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【完全版】メルカリShopsとは?メルカリとの違い・特徴を徹底解説

更新日:2024年4月24日
【完全版】メルカリShopsとは?メルカリとの違い・特徴を徹底解説

メルカリShops(メルカリショップス)とは、メルカリが提供するオンラインストアサービスです。メルカリShopsの特徴は以下の通りです。

  1. 効率的な在庫管理が可能
  2. SNS連携でマーケティングを強化できる
  3. 出店者情報が開示される
  4. 値下げ交渉は基本的にできない
  5. 「クールメルカリ便」が利用できる
  6. 法人の利用にも対応している
  7. 売上金の振込タイミングが決まっている
  8. 中古品販売には古物商許可が必要になる
  9. 複数ユーザーでショップ運営が可能

この記事では、メルカリの取引件数付き150件以上、物販スクールの講師を務める神岡がメルカリShopsの特徴と稼ぐためのコツを紹介します。

記事の最後では、メルカリ・メルカリShopsで季節ごとに売れる商品を120個記載したカレンダーを配布しています。興味がある方はぜひ最後までご確認ください。

神岡進也
物販総合研究所 メルカリ物販 / 韓国輸出講師
この記事の著者:神岡 進也

1984年 静岡県出身。2012年に副業として物販ビジネスを開始し、中国輸入、せどり、BUYMAなどを経験。2016年からebayや中国のアリババで仕入れた商品をメルカリで販売する物販を実践中。メルカリでは毎月100件〜150件の取引を行い、30万円から50万円ほどの利益を上げ続けている。現在は、これまでの経験をもとにYouTubeでもメルカリ物販についてのノウハウを積極的に発信し続けている。
▶Twitter: https://twitter.com/kamioka0909
▶YouTube: 神岡進也 [物販総合研究所]
神岡 進也のプロフィール

この記事の内容

メルカリショップスとは?

メルカリショップスとは?

引用元: 商品はどこから購入できますか?(メルカリShops) - メルカリ スマホでかんたん フリマアプリ(※別タブで開きます)

メルカリShopsは、メルカリが提供するオンラインストアサービスです。自分だけのショップを開設して、商品を販売できます。

メルカリが個人ユーザーを対象にしているのに対し、メルカリShopsは、法人や個人事業主、ならびにビジネス目的の個人を対象としています。

法人向けになると高い利用料を取り、設定が複雑になるのが一般的です。しかしメルカリShopsは、「最短5分、月額固定費0円」との謳い文句のとおり、メルカリの「基本無料で簡単」という特徴を引き継いでいます。

お店の開設や維持には費用がかかりません。商品が売れたときに、売れた商品の価格から10%が差し引かれる仕組みです。

異なるのは、商品登録や在庫登録、API接続など「物販を事業として行う人向けの便利な機能」が充実している点です。メルカリでの販売実績があるセラーなら、その信頼性を活かしてビジネスを拡大できる可能性が広げられます。

(参考)ネットショップひらくならメルカリShops (ショップス)|メルカリびより【公式サイト】(※別タブで開きます)

メルカリとメルカリショップス、どちらを使うべき?

メルカリとメルカリショップス、どちらを使うべき?

メルカリとメルカリShopsは、対象としている人が違うため、サービス内容や特徴が異なります。

ここでは、メルカリとメルカリShopsがそれぞれどのような人に向いているのかを考察します。以下の順番で詳しく見ていきましょう。

メルカリとメルカリShopsがどう違うのかを詳しく知りたい方には、以下の記事がおすすめです。一覧表でサービスの違いをご確認いただけます。

(関連) メルカリとメルカリショップスの違いは?どちらを使うべき?一覧表で詳しく解説

メルカリが合っている人の特徴

以下のような人は、メルカリのサービスの方が合っています。

  1. 不用品を手軽に売りたい人
    家にある不要なものを簡単に売りたい人は、メルカリの利用をおすすめします。メルカリShopsでは古物商許可を求められますが、メルカリは「明確にビジネスを目的としている人」でなければ、とくに許可なく商品を出品できます。
  2. ビジネスを目的とした継続的な販売活動をしない人
    メルカリShopsは、ビジネスとして継続的に物品を販売したい人向けの仕組みです。このため、登録には事前審査に通過する必要があります。少ない商品を手軽に売ろうとする人にとっては、少し負担に感じられるでしょう。
  3. すぐに現金やポイントを受け取りたい人
    メルカリでは、購入者が商品を受け取って評価をすると、即時に支払いが行われます。一方、メルカリShopsでは、売上金の振込は月2回の締め日払いです。より柔軟に支払いを受けたいと望む人には、メルカリが適しています。
  4. 値下げ交渉などのコミュニケーションを楽しみたい人
    メルカリでは、購入者は出品者と値下げ交渉のやりとりができます。一方、メルカリShopsでは、値下げ交渉に応じる機能はありません。
  5. 個人情報を公開せずに取引したい人
    メルカリでは、出品者の個人情報を公開せずに取引ができます。対して、メルカリShopsでは、購入者からの請求があれば、出品者情報の開示が必要です。

メルカリショップスが合っている人の特徴

メルカリShopsは、メルカリの集客力を活かしながら、自社のオンラインビジネスを加速させたい事業者に適しています。

  1. 実店舗はあるがネットショップを持たない事業者
    実店舗を持っているが、オンラインでの販売経験がない方には、メルカリShopsは理想的な選択肢です。登録手続きが簡単で低コストで始められるため、オンライン販売の第一歩にぴったりです。
  2. 販路を増やしたい(さらに集客したい)人
    すでにオンラインショップを運営しているけれど、集客に課題を感じている事業者にも、メルカリShopsはおすすめです。月間2300万人超のユーザーベースを持つメルカリプラットフォームで、商品をより多くの人々に紹介できるからです。
  3. 複数または大量の在庫を持つ人
    メルカリShopsなら、商品の一括登録が可能で、商品の種類や色、サイズに応じた在庫管理が可能です。複数の在庫や大きいロットの在庫を持つ人でも、容易に出品や管理ができます。
  4. さまざまな販売方法を試してみたい人
    メルカリShopsでは、ショップページのデザイン機能で商品をグループ化したり、タイムセールやクーポン発行なども簡単に行えます。さまざまなマーケティング手法を簡単に試してみたい人には向いています。
  5. SNSマーケティングを強化したい人
    メルカリとは異なり、メルカリShopsにはSNS連携機能があります。SNSマーケティングを行いたい人は、Shopsを選択すべきです。
  6. リピーターの獲得を目指す人
    メルカリShopsでは、クーポン発行時やタイムセールを行うときにフォロワーに通知を届ける仕組みがあります。リピーター獲得や顧客とのつながりを重視するなら、メルカリShopsが向いています。
  7. 複数の担当者でショップ運用をしたい人
    複数人で運営するネットショップの管理をスムーズに行いたい事業者には、スタッフアカウント機能が便利です。業務分担や効率的なショップ管理を実現します。
  8. 生鮮食品を販売したい事業者
    メルカリShopsなら販売方法として「クールメルカリ便」が使えます。冷蔵・冷凍が必要な生鮮食品の販売を検討している人に向いています。

 

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メルカリショップスの9つの特徴

メルカリショップスの9つの特徴

ここでは、メルカリShopsの特徴について、詳しく解説します。

  1. 効率的な在庫管理が可能
  2. SNS連携でマーケティングを強化できる
  3. 出店者情報が開示される
  4. 値下げ交渉は基本的にできない
  5. 「クールメルカリ便」が利用できる
  6. 法人の利用にも対応している
  7. 売上金の振込タイミングが決まっている
  8. 中古品販売には古物商許可が必要になる
  9. 複数ユーザーでショップ運営が可能

1. 効率的な在庫管理が可能

メルカリShopsの在庫管理機能は、メルカリと比べて柔軟性が高く、複数もしくは大量の在庫を扱う事業者にとって非常に便利です。

メルカリでは、同じ商品を複数出品する場合、在庫ごとに個別の出品作業が必要になります。たとえば、同じ商品が3つある場合、それぞれを個別に3回出品しなければなりません。

一方、メルカリShopsでは、一つの商品レコードに対して複数個の在庫登録が可能です。たとえば「財布Aの在庫が10個」なら、「財布A」に対して在庫数を「10」と設定できます。

加えて、メルカリShopsでは色やサイズなどのバリエーションを持つ商品も、一つの商品レコードで管理できます。財布Aに「赤、緑、黄色」の3種類がある場合、「赤色は5個、緑色は3個、黄色は2個」など、色ごとの設定が可能です。

この機能により、バリエーション豊かな商品でも、管理は複雑になりません。また、顧客に対しても豊富な選択肢があることを示すことができるので、マーケティングの面でも有用です。

また、外部のEC一元管理システムとの連携も可能です。連携を行えば、在庫管理だけでなく、受注管理や発送管理なども一括で行えるようになります。

(参考)メルカリShopsで在庫連携する方法とは?連携可能なサービスや便利な機能も紹介 | メルカリ Column(※別タブで開きます) 

2. SNS連携でマーケティングを強化できる

メルカリはSNSとの連携ができません。しかし、メルカリShopsならSNS連携も可能です。

① メルカリShopsからSNSへのリンク

Instagram、Facebook、Twitter、TikTok、YouTube、noteといった6つの主要SNSと、以下2つの方法で連携ができます。

  1. ショップページにSNSやメディアへのリンク(アイコン)を設置する
  2. ショップ詳細ページにアカウント名などを表示する(リンクとしては認識されない)

ただし、メルカリShopsからほかの販売経路へ直接誘導する行為は禁止されています。外部サイトの情報を掲載する場合は、この点には細心の注意を払うようにしてください。

②外部サイトにメルカリShopsURLを表示する

一方で、外部サイトやSNS上でメルカリShopsの宣伝を行うことや、ショップのURLを掲載することは問題ありません。メルカリのプロフィール欄に、ショップURLを掲載するのもOKです。

外部サイトでの宣伝は、ショップや商品の知名度向上に寄与するため、積極的に利用しましょう。

3. 出店者情報が開示される

メルカリShopsでは、消費者保護を目的とした「特定商取引法」に基づき、出店者情報が購入者に対して開示される場合があります

開示される情報は、以下のとおりです。

  • 個人・個人事業主の場合: 運営者名(屋号)、代表者氏名、運営者住所、運営者電話番号
  • 法人の場合: 運営者名(屋号)、代表者氏名、事業者住所、事業者電話番号

「開示される」といっても、これらの情報がアプリ上に一般公開されるわけではありません。情報の開示は、あくまでも開示請求者の求めに応じ、開示請求者に対してのみ「個別にメールで送信される」かたちで行われます。

また、個人・個人事業主の場合は、運営者情報の一部(運営者住所および運営者電話番号)を非公開にすることが可能です。この場合、株式会社メルカリの住所・電話番号が代わりに利用されます。

(参考)メルカリShopsでショップ運営者の情報が開示できるって本当?理由と対策案を解説 | メルカリ Column(※別タブで開きます) 

4. 値下げ交渉は基本的にできない

メルカリShopsはメルカリとは異なり、値下げ交渉の仕組みがありません。

このため、メルカリShopsでは商品価格の決定権は完全に出店者側にあります。出店者にとっては、価格交渉に関わる時間や労力を節約し、売上および利益管理の効率化することが可能となる点がメリットです。

とはいえ、出店者が「質問を受け付ける」設定にしている場合は、この「質問機能」を通じて値引き交渉を試みてくる購入希望者がいるかもしれません。

この場合、質問機能を通じてやりとりできますが、このほかに事前設定として「値引き交渉に応じない」をオンにしておくことも可能です。

「値引き交渉に応じない」を選択した場合、質問しようとする人には、「このショップは値下げを受け付けない設定をしています。値下げ交渉はご遠慮ください」という注意喚起メッセージが表示されます。

(参考)質問機能とはどんな機能ですか? – メルカリShopsガイド(※別タブで開きます) 

5. 「クールメルカリ便」が利用できる

メルカリShopsではメルカリ同様、好きな配送業者や配送方法を選択して利用できます。

ただし、メルカリが提供する「メルカリ便」に関しては、「ゆうゆうメルカリ便」と「梱包・たのメル便」には対応していません

メルカリShopsでメルカリ便を利用する場合は、「らくらくメルカリ便」か「クールメルカリ便」から選択することになります。

「クールメルカリ便」は、メルカリShopsの出店者のみが利用できるサービスです。ヤマト運輸のクール宅急便を利用しており、冷蔵・冷凍品を適切な温度で安全に配送できます。

送料は全国一律で、配送日時の指定もOK。破損などのトラブル時にはメルカリShopsで適切なサポートを提供してくれます。

(参考)クールメルカリ便はメルカリShopsで利用可能!|メリットや注意すべきポイントなどを解説 | メルカリ Column(※別タブで開きます) 

6. 法人の利用にも対応している

メルカリは、個人を対象にしているため、基本的に法人利用が認められていません。しかし、メルカリShopsなら法人の登録も可能です。

法人登録には、①事業者情報、②登記簿に記載された代表者情報、③売上金の振込口座情報が必要です。このほか、取り扱う商品によっては④許認可証情報・許認可証画像の提出が求められることもあります。

メルカリShopsの活用は、法人に新たな販路を開拓する機会を提供するものです。また、メルカリが「お得な商品を探せる場所」としてユーザーに定着していることを利用し、「見切り品やアウトレット商品の販売の場」として活用することもできます。

(参考)ショップ開設に必要な情報や準備するべきものは何ですか – メルカリShopsガイド(※別タブで開きます) 

7. 売上金の振込タイミングが決まっている

メルカリShopsでは、売上金の振込は「翌月10日」という決まったタイミングで行われます

振込タイミングについて

  • 振込金額は毎月末日に決定し、翌月10日(金融機関休業日の場合はその前日)に登録口座へ支払われます ※利用制限中はこの限りではありません
  • ゆうちょ銀行の場合、他行の支払い予定日よりも2営業日遅れて振込まれます
  • 任意のタイミングでの振込申請はおこなえません

引用元:売上金はどのように振込まれますか? – メルカリShopsガイド(※別タブで開きます) 

また、振込は「販売利益が5,000円以上である」場合にのみ行われます。5,000円に達していない場合は、振込は翌月以降になります。

8. 中古品販売には古物商許可が必要になる

メルカリで不用品を販売する程度であれば、古物商許可は不要です。しかし、メルカリShopsはビジネス目的で継続的に販売を対象としているので、中古品を販売する際は古物商許可が必要です。

メルカリShopsの登録時には、許認可証の画像の提出が求められます。古物商許可の取得がない状態で、中古品の販売をしていることが発覚した場合は、利用制限を含む罰則を適用されるおそれがあります。

中古品販売を事業として営むなら、かならず許可を取得してから開始するようにしてください。

古物商許可の取得方法は、以下の記事で詳しく解説しています。審査期間は約40日といわれていますので、中古品の取り扱いを検討しているなら、以下の関連記事を参考に、早めの取得をおすすめします。

(関連) メルカリ・メルカリShopsで古物商許可は必要?取得の流れと注意点

9. 複数ユーザーでショップ運営が可能

メルカリでは、一人のユーザーに対して一つのアカウントが原則です。このため、複数でショップを運営しようとする場合は、IDやパスワードを共有しなければならず、管理上のリスクが発生してしまいます。

メルカリShopsなら、「スタッフアカウント機能」の利用により、適切に複数人での作業分担が可能です。必要に応じてスタッフに権限を付与できるので、ショップ運営や発送作業の分担も適切に行えます。

スタッフアカウントの特徴は以下のとおりです。

  • 管理者権限と担当者権限の2種類がある
  • 権限レベルにより実行できる操作や通知内容が異なる
  • Web版メルカリShopsでのみ利用可能
  • スタッフ名は運営者情報として公開されない

(参考)スタッフアカウントとオーナーの役割の違いを教えてください – メルカリShopsガイド(※別タブで開きます) 

メルカリショップスでかかる手数料

メルカリショップスでかかる手数料

メルカリShopsでは、初期費用や月額利用料などの固定費が不要です。

必要となるのは、「販売成立時の手数料(10%)」と「売上金の振込手数料」のみです。ここでは、この2つの手数料について解説していきます。

販売手数料

販売手数料は、商品が販売された際に発生します。

具体的には、商品の販売価格の10%が手数料として徴収され、残りの金額が販売した次の月10日に指定金融機関に振込まれます。

この手数料は、メルカリShopsが提供するプラットフォームの維持管理費用や、販売促進活動、顧客サポートなどに充てられるとのことです。

振込手数料

売上金の振込手数料は、一律200円です。売上金が登録口座に振込まれるタイミングで発生します。

【振込金額はいくらになるの?】

今年2月に、商品Aが1,500円で2つ、商品Bが3,000円で一つ売れた。

  • 販売価格: (1,500円×2)+3000円 = 6,000円
  • 販売手数料(販売価格の10%): 6,000円×10% = 600円
  • 振込手数料: 200円
  • 振込予定金額: 6,000円 - (600円 + 200円)= 5,200円

3月10日に、5,200円が振込まれる。

メルカリショップスで成功するためのコツ

メルカリショップスで成功するためのコツ

メルカリとメルカリShopsは、サービス仕様において以下のように異なります。

仕様 メルカリ メルカリShops
タイトル文字数 40文字まで 130文字まで
説明文文字数 1,000文字まで 3,000文字まで
購入前のコメント(質問)の表示 コメント機能。コメントは、すべてのユーザーに公開される 質問機能。質問者とショップのみ閲覧できる
購入後の「取引メッセージ」 個別対応 自動送信機能(①購入完了、②支払い待ち、③発送完了ごとに設定できる)
評価 取引後は相互評価が必要 顧客はショップの評価は任意。
ショップは顧客の評価ができない。
ショップは顧客からの評価に対して返信ができる。
ショップデザインの変更 基本的にできない ショップデザイン機能で、商品のグループ化、表示順の変更ができる
割引やセールの機能 なし(ユーザーが独自に「フォロー割」や「まとめ割」などを設定することはできる) クーポン機能で、「ショップの全商品」と「商品単位」のクーポンが発行できる
タイムセール機能で、期間限定で販売中の商品を割引価格で販売できる
商品データの登録・変更 商品ごとに手動で行う CSV一括機能で、一括登録および変更ができる
商品データの削除 取引完了後は2週間(14日)経過後に削除できる いつでも削除・非公開にできる。ただし、取引および注文履歴は削除されない。

ここでは、こうした仕様の違いを活用する「メルカリShops5つの攻略法」を解説します。

  1. タイトルや説明文を工夫してSEOを強化する
  2. 自動メッセージを使って評価をお願いする
  3. ショップデザイン機能で売れる商品を目立たせる
  4. クーポン発行やタイムセールを実施する
  5. 「いいね!」を維持しつつ上位表示も狙う

1. タイトルや説明文を工夫してSEOを強化する

メルカリShopsでは、商品名は最大130文字、商品の説明は最大3,000文字までの入力が可能です。

メルカリより多くの文字数が入力できる点を利用して、SEO対策を行うことが可能です。商品のタイトルや説明文に適切なキーワードを盛り込んで、検索結果での上位表示を狙いましょう

まずは、ユーザーがどのようなワードで検索するかを考えて、適切なキーワードを選択しましょう。選定したキーワードを、商品タイトルや説明文に盛り込みます。

  • 商品タイトル
    • タイトルは検索結果に大きな影響を与える。できるだけ自然に、伝えたい情報をキーワードで表現する(例: 「ジャケット マルチカラー 襟付き 日本製 ヴィンテージ」)
  • 商品説明文
    • タイトルに入りきらなかったキーワードは、商品説明文に盛り込む
    • 露骨なキーワードの羅列では購入意欲を削いでしまうので、自然な文章の中にキーワードを織り込む
    • 商品の詳細情報(色、サイズ、素材など)や、商品のこだわりなどを記載するのも良い
    • 適切なキーワードのハッシュタグの使用により、ユーザーが商品を見つけやすくなる

2. 自動メッセージを使って評価をお願いする

メルカリShopsには、取引メッセージに自動返信機能があり、購入完了、支払い待ち、発送完了のタイミングごとに設定できます。

この機能を活用し、購入者に感謝の気持ちを伝えつつ、商品やショップへの評価をお願いしてみましょう

メルカリShopsでは、相互評価が必須ではなく、顧客による商品やショップへの評価は任意です。そのため、店側が何もしなければ評価を得られないおそれがあるのです。

購入者に対して「商品に関してご質問や要望があれば、お気軽にお問い合わせください」といったメッセージを送ることで、評価獲得のきっかけを作り出せます。

さらに、購入者へのメッセージに「商品やショップへの評価をいただけると幸いです」と一文を添えることで、より積極的に評価を促しても良いでしょう。

万が一「残念だった」という悪い評価が寄せられた場合でも、「返信機能」を通じてお詫びや今後の対策などを伝えることが可能です。返信は全ユーザーが閲覧できるため、ショップとしての誠実な対応をアピールするチャンスにもなります。

(参考)商品やショップへの評価に返信ができるようになりました  | メルカリShopsマガジン(※別タブで開きます) 

3. ショップデザイン機能で売れる商品を目立たせる

メルカリShopsでは、ショップデザイン機能を利用して商品を魅力的に整理し、見やすく表示できます。

  • 複数の商品を「項目」として、名前をつけて登録できる
  • 項目の並べ替え(移動)や削除が簡単にできる

この機能を使えば、売れ筋商品や特定のテーマに沿った商品をページ上部に配置して目立たせられます。たとえば、「セール品」「ロングセラー」「期間限定特価」を上位に配置すれば、関心を持ってもらいやすくなるでしょう。

また、売れた商品(SOLD商品)をまとめて表示すれば、そのショップの人気商品や季節ごとのトレンドを顧客にアピールできます。季節が変わるごとに商品を更新するショップの場合、SOLD品グループに「今年の販売は終了。次の販売は10月から」などの名前をつける方法です。

4. クーポン発行やタイムセールを実施する

メルカリShopsの強みのひとつは、クーポンやタイムセールなどの割引プロモーションを実施できる機能が提供されている点にあります。

ショップクーポン機能とは、フォロワーに対して期間限定で割引特典を付与できる機能です。ショップ単位でも、商品単位でも設定できます。

タイムセール機能は、期間限定で商品をセール価格で販売できる機能です。

これらの割引プロモーション情報は、フォロワーに直接PUSH通知として配信されます。

5. 「いいね!」を維持しつつ上位表示も狙う

メルカリで上位表示させるコツの一つに、出品中の商品を削除して出品しなおす「再出品」があります。

しかし、この方法には欠点があります。商品を削除すると獲得した「いいね!」も削除されてしまうのです。また、「販売実績がある在庫あり商品」は「おすすめ商品」として上位に掲載される可能性が高いといわれますが、こうした評価もリセットされてしまいます。

評価を維持したまま上位を目指すには、商品ページを「削除」ではなく「修正」する方法が有効です。なかでも値下げはもっとも効果的な手段とされており、目安は「100円以上」または「10%以上」とされます。

メルカリShopsでは、CSVファイルを使って一括登録や変更もできるので、複数の商品を一気に値下げしてみる方法も試すことができます

(参考)商品データを一括変更する際のCSVファイルの作り方を教えてください – メルカリShopsガイド(※別タブで開きます) 

メルカリShopsのアカウント開設方法

メルカリShopsへの登録は、以下の9ステップで簡単に行えます。

  1. アプリインストール
  2. ストア登録をしてショップを開設
  3. 業種と許認可の確認
  4. 規約等への同意
  5. 本人確認情報の入力
  6. ショップ情報の入力
  7. 銀行口座情報の入力
  8. ショップ申し込み情報の確認
  9. アカウント開設完了

法人なら「法人番号」など、個人事業主は「本人確認書類」などが必要です。必要な書類等は個人、個人事業主、法人によって異なります。以下の記事をご確認ください。

(関連) メルカリショップスに出店しよう!開設&登録方法!

メルカリShopsでの出品〜着金までの流れ

メルカリShopsでの出品から売上金の受取りまでの流れは、以下のとおりです。

  1. ショップ開設
    メルカリアプリから「マイページ > サービス > メルカリShops > ショップ申し込み」を開いて申し込みを行います。スマホ一つで完了できます。審査結果が通知されたら、商品の販売が可能です。
  2. ショップ情報を充実させる
    メルカリアプリから「マイページ」を表示させ、「メルカリShops」を選択→「ショップ管理画面 > 設定 > ショップ情報の編集」に移動します。ここで、ショップのサムネイル設定や説明文の追加、SNSアカウントの設定などを行います。
  3. 商品を登録する
    メルカリとほぼ同じ手順で、商品を登録していきます。最初は非公開設定を利用して商品情報を登録しておき、後からゆっくり確認して公開する方法がおすすめです。
  4. 販売と発送
    商品が売れたら、「購入通知」が届きます。設定した期日までに梱包して発送し、「発送したので購入者へお知らせする」ボタンを押します。
  5. 取引完了と売上金の受取り
    売上確定は、評価完了後ではなく、「発送通知ボタンを押した時点」です。この時点で売上金が計上されます。販売利益が5,000円を超えていれば、売上計上の翌月10日に「メルペイ」名義からの振込があります。

メルカリShopsと他サービスの比較

ここでは、メルカリShopsと他のネットショップ出店サービスについて比較します。

【前提知識】ネットショップの4分類

比較の前に、オンラインで出店できるサービスについての基礎項目を整理しておきましょう。

「ネットでモノを売ろう」とするときに、利用できるサービスはたくさんあります。これらは大きく、以下の4つに分類できます。

カテゴリー 説明 サービス例
①マーケットプレイス型 複数のショップが集まるインターネット上のマーケットに、テナント形式で自分のショップを出店する方法
  • メルカリShops
  • Amazon
  • 楽天市場
  • Yahoo!ショッピング など
②ECプラットフォーム 特定のECプラットフォームでサイトを構築し、自社のブランディングと顧客体験を提供する。
  • BASE
  • STORES
  • カラーミーショップ
  • Shopify など
③SNS統合型 SNSプラットフォームを活用して商品の販売を行う。SNS内で完結する販売と、SNSを通じて外部サイトに誘導する販売がある
  • Instagramショッピング
  • Facebookショッピング
  • LINEショッピング(ポータルメディア) など
④フルスクラッチ ゼロから自社のニーズに合わせた完全カスタマイズしたECサイトを構築する 各社が独自につくるECサイト

それぞれに特徴があり、出品の目的によっておすすめできる人も変わってきます。それぞれの特徴を理解したうえで、ご自身がどのようなサービスを使うと良いか、検討すると良いでしょう。

カテゴリー 特徴 おすすめの人
①マーケットプレイス型
  • 出店するだけで見てもらえる可能性がある。
  • ショップ運営に必要な環境があらかじめ用意されている
  • こだわりの表現はできない
  • 初期費用や運用費(月額利用料)が必要になるサービスもある
  • はじめてネットショップを出店する人
  • 集客に不安がある人
  • 認知度が低いショップ
  • サイト制作・運営などの知識があまりない人
  • 商品制作や仕入れなどのメイン業務に集中したい人
②ECプラットフォーム
  • デザインテンプレートが豊富で、イメージに合わせたデザインができる
  • 必要な機能を選んで追加すればある程度オリジナリティを出せる
  • 集客に努力が必要
  • 初期費用が高額になりがち
  • ある程度のサイト制作の知識がある人
  • ブランドイメージを重視する人
  • 独自のブランド価値や付加価値によって商品を販売したい人
③SNS統合型
  • SNS上で確立されたユーザーベースに商品を販売できる
  • 購入までの導線がスムーズ
  • 商品の情報だけでなく、ブランドストーリーや世界観を伝えやすい
  • 直接的な顧客とのコミュニケーションができる
  • すでにSNSを活用してフォロワーを獲得している人
  • SNSでのコミュニケーションを通じて、商品の魅力や世界観を伝えたい人
  • ECサイトの構築や管理に手間をかけたくない人
  • リアルタイムな情報発信を通じて、商品の販売促進を図りたい人
④フルスクラッチ
  • 自社のビジネスモデルや独自の販売戦略に合わせてショップを設計できる
  • 高いレベルのセキュリティを確保できる
  • 膨大な時間とコストが必要になることもある
  • サイト構築から管理、セキュリティ対策に至るまで、専門的な技術知識が必須
  • 独自性を追求する人
  • 高度なシステムや高い安全性を求める人
  • 初期投資と長い開発期間が許容できる人
  • サイトの開発・管理ができる人

メルカリShopsと人気ECプラットフォームの比較

メルカリShopsは、多くのショップが集まる「オンラインショッピングモール」であり、出店者はこのモール上に出店して商品を販売します。プラットフォームは販売の支援をしてくれているので、これに対して「販売手数料」を支払うかたちです。

BASE、STORESなどは、出店者はショッピングカートや決済機能を提供するプラットフォームに自分のサイトを構築します。各種機能を利用するための費用(月額の利用料)に加え、販売代金の決済に際して費用を支払う仕組みです。

カテゴリー メルカリShops BASE STORES カラーミーショップ Shopify
初期費用 無料 無料 無料 フリー: 無料
レギュラー・ラージ: 3,300円
プレミアム: 22,000円
無料
月額費用 無料 スタンダード:無料
グロースプラン:(月払い) 19,980円
フリープラン:無料
ベーシックプラン: (月払い)2,980円
フリー:無料
レギュラー:4,950円
ラージ:9,595円
プレミアム:39,600円
ベーシック:33ドル
スタンダード:92ドル
プレミアム:399ドル
Plus: 2,300ドル
その他手数料 販売手数料10% 決済手数料
スタンダード:3.6%+40円(このほかサービス手数料: 3%)
グロース: 2.9%
決済手数料
フリー: 5%
スタンダード: 3.6%
決済手数料は、決済代行会社ごとに異なる 決済手数料は、決済代行会社ごとに異なる
振込手数料 200円 250円
2万円未満の場合は事務手数料500円が必要
自動入金/手動入金(売上合計10万円以上): 無料
手動入金(売上合計10万円未満): 200円
不明 無料

よくある質問

ここからは、メルカリShopsに関する「よくある質問」に回答していきます。

メルカリのアカウントとメルカリShopsのアカウントは別ですか?

メルカリのアカウントとメルカリShopsのアカウントは、別のものとして扱われます。よって、一人が「メルカリ」と「メルカリShops」のアカウントを持つことも可能です。

メルカリShopsの開設には、「①メルカリアカウントと紐づける」方法と、「②メルカリアカウントを使わない」方法とがあります。

①の方法では、メルカリアカウントを持つ個人が、そのアカウントを入り口として、個人、個人事業主、法人として「別に管理される」メルカリShopアカウントが開設できるというわけです。

この場合、ショップ側から個人情報を参照することはなく、第三者はメルカリShopsに紐づいた個人のメルカリアカウントを特定することもできません。

メルカリが複数アカウントを認めていないのと同じく、一人が複数のメルカリShopアカウントを持つことはできません。これは、詐欺やマネーロンダリングなどのリスクを減らすための措置です。

(参考)ショップを開くためにメルカリアカウントは必要ですか? – メルカリShopsガイド(※別タブで開きます) 

メルカリShopsで個人と個人事業主で利用する場合に違いはありますか?

メルカリShopsでは、個人も個人事業主も法人も、同じサービスや機能を利用してネットショップを運営できますなお、個人と個人事業主は、開業届を提出しているか否かで分けられるものです。

個人、個人事業主および法人は、開設手続きに必要な書類が異なります。しかし、利用できるサービスや機能はすべて共通です。また、利用料金も共通で、売上の10%を販売手数料として、振込の際には200円の手数料が発生します。

なお、個人や個人事業主という事業種別は、申請後の変更はできません。

メルカリShopsの利用者数は何人ですか?

「メルカリShopsの利用者数」というかたちでは、公表されていません。メルカリの利用者は、月間で2,200万人以上(2023年7月時点)です。

メルカリShopsの利用状況で公表されている情報には、以下のものがあります。

  • もっとも月商の高い出品者: 月商2,400万円
  • もっとも販売数の多い出品者: 月間16,645個
  • もっとも多く売れたカテゴリー: 食品・飲料
  • もっとも高値で売れた商品: 「スコッティキャメロン」のゴルフパター(450万円)

(参考)サービス開始から2年を振り返る!数字で見るメルカリShops  | メルカリShopsマガジン(※別タブで開きます) 

メルカリショップスを使いこなしてみよう

この記事では、メルカリショップスについて詳しく解説しました。

  • メルカリショップスは縦積みで販売したい&SNS連携したい人におすすめ
  • メルカリショップスは住所情報が開示されるため個人情報が心配な人は不向き
  • メルカリショップスはクーポン発行などすることでより効果的に販売ができる

上記を理解して、メルカリショップスを始めるか検討してみてください。

物販総合研究所では、メルカリショップス・メルカリで季節ごとに売れる商品を紹介した「メルカリ爆売れカレンダー」を今だけ無料で配布しています。

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