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Amazon出品で知っておくべき「ポイント付与」のメリット・デメリット

更新日:2023年9月3日

Amazonで出品するならポイント付与についても把握しておきましょう。購入者にとってメリットしかない嬉しいポイント。設定しておけば、売り上げにも貢献してくれるでしょう。ですが、出品者としてはメリットもデメリットもあります。こちらでは、Amazon出品時のポイント付与について解説します。

Amazon出品とポイント

Amazonポイントのメリット

Amazonポイントのデメリット

船原徹雄
物販総合研究所 所長
この記事の著者:船原 徹雄 

1980年 兵庫県出身。2006年に資金3万円を元手に個人で輸入転売を開始。「これは稼げるぞ!」と確信し、2007年に会社設立。3年目で年商2億円と順調に業績を伸ばし、2018年の年商は14億円。自分で物販ビジネスをしながら情報発信も行い、より多くの人にノウハウを伝えたいと物販総合研究所を設立。副業でとり組む初心者から上級者まで、幅広い層に向けてネット物販で稼ぐための情報を日々提供中。
▶著書:世界一楽しく儲かる金持ち教科書
▶YouTube:船原徹雄 [物販総合研究所]
▶Twitter:https://twitter.com/funahara
船原徹雄のプロフィール

この記事の内容

Amazon出品とポイント

Amazon出品とポイント

Amazonポイントというのは、Amazonでポイント対象商品を購入するとアカウントに付与され、Amazon内での買い物で1ポイント1円として使用できます。
Amazonの場合は、楽天ポイントのように、なんでもかんでもポイントが付与されるわけではなく、ポイント付与の対象商品というのが限られています。
Amazonでは、タイムセール祭りやプライムデー、サイバーマンデーなどの大型セールの際に「ポイントアップキャンペーン」というのがありますが、楽天のように「ポイント◯倍」といったキャンペーンはほとんどありません。
Amazonで出品をする際は、このAmazonポイント付与を自由に設定することができます。Amazon出品でポイント付与の設定をする場合は、出品者が費用を負担することになります。
つまり、ポイント付与で値引きをして、出品をアピールするわけですね。
「それならただ値引きすればいいじゃないか」というご意見もあると思いますが、中には値引きができない商品というのもあります。そういった商品については、値引きの代わりにAmazonポイント付与で対応することができるのです。
Amazon出品でポイント付与を上手に活用すれば、購入者へのアピールとなるはず。
続いて、Amazon出品でポイントを付与をする場合の、出品者としてのメリット・デメリットについて見ていきましょう。

Amazonポイント|出品者のメリット

Amazonポイント|出品者のメリット

まずは、Amazonポイント付与によって出品者が得られるメリットを見ていきましょう。

Amazonポイントで差別化

Amazonポイントで差別化
なんでもそうですが、ポイントは購入者にとって魅力的。
多くの方が、ポイント付与の有無によって、購入するかどうかの判断をした経験があるでしょう。
商品の価格や商品説明があり、そこにプラスアルファのポイント付与があると、購入の後押しになります。
Amazonで商品検索をしていると、画面の左側に、絞り込みのできるメニューが並んでいるのですが、その中に「Amazonポイント」の「ポイント対象商品」という項目があります。ここにチェックを入れて検索すれば、ポイント付与ありの商品のみ表示されるのです。
例えば、Amazonで「炊飯器」で商品検索した場合、左サイドに以下のような表示が出てきます。
Amazon絞り込みメニューの「Amazonポイント」の「ポイント対象商品」 
この「ポイント対象商品」にチェックを入れると、以下のように、ポイント付与される商品だけを抽出できるのです。
Amazon絞り込みメニューの「Amazonポイント」の「ポイント対象商品」にチェックを入れる 
このように検索する購入者に対しては、ポイントを付与していない出品者より目に付くチャンスがグンと増えることになります。
このように、Amazonポイントで優位に立つためには、同じ商品に出品しているライバルのポイント付与や価格のリサーチが欠かせませんが、それができれば、販売戦略にも大いに役立てることができるでしょう。

Amazonポイント=顧客満足度アップ

Amazonポイント=顧客満足度アップ
Amazonでの出店は、楽天やヤフーショッピングなどのように、お店の個性というのが出しづらい仕組みになっています。
逆に言えば、Amazonの中の人のように販売ができるのは強みなのですが、ショップとしてのアピールが困難で、リピーター獲得・ファン獲得に繋がりにくいという面があります。
実際、Amazonの購入者は、Amazonから買ったのか、マーケットプレイスから買ったのか、把握していないことすらあります。
つまり「この出品者が売っているから」ではなく「Amazonで売っているから」という認識の方が強い傾向にあるのです。
やはりAmazonは強いですね。
ですが、出品者でも、Amazonポイントを上手に活用することで、少しでもリピーター獲得へと繋がる可能性があるのです。
なぜなら、Amazonではあまりポイントが付かないから。その中で、ポイント付与のある出品者というアピールがしやすいのです。ショップとしてアピールするとなると、ポイント付与を継続的に行う必要がありますが、お得感を感じ、顧客満足度が上がれば、ショップ名を覚えてもらえる確率も上がります。
ショップ名を覚えてもらい、Amazonで買うときに、確かあのショップならポイントが付くな、なんて思い出してもらえればリピート利用にも繋がるでしょう。
Amazonでは、購入履歴が簡単にチェックできますから、同じものを繰り返し買ってもらえる可能性もあるのです。
Amazon出品でのポイント付与は、こうした長い目で見ての戦略も有効です。
ネットでの買い物でも、Amazonの買い物でも、上手にアピールできるショップは強いですよね。

Amazonポイントで価格競争回避

Amazonポイントで価格競争回避

Amazonで出品していると、頻繁に発生する価格競合。これは避けて通れないものです。
Amazonでは、同じ商品なら価格の安いものが優先して表示されますし、購入者ももちろん、少しでも安く買いたいと考えて値段をチェックしています。競争があった方が安く買えますから、購入者にとって価格競争は喜ばしいことでしょう。
ですが、出品者としては価格競争=大幅な値下げの要因となり、できれば回避したいところ。
「他が下げるからこちらも」と価格を比較しては値下げを繰り返すようでは、継続的な利益に繋がりません。安くすれば売れますが、商品には原価も手数料も掛かるので、それを回収するのが大前提。それさえできないほどに価格が暴落すれば、赤字となってしまいます。
しかし、このような問題も価格は下げずにAmazonポイントを付与することで、回避できることもあります。
なぜなら、Amazonポイントは、その数字の見せ方の工夫次第で、購入者にお得感を演出できるから。
もちろん、価格設定を間違えると利益は減りますが、ライバルとの価格競争を回避できる可能性がアップします。
この章のまとめ
Amazonポイントも実質値下げではありますが、価格そのものが下落するスパイラルに陥るリスクは回避できるので、長い目で見ると出品者にとってもメリットありと言えるでしょう。

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Amazonポイント|出品者のデメリット

Amazonポイント|出品者のデメリット

次に、Amazon出品でポイントを付与する場合のデメリットについて解説します。

Amazonポイント付与は出品者負担

Amazonポイント付与は出品者負担
Amazon出品でポイント付与する場合、Amazonがその費用を負担してくれるわけではありません。
出品者が自分でポイントを設定し、そのポイント分を出品者自身で負担するのです。
Amazonポイントの付与は値下げするのとほぼ同じ。出品時の価格設定で、これを考慮しておかなければ、得られる利益が減少するだけです。
ちなみに、Amazonの出品手数料については、販売価格からポイント分を差し引いた金額に対して算出されます。
具体的には、1,000円の商品で100ポイント付与の場合、
1,000円-100ポイント=900円
このポイント付与分を差し引いた900円を元に手数料が算出されるということです。
商品価格とポイント付与の設定時には、原価はもちろん、こうした部分もしっかりと把握したうえで利益確保できるように、よく考えて決めましょう。

Amazonポイント付与競争

Amazonポイント付与競争

Amazonでのポイント付与は、価格競争回避に役立つという面もありますが、そうなれば、必然的にポイント付与での競争を生む恐れも出てくるわけです。
価格競争と同じで「1ポイントでも増やせば売れる!」などという気持ちが、ポイント付与競争に発展します。
価格競争もポイント競争も、物販を行う際にはライバルのポイント状況などのチェックも大事ですが、自分の戦略に軸をもって出品することも大事です。
例えば、商品の値段に応じて、還元するポイントの割合をあらかじめ決めておく、といった方法もあります。
事前にリミットを決めておくことで、ライバルに影響されて右往左往することなく、ブレのない価格設定をすることができます。
ポイント競争に過度に縛られても、いいことはありません。これは物販で長期的に生き残るためのコツとも言えるでしょう。

Amazon出品でのポイント付与設定方法

Amazon出品でのポイント付与設定方法
 
出品した商品にAmazonポイントを設定するためには、「プライスター」と呼ばれるページを開くことで行うことができます。
プライスターとは、Amazonでの出品を簡単にボタン一つで価格を自動的に変更したり、売れた商品の利益計算を自動で行ったりできるツールです。
そのページから「出品したものを選ぶ」という項目を選択してポイント設定へと進みます。
ちなみに、Amazonポイントを設定するには出品商品一覧からポイントの項目を見ながら「パーセンテージ」で設定することが可能です。
もし、出品した商品の値段が変わった場合には、設定したパーセンテージに応じてポイント数も変化するというシステムになります。
ただし、たとえば出品価格1000円でポイントが1%(10p)の商品の場合には、出品の価格を2000円に変更すると、ポイントは1%(20pt)に変更されるので注意しましょう。
また、商品を一括してポイントの設定を行うことも可能です。
その場合には、ポイントの設定をしたい商品にチェックを入れ、「ポイントを設定する」の項目を選択することで、最大100件までポイントをまとめて設定できます。

物議をかもしたAmazonポイント出品者負担

物議をかもしたAmazonポイント出品者負担

Amazonポイントについては、過去にAmazonが行った発表が議論を呼んだこともあり、注意が必要です。

ここでは、Amazonポイントにまつわる1件について解説します。

物議をかもしたAmazonポイント必須「付与義務」の発表

物議をかもしたAmazonポイント必須「付与義務」の発表

2019年2月、Amazonは「5月23日から全商品にAmazonポイントを1%付与する」と告知しました。

その際に、「出品者が出品する商品」についても同様に、Amazonポイントを加味した価格設定をするよう、出品者にアナウンスしていたのです。

しかし、これは出品者に対して1%の付与義務を課していることと同じであり、出品者の負担が増えたり、1%価格を上乗せしたりすることを意味していたため、問題となりました。

その後の発表でAmazonポイントの付与義務は撤回に

その後の発表でAmazonポイントの付与義務は撤回に

Amazonが行った2月の発表に対して、ネット上では「価格にAmazonポイントが追加されるだけでは」といった批判が多く寄せられたのです。

それにともない、2019年4月には規約を変更し、出品者の付与義務はなくなりました。

また、同年2月の発表後、Amazonは公正取引委員会から「独占禁止法上の懸念(優越的地位の乱用)」を指摘され、調査されています。

結果として、出品者のポイント付与の義務は撤回となり、出品者のポイントに関する負担はこれまでどおり出品者の判断に委ねられることになりました。

Amazonセラーがポイントを設定する際の注意点

Amazonセラーがポイントを設定する際の注意点

ここでは、Amazonポイントを設定する際の主な3つの注意点について解説します。

Amazonポイント負担分を考慮した価格設定が必要

Amazonポイント負担分を考慮した価格設定が必要

Amazonポイントを設定するのであれば、ポイント分を考慮した価格設定をする必要があります。

この点をおろそかにすると、得られるはずだった利益が予想外に低くなるため要注意です。

しかし、逆にポイントを考慮しすぎて価格を引き上げてしまうと、他の出品者より価格が高すぎることもありえます。

ポイントがいくらたくさんもらえたとしても、購入者の判断基準と大幅にかけ離れた価格設定の場合、売り上げは伸びません。

そのため、出品者は「Amazonポイント」「売り上げ利益」「買い手からのニーズ」などバランスのよい価格設定への配慮が大切です。

ライバルのAmazonポイント大量付与に要注意

ライバルのAmazonポイント大量付与に要注意

出品者のなかには、Amazonポイントを大量につけている人もおり、価格は高くてもポイントで顧客に還元している可能性があります。
そのため、同じ商品を出品するときはライバルの価格だけを見て判断するのは危険です。
同じくらいの値段に設定すると、購入者から見て圧倒的な差が生じている可能性があり、それが売上に響くことがあります。
「ポイントを重視するかどうか」は購入者の価値観によりますが、数値の見せかたによっては、とてもお得に感じられることも少なくありません。
出品にあたっては、ライバルのポイント付与もチェックするようにし、それを含めた価格の設定をするように心がけましょう。
仕入れをする際に、「仕入れ値」と「想定している販売額」の差額から利益を見込んだとしても、ポイントへの配慮が欠如していたために利益を大幅に下げてしまう可能性があります。
また、商品によっては最安値の出品者の商品が売れないようにするために、Amazonが自動的にポイントを付与していることもあるようです。
したがって、仕入れをする際には商品そのものの売れ行きだけでなく、出品者の一覧やポイントの有無に関してもみていくことが大切です。

Amazon出品時のポイントは今後ルールが変わる可能性も

Amazon出品時のポイントは今後ルールが変わる可能性も

Amazonポイントの規定やルールが改定された事例は、過去に多くあります。
したがって、これから先もその可能性もあることに注意が必要です。
特に、Amazonポイントや手数料などは、出品者の利益に直接かかわる点なのでよくチェックするようにしましょう。
Amazonで物販をするのであれば、規定やルールの変更や情報に対しては常にアンテナをはっておきたいものです。
このような変更は、Amazon側からアナウンスされることがほとんどですが、転売に集中しすぎるとついつい情報を見落としてしまうこともあります。
このようなルールの変更について知っているかどうかは一般的に自己責任です。
そのため、「知らなかった」というだけで、機会を失ったり損をしたりすることがないように気をつけましょう。
情報は、インターネットやブログなど、さまざまなところから入手ができます。
「情報に時間をかけるなんて無駄」と軽んじず、積極的にニュースや転売の動向に気を配るようにしましょう。
そうすることで、新たな気づきが生まれたり、情報を利用して他の転売ヤーと差別化したりして、継続的に利益を上げることが期待できます。

Amazonポイント活用で売り上げアップを目指そう

Amazonポイント活用で売り上げアップを目指そう

Amazonポイントは、出品者の自己負担にはなるものの、商品の差別化をはかるために有用な方法です。

ライバルとの差別化を狙いつつ、賢くAmazonポイントを設定することで、売上アップを目指しましょう。

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