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【転売とは?】転売とせどりの違いは?転売のメリット・デメリットを徹底解析

更新日:2025年3月5日
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近年流行りの副業である転売。

儲かるらしいと耳にしたことはあっても実際にどんなビジネスなのか、よく知らないという方も多いのではないでしょうか?

この記事では転売の基本をわかりやすく、解説していきます。

 

転売とは?

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転売とは、「せどり」とも呼ばれ、自分で仕入れた商品を販売し、その価格差で利益を得るビジネスです。

「安く仕入れて高く売る」非常にシンプルなビジネスモデルです。

しかし、転売とせどりには細かな違いがあります。

せどりについてWikipediaで調べてみると、「同業者の中間に立って品物を取り次ぎ、その手数料を取ること。また、それを業とする人を指す」とあります。

一方、転売は、「主に数量が限定されるなどの入手困難な商品を転売目的で大量に購入し、インターネットオークション等で高値で販売することを生業・趣味とした人々を指す。」とあります。

つまり転売とせどりでは扱う商品に違いがあるということです。

 

せどり

価格差のある商品は何でも

転売

限定品や入手困難な商品

 

このように細かな違いこそありますが、行っていることはほとんど同じです。

転売もせどりも、仕入れ場所によって2つの方法に分けることができます。

 

店舗せどり

店舗せどりは、実店舗で仕入れを行うせどりです。

たとえば、ビックカメラやヨドバシカメラなどの大手家電量販店、中古本や中古ゲームを扱うブックオフなどの中古専門店などで仕入れます。

店舗で実際に商品を見てから仕入れを行うため、ミスが起こりにくく初心者でも始めやすいのが特徴です。

また、一度に大量に仕入れられたり、店舗のセールを利用して思いもよらない価格で商品を購入できたりするメリットがあります。

一方で、店舗間の移動や荷物運びなどが手間になる、仕入れた商品を持ち帰るためには車が必要になる場合がある、お店が開いている時間帯にしか仕入れができない、地方の場合仕入先になる店舗が少ない、といったデメリットがあります。

せどりというものを始めに学んでいく分には店舗せどりは始めやすいですが、継続して行っていくとなると体力的にも厳しい部分が出てきます。

 

電脳せどり

電脳せどりは、インターネットで仕入れを行うせどりです。

仕入先の多くは「ヤフーオークション」などのオークションサイトや、「メルカリ」などのフリマアプリです。

電脳せどりの最大のメリットは、「いつでもどこでも自由にできる」というところです。

インターネット上のショップなので、閉店時間がありません。

ですので、深夜だろうが早朝だろうが仕入れが可能になります。

また、店舗せどりのように店舗に行く必要がないので、ネット環境があれば、どこにいても仕入れができます。

移動の時間もなく、仕入れた商品は自宅に届けてもらえるので持ち帰る必要もありません。

地方に住んでいて実店舗の仕入先が家の近所にないという人でも、電脳せどりなら地域差がないため始めやすいです。

時間の制限がなく、労力もかからない点で、電脳せどりはおすすめです。

 

転売とせどりは同じ?

転売とせどりで行うことはほとんど同じなので、2つの言葉は基本的には同じような意味で使われています。

ただ、人によっては転売とせどりという言葉を使い分けることもあります。

使い分け方は人によってさまざまですが、たとえば、本やDVDを扱うものをせどり、ブランド品を扱うものを転売と表現する場合があります。

このような分け方は、過去に本などの単価の低い商品を扱う手法をせどりと呼んだ影響があると考えられます。

現在では、せどりも転売も扱う商品の種類に大差はないので、ほぼ同じ意味と覚えておけば間違いありません。

使い分けることがあるとすれば、それはその人の過去の経験や感覚から、便宜的に使い分けているだけといえます。

 

店舗せどりと電脳せどりはどっちがおすすめ?

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店舗せどりと電脳せどりについてご説明しましたが、どちらが簡単なのかというと、実はどちらも大差はありません。

ただし、店舗せどりの場合、自宅の周辺に仕入先となる店舗があるか、車があるか、仕入れた商品を運ぶ体力があるかなど、求められる条件も多いため、店舗せどりをしたくてもできない環境にいる方も多いです。

その点、電脳せどりは、パソコンとインターネット環境があればできるめ、店舗せどりに比べると多くの方が始めやすいといえます。

始めやすさから、最近では、店舗せどりよりも電脳せどりを行う人の方が多くなっています。

次は利益を上げる仕組みについてご説明していきます。

 

転売で儲かる仕組み

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転売で儲かる仕組みには、2種類あります。

  • 安く仕入れて、仕入れた価格以上で売る
  • 定価で仕入れて、プレミア価格で売る

前者は「安く仕入れて高く売る」、転売の基本となる考え方です。

この場合ポイントとなるのは安く仕入れることです。

安く仕入れたものを、相場通りの価格で販売することで利益を上げます。

一方で後者の場合、定価で仕入れを行い、プレミア価格で販売して利益を上げます。

プレミア価格とは、数量限定など供給量が限定されており、需要が供給量を上回った際、希少価値が生まれて価格が高騰した商品をいいます。

「需要>供給」により、定価で仕入れていても利益を上げることができます。

プレミア化することを見越して仕入れを行う必要があるので、ある程度経験が必要になります。

ですので、始めたばかりであれば、前者の安く仕入れて、仕入れた価格以上で売る方が利益を上げやすいです。

 

転売が違法になることはない?

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転売行為に違法性がないかどうか、気になる方も多いのではないでしょうか。

転売そのものは違法ではありませんが、一部規制の対象になっている商品もあるため、注意が必要です。

違法になる具体例を交えて紹介します。

 

1.転売がすべて違法になるわけではない

転売ビジネスは、昨今のオークションサイトやフリマアプリの普及によって、幅広く行われるようになってきています。

新品や中古品の商品の転売取引が増えているなかで、違法な転売による逮捕事案なども出てきてしまい、世間には転売を迷惑行為と考える人もいます。

実際には、これらの行為は一部の業者によって、違法な転売行為が繰り返し行われたことが原因であり、ほとんどの人は真っ当なビジネスとして行っています。

 

2.買占めや高額転売などの悪質な転売が増えて規制強化されている

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転売に関しては、一部の悪質な転売業者によって、人気チケットの買い占めや高額転売が相次ぎ、一般の人が通常のルートで購入できないという問題がありました。

一部のモラルに欠けた行為によって大きな利益を得ている個人や業者が存在していることは、世間でも規制強化の声が高まる要因となりました。

この声を受けて、2018年に「特定興行入場券の不正転売の禁止等による興行入場券の適正な流通の確保に関する法律」が成立しました。

略称「チケット不正転売禁止法」です。

この法律の成立により、コンサートやスポーツ、演劇などのチケット(特定興行入場券)を、公式に設定されている販売価格よりも高く転売した場合、不正転売として、1年以下の懲役、100万円以下の罰金、またはその両方が科せられるようになりました。

 

3.チケット転売の規制法以外で違法転売に適用される法律とは?

転売を行ううえで注意しておきたい、チケット不正転売禁止法以外の法律を2つ紹介します。

 

  • 都道府県の迷惑防止条例

全国の各都道府県と一部の市町村には、それぞれ迷惑防止条例が定められており、主に痴漢や盗撮、のぞき、客引き、ダフ行為などが禁じられています。

イベントチケットや入場券などを買い占めて高額転売し、利益を得ることは「ダフ屋行為」に該当するため、迷惑防止条例違反として処罰される可能性がありますが、都道府県によって規制対象が異なります。

 

  • 詐欺罪

詐欺罪とは、人を騙して金品を受け取ることであり、刑法246条にて規定されている犯罪です。

たとえば「転売目的ではないと偽って、チケットを購入した」という理由で、チケットサイトなどの販売元を騙したとして詐欺罪が適用される可能性があります。

過去には、大手チケットサイトの運営をしていた会社の元社長が、転売目的のチケットを不正入手する手助けをしたということから詐欺容疑で書類送検された例もあります。

 

4.転売で違法となったケース

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チケットの高額転売への規制が強まってきたことで、2016年9月、人気アーティストのコンサートチケットを転売した女性が、実際に逮捕された例があります。

ファンのなかでも有名なチケット不正入手の常習犯であった人物で、約2年間で1,000万円ほどの利益を得ていたようです。

このケースでは、インターネットで転売行為を繰り返していたため、ダフ行為として検挙するのが難しく、「古物商許可を取得せずに営利目的でチケットの転売を繰り返した」ということで古物営業法違反で逮捕されることとなりました。

その後、2019年6月14日からは先ほど紹介したチケット不正転売禁止法が施行され、チさらに規制が強化されています。

 

転売するには古物商許可が必要?

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転売ビジネスをするうえで、古物商許可が必要なのか、古物商許可とはなにかについて紹介します。

 

1.古物商許可とは?

「古物」とは中古品のことで、「一度使用したもの」、「使うつもりで購入したが、まだ未使用のもの」、または「それらの商品に手入れを施したもの」のことで、個人や業者の手に一度でも渡った商品は古物に該当します。

古物を販売する場合、必ず都道府県の公安委員会の許可である古物商許可が必要となることが、古物営業法で定められています。

「古物営業法」とは、盗品の売買の防止などを目的として、中古品などの古物の売買を規制する法律です。

骨董品、商品券などの金券、乗車券や航空券、コンサートチケットなどさまざまな物品が古物に該当します。

 

2.転売をビジネスとして行うなら古物商許可が必要になる

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販売形態を問わず、ビジネスとして転売をする場合には、古物商許可が必要となります。

ビジネスであるかどうかには、稼いだ額による基準などはなく、営利目的で中古品を仕入れ販売するというだけで、古物商の許可を取っておかないと違法となり、罪に問われる可能性があります。

古物商の無許可違反の罰則では、3年以下の懲役または100万円以下の罰金、もしくは両方が科せられます。

一般消費者に一度もわたっていない商品(=新品の商品)だけを販売するような場合には古物商許可は必要ありませんが、転売ビジネスを行ううえで、取っておいた方が安心の許可といえます。

 

3.古物商許可を取得するには?

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古物許可証を取得するには、営業所を管轄する警察署に必要書類を揃えて提出し、各種手数料を払って申請する必要があります。

以下に必要な書類と、手数料についてまとめたので、参考にしてください。

<古物商許可を取得するのに必要な書類>

  • 個人許可申請書
  • 住民票
  • 身分証明書
  • 登記されていない事の証明書
  • 略歴書
  • 誓約書
  • WEBサイトを持っている場合はURLが確認できる書類

 

<必要な各種手数料>

  • 古物商許可取得手数料・・・19,000円
  • 住民票代金・・・300円
  • 市町村で発行してもらう身分証明書・300円~600円
  • 登記されていないことの証明書・・・300円
  • その他、営業所によって必要になる書類の手数料

 

4.古物商許可の取得は行政書士に依頼することもできる

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普段仕事や家事で忙しい社会人にとって、古物商の許可申請の作業は、個人で行うと手間と時間がかかることが難点です。

そこで、古物商許可を専門にした行政書士に依頼することがおすすめです。

古物商許可の申請の審査には最短でも40日以上はかかるので、それだけビジネスに取りかかるのも遅くなってしまいます。

審査期間は行政書士であっても短くすることはできませんが、その分、申請するまでの作業をスピーディーに行ってもらうことでより早く、効率的に申請できます。

また、行政書士に古物商許可申請の依頼をする場合には、報酬が必要となり、相場は5万円程度となっています。

 

転売ビジネスは嫌われる?転売を行う上で気を付けたいこと

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基本的には、転売は、正当なビジネスであるため、取り組むことで嫌われるといったことはありません。

モラルや法律を守り、禁止されている商品を扱わないようにすることで、立派なビジネスとして取り組むことができます。

立派なビジネスだからこそ、法人を含めて、多くの人が転売ビジネスに取り組んでいます。

 

転売のメリットとは?どんな人に向いている?

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続いて転売のメリット・デメリット、どんな人に向いているかについて解説していきます。



転売のメリット

転売のメリットは、非常にシンプルな仕組みであることです。

仕入れた金額よりも高い金額で販売すればその差額分が利益になります。

価格差のある商品を仕入れるにはリサーチの時間や仕入れ資金が多少必要ですが、既に製品化されている商品を仕入れるため、商品を一から企画・開発・製造する資金と時間、ブランディング、技術力などが不要です。

環境さえ整えば誰でも始められます。

他の副業と比較して、即金性が高く、資金が少なくて済む点もメリットです。

たとえばアフィリエイトでは、売上が上がっても、自分の手元に報酬が入るまでは2ヶ月ほどかかりますが、転売は、売れたら入金がされるので、比較的すぐに稼げます。

また、仕入れはクレジットカードで行うこともできるので、FXのように資金も必要ありません。

FXの場合、知識がないとギャンブル性やリスクが高いですが、転売は安く仕入れさえすれば利益が取れるので、リスクも抑えられます。

 

転売のデメリット

転売は、誰でも始めることができるため、ライバルが非常に多い点がデメリットです。

ライバルが多いと、商品を希望の価格で仕入れられなかったり、そもそも在庫がなくなってしまって仕入れられなくなったりする問題が起こります。

また、ライバルが多いと、価格競争が起きやすくなります。

価格競争とは、自分の商品を売りたい人が他の出品者よりも自分の販売価格を安く設定することによって、どんどん値下げ競争が起きる現象です。

売れている商品であれば値下げしなくても売れるのですが、特に初心者は不安から商品が売れるまで待てず、値下げして価格競争のきっかけを作ってしまう人が多いです。

初心者が扱いやすい商品を仕入れ対象から外すなど、対策を打つことが重要です。 

 

転売はどんな人に向いている?

転売では商品を仕入れて販売する1回の取引だけで、1万円以上儲かる商品があります。

中には1回の取引で10万円以上儲かる商品もあります。

ただ全てがこういった商品ではありません。

1回の取引で1,000円以下の利益の商品もたくさんあります。

利益ではなく赤字になってしまう商品ももちろんあります。

1回の取引で1万円、10万円など儲かると思って始める人は、長く続かないことが多いです。

最初は小さな利益でもコツコツ地道に続けることができる人が、稼げる人になっていきます。

中にはいきなり大きく稼げる人も出てきますが、そんな人は極少数ということを肝に銘じて、毎日単純作業をコツコツ積み重ねることができる人が転売には向いています。

今稼げている人でも始めから大きく稼げていたわけではないので、諦めずに継続できるようにしていくことが一番重要なポイントです。

 

転売はコツさえつかめば、確実に稼げる!

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転売は、コツさえつかめば、確実に稼げるビジネスです。

他の副業に比べても始めやすく、コツコツ地道に続けることで利益を得られるようになります。

ここで紹介した以外にも販売にはさまざまなコツがあるので、興味のある方は別の記事もチェックしてみてください。