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Amazon転売とは?基礎知識や違法にならないために知っておきたいこと

更新日:2023年11月6日

Amazon転売は間違ったやり方や違法性のある方法では安定して稼ぐのが難しいもので、一定の収入を得るためには正しい基礎知識が必要です。Amazon転売で重要な基礎知識や始め方、知っておくべき注意点など、物販のサポート経験が豊富な朝野が初心者の方向けに分かりやすく丁寧に解説します

Amazon転売で収入を得るためには、せどりのやり方を基礎からしっかりとマスターして実践するのが一番の近道です。

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朝野拓也
この記事の著者
物販総合研究所 楽天せどり講師
1992年 静岡県出身。貯金0円からせどりをスタートし、開始から半年で月商1,000万円、利益200万円を達成した。月間に400件〜600件ほどの取引を行っていて、Amazonや楽天、メルカリなど主要プラットフォームを用いた販売は一通り経験がある。また、副業せどりや転売のやり方を教えるスクールでの指導経験も豊富で、これまでに教えた生徒の数は400名を超える。モットーは、”挑戦”。
▶Twitter:https://twitter.com/asataku999
▶YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCy-03jSxnLigQBbgq22QfrQ

この記事の内容

Amazon転売とは?

Amazon転売とは?

Amazon転売について、その内容から違法性について見ていきましょう。

Amazonで仕入れた商品を売る=Amazon転売

Amazon出品で商品を転売することを「Amazon転売」といいます。

Amazonより安く販売しているところで商品を仕入れ、Amazonのセラーアカウントを使ってAmazon上で商品を出品・販売することで利益が得られる手法です。

Amazonでは個人でも手軽に商品の出品が可能で、意欲さえあれば誰でもいつでも転売を始められます。

Amazon転売は違法?

AmazonでもAmazon以外でも、商品を転売することは違法ではありません

ただし、法に触れる転売もありますし、Amazon出品における規約やガイドラインに違反すれば、アカウント停止になり、商品を出品できなくなる可能性もあります。

Amazon転売を成功させるためには、法に触れないようにするのはもちろんですが、Amazonのルール違反とならないことにも注意が必要です。

Amazon転売の仕入れ先の種類

Amazon転売の仕入れ先の種類

Amazon転売を始めるためには、商品の仕入れが欠かせません。Amazon転売の仕入先としては、以下の選択肢が挙げられます。

  • 国内で仕入れる
  • 海外から仕入れる
  • OEM・ODM商品を販売する

仕入れ方法ごとにメリット・デメリットがありますので、自分に合った方法を選んで、売れる商品・利益を確保できる商品を用意しましょう。

各仕入れ方法について、さらに詳しく解説します。

国内で仕入れる

日本国内では、主に以下のスタイルで仕入れが可能です。

  • 店舗で仕入れ
  • 通販で購入(電脳仕入れ)
  • 卸売業者から仕入れ
  • 古物市場で仕入れ

店舗や通販のセールで商品を仕入れたり、卸売業者や古物市場など仕入れ専用のショップで商品を仕入れて販売します。

副業で実店舗や卸売業者に出向く時間がない方でも、ネットショップを利用した電脳仕入れやオンライン古物市場など豊富な選択肢があります。日本国内であればいつでもどこでも気軽に利用できて、仕入先に不自由することもないでしょう。

ただし、日本国内での仕入れは難易度が低い分、ライバルが多いことが難点です。

海外から仕入れる

海外製品を日本に輸入して、Amazonで出品することも可能です。

日本で誰でも仕入れできるような商品はライバルも多いですが、輸入となると国内仕入れよりハードルが上がるため、比較的戦いやすくなります。

ジャンルを工夫すれば、ライバルの少ない商品を見つけることも可能。輸入仕入れでは言語や文化の違いにより戸惑うような場面もあるものですが、輸入代行会社に依頼すれば、全面的にプロに対応してもらえるので便利で安心です。

海外からの輸入では、送料や関税など仕入れ以外の経費が高額になることもあり、価格設定で赤字にならないよう、コストの把握が欠かせません。輸入初心者の方にはやや難易度が高いことが難点でしょう。

OEM・ODM商品を製造する

OEMとは「Original Equipment Manufacturer」の略で、海外から輸入した商品を自社のブランド品として販売することをいいます。

ODMとは「Original Design Manufacturing」の略で、独自のブランド商品として開発製造することをいいます。

既製品にロゴをプラスするといった方法で簡易的に製造できる商品がOEMで、より独自性を出して開発段階から参加して製造する商品がODM。いずれもオリジナリティを出すことでライバル対策ができる商品です。

OEMやODMでは一定数の在庫をもつことになりますので、資金が必要であるほか、在庫リスクがある点も把握しておく必要があります

Amazonで売れる商品を仕入れるのは簡単なことではありませんが、Amazon転売で失敗する人には共通するパターンがあります。以下の動画でその失敗しがちな4つのパターンを紹介していますので、こちらも参考にして最短で成功ルートを掴んでください。

 

電脳せどりについては以下の記事で詳しく説明していますので合わせてご覧ください。

・(関連)電脳せどりとは?仕入れから販売先まで初心者でも稼げるコツを徹底解説

Amazon転売で知っておきたいこと

Amazon転売で知っておきたいこと

Amazon転売で失敗しないためにも、以下の点について把握しておく必要があります。

  • Amazonの規約
  • 違法行為
  • 古物商許可
  • 真贋調査・出品制限

これらの内容を把握していないと、違法性のある商品を扱ったり、アカウント停止になったりする危険性があります。しっかりとチェックしていきましょう。

Amazonの規約を理解する

Amazonでは出品してはいけないもの、出品に許可が必要なものなどが決められているほか、出品者としてやってはいけないことも細かく規定されています。

Amazon転売ではAmazon出品の規約やガイドラインをしっかりと把握して、ルール違反にならないようにしましょう

Amazon seller central 「出品者が知っておくべきポイント」

Amazon出品違反と対処法については以下の記事で詳しく説明していますで合わせてご覧ください。

違法行為について理解する

「商品の転売=違法」ではありません

ただし、販売するのに法的な許可が必要な商品を無許可で販売したり、法律で一般の取り扱いが禁止されている商品を出品したりすれば、法律違反により懲役刑や罰金刑等の処罰対象となります。

自分が転売する商品については、法律上のルールもよく確認してから仕入れ・出品しましょう。

古物商許可について理解する

転売は違法ではありませんが、例えば古物商許可を得ずに中古品の転売を業として行えば古物営業法違反となり、3年以下の懲役か100万円以下の罰金、またはその両方が科せられることになります。

古物商許可とは古物営業法によって定められているもので、中古品を仕入れて転売する場合は必須。古物商許可を得るためには、警察署への古物商許可申請提出と合わせて申請手数料19,000円の支払いをしなければなりません。

警視庁「古物商許可申請」

「新品しか扱わないから古物商許可は必要ない」と思われている方もいらっしゃいますが、古物営業法においては、未使用であっても中古品として扱われるケースがあることを把握しておきましょう。

古物営業法における「古物」の定義は、以下のとおり。未使用の物品でも、使用のために取引されたものは古物として扱われます。

この法律において「古物」とは、一度使用された物品(鑑賞的美術品及び商品券、乗車券、郵便切手その他政令で定めるこれらに類する証票その他の物を含み、大型機械類(船舶、航空機、工作機械その他これらに類する物をいう。)で政令で定めるものを除く。以下同じ。)若しくは使用されない物品で使用のために取引されたもの又はこれらの物品に幾分の手入れをしたものをいう。

引用:古物営業法(e-GOV)

古物営業法で定義されている「古物」を扱ってビジネスを行う場合は、個人でも法人でも、古物商許可が必要であることに変わりはありません。転売するのが実店舗でもAmazon等のECプラットフォームでも同じです。

真贋調査・出品制限について理解する

ネットショップでは偽ブランド品を販売しているケースもありますが、偽ブランド品の販売は犯罪です。

有名ブランド品には商標権があり、その商標を無断で使用したり、模倣したりして販売すれば商標法違反となり、10年以下の懲役か1,000万円以下の罰金またはその両方を科せられます。

偽ブランド品が実際には売れなかったとしても、出品しただけでも商標法違反となり、5年以下の懲役か500万円以下の罰金またはその両方を科せられます。

偽ブランド品の出品は商標法違反のみならず、詐欺罪や不正競争防止法違反として罰せられる可能性もあるので、ブランド品等の取扱には十分な注意が必要です。

Amazon転売で偽ブランド品を扱えば法律で罰せられるのはもちろんですが、Amazonが行う真贋調査により出品制限やアカウントを停止させられた事例もあります。

Amazonの真贋調査とは、出品商品が本物かどうか、正規品かどうかをAmazon運営がチェックするための調査で、特に出品アカウント開設から間もないセラーは対象になりやすいので要注意です。

Amazonの真贋調査は、ブランド品に限らず新品商品でも中古品でも実施されることがある点も把握しておきましょう。

Amazon seller central「Amazon偽造品の取り組み」

Amazon転売の始め方

Amazon転売の始め方

初心者がAmazon転売を始めるには、以下の手順で準備を整えておく必要があります。

  1. 古物許可証を取得する
  2. Amazonセラーアカウントに登録する
  3. 商品をリサーチする
  4. 商品を仕入れる
  5. 商品を販売する

古物許可証を取得する

Amazon転売のためには、取り扱う商品に関わらず古物商許可が必要です。

古物商許可は、警察署に書面とともに申請手数料19,000円を添えて提出します

Amazonセラーアカウントに登録する

Amazonで出品するためには、出品用のセラーアカウントへの登録が必要です。

Amazonのセラーアカウント作成時は、以下の6点を用意します。

アカウント作成に必要なもの 内容
メールアドレス ログインIDとなる
携帯電話番号 ログインIDや認証で利用
クレジットカード 手数料支払いのために必須
銀行口座 売上金受取りのために必要
身分証明書 運転免許証もしくはパスポート
(マイナンバーカードは不可)
過去180日以内に発行された各種取引明細書
  • クレジットカードの利用明細
  • インターネットバンキング取引明細
  • 預金通帳の取引明細書
  • 残高証明書等

商品をリサーチする

Amazon転売を始めるには、Amazonで転売する商品のリサーチが欠かせません

しっかりと収益を確保するには、Amazonで売れる商品を利益の出る価格で仕入れる必要があります。そのためのリサーチ方法もマスターしておきましょう。

ライバルの数もリサーチして、価格競争になっていないか、需要と供給のバランスが崩れていないか、しっかりと確認しておくことも重要です。

商品を仕入れる

念入りなリサーチを行った上で、利益の出る商品を見つけたら仕入れをします。

一度に大量に商品を仕入れるとリスクも高まりますので、最初は予算に合わせて数点から仕入れ、資金の回転率など様子を見ながら在庫調節することをおすすめします。

商品を販売する

Amazon転売で利益を確保するためには、出品手数料や配送料、梱包材費等も把握して適切な価格設定で出品することが重要です。

同じ商品を扱うライバルセラーが増えても、価格を下げすぎると価格競争になってしまいますので、やみくもな値下げは避けましょう

 

以下の動画ではAmazon転売が違法にならないように気をつけるポイントと、Amazon転売を始めるためにやるべきことについてより詳しく解説しています。合わせてご視聴ください。

 

Amazonせどり(転売)の始め方については以下の記事で詳しく説明していますので、こちらも合わせてご覧ください。

・(関連)Amazonせどりの始め方|販売方法~仕入れのやり方まで全解説

Amazon転売で成功するためのコツ

Amazon転売で成功するためのコツ

Amazon転売で失敗しないためにも、以下の成功するためのポイントを押さえておきましょう。

  • ツールで人気のある商品を探す
  • セール品・廃盤品を狙う
  • 仕入れ時のポイント付与も考慮する
  • 儲かる商品ジャンルを理解する

どのようにすればAmazon転売で成功できるのか、ポイントごとに詳しくチェックしていきましょう。

ツールで人気のある商品を探す

Amazon出品においては、複数の有用なリサーチツールがあります。

Amazon転売で成功するためにも、自分が使いやすいツールを利用して、需要のある、利益の得られる商品をリサーチすることが重要です。

例えば多くのAmazonセラーが愛用している「Keepa」は、Amazonの商品ごとの価格変動やランキングをチェックできるツールで、検索した商品がAmazonで1ヶ月にいくつ売れたのか、といった詳細データを把握できます。

1ヶ月に売れる数が多い商品ほど人気の高い商品と判断できますので、商品リサーチにも大いに役立ちます。

自分に合ったツールを味方につけて、売れる商品をどんどん見つけていきましょう。

Keepa完全攻略について解説した動画もあるので、こちらもご覧になって仕入れにお役立てください。

セール品・廃盤品を狙う

価格差のある商品を仕入れる1つの方法として、セール品や廃盤品を狙う方法もあります。

セール品や廃盤品は、店舗であれば特設ワゴンや特売コーナー等をチェックし、ネットショップであれば各種セール情報をくまなくチェックします。例えば楽天市場の楽天スーパーSALE等のスケジュールを確認して、計画的に攻略していくのもいいですね。

仕入れ時のポイント付与も考慮する

安く仕入れて高く売るのが転売で稼ぐ基本ですが、仕入れの際に付与されるポイントも価格差として算入する「ポイントせどり」という手法もあります。

販売価格では差がなくても、例えば楽天市場の「ポイント◯倍」といったキャンペーンが開催されている場合、そのポイントで価格差を得られれば仕入れ対象になり得るのです。

ただし、ポイントせどりは現金としての利益が得られるわけではないですし、ポイント付与の時期が不規則だったり長期化することもあったりで、資金が回らなくなる可能性もある点がデメリットです。ポイントせどりに挑戦する場合は、そうしたマイナス面も押さえておきましょう。

ポイントせどりに興味がある方に向けて、楽天ポイントせどりについての解説動画も用意しています。仕入れが難しいと感じている副業せどり初心者必見の内容となっていますので、こちらも参考にしてください。

儲かる商品ジャンルを理解する

Amazonでは多種多様なカテゴリーの商品が販売されていますが、その中でも売れやすい商品ジャンルがあります。Amazon転売で成功するには、Amazonで売れやすい商品を把握しておくことも重要です。

Amazonで特におすすめなのは、以下のジャンルの商品です。

  • スマホ関連商品
  • ゲーム
  • 健康・美容関連商品
  • おもちゃ・ホビー
  • パソコン・オフィス関連商品
  • 本・漫画
  • 家電関連商品
  • トレーディングカード
  • 服(アパレル)
  • カメラ

転売で儲かる商品については以下の記事で詳しく説明していますので合わせてご覧ください。

・(関連)転売で儲かるものは何?儲かる商品リストを10のジャンル別に公開!

Amazon転売についてよくある質問

Amazon転売についてよくある質問

Amazon転売を始めるにあたって、よくある質問をまとめてチェックしていきましょう。

Amazon転売とは?

Amazon転売とは、仕入れた商品をAmazonで出品することです。

Amazon転売には、Amazon出品専用のセラーアカウント開設が必要です。

Amazonでの転売は違法?

Amazonでの転売は違法ではありません

ただし、法律やAmazonの規約・ガイドラインに違反する出品は刑罰やペナルティ対象となるので注意が必要です。

Amazon転売の仕入れ先は?

Amazon転売の仕入れは、国内では店舗やネットショップのほかに卸売業者や古物市場もあります

海外から輸入して販売するのもおすすめです。オリジナル商品の販売に興味があれば、OEMやODM商品を製造して販売する方法もあります。

Amazon転売でおすすめのリサーチツールは?

Amazonでの価格変動推移やランキングをチェックできる「Keepa」や「ERESA」がリサーチツールとして多くのAmazonセラーに支持されています

Amazon転売ではツール利用が必須ですので、自分に合った使いやすいものを選びましょう。

Amazon転売で物販ビジネスの幅を広げよう!

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Amazon転売は、転売初心者の個人の方でも低コストで始められるため、比較的参入しやすいビジネスモデルといえます。Amazon転売を始めてみたい、副収入を増やしたいといった方は、ぜひチャレンジしてみてください。

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