ヤフオクのやばい出品者エピソード
オークションやフリマアプリで仕入れを行う際、みなさんは出品者の評価を確認されますか?
私も一応確認はしていましたが、実際に取引でのトラブルはなかったので、あまり気にしていませんでした。が、しかし事件が発生しました。
ヤフオクで出品者評価のチェックは必要?
ヤフオクで仕入れた商品での出来事だったのですが、その方の出品者評価は3でした。ヤフオクを始めたばかりのようでしたが評価は「良い」が100%。商品説明文も細かく書かれていて申し分なかったです。
超売れ筋、即決商品でかなり安く、でも実際にあり得るくらいの安さです。ストアではなく個人出品でしたが業者っぽく、同じものをタイムセールと称して5台ほど出品していましたので、疑いようのない商品でした。
落札金額が6万円弱で1台落札し、取引連絡もすぐにきました。その後、振込口座の案内がきたので振込むことに。
しかし、そこから連絡が来なくなりました。いつか連絡が来るだろうと思いながら、度々取引連絡から連絡しても返事はなく、連絡掲示板から連絡しても反応がありません。
だんだんやばいと思ってきたので評価に悪いをつけて連絡しました。それでも相手からの連絡はなく無視の状態。その出品者の評価はいつの間にか【-5】になっていました。
ヤフオクでトラブルがあっても警察は動かない?!
こうなると完全にバックレですよね。なんとかならないかと警察に行きました。
警察に行く際に必要になった情報は以下の通りです。
- 対象となったオークションID
- 相手方のYahoo! JAPAN ID
- 金先の銀行名、口座番号、あて先(商品送付の場合には送付先住所、あて名)
- 送金(または商品の送付)を証明する書類の写し
- 相手とのメールの交換記録(メールの記録は、ヘッダー情報を全部表示して印刷する)
- 具体的な状況を説明するメモ
でも警察はまったく取り合ってくれませんでした。
理由は、出品者の住所に内容証明を送ることでやっと警察が詐欺容疑で動けるからだそうです。つまり住所がなければ警察は動いてくれません。
ヤフオクにも問い合わせてみましたが、ヤフオクは出品者の住所を警察にしか教えられないそうです。
でも警察は住所がないと動けない。そうです。詰みました。
出品者の住所は間違っていてもいいそうで、住所さえ教えてもらっていれば警察は動けるとのことでした。
この出来事で学んだことは、取引をする際は必ず相手の住所を聞いてから支払いをするということです。
ヤフオクの取引ナビを活用しよう
基本的にヤフオクの場合は、聞かなくても出品者から住所を教えてくれますが、フリマアプリは聞かないと教えてくれないので注意しましょう。
フリマアプリの場合は最初に支払いをしますが、こちらが受け取り評価するまで出品者に入金されません。
「じゃあ商品が届かなかった場合は出品者に入金されないから住所聞かなくてもいいじゃん!」と思うかもしれませんが、もし届いた商品が中国コピー品だった場合はどうしますか?
事前に質問で国内正規品と言っていても実際は違うということはあると思います。このパターンは僕もありました。これも詐欺ですよね。
住所が分からなければこのケースも泣き寝入りなので、必ず住所を聞いてから取引を進めるようにしましょう。
ヤフオクの悪質な出品者を通報するやり方
ここでは悪質な出品者を通報するやり方について解説します。
ヤフオクでは、商品ページの出品者情報欄にある「違反商品の申告」より通報が可能です。
クリックをするとヤフオク!ガイドライン違反申告フォームに飛びますので、オークション IDと違反理由を入力し完了です。
一定以上の評価を受けている申告者の通告の場合は、ヤフオクより出品者にメッセージがいくようになっています。
このときに申告者のYahoo!JAPAN IDは出品者に通知されませんので安心してください。
ヤフオクで良い出品者を見分けるポイント
ヤフオクで悪質な出品者から商品を購入はしたくないですよね?無用なトラブルは誰でも避けたいものです。
しかしヤフオクにもヤバい出品者は存在しています。そこでヤフオクでいい出品者かどうかを見分けるポイントを紹介していきますので、安心して良い出品者から商品を購入できるようにしましょう。
悪い評価への対応
まず出品者の悪い評価への対応をチェックします。悪い評価が付いた後に誠心誠意対応しているかを確認してみてください。
悪い評価が付いた後のコメントに謝罪などのコメントが付いているのか、反省が伝わるコメントがあるか、などが対応の良い出品者かどうか見分けるポイントです。
対応の悪い出品者ですと、悪い評価をつけた人を非難するようなコメントを残すようなことがあります。
ヤフオクの取引を長年続けていて出品数も多い人ですと、意図せず悪い評価が付いていることもあり得ますので、しっかりコメントを見るようにしましょう。
リピーターはいるか
2つ目はヤフオク出品者にリピーターがいるかどうかです。
リピーターがいるということは、その出品者が信用できる要素の一つとなります。反対にリピーターが少ない出品者の場合には、落札者との間で何らかのトラブルが起こったということも考えられるでしょう。
特に長い期間、多くの出品をしている人の場合は、リピーターがいるかどうか見分けやすいかと思いますので、参考にしてみてください。
「非常に良い」の評価はコメントで判断
最後のポイントは「非常に良い」の評価はコメントを見てから判断をするということです。
ヤフオクでは取引後に出品者の評価が必要ですが、「非常に良い」という評価のコメントの中には、一言であったり定型文であったりと無機質なものがみられます。
報復による悪い評価を嫌い、仕方なく「非常に良い」という評価をつけている落札者もいるので、評価だけでの判断は注意が必要です。
直近の評価状況
最後になりますが、直近の評価状況がどうなっているかも確認しましょう。落札されているのに、直近で落札者の評価がない場合は注意が必要です。
警戒すべきなのは、本当は「非常に悪い」という評価をつけたいけれど、報復されるのが怖くて評価せずに放置しているケースです。
単純に評価をつけ忘れている可能性もありますが、落札されているにも関わらず、あまりにも長い期間評価がない場合には注意してください。
悪い評価の判断基準は?
今までの解説と少し矛盾するかもしれませんが、悪い評価が付いているからといって、避けるべき出品者でない場合もあります。
悪い評価が付いている出品者が、ルール違反をしていないかを判断する基準を紹介しますので参考にしてください。
悪い評価の割合はどうか
出品者の悪い評価の割合をチェックし、良い評価が97%以上であれば、悪い評価を受けていたとしても心配する必要はないでしょう。
多く出品していると、配送事故など出品者が意図せず悪い評価が付いてしまうこともあるので、数だけで見るのはあまりよくありません。
数多くの取引がある出品者ほど、数ではなく割合を見るようにしてください。
評価を詳しくみる
2つ目のポイントとして、評価内容も詳しく見るようにしましょう。ヤフオクで悪いと評価された中には、理不尽に評価をつけられたものも散見されます。
ヤフオクにも稀にやばい落札者がおり、評価を下げる目的で付けていることもあります。
悪い評価を発見した場合にはコメントにも目を通し、なぜ悪いコメントが付いているのかを確認しましょう。
そもそもコメントの記載がない場合や、極端に悪質なコメント場合には、出品者の責任でない可能性もあります。
「どちらでもない」は悪い評価
最後になりますが、ヤフオクでの「どちらでもない」という評価基準は、悪い評価であることが多いということを覚えておいてください。
「どちらでもない」という評価をつける理由は、報復評価を回避するためと考えるのが妥当です。そのため、悪い評価と判断しても問題ありません。
評価基準として「どちらでもない」が目立つ場合にも必ずどのようなコメントが付いているかをチェックするようにしましょう。
もちろん落札者のばっくれもダメ
ヤフオクでは落札者によるばっくれも残念ながらあります。
どういう人がやばい落札者なのか特徴をまとめていますので、落札者として当てはまっていないか確認してみてください。
もしかしたら何気ない行動で出品者から警戒されているかもしれません。
ヤフオクで支払いをばっくれるとどうなる?
ヤフオクでは支払いをバックレると落札者に対して悪い評価が付きますが、特にペナルティーはありません。出品者がオプションなどを利用していた場合に、手数料分の損をするだけになります。
ペナルティーがないからといって落札後に無視をするのではなく、マナーとしてキャンセルをしたい旨を伝えるようにしましょう。
落札者自身も悪い評価が付くと、今後の取引で出品者から落札者都合で削除され、入札できなくなってしまうこともあるので注意してください。
当てはまってない?やばい落札者の特徴
ヤフオクでのやばい落札者には、以下のような特徴があります。
- 悪い評価が多い
- 送料へのクレームが多い
- 商品状態が違うというクレーム
- 落札後の急なキャンセル
- 落札後に値段交渉や連絡が付かなくなるパターン
落札後にクレームを行うのはやめましょう。入札する段階で商品の画像や説明文でしっかり確認するようにしてください。
ヤフオクでばっくれにあった時の対処法
せっかく落札されたのにヤフオクでばっくれにあったら元も子もありませんよね。
そこでヤフオクでばっくれられた時に困らないよう対処法をまとめていきます。もしばっくれに出会ってしまっても落ち着いて対処していきましょう。
取引ナビで出品者に連絡
まず落札できていることを取引ナビを通じて出品者に連絡をしてみましょう。ただ気付いていないだけという可能性もあります。
取引ナビで連絡を取る際は、自分のフルネームや住所等は記載せずに落札が完了していることがわかるよう連絡してみてください。
内容は挨拶文や落札できた旨を簡単に伝えるもので問題ありません。メッセージを送るだけでも、落札者が気付き対応してくれる可能性があがります。
連絡掲示板で公開連絡
もし取引ナビで連絡をしても出品者から返答がない場合には、連絡掲示板に落札ができた旨を記載していきます。
取引ナビで連絡を取っても応答がない場合に有効的な手段です。
ただし、連絡掲示板は第三者にも公開されています。間違って個人情報などの記載をしてしまうと、情報がオープンになってしまう危険性があるので注意してください。
評価コメントで公開連絡
さらに第三者からも見えるよう評価コメントで公開連絡もしてみてください。
この評価コメントも第三者が閲覧できるため、悪い評価を嫌って反応してくれる可能性があります。
評価コメントから連絡をする際には、評価を「どちらでもない」にして、落札ができている旨を連絡するようにしましょう。コメントには、反応がなければ出品者都合で取引を中止することも合わせて記載してください。
評価は後から変更することができますので、反応があった場合には評価をし直してあげてください。
個人の連絡先へ連絡
取引ナビでの連絡や連絡掲示板、評価コメントで反応がない場合には直接個人へ電話連絡をしてみましょう。
さすがに電話まですれば出品者側も気づくはずです。電話をする際も落札ができている旨を簡単に伝えるようにしましょう。
ただ電話連絡の場合は、感情が入り言い過ぎてしまうと、更なるトラブルの原因となるので注意してください。
なお「匿名配送」で電話番号がわからない場合には、使えない方法となります。
まずは落札者に気づいてもらえるよう取引ナビで連絡してください。それでも反応がない場合に、警告の意味を込めて第三者でも見ることができる掲示板や評価コメントをするようにしましょう。
どうしても悪質出品者と連絡が取れない場合
悪質な出品者に出会ってしまい、落札後に連絡が取れない状況に陥ってしまうと困りますよね。
もし入金してしまった後であれば尚更です。そこで連絡が取れなくなってしまった場合の対処法を詳しく紹介していきます。
内容証明郵便を送る
内容証明を作成し郵送で送ることにより、出品者に対して督促をすることができます。内容証明が届くだけでも、出品者はかなり焦るはずです。
また内容証明は弁護士に依頼しなくても、ネットで検索すればテンプレートや詳しい書き方が分かりますので、参考にしながら作成してみましょう。
内容には法的な効力はありませんが、もし裁判などに発展した際には証拠にもなりますので、必ず作成してください。
警察に被害届を出す
ヤフオクで出品者とトラブルがあった場合には、警察に被害届を出しましょう。
残念なことにヤフオクでは出品者との取引に関しては、トラブルがあったとしても一切責任を負ってくれません。ただヤフオク側も警察の指示があれば、その指示に従い協力をしてくれます。
被害届を提出する際には、出品者の住所などの個人情報や、やり取りの履歴を残したメモなどを一緒に提出するようにしてください。
経緯がわかるモノがあると警察届もスムーズに受理してくれます。
少額訴訟を起こす
最後に少額訴訟を起こし金銭の支払いを要求する方法です。
少額訴訟とは60万円以下の金銭の支払いを求め、即日に判決の出る裁判のことです。裁判費用も数千円程度ですので利用する難易度は低いでしょう。
訴訟を起こす際の注意点ですが、出品者の住所の管轄する裁判所に提出が必要となるため、場合によっては遠方まで出向くことになります。
必要以上に経費がかさんでしまう可能性もありますので、金額に応じて訴訟を起こすか決めるようにしてください。
まとめ
ヤフオクでやばい出品者に出会った時の対処法についてまとめてきました。
悪い評価があまりにも多くつく出品者には特徴がありますので、事前に理解しておきトラブルを未然に防いでください。
もしトラブルになった際は、当記事を参考にして丁寧に対応しましょう。