Yahoo!オークション (ヤフオク)の自動延長とは？
基本的に、ebayやYahoo!が運営するYahoo!オークションのようなオークションは、決められた終了時間を迎えた時点での最高落札金額で落札・終了します。
しかし、自動延長機能を使うと終了5分前からより高い金額で入札があった場合、以下の流れのように自動的に終了時間を5分延長されます。
例）19:00終了のオークションの場合
18:55～18:59:59の間に入札があると落札価格が上がる
↓
終了時間は19:05に更新
↓
19:00～19:04:59の間に入札があると落札価格が上がる
↓
終了時間は19:10に更新
例えば、19:00終了のオークションの場合、18:55～18:59:59の間にその時点での最高金額を上回る金額で入札した場合の終了時間は19:05です。
そこからさらに、19:00～19:04:59の間に再度最高金額での入札があればプラス5分の延長で、終了時間は19:10になります。
その後も同様に、最高金額が更新されていくごとにこの機能が働き、何回でも延長が可能です。
※以降、”Yahoo!オークション（ヤフオク）” を、”Yahoo!オークション" と記載します。
Yahoo!オークションの自動延長のメリット
出品者にとって、設定しておくだけで落札金額が上がっていく自動延長は、非常にメリットが大きいシステムです。
基本的に、オークションは終了間際が最も値段が上がりやすいとされており、落札者のなかには終了時を狙って入札する人も少なくありません。
終了間際になって自分よりも高い金額の入札者が現れると、闘争心に火がつき、より高い金額を提示する入札者同士の闘いが始まることがあります。
出品者はこの戦いに決着がつくのを待つだけで、想定金額以上の値段で売れる可能性もあるため、出品者にフォーカスした機能といえるでしょう。
Yahoo!オークションの自動延長のデメリット
デメリットとしては、落札者のなかには自動延長が設定された商品を避ける人もいることが挙げられます。
入札者同士で競い合って値段が上がっていく自動延長は、出品者にとってはかなりうれしい機能ですが、落札者にとっては予算よりも出費がかさんでしまうリスクもあります。
こうしたリスクを回避するために、自動延長なしの商品から選ぶ落札者も一定数存在し、自動延長に設定することで入札者が減る可能性もあることを留意しておきましょう。
Yahoo!オークションの自動延長の設定方法
自動延長の設定方法は極めて簡単です。無料で設定でき、出品するときに設定しておきます。
まず、オプション設定を開き、取引オプションをクリックします。そのなかから自動延長を選ぶと、「自動延長あり」「自動延長なし」の選択肢が出てくるので、「自動延長あり」にチェックを入れましょう。
設定はこれで完了なので、あとは落札されるまで待つだけです。
ただし、この自動延長の設定は、プレミアム会員のみのオプション機能となります。
Yahoo!オークションの自動延長を利用する際の注意点
高額な落札金額にも繋がる自動延長は、設定が簡単なところも魅力です。
しかし、利用する前に注意するべきポイントがあるので、チェックしておきましょう。
途中変更ができない
一度商品を出品すると、もし間違えて違う商品を出品していたとしても変更はできません。
出品した商品をキャンセルしてから、正しい商品を出品する手間がかかるので、注意しましょう。
また、人気の商品の場合、出品直後に入札が入る場合も少なくありません。
「間違えたけど入札者が出てしまった」という場合であっても途中変更はできないため、「価格提示したのに商品取り消しの連絡・メッセージがきた」と取引相手からの不信感を買う可能性もあります。
低評価につながる場合もあるので、出品前にしっかり確認をしてから自動延長の設定をしましょう。
吊り上げは禁止行為
Yahoo!オークションでは、複数のアカウントやIDの使用は認められていますが、吊り上げ行為は厳禁です。
そもそも吊り上げ行為とは、出品者が別のアカウントを使って、その時点での最高金額を提示することをいいます。当然出品者に購入意思はないため、次に高い金額で入札した人に落札権が渡ります。
このように、出品者がわざと高い金額を提示することで落札金額が上がるように操作が可能なのです。
しかし、これは禁止行為とされており、Yahoo!オークションの運営側でアカウントの管理も徹底されています。
違反が発覚した場合、アカウント停止などの対処がとられる場合もあるので注意しましょう。
Yahoo!オークションの自動延長を効果的に利用するコツ
Yahoo!オークションの自動延長は、上手く活用すれば高値での商品の出品が可能になります。
そこで、ここでは自動延長を効果的に利用するコツを解説します。
休日にオークションが終了するように設定する
ネットオークションの閲覧者は、休日に増加する傾向にあります。閲覧者が増えればその分入札者が増える可能性も高くなります。
特にオークションが終わるタイミングを休日に設定しておけば、「欲しい商品だけどもうすぐオークションが終わってしまう」という焦燥感から高い落札金額を提示する入札者も少なくありません。より多くの人の目に触れるよう終了日を工夫することも重要です。
ターゲットの利用者が一番多くなる時間帯に終了させる
休日のなかでも、購入者が一番多くなる時間帯を狙いましょう。Yahoo!オークションでも特に利用者が多いとされている時間帯は22時です。
「寝る前にちょっとチェックしておこう」という利用者が多く、休日かつ22時を終了時間として設定しておけば、多くの閲覧者に見てもらえる可能性が高まります。
遅い時間帯なので、連休の初日や土曜日など、次の日が休みという状況だとより閲覧者を集めやすいでしょう。
ライバル商品より前に終了させる
オークションの終了時間が早いほど、入札される傾向があります。落札者は競合の商品も当然チェックしていますが、確実に落札したい人は終了時間が早い順に入札しています。
また、「ここで落とせば、相場よりも安く手に入るかもしれない」という焦りから落札を決めてくれる人も少なくありません。
より確実に高額落札を狙うなら、ライバル商品よりも早い時間に終了させましょう。目安は2時間～1日前がおすすめです。
出品オプションを上手に活用する
Yahoo!オークションには、自動延長以外にも下記のような出品オプションが存在します。
- 注目オークション
- あなたへのおすすめコレクション
- 自動再出品
注目オークションは、カテゴリ内のオークション一覧ページの上部に自分が出品中のオークションの掲載が可能です。
あなたへのおすすめコレクションも似たサービスで、ユーザーのマイページなどに自分のオークションがピックアップされます。
この2つは手数料が有料ですが、オークションで落札されなかった商品を自動で再出品する自動再出品機能は無料で利用できます。
ただし、自動再出品すると注目オークションの設定は解除されてしまうので注意しましょう。
よくある質問
効率的にYahoo!オークションで利益を上げる方法として便利な自動延長ですが、初心者のなかには「分からないことが多い」と感じる人もいるのではないでしょうか。
そこで、よくある質問と回答をご紹介します。
Yahoo!オークション自動延長の制限はないの？
自動延長に上限はありません。落札されるまで延長が繰り返されます。
ただし、1回ごとの延長時間は5分と決められているので、5分間ほかに入札者がいなければ落札になります。
まれに、入札者同士の競り合いが長引き、出品者が「キリがない」と判断した場合に早期終了も可能です。
極端に長引かせると吊り上げを疑われる場合もあるので、あまりにも長く続く状態になったら、早期終了も検討しましょう。
自動延長の設定ってプレミアム会員しかできない？
プレミアム会員は、自動延長を設定するかしないかを選択できます。
しかし、プレミアム会員以外の場合は、出品したすべてのオークションが自動延長ありに設定されます。
商品によっては、想定以上の高額で落札される可能性がありますが、自動延長の設定を避ける入札者もいますので、注意しましょう。
自動延長なしで出品しているのはなぜ？
自動延長ありに設定すると、入札者同士の競り合いによってオークション時間が大幅に延びる場合も珍しくありません。
一方、自動延長をしない場合、当然時間どおりにオークションは終了します。しかし、「延長はない」という焦りから、場合によっては自動延長ありよりも高い金額で落札されることもあります。
また、終了時間に最高金額を提示すればそこで落札が確定するスムーズさを支持する落札者も多く、オークションの入札者が多く獲得できます。
自動延長機能で高額落札を狙おう
物販の手段として利用者も多いYahoo!オークションは、さらなる高額落札を狙える自動延長機能が便利です。
簡単な設定で、あとは入札を待つだけという気軽さは、多くの出品者に重宝されています。ただし、吊り上げ行為は厳禁で、途中変更はできないので注意しましょう。
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Yahoo!オークションの出品については以下の記事で詳しく説明していますので合わせてご覧ください。