MyUSとは?
そもそも転送会社とは、日本へ直接出荷できない海外の商品を代わりに受け取って保管し、購入者の住所へ転送してくれる代行業者です。
転送会社を利用するメリットは、送料の安さにあります。購入先の海外のショップから転送会社までの送料は無料なので、購入者が負担する送料は転送会社から自分の住所までとなります。
さらに、海外のショップから購入したときのような、1回の購入ごとに国際送料が発生することがありません。複数購入すると、転送会社が転送時にまとめてくれるので送料の節約にもなります。
そんな転送会社のなかでもMyUSは、世界220以上の国に発送が可能で、2,700万件以上の配達をこなす欧米最大級の会社です。その会員数は世界中で600万人にも上ります。
実績もあり、1997年からの歴史もある会社なので、はじめて転送会社を利用する人におすすめです。
MyUSの登録方法
MyUSを利用するためには、画像のように、トップ画面右上の「Sigh up」ボタンからアカウント登録が必要です。
画像のように、MyUS公式サイトの言語は英語なので、必要に応じて翻訳するなどしましょう。 ここでは、詳しい登録方法を解説していきます。
料金プランを選択
MyUSには以下3つの料金プランがあります。
- SINGLE PACKAGE
- PREMIUM
- BUSINES
SINGLE PACKAGEは無料で利用できますが、その分利用できるサービス内容が限られます。
BUSINESは、3つのなかで、10ドルと最も月額費用が高い分、使えるサービスも豊富です。
今回は、無料体験実施中のPREMIUMを選択しました。PREMIUMは送料の割引など、個人輸入で使う分には十分なサービスの利用が可能で、30日間の無料トライアル終了後に月額9.99ドルが発生します。
アカウント登録情報を入力
料金プランを選んだら、氏名・Emailアドレス・パスワードを登録します。このとき、名前・苗字の順番で入力するようになっているので注意しましょう。
パスワードは8~32文字と文字数制限があり、大文字・小文字・数字が含まれていることが条件となります。
それぞれの項目が入力し終えたら、「CONTENUE」ボタンをクリックしましょう。
配送先の住所を登録
次に、配送先の住所登録です。入力が求められる項目には、下記があります。
- Ship to Country(国籍 )
- Address(住所)
- Address2(住所2(あれば))
- City(市町村)
- State or Province(都道府県)
- Potal Code(郵便番号)
- Phone Number(電話番号)
それぞれ間違いの内容に入力し、完了したら「NEXT」ボタンをクリックして次の登録画面に進みます。
支払い方法の設定
最後に、支払い方法を設定します。MyUSでは、PayPalかクレジットカードでの支払いが可能です。
クレジットカードの対応ブランドは下記の6種類です。
- VISA
- Master Card
- AMERICAN EXPRESS
- DISCOVER
- Diners Club
- JCB
メジャーなクレジットカードは利用できますが、海外サービスのサイト登録に不安がある人はPayPalを選びましょう。
今回は、クレジットカードを選んで登録しました。クレジットカードを選ぶと、画像のように下記の入力が求められます。
- Name on Card(カードの名義)
- Card Number(カード番号)
- Expiration date(有効期限)
それぞれ記入して、誤りがなければ「Billing Addres is the same as Shipping Addres(請求先と配送先を同じにする)」にチェックを入れてから「NEXT」ボタンをクリックします。
支払い方法の入力まで完了すると、下記画像のような画面が表示されます。
ここには入力した登録内容がすべて記載されているので、間違いがないかをよく確認しましょう。
今回は、PREMIUMプランの無料トライアルに登録したので、ACCOUNT INFORMATIONとBILLING INFOの下にあるTotal欄は0ドルと表記されていれば大丈夫です。
内容に誤りがなければ、「I would like to receive the latest deals, offers and news from MyUS in accordance with its Prevacy Policy(MyUSのプライバシーポリシーに従って、MyUSから最新の取引・特典・ニュースを受け取る)」にチェック、「SUBMIT」ボタンをクリックして完了です。
問題なく登録が完了すれば、下記画像のような画面が表示され、登録完了メールが届きます。
MyUSの使い方
登録が無事完了したら、次に使い方をマスターしましょう。ここでは、ログイン方法から各種設定方法などをご紹介します。ログインする
ログインするときは、アカウント登録したときと同様にトップ画面を開き、今度は「SIGN IN」をクリックします。
すると、下記画像のようなログイン画面が表示されるので、登録したメールアドレス・パスワードを入力して「SIGN IN TO YOUR ACCOUNT」をクリックすればログインできます。
管理画面を日本語表示にする
MyUSの管理画面は下記画像のように、基本的に英語表記になっています。英語に慣れていないと見づらいので、必要であれば日本語表示にしましょう。
日本語表示にするためにはGoogle Chromeの設定が必要です。詳しいやり方については、次の章で解説していきます。
Google Chromeの設定
MyUSを日本語表示させるためには、Google Chromeの設定を変更してください。まずは、Google Chromeのブラウザを表示させましょう。
自分のアカウントアイコンや拡張機能などが表示されている上部の一番右端にドットが縦に3つ並んだアイコンがあります。
これをクリックしてでてきた中から、「設定」を選びましょう。「設定」を選ぶと、Google Chrome内で設定可能なデザインやシステムなどの一覧が表示されるので、「言語」を選びます。
「言語」をクリックすると、スペルチェックなどのなかに、Google翻訳が表示されます。「Google翻訳を使用する」を適用させ、「この言語に翻訳する」は日本語を選びましょう。
これで、Google Chromeの設定は完了です。
日本語に翻訳
Google Chromeの言語設定ができたら、MyUSの管理画面に戻りましょう。
下記画像のように、英語または日本語に切り替えられるタブがブラウザに表示されます。
自動的に表示されない場合は、右クリックで「日本語に翻訳する」を選ぶか、一番上のページURL欄右側に表示されているGoogle翻訳のアイコンから設定しましょう。
MyUSの仮住所を使って商品を購入
MyUSに登録後、仮住所が発行され、下記画像のように画面右側に表示されます。
この仮住所が、海外のショップから商品を購入した際の一時的な受け取り場所です。
海外のショップを利用するときに必須なので、メモしてパソコンに貼っておくなど、すぐに確認できるように対処しておきましょう。
MyUSに届いた荷物をチェック
MyUSに荷物が届いたら、下記手順に沿って確認をしましょう。
商品到着メールを確認
荷物到着後、MyUSからメールが届きます。件名に「Your package is in your suite!」と表示されていたら、管理画面にログインしましょう
MyUSが受け取った商品は「Ready to Send」で確認できます。必ず購入した商品が記載されているかチェックしましょう。
ただし、画像で表示されないので、購入したショップ名や追跡番号を控えておくとスムーズです。
MyUSの管理画面上で届いている商品を確認
MyUSに荷物が到着すると、下記4つの欄内に商品が表示されます。
- Ready to send(すぐに発送可能)
- In Review(問題があり、対処中)
- Action Required(ユーザーの対応が必要)
- View All(届いたすべての商品)
購入者本人の対応が必要な場合は、速やかに対処しましょう。
MyUSに届いた荷物の判別方法
MyUSに届いた荷物は、下記4項目によって判別が可能です。
- トラッキングナンバー
- ショップの名前
- 価格
- カテゴリー
それぞれ項目ごとに荷物の詳細が確認できるので、過去に購入した商品を調べたいときに活用しましょう。
トラッキングナンバーやショップ名は、微妙に異なる場合があるので注意が必要です。価格では、購入した個数・単価・総額がチェックできます。
領収書を入れない場合は、購入者本人の入力が求められるケースもあります。
「画像がないと確認しづらい」という人は、別途料金を支払えば商品を撮影した画像を送ってもらえるので、こちらを活用するのもよいでしょう。
商品詳細・商品数・金額を確認
荷物の判別ができたら、購入金額を入力します。商品欄左端の「VIEW」欄にあるマークをクリックすると、商品詳細・商品数・金額の入力画面が表示されます。
入力の必要がなければ、確認画面が開くので、金額に相違がないかをチェックしましょう。
まれに複数商品が1つの商品として金額が出されている場合もありますが、その場合は正しい数字の再入力が必要です。
本来の金額よりも誤って安く記載されている場合、放置してしまうと脱税行為とみなされる場合があるので、必ず修正してください。
転送(発送)依頼
商品の確認が問題なく完了したら、いよいよ日本への転送依頼です。
依頼方法はそれほど難しくありませんが、スムーズな転送をしてもらうためにも、それぞれのステップについて把握しておきましょう。
「Ready to Send」内を確認
転送依頼は「Ready to Send」から行えます。ただし、一度に発送可能な商品数は50までとされているので、優先順位を確認しながら発送を依頼しましょう。
転送してもらいたい商品のチェックボックスにチェックを入れたら、次の工程に進みます。
オプション・発送方法を選択
発送方法に加えて、オプションの追加も可能です。発送方法は、配送会社や日数が選べますが、日数を早めれば早めるほど料金が高くなってしまいます。
「なるべく費用を抑えたい」「それほど急ぎではない」場合は、余裕のある日数を選びましょう。
「Pay Duties & Taxes Now」をオンにしておくと、商品購入にかかった関税・商品税などの先払いが可能です。その分配送がスムーズになるので活用してみてください。
そのほかオプションの追加も可能ですが、基本的には付帯させず通常サービスで問題ないでしょう。
「SHIP NOW」をクリックして完了
「UPDATE TOTALS」をクリックして、オプションなどを含めた最終的な金額を確認しましょう。
「不要なオプションを追加してしまっていた」「つけたいオプションがあったのにつけてなかった」といった事態を回避できます。
金額や内容に誤りがなければ、「SHIP NOW」をクリックして転送依頼は完了です。
DHLやFedExの追跡方法
「荷物がいつごろつくか知りたい」「荷物がなかなか届かない」というときに便利な追跡方法ですが、利用する配送会社によってやり方が異なります。
MyUSで選べる配送会社は、DHL・FedExの2つです。ここでは、それぞれの追跡方法についてご紹介します。
DHL
DHLに配送を依頼した荷物を追跡するときは、公式サイトを開き、ページ上部の「貨物を追跡」から専用ページに移動します。
商品購入時または発送完了時に送付されたトラッキングナンバーを入力し、赤い「追跡」ボタンを押せば完了です。
DHLの追跡では、現在の位置・配達予定日などが閲覧可能です。
FedEx
FedExは、DHLに比べて1ステップ工程が減り、ホームページにトラッキングナンバーを入力するボックスが設置されています。
こちらにナンバーを入力・「追跡」をクリックすれば、購入した荷物の追跡情報を閲覧できます。
関税や消費税をクレジットカードで支払う方法
カード1枚で支払いが完了するクレジットカード払いは、大きな買い物などをしたときや、現金の持ち歩きが面倒なときに重宝します。
実は関税・消費税でも、このクレジットカード支払いは可能です。ただし、領収書の発行はできず、システム利用料が発生します。
クレジットカード支払いを利用するときは、利用可能な下記ブランドに該当するクレジットカードを用意しましょう。
- VISA
- Master Card
- AMERICAN EXPRESS
- Diners Club
- JCB
必要なものが用意できたら、税関職員に声をかけると提示してもらえる二次元コードをスマホで読み取り、「関税等お支払いサイト」にアクセスします。
サイトでクレジットカード情報などを入力し、決済完了後、決済画面を職員に見せましょう。
職員からの確認、専用端末での決済確認が済んだら完了です。
手続き完了後の取り消しはできないので注意しましょう。支払い内容は、「関税等お支払いサイト」の「お支払い内容紹介」から確認できます。
よくある質問
海外の会社とあって、はじめて利用する人は不安や疑問もあるのではないでしょうか。そこで、MyUSのよくある質問・回答をご紹介します。MyUSの送料はいくらくらいかかる?
MyUSの送料は、容積重量によって異なります。日本のヤマト運輸や日本郵便のように、明確にいくらという決まりがないので、重量・サイズによって左右されます。
計算は、MyUSのトップページから「SHIPPING RATES」をクリックし、さらに「ESTIMATE SHIPPING COSTS」を選択すると国際送料計算ツールが表示されます。
ここに、発送元・配達先・荷物の重量を入力すれば、自動で計算が可能です。
MyUSでアンダーバリューの修正方法は?
MyUSでは、商品が到着すると個数や価格の確認が求められます。
ただし、複数購入した場合でも1つの商品としてカウントされていることがあります。この場合は、購入金額を商品数で割った正しい価格を修正入力してください。
実際の取引価格よりも低いと気づかずに申告してしまった場合でも、「アンダーバリュー」として虚偽申告になってしまいます。
税関に見つかれば、過少申告として加算税が課せられることになるので、注意しましょう。
MyUSの関税は先払いなの?
関税は後日支払いです。商品受け取りから数日中に配送会社から関税の請求書が届きます。
請求書の裏に支払い可能な場所や施設などが記載されているのでよく確認し、期日までに必ず納付しましょう。
以下の動画ではMyUSをはじめとした転送会社(発送代行会社)を使うメリットや、よくある質問について詳しく解説しています。合わせてご視聴いただき、MyUSを賢く利用しましょう。
MyUSを使いこなして物販ビジネスを加速させよう
海外との取引で便利なMyUSは、送料の節約ができ、登録して使いこなせばeBay輸出・輸入などで強い味方になります。
Google Cromeの設定を変えれば、日本語表示にもできるので、英語が苦手な人でも使いやすいでしょう。
MyUSのほかにも、輸入ビジネスで活躍する代行会社は複数存在します。
海外から商品を輸入するときの代行会社を探している人は、物販総合研究所で配信中の「eBay輸入完全マニュアル」を手にしてみてください。
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税関に引っかかる商品一覧や非課税のケースにつきましては、以下の記事にて詳しく解説をしていますので合わせてご覧ください。