Amazonの店舗名(ストア名)が重要である理由
Amazonの店舗名(ストア名)は、Amazon出品用アカウントでの必須項目の1つ。
Amazonで出品を始める前の段階で決定することになりますが、後から変更することも可能です。
Amazon個人出品こそ名前が大事
Amazonの店舗名は、商品の出品一覧画面で「出荷元」や「販売元」として表示されます。
複数の出品者が出品していれば、ショップ名を見て選ぶ方も。つまり、Amazonの店舗名は「商品が購入されるか否かを決定付ける要素」にもなり得るのです。
安易に、あまり考えもせず付けたその名前で、もしかしたら大きな損失を出しているかもしれません。
Amazonショップ名検索~相乗り出品時~
Amazon店舗名のおすすめポイント
Amazonで多くの商品を買ってもらうためにも、具体的に店舗名(ストア名)をどうすれば良いのか。
ここでは、店舗名を考える際のおすすめポイントを3つ紹介します。
店名は覚えやすいものにする
Amazonで多くの商品を出品する場合、特にリピーターを獲得したい場合は、店舗名の覚えやすさがポイントになります。
一度購入して店舗名を覚えていれば、次はそれが安心に繋がります。
「前に買ったところだから安心」「ここで買えば間違いない」と思ってもらえれば、購入へのハードルも一気に下がるはず。Amazonでの買い物の際に、店舗名(ストア名)で検索してもらえる可能性もあります。
覚えやすい店舗名としては、なるべく簡潔で難しい漢字や英語をなるべく使わないことが大事。パッと読んでわかりやすくなければ記憶にも残りません。長すぎる文字の羅列も覚えにくいですね。
例えば、英語でかっこいい店舗名を付けても、購入者が読みにくく発音できないようなものでは、意味がないのです。
誰でもパッと見て読める単語や名称を組み合わせるなど工夫をしながら、リズム感のある店舗名を付けられるとよいですね。
NGワード・副業感を取り入れない
取り扱うジャンルに合わせる
Amazonの店舗名は取り扱う商品に応じて臨機応変に変更も可能です。運営の方針が大幅に変わったら別の案を検討しても良いでしょう。
Amazonショップ名一覧でアピールするコツ
続いて、Amazonのショップ名一覧で表示された時に、購入者にアピールするためのコツを見ていきましょう。
アピールポイントをプラスする
Amazon出店での実績アピール
Amazon出品で実績を出せるようになったら、それもしっかりアピールしていきましょう。
例えば「評価数」や「取引数」など、数字でのアピールには説得力があります。
購入者に安心感を与えるための指標として、出品者評価はとても大事。たくさん購入されていて、評価も高いとなれば、購入する際の安心感も格段にアップするでしょう。
店舗名を定期的に変更する
店舗名の変更方法
具体的な店舗名の変更方法を確認しましょう。
Amazonセラーセントラル画面にログインしたあと、右上の[設定]をクリックすると表示されるメニューの中の[出品用アカウント情報]へ進みます。
[出品者のプロフィール]をクリックします。
出品者の情報が表示されるので「ストアの詳細」の[編集]をクリックします。
店舗名を入力して[送信]をクリックすれば、店舗名の変更が完了です。
店舗名を変更するタイミング
「店舗名を変えることで効果が期待できる場合がある」と紹介してきましたが、具体的にはどのようなタイミングで変えるのがよいでしょうか。
ここからは、店舗名を変更するタイミングについて詳しく見ていきます。
セールをしたいとき
店舗独自のセールを開催する場合、店舗名をうまく利用して内容を伝えることも方法の一つです。
店舗名そのものは変えなくても、【】などを駆使してセールを実施している旨を併記すれば、アピールすることができます。
複数の店舗が一覧でセールの告知ができれば集客につながることが期待できるでしょう。
なお、セールが終わったら誤解を招かないよう、忘れずに設定を戻すことが必要です。
セール期間を「〇月〇日まで」などのようにわかりやすく記載しておくとお得感も伝わり、より効果的にセール期間中の売上増が見込めるでしょう。
ただし、情報を詰めすぎて全体としてごちゃごちゃした印象を与えないように、注意が必要です。
古物商許可証を取得したとき
インターネット販売の場合、お客様にとって「その店舗が信頼できるかどうか」は重要なポイントです。
古物商許可証を取得した場合には、許可証を掲げることで公式に許可を受けた営業所であることがわかり、信頼性を高めることができます。
特に、中古品の場合は、古物商許可証を持っていることで本格的に活動していると認識されやすくなります。
せどりを行っている人は、古物商許可証を取得したタイミングで店舗名の登録内容を変更し、文言や番号を併記しておくと信頼度が増すため効果的です。
注意書きを付加したいとき
やってはいけない店舗名
店舗名を付けるにあたって、禁止事項や避けるべきポイントはあるのでしょうか。
最後に、やってはいけない店舗名について紹介します。
著作権を侵害するような店舗名
著作権を侵害するような店舗名を付けてはいけません。
誰もが知っている有名企業やブランド名などをそのまま使ったり、少し変えたりしただけでも元ネタがわかるような名前は厳禁です。
最悪の場合、著作権侵害で裁判を起こされるケースもあります。
そのため、悪気はなくても「名前の被りがないか」「他の企業やブランドをコピーしたものになっていないか」はチェックしてから利用したほうが安心です。
店舗名を考案したら、インターネット上で検索し、無意識に同じ名前を付けてしまっていないかをよく確認しましょう。
→ 著作権法
受け手を不快にするワード
店舗名を見てすぐにネガティブなイメージを連想してしまうワードなど、受け手を不快にするものは避けましょう。
なるべく全ての受け手に好印象を与える店舗名を心がけ、差別用語や宗教的、政治的なキーワードを用いるのは、マナーとしてもトラブルを未然に防ぐためにも、控えるべきです。
誰かを傷つけたり不快にしたりする言葉は売上にもつながらず、誰の得にもなりません。
ネガティブな言葉から注目を集めたとしても、ビジネスは長続きしないでしょう。
自分が意図せず、このようなワードを使ってしまう場合もあります。
店舗名を考えたら、一度インターネットで検索するなどして受け手を不快にする言葉が入っていないか再度チェックしましょう。
英数字の羅列
パスワードのような英数字の羅列は、店舗名らしくないため、お客様を遠ざけてしまう恐れがあるので避けましょう。
何を売っている店かもアピールできないうえ、個人がやっている感じを出してしまうので、基本的には信頼されません。
せっかく売り込みに使える店舗名が無駄になってしまいます。
同様に、難しすぎる英語やあまり日本人になじみのない言葉も避けたほうがよいでしょう。
商品は買いたいと思っても、どのようなお店なのか正体がわからず、ライバルへとお客様が逃げてしまう場合があります。
本名や個人名
本名や個人名をそのまま使うのは禁止ではありませんが、素人が本業の片手間や趣味でやっている雰囲気が出てしまい、信頼度が下がります。
本名を出したくないからと、ペンネームのようなものを使うのも不自然です。
どうしても本名や個人名を入れたい場合は、店舗名や組織名をうまく活用して組み合わせるなどしてプロフェッショナルな印象を与える名前を付けましょう。
Amazonセラーストア名はせどりで重要
Amazon物販で、店舗名とはお客様の目に入る重要な訴求ポイントの一つです。
店舗名をうまく工夫することで売上に好影響をもたらす可能性もあるので、今回紹介したコツや注意点を意識して名前を付けてみましょう。