個人が中国から商品を輸入する方法
個人が中国から商品を輸入する方法は、主に以下の3つです。
順番に説明していきます。
自分ですべて行う
個人が中国のECプラットフォーム(Alibaba、Taobao、1688.comなど)やサプライヤーのウェブサイトから商品を直接購入し、個人名義で輸入する方法です。
【自分ですべて行うメリット】
- 初期投資が少ない
- 必要な商品を必要な分だけ購入できる
- 仕入れの手続きがシンプル
【自分ですべて行うデメリット】
- 中国語でのコミュニケーションが必要になる場合がある
- 現地の銀行口座が必要になる場合がある
- 通関手続きや規制などの知識が求められる
- 小ロットの輸入では、コストメリットが少ない
このほか、個人の力で中国のバイヤーや工場などと直接交渉する方法もあります。この場合は、現地を訪問する時間と費用が必要となり、言語と文化の違いを理解して交渉をする必要があるため、ハードルは大きく上がります。
以下より紹介する、輸入代行会社や現地パートナーと協働する方法は、自分ですべて行う場合のデメリットや課題を解決する有効な手段です。活用すれば、ビジネスを飛躍させる可能性が高まります。
輸入代行会社の力を借りる
「輸入代行会社を使う」方法とは、輸入手続きや貿易実務を専門に行う会社に依頼して、中国から商品を輸入する方法です。
【輸入代行会社の力を借りるメリット】
- 輸入手続きや貿易実務を代行会社に任せられるため、手間が省ける
- 言語の壁やビジネス習慣の違いを代行会社がカバーしてくれる
- 小ロットの輸入でも対応可能な場合が多い
【輸入代行会社の力を借りるデメリット】
- 代行会社の手数料分、全体コストが増加する
- 供給者と直接コミュニケーションを取れないため、品質管理が難しくなることもある
- 代行業者が倒産した場合、商品の仕入れや輸入プロセスに影響する
輸入代行会社を選ぶ際は、インターネットや専門誌で情報を収集することが一般的です。また、知人や関係者からの紹介で探す方法もあります。
選定の際には、サービス内容だけでなく、取引実績や財務状況を確認し、信頼できる会社であるかを判断する必要があります。さらに、取引開始のまえには、業務内容とそれに伴う責任範囲を明確にし、契約書に記載して締結しておくことも大切です。
(関連)「中国輸入 代行」
現地のパートナーと共に行う
また、商品の調達や輸出手続き等を手伝ってくれる現地パートナーを見つけ、協力して輸入業務を行う方法もあります。個人のケースもあれば、現地の企業や貿易会社をパートナーにするケースもあります。
【現地パートナーと共に行うメリット】
- 現地の言語やビジネス習慣に精通したパートナーが対応してくれるため、コミュニケーションがスムーズ
- 現地の市場情報や供給者情報を入手しやすいため、適切な商品や供給者を選びやすくなる
- 現地での品質管理や問題対応を任せられるため、自分が現地に行く必要性が減る
【現地パートナーと共に行うデメリット】
- 信頼できるパートナーを見つけるのが難しく、時間と労力がかかる
- パートナーとの利益配分やコミュニケーションに問題が生じることもある
- パートナーに依存しすぎると、自分で適切な判断するための知識や経験が身につかない
現地パートナーを探す方法には、現地の商工会議所や業界団体への問い合わせ、現地企業とのネットワーク構築、現地の日本人コミュニティからの情報収集があります。また最近では、オンラインのビジネスマッチングサイトの活用も可能です。
採用にあたっては、輸入代行会社の選定と同様に、取引実績や評判の調査や契約締結が不可欠です。また、パートナーとのコミュニケーションを密に取ることも忘れてはなりません。
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- 中国輸入の仕組み
- 売れる商品のリサーチ手順
- OEM販売のコツ
上記について詳しく解説しています。興味がある方は、ぜひ以下のバナーからマニュアルをダウンロードしてください。
個人が中国輸入して転売・せどりする流れ
中国から商品を輸入して転売するまでの簡単な流れを解説します。
1.マーケットリサーチ- マーケットリサーチは、ダラダラ行うのではなく「需要はあるが、ライバルが少ない商品を見つけること」を目指す
- 販売する予定のマーケットプレイス(Amazon、楽天、メルカリなど)での需要動向を確認する
- このとき「検索数は多いが、出品数が多すぎない商品」をリスト化する
- リストに含めた候補商品は、中国ECサイトで検索して価格等を確認し、取り扱うのが適当かを検討する
- 複数サイトで検索し、商品価格などを比較するとともに、中国ECサイトの特徴も掴む
- 選んだ商品のサンプルをサプライヤーから取り寄せ、品質や価格、到着までの時間を比較
- 品質が悪ければ改善を求めるか、他のサプライヤーを探す
- サンプル合格であれば、商品を仕入れる
- 届いた商品は必ず検品する。品質の悪い商品がないかを厳しくチェックする
- 販売するオンラインプラットフォームで、商品ページを作成する
- 売れたら迅速かつ丁寧に発送する
- 顧客対応を丁寧に行い、リピーターを増やす
上記プロセスを繰り返し、必要な改善や工夫を加えて、より「儲けられる仕組み」に育てていきましょう。
中国輸入に関しては、以下の記事でも詳しく解説しています。
(関連)「中国輸入」
個人で中国輸入を行う際におすすめの仕入れサイト
ここでは、中国輸入に利用できる中国ECサイトをご紹介します。
いずれもアリババグループ傘下のモール型ECで、それぞれに特徴があります。まずは以下の表で、サービスの全体像をざっくりと掴んでください。
サイト名 | 1688.com | 淘宝网(タオバオ) | 天猫(テンマオ) | Alibaba.com | AliExpress |
---|---|---|---|---|---|
概要 | 中国国内向けECサイト | C2Cベースの世界最大級のオンラインマーケットプレイス | 中国のB2Cショッピングサイト | 中国国外向けるB2BおよびB2Cプラットフォーム | 海外向けの通販サイト |
ターゲット | 主に卸売業者が対象 | 個人から企業まで | 世界中の企業(個人も利用可) | 中国国外の消費者 | |
価格 | 安い | 1688.comより高く、天猫(ティエンマオ)より少し安めとされる | 高め | 比較的高い | 日本国内ECに比べると安い |
支払方法 | アリペイ、銀行振込(支払には中国の銀行口座が必要) | クレジットカード、アリペイ(ギフトカード) | クレジットカード、デビットカード | クレジットカード、銀行送金が利用できる | クレジットカード、デビットカードなど、さまざまな支払方法に対応 |
品質 | ばらつきあり | ばらつきあり | 品質は高い | 品質は比較的高い | ばらつきがある |
販売ロット | 販売ロット2個以上が多い | 1個から | 1個からOK | 大ロットが基本 | 1個からOK |
国際配送 | 対応なし | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
その他 | 中国語。日本で「アリババ」といえばこのサービス | 中国語。淘宝は、「見つからない宝物はない、売れない宝物はない」という意味 | タオバオモールとして設立され、2012年に天猫(Tmall)に改名 | 主要言語は英語(日本語も対応) | 淘宝网(タオバオ)の国際版 |
1688.com(アリババ)
1688.comは、主に中国国内市場を対象にしたB2B(企業間ビジネス)向けプラットフォームです。
【1688.comの主な特徴】
- ウェブサイトは中国語
- 支払方法はアリペイか銀行振込に限られ、国際配送に対応していない業者が多いため、日本で仕入れする場合は代行業者等の利用が不可欠
- ターゲットは中国国内の工場や卸売事業者
- 工場などの製造者が直接、卸売価格で販売しているため、価格が非常に安い
1688.comでの中国輸入に関しては、以下の記事でより詳しく解説しています。
(関連)「中国輸入 アリババ」
淘宝网(タオバオ)
淘宝网(タオバオ)は、アリババグループが2003年に設立したCtoC型を軸としたオンラインショッピングモールです。
【タオバオの主な特徴】
- 条件を満たせば個人での出店も可能
- 商品の取り扱い数やジャンルが非常に幅広く、ユーザーも多い(2023年9月の月間アクティブユーザーは8億9500万人超)
- パーソナライズ機能(「千人千面」)やライブコマース機能など、販促の仕組みが整っている
- 出店者の質はさまざま。このため、悪質業者や偽物や詐欺リスクを軽減する仕組みとして店舗評価、ランク制度、独自の決済システムなどがある
タオバオでの購入に関しては、以下の記事で詳しく解説しています。
(関連)タオバオの買い方|日本からの購入方法を丸分かり解説!
天猫(テンマオ)Tmall
天猫(Tmall)は、B2C(企業対消費者)取引に特化したオンラインショッピングモールです。
【天猫の主な特徴】
- 販売者は法人(組織、公式メーカー、登録ブランド)に限定されている
- 出店基準が厳しい。出店には、ブランドの信頼性、真正性、実在性を確認するための書類や保証金が必要
- ブランドの公式ストアが7万店以上
- 価格は他のECより高くなる傾向がある
Alibaba.com
Alibaba.comは、中国国外向けのB2B・B2C向けオンラインプラットフォームです。
【Alibaba.comの主な特徴】
- 1999年に創立。現在200以上の国と地域に3,000万社以上の企業が出店・出品
- 主要なターゲットは中小企業だが、個人利用も可
- 多言語(主要40か国語)と通貨に対応しており、言語の壁が低い
- 取引の信頼性と安全性を重視する。事前審査システムを導入
AliExpress(アリエクスプレス)
Aliexpressは、中国メーカーや業者から商品を購入できる、中国国外向けオンラインショッピングサイトです。「淘宝网(タオバオ)の国際版」という位置付けになっています。
【AliExpress主な特徴】
- 個人消費者を主なターゲットとした越境ECプラットフォーム
- 最小注文数に制限はなく1個からでも購入可能
- ドロップシッピング(無在庫販売の一種)に対応
- ほとんどが既製品で、カスタマイズオプションは限られる
- Alibaba.comほど厳格な品質管理がされておらず、品質にはばらつきがある
個人中国輸入におすすめの販売先
ここでは、仕入れした商品の販売プラットフォームについて解説します。おすすめは、以下の3つです。
メルカリ
個人の販売プラットフォームとして「メルカリ」はとくにおすすめです。
【メルカリをおすすめする理由】
- 小規模で始められるため、リスクが小さい。一つだけ仕入れて販売してみることも可能
- 「少しでも安く買いたい」利用者が多いため、中国輸入で仕入れた品との親和性が高い
- トレンド品を求める利用者も多く、商品がよく動く。とくにファッションアイテム、化粧品、スポーツ関連品などは安定して売れる
- 集客の必要がない。出品するだけでメルカリ利用者にアピールできる
中国のサイトで商品を仕入れて、メルカリ・メルカリShopsで稼ぐためにコツを掴む必要があります。ぜひ以下の記事も参考にしてください。
(関連) 【初心者必見】メルカリ×中国輸入のやり方|売れる商品〜実践例まですべて紹介
BASE
個人で中国輸入を「無在庫販売」で行う方には、ネットショップ作成サービスは「BASE」がおすすめです。
【BASEをおすすめする理由】
- 無在庫販売に制約がなく、外部サービスとの連携機能もある
- 拡張機能が豊富。予約販売、配送日設定、デジタルコンテンツ販売、オリジナル商品の受注生産など、80種類以上の機能を備えおり、ニーズに合わせてカスタマイズできる
- 初期費用はゼロ。事業の小規模スタートが可能
- SNS連携、メルマガ配信、クーポン発行、アクセス解析など、集客に役立つ機能が豊富
Shopify
「Shopify」も、個人が中国輸出に取り組む際の強力なツールになり得ます。
【Shopifyをおすすめする理由】
- 事業サイズに合わせた料金プランが選べる。低コストでサイトを開設できる
- テンプレートが豊富でカスタマイズ性に優れている
- SEO機能やSNS連携、広告ツールなど、集客とマーケティング支援の機能が豊富
- 外部サービスとの連携が可能。たとえば、「The 直行便」との連携では、発注業務の自動化などができる
無在庫転売にも対応しているほか、多言語・多通貨対応(19か国語・17通貨に対応)しているため、輸入商品を日本以外にも販売しようとする方にもぴったりです。
個人でも「中国輸入で稼げる」ようになるコツ
ここでは、個人が中国輸入で稼げるようになるためのコツを解説します。以下の順番で説明していきます。
小規模スタートは賢明! しかし「大きく稼ぐ」のは大変
どんなビジネスでも、最初は小さくスタートし、徐々に拡大していくアプローチが有効です。
一般に中国輸入は、大きなロットでの仕入れや、OEM・ODMの利用なしに成功を収めるのは難しいとされています。しかし、初めから大規模投資を行うのはリスクが高く、失敗した場合のダメージも大きくなります。
まずは小ロットで輸入し、需要を確認しながら徐々に最適な商品を見つけていきましょう。仕入れた商品を販売する先としては、メルカリをおすすめします。中国輸入とメルカリを組み合わせる方法は、個人でも取り組みやすく、収益をしっかり積み上げていけるからです。
【中国輸入×メルカリで安定的に稼ぐ】
メルカリと中国輸入を組み合わせなら、小さく始めてしっかり稼ぐことが可能です。まずは以下の記事と動画で、基本を学んでみませんか?
(関連)「メルカリShops」
中国輸入ビジネスについてしっかり学びたい方には、「水野みなのメルカリ中国輸入販売WEBセミナー」がおすすめです。
- スマホ一台、スキマ時間だけで副収入が得られる
- 中国から仕入れた商品をメルカリで販売するノウハウを学べる
- 仕入れはチャットベースで簡単。販売はメルカリなので誰でも手軽に始められる
- 初月から数万円稼げている人も多数。初心者でも、月10万〜20万円の副収入を目指せる
まずは、無料のWebセミナーに参加して、「中国輸入×メルカリ」の第一歩を踏み出してください。
安定して月に10〜20万円の収入が得られるようになったら、次の段階にすすみましょう。小規模のビジネスを続けていても、「大きく稼ぐ」「しっかり儲ける」にはなかなか到達できません。
その理由は、以下のとおりです。
- 取り扱い品数や販路を広げる余裕が持てない
- スケールメリットが働かない。小ロットでの輸入では、仕入れ価格が高くなりがちで、輸送コストも割高
- 効率が悪い。梱包・発送、カスタマー対応などに時間がかかり、マーケティングやデータ分析の時間が削られる
これらの課題を解決し、「稼げる」ビジネスモデルへと成長させるためには、「業務の外注化」と「無在庫販売」などの戦略的なアプローチが必要です。
順番に解説していきます。
業務を外注化して取り扱い品数を増やす
業務の外注化は、限られたリソースを有効活用するうえで、非常に有効な手段です。
【外注化のメリット】
- 時間を要する作業から解放され、商品リサーチや販売戦略に注力できる
- 取り扱い商品の種類を増やせるので、販売可能性が広がる
- 販売チャネルが拡大できるので、儲けの機会が広がる
中国輸入ビジネスでは、以下の業務を外注化することで効率化が図れます。
- 市場調査や競合分析などの「商品リサーチ」
- 言語や知識が必要な「仕入れ交渉」「カスタマーサポート」
- 商品受け取り、検品、発送などの「物流管理」
無在庫転売の活用でさらなる拡大を目指す
外注化と並行して無在庫販売を導入すれば、在庫リスクを負わずに多様な商品を取り扱えます。
無在庫転売は、商品が売れた後にサプライヤーから直接顧客へ商品を発送する方法です。
これにより、事前の仕入れが不要となり、次のようなメリットが生まれます。
- 在庫リスクがないため、多様な商品を取り扱える
- 市場ニーズに合わせて、柔軟に商品ラインナップを調整できる
- 新商品の導入や商品入れ替えが容易にできる
- 在庫管理の負担がないため、リソースを別業務に配分できる
ただし、無在庫転売では商品の品質管理や在庫状況の把握が難しく、商品到着までに時間がかかるなどの課題があります。これらを克服するためには、信頼できるサプライヤーや輸入代行業者との連携が重要です。
中国輸入で無在庫販売を行うなら、「THE直行便」がおすすめです。THE直行便なら、無在庫販売を強力にサポートする体制とサービスがあるからです。
- 中国の提携工場から直接発送。出荷速度は「最低1日」と非常に早い
- 国内大手検品会社と提携。厳格な検品体制で、不良品の発送を防止
- BASEショップやShopifyショップとAPI連携により、発注作業の自動化や注文進捗の確認が可能
「THE直行便」を利用することで、無在庫転売における潜在的なリスクを最小限に抑えながら、ビジネスの拡大を目指せます。
無在庫販売と業務の外注化を戦略的に活用し、中国輸入ビジネスをさらに成長させましょう。
(参考)The直行便(※別タブで開きます)
個人が中国輸入を行う際に注意すべきポイント
ここでは、個人が中国輸入を行う際に注意すべきポイントについて、以下の3点に絞って解説します。
粗悪品・偽物販売は罰則対象
中国輸入でもっとも注意したいのが、粗悪品、不良品、および偽物を掴まされてしまうリスクです。
中国で販売されている安い商品の中には、日本国内ではまず見られないような粗悪品や不良品が含まれています。粗悪品を販売すれば、クレームの対象になり、ショップの評価が下がるだけでなく、実質的に販売が不可能になるかもしれません。販売プラットフォームによっては、罰則の対象になることもあります。
また、中には巧妙に作られた偽物もあります。多くのプラットフォームでは「知らずに販売した」場合でも、アカウント削除などの厳しい罰則の対象となるため注意が必要です。偽物の販売は、法令違反にも該当しますので、ペナルティを受けるおそれもあります。
輸入には禁止品や規制品がある
中国に限らず、海外からの商品仕入れにおいては、輸入が禁止されている商品や、規制されている商品があることを理解しておかなければなりません。
禁止品は、日本での輸入が全面的に禁じられているものです。これには麻薬、爆発物、児童ポルノなどが含まれ、これらを輸入した場合、法律違反となり罰せられる可能性があります。
一方、規制品は、特定の条件下でのみ輸入が許可される商品です。たとえば、一部の薬物や医療機器、特定の化学物質などがこれに該当し、輸入には許可や承認が必要になります。
輸入に規制がなくても、販売に規制がある商品もあります。たとえば、CD・DVDなどの著作権関連商品、Bluetooth搭載製品や無線機器などです。
アロマオイル、ミリタリー関連商品、紙幣模造品など、意外と身近なアイテムでも注意が必要です。自分が扱おうとしている商品が禁止品や規制品に該当しないか確認し、少しでも心配なら専門家や専門業者に相談することをおすすめします。
(参考)輸出入禁止・規制品目 : 税関 Japan Customs(※別タブで開きます)
中国からの輸入には「関税」がかかる
中国から商品を輸入する際には、ほとんどの場合、関税が課されます。
関税とは輸入品にかかる税金で、商品の種類や価値によって額が異なります。
個人輸入の場合は一般的に、商品代金と送料の合計が1万円以下なら免税の対象です。一方、商用輸入では、全額が課税対象となります。
関税のほかに消費税や手数料がかかる場合もあり、これらを含めた総コストを考慮して商品の仕入れ価格を計算することが必要です。専門家や業者に質問するなどして、計算の概要をざっくりとで良いので理解しておくと良いでしょう。
ただし、関税を含む法令や規制は変更される可能性があるため、最新の情報は税関のウェブサイトやジェトロ(JETRO、日本貿易振興機構)に問い合わせて確認することをお勧めします。
(参考)カスタムスアンサー(税関手続FAQ): 税関 Japan Customs(※別タブで開きます)
関税や通関手数料の計算方法については以下の記事で詳しく説明していますので合わせてご覧ください。
(関連)中国輸入の関税がかからないのはいくらまで?関税や通関手数料の計算方法
よくある質問
ここでは、中国輸入に関するよくある質問を取り上げ、回答していきます。
中国輸入で利益を大きくするためには?
中国輸入での利益は、【利益 = 売上高 - 原価 - 経費】で計算できます。
経費には、輸送費、輸入経費、販売経費、代行業者手数料などが含まれます。よって、利益を大きくするための方法として、主に以下の3つが考えられます。
- 販売価格を上げる
より価値の高い商品(品質の高い商品や、需要の高い商品)を仕入れできれば、高く販売することも可能です。また、付加価値を高める方法やマーケティングの工夫によっても、販売価格は上げられます。さらに、市場動向を見極めて適切に価格を変更していく方法も有効です。 - 仕入価格を下げる
複数業者と取引し、交渉力を上げましょう。まとめ買いや継続取引を提案し、値引きを引き出すなどの方法があります。 - 経費を下げる
最適な輸送方法の選択や物流業者との価格交渉により、物流コストを見直しましょう。また、品質管理を徹底したり、良いサプライヤーと取引することで、不良品に関するトラブルなどの想定外のコストを削減できます。
中国輸入ビジネスにおいては、正確なコスト見積もりが難しく、トラブル対応に余計な費用が生じてしまう点にも注意が必要です。
信頼できる代行業者の利用が、結果的にコスト削減や効率的なビジネス運営につながることがあります。専門家のサポートを適切に活用することで、利益の最大化を目指しましょう。
個人で中国輸入を始める場合に失敗を避けるコツは?
以下は、個人で中国輸入を始める場合の、失敗を避けるためのポイントです。
- 輸入したい商品が「日本市場で求められているか」を確認する
- 競合他社の価格設定や販売戦略を分析し、差別化戦略を考える
- 自分にあった中国の仕入れサイトを選び、優良なサプライヤーを見つける
- 本格的な仕入れの前に、必ずサンプルを確認する
- 法令や規制、税金について事前確認しておく(禁止品や規制品に該当しないかにも注意)
- 専門業者や中国輸入の専門家などの助けを借りる
業務はもちろん、不安や疑問がある場合は一人ですべてを抱え込まずに、適切なサポートを得ることが重要です。
中国輸入の仕入れサイトはどのように選べば良いですか?
中国輸入の仕入れサイト選定に決まったルールはありません。自分のビジネスの目的や資源に合わせて、最適なサイトを選ぶことが大切です。
初めて中国輸入に挑戦する場合は、AliExpressのような中国国外向けサイトから始めるのがおすすめです。多言語対応で国際配送にも対応しているため、国内ECと同様の感覚で仕入れができます。
少量から仕入れたい人で、中国語に抵抗がない場合は、淘宝网(タオバオ)も候補に上がります。この場合、偽物や詐欺のリスクがあるため、ある程度のリスク管理能力が求められます。
品質重視の場合は、出店基準の厳しい天猫が適しています。品質のばらつきを許容できるなら、AliExpressも選択肢に入ります。
利益率を最優先し、代行業者との協働に抵抗がない人には、価格の安い1688.comがもっともおすすめです。
大量仕入れを検討している場合は、取引の信頼性と安全性が高いAlibaba.comが良いでしょう。ただし、価格は比較的高めなので、利益率は抑えめになる可能性があります。
実際に利用する前に、情報サイトなどで各サイトの特徴を十分に理解しておきましょう。繰り返しになりますが、本格的な仕入れを行う前には必ずサンプル仕入れを行うことが重要です。
中国輸入で個人で商品を輸入する方法は様々
この記事では、中国から個人で商品を輸入する方法について紹介しました。
- 中国から個人で商品を輸入する方法は3つ
- 中国輸入は代行会社を使うことでリスク低く始められる
- 輸入には関税がかかることも理解しておこう
上記を理解し、中国輸入を始めてみてください。
物販総合研究所では、個人で中国輸入を始めるために必要な情報をすべて記載したマニュアルを今だけ無料で配布しています。
- 中国輸入を始めたいけど方法がわからない…
- 初心者でもできる中国輸入の手法が知りたい
上記に当てはまる方に大変おすすめの内容です。興味がある方はぜひ以下のバナーから無料でダウンロードしてください。