(商品名)(商品情報)」というように、シンプルな商品名にしておくと、新色が増えた場合でも安心です。

どうしても変更の必要がある場合には、セラーセントラルの【ヘルプ】から「商品詳細ページ変更のリクエスト」をしましょう。

しかし、商品名を変えるためには、本当に商品名の変更が必要であることを証明できるURLの提示が必要なので、ハードルが高くなっています。

 


二重登録に注意

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Amazonでは、商品の二重登録は禁止となっているので注意しましょう。

二重登録とは、その名の通り、同じ商品を2回登録してしまうことです。

二重登録になっている場合には、出品の詳細画面に警告文が出ます。

この中に「ここをクリックしてください」という文言があるので、クリックしましょう。

クリックすると、以前に登録した出品情報に移動することが可能です。

そのページで、金額や数量、説明文などの編集ができるので、必要なら編集します。

二重登録をしてしまうとID停止の危険性もありますので、十分に注意しましょう。

 

注文された商品の配送

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出品した商品に注文が入って成約したら、Amazonから「注文確定‐商品を出荷してください」というタイトルのメールが送られてきます。

「セラーセントラル」にログインし、「注文」をクリックしましょう。

未出荷商品一覧が表示されるので、「納品書の印刷」をクリックして、商品と同封する納品書を印刷します。

その後、商品を梱包し納品書を同封したら、納品書に記載してある購買者の宛名を記載して配送手続きを行います。

商品を発送したら、「セラーセントラル」にログインし「注文」をクリック、「出荷通知を送信」から必要事項を入力し出荷通知を送信して完了です。

 

小口出品の際の送料に注意

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小口出品では、商品のカテゴリーごとに決められた固定送料が請求されます。

これに関しては変更不可となっているので注意しましょう。

一般的に、荷物を送る場合は配送地域によって送料が変わります。

しかし、小口出品では変更できないため、東京から大阪に送る場合でも、東京から沖縄や北海道などに送る場合でも、同料金の送料です。

また、送料無料に設定することもできません。

販売した商品一つごとに、送料が発生するのも小口出品の特徴です。

同じ購入者が複数商品を同時に購入して、複数を一緒に梱包したとしても送料は商品の個数分倍化されてしまうのです。

購入者とトラブルにならないように、しっかりと送料に関する詳細を細かく記載していくことが大切です。

 

配送者の記載に注意

配送者は、基本的にAmazon出品者アカウントで設定したショップ名にするのがおすすめです。

本名で送ってしまうと、購入者が混乱してしまう可能性があります。

ショップ名のロゴを作ってプリントアウトし、梱包に貼り付けるのも良い方法です。

また、ゴム印を作って使用することで、負担が減ります。

プリントアウトして貼り付けるよりもゴム印のほうが楽にロゴを記載できます。

ゴム印の作成費用の相場は、1,500円程度です。

比較的、安価で作れるので、多くの商品を取り扱う場合には作っておくのがおすすめです。

 

初心者が個人出品を始める前に考えるべきこと

  • 個人の出品では個人情報の開示についてよく考える
  • 個人事業主の届け出について考えてみる
  • 売値と仕入れ値の差額は利益に直結しないことを理解しておく

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初心者がAmazonで個人出品をはじめる前に、考えるべきことがいくつかあります。

詳しく見ていきましょう。

 

個人の出品では個人情報の開示についてよく考える

個人として出品する場合でも、特定商取引法が適用されるため、個人情報の開示が求められます。

ヤフオクなどでも個人情報は提示しますが、購入者のみに開示するシステムとなっているため、不特定多数に開示する必要がありません。

一方、Amazonでは購入者以外にも氏名、住所、電話番号などの個人情報が開示されることになるのです。

電話番号や住所などはアプリで取得したIP番号や、レンタルオフィスなどの住所を利用することができますが、氏名はそうはいきません。

個人出品者名として戸籍上の氏名を常に開示する必要があるため、その点についてよく考えておきましょう。

 

個人事業主の届け出について考えてみる

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個人で出品する場合には、「個人事業の開廃業等届出書」を提出して、個人事業主にならなければいけないケースもあります。

副業であったとしても、大口出品小口出品に関係なく、開業届を提出して税金を支払う義務があるのです。

Amazonでの売上は、事業の売上と判断されます。

月商数千円程度の少額の取引しかしていないのなら必要ない場合もありますが、ビジネスとして売上を伸ばしていくことを目標にしているのであれば、Amazonで販売開始する前に、開業届を提出しておくようにしましょう。

 

売値と仕入れ値の差額は利益に直結しないことを理解しておく

安く仕入れたものが高く売れたからといって、必ずしも利益が発生するわけでないことも覚えておきましょう。

利益をアップさせたいのなら、仕入れの金額に対して何%の利益率を上げられるのかが重要です。

特に、Amazonでは手数料が高く設定されているため、それらも含めて利益率を計算しなければいけません。

自分自身で手数料を踏まえたうえでどのくらいの利益率になるのか、きちんと算出できるようにしましょう。

FBAなどのオプションサービスを利用すると、さらに手数料は上がります。

しかし、作業効率は格段に上がるため、大量の商品を扱う場合には手数料以上のメリットになる場合もあります。

 

販売手数料は高い?出品する際に忘れてはいけない手数料のこと

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先ほど、大口出品は月額4,900円、小口出品は1注文ごとに100円の料金が必要だとお伝えしました。

そして、大口出品の場合は、一括出品ツールやデータ分析レポートといったオプションサービスが使えます。

大口出品にするのか小口出品にするのかを決める際には、出品数だけでなく、オプションサービスも含めて検討しましょう。

Amazonに出品するのに高い費用を避けて小口出品を選ぶと、より売上を伸ばすためのサービスを利用できないかもしれません。

また、Amazonに出品する際には、⽉間登録料や基本成約料のほかにも販売手数料がかかります。

Amazonに出品するのは手数料が高いと思われるかもしれません。

Amazonの出品についてまとめましたので、具体的な販売手数料の内訳やオプションサービスについて詳しく見ていきましょう。

 

小口出品と大口出品

まず、大口出品と小口出品の利用料金は、それぞれ以下のとおりです。

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小口出品の場合、商品が1点売れるごとに100円の基本成約料が必要です。

月に50点の商品が売れると5,000円となり、大口出品の月額登録料を超えてしまいます。

Amazonに出品するなら、最初は小口出品でスタートしても、月に50点以上の販売が見込めそうなら大口出品に切り替えるのがおすすめです。

また、大口出品の場合は、一括出品ツールが利用できます。

Amazon出品の登録時間を短縮できるため、複数の商品を効率よく出品できます。

注文管理レポートでデータを分析できるのも大口出品の嬉しいポイントです。

さらに、大口出品は、選べる決済方法の種類が多く、お届け日時指定や独自の配送料金などの、より売りやすくするサービスをお客様に提供できます。

 

Amazon出品サービスの手数料の内訳

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Amazonに出品する際には、月額登録料や基本成約料といった基本料のほかに、販売手数料とメディア商品のみテゴリー成約料がかかります。

販売手数料は、大口出品でも小口出品でも同額がかかります。

金額は、商品カテゴリーによって決まったパーセンテージを、商品代金の総額に掛けて算出します。

カテゴリー成約料は、本やDVDなどのメディア商品が売れた際にかかる手数料です。

大口小口を問わず、1商品ごとに、本が80円、CD・ビデオ・DVDは140円かかります。

そのほか、Amazonで商品を販売する際には配送料が加算されます。

小口出品の場合、Amazonがカテゴリーごとに指定した配送料の適用となりますが、大口出品の場合はカテゴリーによっては独自に配送料が設定可能です。

配送料は購入者が支払いますが、実際に必要となる送料よりAmazonが設定した配送料が安いことがあるかもしれません。

販売価格を設定する場合は、配送料のことも考えて価格を決めましょう。

また、Amazonに出荷を依頼するFBAサービスを利用する場合は、FBA手数料や保管手数料などが別に必要です。

FBAサービスとは、「フルフィルメント by Amazon」の略。

Amazon出品でフルフィルメントを利用すると、注文から出荷までをAmazonが代行してくれます。

 

商品カテゴリーごとの販売手数料

販売手数料は、カテゴリーごとにパーセンテージが決まっています。

パーセンテージは、おおまかには8%・10%・15%・45%の4パターンです。

また、カテゴリーによっては30円の最低販売手数料が設定されています。

具体的なパーセンテージと商品カテゴリーは以下のとおりです。

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※印は、2021年2月28日に終了するプロモーションです。

同じカテゴリーでも売り上げやサブカテゴリーによってパーセンテージが異なったり、期間限定のプロモーションが適用されたりするため、出品前に販売手数料を確認しましょう。

 

個人出品で失敗しないためには事前のリサーチが重要

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Amazonでの個人出品は、誰でも手軽に行うことができます。

しかし、事前にさまざまなポイントを考えておくことが必要です。

個人での物販販売では、基本的に情報が必要不可欠になります。

Amazonでの個人出品を行う前に物販についての知識を得たいのなら、メールアドレスを登録するだけで物販についてのノウハウを学ぶことができる「物販総合研究所」を利用してみてはいかがでしょうか?