「メルカリの口座を一時凍結します」は詐欺メール?
「メルカリの口座を一時凍結します」というSMSは、メルカリから届いているメッセージではありません。
スマホに届いたそのSMSは、メルカリのアカウント情報(メールアドレス、パスワード、クレジットカード番号)の不正入手を目的としたサイトに誘導するためのフィッシングメールです。
メルカリ公式からも、下記のように注意喚起が行われています。
現在、メルカリを装った不審なメール・SMSが急増していることを確認しております。メルカリでは、メール・SMS経由でメルカリアプリ以外から、お客さま情報(電話番号、パスワード、パスコード等)の入力を促すことは一切ございません。不審なメール・SMSが届いても、絶対にリンクを開かずに削除していただくようにお願いいたします。
SMSを開き、記載されたURLをタップしないように気を付けてください。
SMSが届くとメルカリが口座を一時凍結したのかと思ってしまう人もいると思いますが、フィッシング詐欺ですので、すぐに削除しましょう。
一度メルカリを装った迷惑メールに引っかかってしまうと、あとで処理が大変になりますので、絶対にSMSを開かないように注意してください。
(関連)メルカリのトラブル事例あるある|原因を把握して未然に防ごう!
メルカリの詐欺メールに入力してしまった場合
メルカリの口座凍結を装ったメールを、詐欺メールと知らずにリンクを開いてデータを入力してしまった人は、以下の対応を取りましょう。
- ログイン履歴で不正利用をチェック
- メルカリのパスワード変更
- 強制的にログアウト
- クレジットカード会社に連絡
それぞれ解説していきます。
ログイン履歴で不正利用をチェック
間違ってフィッシングメールのリンクを開きデータを入力してしまった場合は、メルカリのログイン履歴から不正利用されていないかを確認しましょう。
特に確認すべきところは、パスワード変更されていないか、ログイン履歴、メルペイスマート払い履歴や購入履歴です。
メルカリでログイン履歴から不正利用をチェックする方法は、下記のとおりです。
- メルカリアプリを起動しログイン
- 「マイページ」をタップ
- 「個人情報設定」をタップ
- 「ログイン履歴」をタップ
[マイページ]をタップします。
[個人情報設定」をタップします。
[ログイン履歴]をタップします。
現在ログインしている端末情報と、これまでにログインした端末の履歴情報が確認できます。
怪しいログイン履歴があった場合には、すぐにパスワード変更などの対応をしましょう。
メルカリのパスワード変更
誤ってフィッシングメールのサイトにデータを入力してしまった際は、メルカリのパスワードの変更も行いましょう。
メルカリのパスワードの変更方法は、下記のとおりです。
- [マイページ]をタップ
- [個人情報設定]をタップ
- [メール・パスワード]をタップ
- 現在のパスワードと変更したい新パスワードを入力
- [変更する]をタップ
[マイページ]をタップします。
[個人情報設定]をタップします。
[メール・パスワード]をタップします。
現在のパスワードと変更したい新パスワードを入力し、[変更する]をタップします。
何か違和感を感じたら、パスワードの変更はすぐにでも行いましょう。
ログインされてしまうとパスワードを変更されてしまうこともあり、後の対応が大変になりますので注意してください。
強制的にログアウト
フィッシングメールのサイトに入力してしまったあとに、まだアカウントの操作ができる場合はアプリから強制的にログアウトさせましょう。
メルカリから強制的にログアウトをさせる方法は、下記のとおりです。
- [マイページ]をタップ
- [個人情報設定]をタップ
- [ログイン履歴]をタップ
- 身に覚えのないログイン履歴をタップ
- [表示された端末からログアウト]をタップ
- [ログアウトする]をタップ
[マイページ]をタップします。
[個人情報設定」をタップします。
[ログイン履歴]をタップします。
身に覚えのないログイン履歴があったら、そのログイン履歴の項目をタップします。
詳細を確認し、自分のログインではないと判断した場合には、[表示された端末からログアウト]をタップします。
[ログアウトする]をタップすれば、該当のデバイスからログアウトさせることが可能です。
すでに第三者によってパスワードを変えられてアカウントの操作ができない場合は、アプリ内の「お問い合わせ」よりメルカリ事務局に報告をしてください。
クレジットカード会社に連絡
不正な利用がないかどうかクレジットカード会社にも確認をしましょう。
クレジットカード会社に連絡し、利用明細の確認をしてもらってください。利用明細に身に覚えのない購入履歴があった場合は、すでに不正利用されている可能性があります。
クレジットカード会社に問い合わせをして、クレジットカードの利用を停止してもらいましょう。併せてクレジットカードの再発行の手続きも行うようにしてください。
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メルカリを装った迷惑メールの見分け方
メルカリを装った迷惑メールの見分け方は、下記の3つです。
- メールの送信元ドメインはおかしくないか?
- メールの件名・本文に違和感はないか?
- 不審なファイルが添付されていないか?
それぞれ詳しく見ていきましょう。
メールの送信元ドメインはおかしくないか?
メールアドレスでは「.co.jp」「.ne.jp」「.jp」が一般的に使われています。しかし、フィッシングメールの場合は、無料で入手可能なフリーメールアドレスを利用していることが多く「.xyz」「.online」「.pw」「.tk」「.to」などが使われていることが多いです。
メールの件名・本文に違和感はないか?
メールの件名や本文にも注意してください。フィッシングメールの場合は、外国語から日本語に翻訳したような文章や不自然なピリオド、スペース入力が使われているなど、文章の一部がおかしくなっています。
不審なファイルが添付されていないか?
請求書やドキュメントが添付されている場合も、ウイルスに感染してしまう可能性があるので開かないようにしましょう。
メルカリに登録していないのにメールがきたのはなぜ?
メルカリに登録をしていないのに不審なメールが届いた理由として、下記のような事例があります。
- 知らないホームページにメールアドレスが記載されていた
- メールアドレスをランダム入力されて該当した
- アンケートや会員登録をしたサイトから抜き取られた
メールアドレスをランダム入力した際に該当し、メールが送られてくることがあります。メールアドレスに簡単なつづりのアルファベットがあるために、該当してしまった可能性が高いでしょう。
また、自分が回答したアンケートや、会員登録をしたサイトが悪質だったり、情報を抜き取られていたりした場合にもメールが届くことがあります。
メルカリの詐欺被害に遭わないための対策
メルカリの詐欺被害に遭わないための対策は、下記のとおり。
- リンクや添付ファイルを開かない
- 二段階認証を利用する
- メールセキュリティソフトの導入
- OSやアプリケーションを常に最新にする
メルカリを名乗ったフィッシングメールのサイトにデータを入力してしまうと、個人情報を抜かれてしまうなど、大きな被害に遭ってしまいます。
被害に遭わないようにするための対策について解説していきますので、参考にしてください。
リンクや添付ファイルを開かない
SMSに届いたフィッシングメールに添付してあるリンクやファイルは、開かないようにしましょう。
届いたフィッシングメールのファイルを開いただけで端末の情報が抜き取られたり、リンクにアクセスしただけでメールアドレスを抜かれてしまったりと被害が出てしまいます。
SMSにフィッシングメールが届いた際は開かないようにし、そのまま削除してください。
二段階認証を利用する
メルカリの二段階認証を利用してみましょう。
二段階認証の設定をすると、他人のなりすましや不正なアクセスを防ぐために、携帯電話のSMSによる認証が必要となります。
そのため、登録していない端末での不正アクセスができなくなり、詐欺などの被害に遭いにくくなるのです。
二段階認証の設定は電話番号の登録でできますので、まだ登録していないのであれば、メルカリにて設定しておきましょう。
メールセキュリティソフトの導入
フィッシングサイトに引っかからないように、メールセキュリティソフトの導入も検討してみましょう。
メールセキュリティソフトを導入することで、不審なフィッシングメールの受信をブロックできます。
メールセキュリティソフトにはさまざまなものがあるため、一番信頼できそうなものを選ぶとよいでしょう。
特に顧客情報などを持っている場合は、メールセキュリティソフトの導入をおすすめします。
OSやアプリケーションを常に最新にする
OSやアプリケーションを最新の状態で使用していないと、サイバーセキュリティ対策がされていない可能性もあり、フィッシングメールやサイバー攻撃の標的にされてしまいます。
OSやアプリケーションのアップデートの案内があった際は、すぐにでも更新しましょう。
定期的にアップデート情報が届くと思いますので、必ず確認のうえインストールをしてください。
メルカリアカウントに関するQ&A
メルカリアカウントに関するよくある質問と、その答えをまとめています。
メルカリアカウントが乗っ取られたらどうなる?
メルカリアカウントが乗っ取られると、登録しているクレジットカードを使って勝手に買い物をされる危険性があります。万一そういった不正利用の被害に遭った場合は、メルカリが全額保証すると案内しているので、早急にメルカリに問い合わせを行いましょう。→ 保証対応について
メルカリで勝手にログアウトされるのはなぜ?
メルカリアプリの場合は、基本的には勝手にログアウトされることはありません。自分でログアウト操作をしていないにも関わらず勝手にログアウトされていた場合には、アカウント乗っ取りの可能性もあるので、すぐにログイン履歴を確認しましょう。
メルカリで何をしてもログインできない原因は?
電話番号、メールアドレス、パスワードなどの情報に誤りがある場合は、ログインが行えません。ログイン時にはSMS認証も必要となりますので、利用している携帯電話番号が変わってしまった場合もログイン不可となります。
また、勝手に第三者があなたのアカウントにログインしてパスワードを書き換えてしまった可能性もゼロではありません。どうしてもログインできない場合は、メルカリ事務局に問い合わせを行うと良いでしょう。
メルカリを装った詐欺メールに注意しよう
メルカリを装ったフィッシングメールなどの詐欺メールが届くことがあります。
フィッシングメールだと気づかずにリンクを開き情報を入力してしまうと、個人情報などを抜き取られてしまう危険性があるのです。
フィッシングメールの被害に遭う前に、身に覚えのないメールは開かないことや、二段階認証の設定をしておくなどの対策をしておきましょう。
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