お金が貯められない人の特徴とは?
お金が貯められない人は、残金をあまり意識せずになんとなくお金を使っている場合があります。
例えば、朝のコーヒーや休憩時のお菓子など毎日の習慣として無意識にお金を使ってしまっていることもあります。
無駄使いをしている意識がないのは、あまりにも当たり前のようにお金を使っているからです。
しかし、毎日のコーヒーやお菓子を買うことを辞めて家から持参するようにすれば、それだけでもお金を浮かせることができるでしょう。
また、お金を貯められない人は予算を決めず、欲しいものを物欲のままに購入する人が多いのも特徴です。
「欲しい!」と思ったら我慢することができず、買うという選択肢のみとなるため、浪費につながってしまいます。
お金が貯められない人の特徴としては、収支を明確に把握していない点も挙げられます。
自分がどれくらいの収入と支出があるのかがわかっていないザル勘定という状態です。
お金が手元にあれば、あるだけ使い切ってしまうのがこのタイプで、いくら収入があっても支出も膨らんでしまうため、お金が残りません。
このタイプの場合は、お金のことを意識していないケースがほとんどです。
忙しいことやお金の管理に手間がかかることを理由にして、考えるのを後回しにしてしまっている部分もあるでしょう。
お金に対する意識が低いことこそ、お金が貯められない人の共通点といえそうです。
お金の貯めるための方法とは?
お金を貯めたいと思ったら、まずお金を貯めるための基本の手順を覚えておきましょう。
ここで紹介する3つの手順を実行すれば、少しずつでもお金を貯めていくことが可能です。
手順1:収支を把握する
何よりも最初に着手すべきなのは、収支を把握することです。
お金を貯めるためには、収入が支出を上回っていることが大前提となります。
収入と支出の差がほとんどなければお金を貯めることは難しく、支出のほうが収入よりも多ければ赤字となってしまいます。
そこで、今どれくらいの収入を得ていて、何にどれくらいの支出をしているのかを明確に数字で記録しましょう。
そのために有効なのが家計簿です。
家計簿をつければ、収支が明確になるうえに、毎月の収支動向を比較していくこともできます。
収支は頭で把握するだけでなく、家計簿にして数字で細かく把握することが大切です。
家計簿をつける方法はさまざまなものがあるので、自分に合った方法を模索することがポイントです。
手書きで記録するのならば、細かく自分なりの書き方で収支を管理できます。
1円単位での記録が面倒ならば、100円単位や500円単位で記録することもできるでしょう。
また、自分で数字を書いて計算するため、より収支を把握しやすくなることも特徴です。
手書きで記録するのは面倒だと感じるのならば、アプリを使う方法もおすすめです。
アプリならば、通勤時間などの空いた時間に手軽に入力して収支を管理することができます。
集計や収支計算も自動で行われるので、忙しくて家計簿をつけるのに時間をかけたくない人でも手軽に始めることができます。
アプリも手間だと感じる場合には、レシートを取っておくだけでも効果的です。
食費や交際費などといった支出のジャンルごと、そして月ごとにわけて保管するだけでも、収支を把握することができます。
収支管理は継続していくことが大切なので、自分が一番取り組みやすく、苦にならない方法を見つけましょう。
手順2:支出を減らす
支出を減らせば、減らした分のお金を貯めていくことができます。
収入額が変わらないとしても、支出を削れば削った分だけ、貯蓄が増えるのです。
そこで、家計簿から自分がどんなものにどれくらい支出しているのかを見てみましょう。
支出を分析すれば、削れる支出を見つけることができます。
家計簿を見直して、支出をジャンルごとにわけて月ごとに集計してみましょう。
支出には、毎月一定額を支払う「固定費」と支出額が月によって異なる「変動費」の2種類があります。
家賃や通信費、保険料やローンなどは固定費となり、食費や交際費などは変動費となります。
2種類のうち、最初に見直したいのは固定費です。
0固定費は毎月必ず出ていくお金となるため、少しでも減らすことができれば、月々の出費を継続的に減らすことができます。
なかでも家賃は固定費の中でも大きな割合を占めている場合が多いため、少しでも押さえることができれば貯蓄にまわせる金額も多くなります。
通信費や保険料もプランを見直すなどすれば、少しずつでも料金を抑えられるかもしれません。
毎月意識しなくても、一度固定費を見直すことでお金の貯まりやすい状況を作ることが可能です。
これに対して変動費は、節約を心がけて少しでも支出を抑える努力が必要です。
ただし、節約ばかりに気をとられてしまうと大きなストレスとなってしまうので、適度に力を抜くことも大切です。
手順3:一定額を貯金する
貯蓄を作るためのお金が浮かせられるようになったら、実際に貯金を始める手順となります。
ここで重要となるのが一定額を毎月必ず貯めていく習慣をつけることです。
最初は少額でもいいので、貯金をすることが当たり前であるという意識をつけましょう。
この習慣がなければ、途中で面倒と感じて貯金を辞めてしまいやすくなります。
お金を貯めるためには継続して貯金していく必要があるため、習慣としてお金を貯めることでなるべく精神的な負担をかけないようにすると効果的です。
貯金をするにもちょっとしたポイントがあります。
毎月残ったお金を貯金するのではなく、給料が入ったら貯金に回す分を先にわけておくことです。
お金が手元にあると、どうしても使いたくなるのが人間の性というもの。
だからこそ、貯金分は最初からなかったものとして別途保管すれば手を出しにくくなります。
また、貯金分を先にわけておけば、手元に残ったお金は自由に使っていいと考えることができます。
「貯金しなきゃ!」と常に意識してお金を使うより、「ここにあるのは使い切ってもいいお金」と考えたほうが楽という方も多いのではないでしょうか?
こうしてわけた貯金分のお金は、簡単には使うことができない定期預金を利用して貯めておくと効果的です。
貯金は収入に対して2~3割が理想的とされていますが、まずは500円や1000円などでもいいので、無理せず一定額を貯金する習慣をつけましょう。
お金を貯めるためのコツ6選!
お金を貯めるためのコツがわかれば、無理なく効率的に貯蓄を増やすことが可能です。
基本的な手順がわかったところで、コツも6つ押さえておきましょう。
1.複数の口座を使い分ける
お金を貯めるのならば4つの口座を使い分けると効果的です。
4つの口座があるとわかりにくくなることが不安かもしれませんが、用途別の口座にすることで、逆にわかりやすく管理することができます。
下記4つの口座を使い分ければ、収支を管理しやすく、残金もパッと見て確認しやすくなるでしょう。
・入金用の口座
・生活費用の口座
・引き落とし専用の口座
・貯蓄専用の口座
給料が入る入金用の口座に入金があったら、早めに必要な金額を各口座へと振り分けます。
食費や交際費など現金で払う必要があるものは、生活費用の口座を使います。
家賃や通信費などの口座から直接落ちるものはすべて同じ口座から落ちるようにしておき、ここに「固定費」として一括入金するとわかりやすくなります。
最後に、貯蓄用の口座にも貯蓄分を振り分け、実際にお金を使うときは生活費用の口座のみを使いましょう。
振り分ける作業が必要になるものの、日常で使う口座は1つのみとなるため、不便を感じることもないでしょう。
また、必要以上に生活費用を使いすぎる心配もなくなるので、お金を貯めやすくなるというメリットもあります。
2.整理整頓を習慣にする
一見すると、お金を貯めることとは無関係に思える整理整頓ですが、これを習慣にすると無駄使いを減らすことにつながります。
常に整理整頓していれば、ものをなくすということがとても少なくなります。
「なくしてしまい、見つからないからもう一度買う」というのは、無駄使いでよくあるケースですが、整理整頓してなくしものが減ることで大きく節約することも可能かもしれません。
また、整理整頓していないことで、どこに何があるのかが自分でも把握しきれず、似たようなものばかりを買ってしまうこともあります。
これも無駄使いの大きな原因です。
整理整頓されていれば、無駄使いを大きく減らせる可能性があります。
また、すっきりとした部屋で過ごすことができれば、ストレスが溜まりにくくなることもメリットです。
ストレスが溜まりにくくなれば、ストレスによる衝動買いのリスクが減ることにもつながります。
これは部屋のなかだけでなく、お財布のなかにもいえることです。
整理整頓しておけば、残金がパッと見てわかるので、お金を使いすぎる心配もないのです。
3.計画的にお金を使う
計画的にお金を使うためには、まず、何にどれくらいのお金を使う予定なのかを決めることが欠かせません。
予算を決めてなるべく予算内でお金を使っていくことで、無駄使いを減らして計画的にお金を貯めることができます。
そこで、1カ月ごとに食費や交際費などをそれぞれ予算に合わせてお金をわけて管理しておくと安心です。
封筒を使ったり、お財布の中に仕切りをつけたりするとジャンル別の管理がしやすくなります。
わけて管理をしておくことで、各ジャンルごとに今月、後どれくらい使えるのかがパッと見てわかるようになることもメリットです。
食費に少し余裕がありそうならば、ちょっと高いデザートを買うことができるかもしれません。
逆に余裕がなさそうならば、なるべく安い食材を見繕って買うこともできるでしょう。
こうして予算内でお金を使うことを心がけるだけでも、計画的なお金の使い方ができるようになります。
4.浪費を減らす
浪費とは、「欲しい!」と思ったら必要性を考えずに購入してしまうことです。
無駄使いとは少し違うニュアンスで使われることが多く、購入した本人にとっては欲しいものであることが特徴です。
もちろん、欲しいものを買うのは悪いことではありませんが、買っただけで満足して使わないものは本当に必要なものであるとはいえません。
物欲のままに買ってしまうと、浪費となりますが、そのものの必要性を見極めて買えば、浪費とはなりません。
しかし、物欲が先立っている状態では、そのものの必要性を冷静に判断するのが難しくなってしまうでしょう。
そこで、商品を買った場合と買わなかった場合でそれぞれのメリットとデメリットを考えてみましょう。
例えば、買った場合には物欲が満たされるがお金は減る、買わなかった場合には残念な気持ちになるけど、お金が残り、買わないことで困ることもないなどといった感じです。
このケースでは、物欲は強いものの、商品がなくても困らないため、必要性は高くないと判断できます。
メリットとデメリット以外にも、商品を買った後のことを考えてみるとわかりやすい場合もあります。
買った後、どうやって活用するのか、どこに置くのかなどを想像すれば、冷静に判断しやすくなります。
5.貯金の目標を設定する
どれくらいのお金を貯めたいのか、具体的に数字で目標を設定することもコツの一つです。
漠然とお金を貯めたいと考えるよりも、「500万円貯めたい」などと具体的に決めておいたほうが目標に向かいやすくなるでしょう。
目標が数字で明確に表されていると、お金を貯めることに対するモチベーションも保ちやすくなります。
目標を決めたら、書き出していつも目につくところに貼っておくと効果的です。
目標金額を決めたら、目標を達成するためにいくつかのステップにわけて細かく目標を作りましょう。
1年後にはいくら貯める、2年後にはいくら貯める、3年後には最終目標金額まで貯めるなど細分化していきます。
1カ月単位で目標を設定すれば、より明確にお金を貯めることができるのでおすすめです。
大きな目標を掲げると、達成するまでに長時間かかってしまうため、モチベーションを維持しにくくなりますが、目標を細分化することで短期間で達成感を感じられるため、モチベーションも維持しやすくなります。
ただし、あまりにも実現が不可能と思われる目標金額にすると、かえって挫折しやすくなるので、少し頑張れば手が届く金額を目標にすると効果的です。
日本人の平均貯蓄率が手取り収入の18%とされているので、まずはこれを目安として目標を立てるのも良いかもしれません。
6.収入を増やす
支出額が変わらないまま収入が増えれば、増えた分の収入でお金を貯めやすくなります。
そこで、収入を増やす方法も考えてみるようにしましょう。
てっとり早く収入を増やすのならば、残業や休日出勤を増やすのも良いでしょう。
より給料の高い会社へ転職するのも、収入を増やす手段の一つです。
また、副業を始めて収入を増やすといった方法もあるので、自分がやりやすいものを選ぶことが大切となります。
副業ならば、今の仕事環境を変えることなく、収入を増やすことができます。
インターネットでできる仕事も増えているので、自分のスキルや知識を活かした働き方ができる可能性もあるでしょう。
さまざまな仕事があるため、仕事や家庭の状況に合わせて好きな仕事が選べるのも副業の魅力です。
副業のなかでも人気のせどりは、スキルや知識がなくてもすぐに始められるビジネスです。
それでいて初心者も大きく稼げる可能性があるので、効率的にお金を貯められる可能性を秘めています。
投資も人気の副業ですが、ある程度の知識がなければ、損をするリスクを伴います。
投資先によってはハイリスクハイリターンのものもあるため、しっかりと調べて投資先を決めることが大切です。
お金を管理して貯めていこう!
お金を貯めるためには、いかにお金を管理して効率よく使っていけるかという点がポイントとなります。
家計簿を活用してお金を管理し、支出を抑える工夫をすれば、お金は貯まりやすくなるでしょう。
さらに副業などで収入を増やせれば、より効率的にお金を貯めることができます。
なるべく時間をかけずに収入を手にしてお金を貯めていきたいのならば、初心者でもすぐに始めらるせどりがおすすめです。
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