【画像で解説】eBayの出品方法11ステップ
eBay輸出の初心者のなかには、「eBayのマニュアルを読んでもよくわからない」「英語なので正しく設定できているか不安」といった悩みを持っている方も多いのではないでしょうか。
ここでは、初心者の方におすすめの出品方法を紹介します。この方法は、類似商品を販売しているセラーの情報を取り込み、面倒な設定を大幅に省略できる簡単な方法です。
手順は次のとおりです。
- 出品画面を開く
- 同じ商品を探す
- 商品画像をアップロードする
- 商品タイトルを入力する
- 商品カテゴリを選ぶ
- 商品の詳細情報を入力する
- 商品のコンディションを記入する
- 商品の説明文を記入する
- 商品の価格を決める
- 送料を入力する
- 出品する
各ステップの手順と設定ポイントを解説します。
出品手順は以下の動画でも解説しています。ぜひご覧ください。
eBayのアカウント設定がまだの方は、以下の記事が参考になります。
(関連)【ebay輸出】セラーアカウントの作成方法|ペイオニアについても解説【2025年最新】
eBay輸出の全体像、基礎知識が知りたい方は、以下の記事をご覧ください
(関連)eBay輸出って稼げる?売れるものから儲かる仕組みまで徹底解説!
ステップ1:出品画面を開く
- eBayにログインし、eBay Seller Hubを開きます
eBayは日本語表示も可能ですが、日本語で出品作業をすると文字化けする場合もあります。そのため、英語表示にしておき、わからない単語を都度調べる方法がおすすめです。
最も簡単な調べ方は、右クリックして「日本語に翻訳」を押し、画面内の英語を日本語に翻訳する方法です。不正確な翻訳もみられますが、おおまかな意味は理解できるでしょう。実際に入力する際は、英語に戻すようにしてください。
ステップ2:同じ商品を探す
- 「Research」→「Product research」をクリックします
Product research(旧・Terapeak)はeBay公式のマーケティングツールで、eBayの過去の取引データを閲覧できる便利な機能です。アカウントを持っているセラーなら、誰でも無料で利用できます。
- 「Research products」下にある検索枠に商品名を入力します
商品名や正式名称、型番を入れるとヒットします。わからない場合は、ブランド名や素材、商品の特徴などを入力してください。
- 商品リストが表示されるので、同じ商品または類似商品を探し、「Sell Similar」ボタンを押します
これにより、選択した商品ページの情報(タイトルや詳細情報など)をそのまま使い回せるようになります。
このページである程度相場がわかるので、この段階で出品価格を決めておくと、後の作業がスムーズです。
【補足】eBayのカタログページを参照して出品する方法
eBayでSeller Hubを使っていない場合は、以下の方法が一般的です。カタログページの正確で詳細な商品情報を適用できます。
- 「Listing」→「Create listing」を選ぶ
- 検索枠に商品名や型番を入力する
カタログページが出てくるので、該当する商品を選びましょう。該当商品がない場合は、「Continue without match」を選択して新たにページを作成する必要があります。
ステップ3:商品画像をアップロードする
- 商品画像を撮影し、アップロード方法を選びます。
上記の画面から1分程度の動画ファイルをアップロードすることも可能です。動画は商品の使い方をわかりやすく示したい場合や、他のセラーと差別化したい場合などに活用できます。
写真のアップロードは、eBayのスマホアプリでも可能です。撮影 → アップロードが一連の流れでできるため、スムーズに完了させられます。
- 商品画像を追加します(最大24枚)
画像アップロードの際のポイント
アップロードした画像はeBay上で調整できます(下画面)。
見栄えを良くすると購入率が上がるため、調整を行っていきましょう。赤枠のボタンを押すと、背景の白抜きや明るさ調整、コントラスト調整などができます。
また、写真の並び順はドラッグで変更できます。商品外観 → 内側 → 傷のある部分のズーム画像のように、購入者目線で並び替えておきましょう。
写真の掲載数は多いほど購入率が上がります。とくに中古品はさまざまな角度からコンディションを確認したい人が多いため、できるだけ多くの写真を掲載しましょう。
ただし、購入希望者から「○○部分の写真もアップしてほしい」といったリクエストが来ることもあるので、数枚分は予備として残しておくのも良い方法です。
ステップ4:商品タイトルを入力する
- 「Item title」枠に商品タイトルを入力します
過去に出品された商品データを引っ張ってきて出品する場合、タイトルはすでに入っているため、使い回せます。間違っている場合は修正しましょう。最大80文字まで入力できます。
商品タイトルの工夫の仕方
タイトルを工夫すると、他の商品との差別化が可能です。以下、具体例を挙げます。
【タイトルの工夫例】
商品の特徴や良さを強調日本製であることをアピール →「From Japan」「Made in Japan」を追加
コンディションの良さを強調 →「Like New」「Good Condition」を追加
など
検索されやすいキーワードを含めるブランド名を入れる →「Sanrio」「Sony」「Panasonic」
商品カテゴリを入れる →「Camera」「Watch」
など
補足情報を記載する付属品を明確に記載 →「With Case(ケースあり)」「Extra Battery Included(バッテリー付属)」
送料無料や特典を強調 →「Free Shipping(送料無料)」「Limited Edition(限定品)」
など
なお、商品タイトル欄にある「Custom label(SKU)」はセラー用のメモ欄で、購入者からは確認できません。違う商品を発送しないための識別情報を記載するなど、必要に応じて、自由に使いましょう。
ステップ5:商品カテゴリを選ぶ
- 「ITEM CATEGORY」欄でカテゴリを選択します。
過去に出品された商品データを引っ張ってきて出品する場合、カテゴリはすでに選択されています。間違っている場合は修正しましょう。
「Store category」は自分のストア内で設定できるカテゴリです。ストアを持っていないなら設定する必要はありません。
ステップ6:商品の詳細情報を入力する
- 「ITEM SPECIFICS」欄の商品の詳細情報を入力します。
詳細情報のうち「Required」は必須項目です。「Additional(optional)」が任意項目です。
過去に出品された商品データを引っ張ってきて出品する場合、商品の詳細情報も入力されています。内容を確認して違うところを修正しましょう。
商品の詳細情報の設定ポイント
「Additional(optional)」は任意項目ですが、なるべく設定するのがおすすめです。多くの情報を提供したほうが、購入希望者に対して親切ですし、情報が少ないと不安を感じて購入をやめる人もいます。購入率を高めるためにも、できるだけ設定しましょう。
設定項目は商品によって異なりますが、たとえば洋服であれば「Size(サイズ)」「Fabric Type(生地の素材)」「Country(製造国)」などがあります。
類似商品の設定を読み込んだ場合は、情報の間違いに注意が必要です。売れた後に返品やクレームにつながらないよう、しっかり確認しておきましょう。
ステップ7:商品のコンディションを記入する
- 「CONDITION」欄で商品のコンディションを設定します。
画面に表示される選択肢のなかから、出品する商品のコンディションに最も近いものを選んでください。
商品カテゴリ別のコンディション設定
コンディションは自分の基準ではなく、eBayの基準に沿って設定する必要があります。
コンディションの選択肢は、商品によって違います。eBay輸出でよく出品される商品カテゴリの「商品の状態」の選択肢とその基準をまとめました。
【おもちゃ、ぬいぐるみ、美容雑貨など】
英語 | 和訳 | 状態 |
---|---|---|
New | 新品 | 新品・未使用 |
Used | 中古 | 使用歴あり |
【本やCD、ゲームなど】
英語 | 和訳 | 状態 |
---|---|---|
Brand new | 新品 | 未使用品 |
Like new | 新品同様 | 使用歴はあるが未使用にみえる |
Very good | 非常に良い | 微細な傷のみ |
Good | 良い | 破れや欠損なし |
Acceptable | 許容範囲 | 使用に問題なし(傷や破れ、付属品の欠損あり) |
【カメラ、電化製品、携帯電話、パソコン、楽器など】
英語 | 和訳 | 状態 |
---|---|---|
New | 新品 | 新品未開封 |
Open box | 開封済み | 開封済みまたは箱なし未使用品 |
Certified - Refurbished | 認定再生品 | メーカーが修復した、新品同様商品 |
Excellent - Refurbished | 極上再生品 | 有資格者が修復した、新品同様商品 |
Very Good - Refurbished | 上質再生品 | 有資格者が修復した、最小限の摩耗がある商品 |
Good - Refurbished | 良質再生品 | 有資格者が修復した、やや摩耗がある商品 |
Seller refurbished | 出品者再生品 | 出品者や第三者が修復した商品 |
Used | 中古 | 使用歴のある商品 |
For parts or not working | パーツまたは非機能品 | ジャンク品 |
※Refurbishedとは、主に初期不良品をメーカーや有資格者が修理したものや、ディスプレイ商品をメーカーや有資格者が点検したものを指します。中古品と違って他者の使用歴がありません。
eBayには商品タイトルや商品説明に記載すると、商品の状態をより正確に伝えられるキーワードがあります。参考にしてください。
【中古品の状態を表す言葉】
英語 | 意味 |
---|---|
Mint | 新品同様 |
Near Mint | 微細な傷はあるが極めて美品 |
Excellent | 使用感はあるが美品 |
Very Good | やや傷や汚れあり |
Good | 傷や汚れあり |
Junk | ジャンク品 |
【アンティーク商品に用いられる言葉】
英語 | 意味 |
---|---|
Antique | 製造から100年以上経ったもの |
Vintage | 製造から20~100年経ったもの |
Retro | 古さや時代を感じさせるもの 製造年は問わない |
【ダメージを表す言葉】
英語 | 意味 |
---|---|
wear | スレあり |
scratch | 傷あり |
stains | 汚れあり |
tears | 破れ、裂けあり |
discolorations | 色あせ、褪色あり |
ステップ8:商品の説明文を記入する
- 「DESCRIPTION」に商品の説明文を記入します。
必要に応じて「Use AI Description」ボタン(赤枠)から、AIを起動し、説明文を作成してもらいましょう。ただし、完璧ではないため、内容の確認と調整が必要です。文章のみで読みにくい場合は、箇条書きを使って読みやすくしましょう。
ステップ9:商品の価格を決める
- 出品形式を選択します。
Formatの意味は次のとおりです。
・Buy it Now:出品価格で即時購入できる方式
・Auction:オークション方式で価格が決まる方式で、プレミア商品などに用いる
商品に合わせて適切な方法を選んでください。
- 価格を設定します。
価格設定に迷う場合は、右側の「Sold listings in the last 90 days」の「See similar listings」で相場を確認しましょう。類似商品がリストアップされますので、参考になります。
「Free shipping(送料無料)」で出品する場合は、送料および諸経費を含めた価格を設定しましょう。
- 「Allow offers」で価格交渉に応じるかどうかを設定します。
「Allow offers」はONにすると、価格交渉が許可となります。必要に応じて、以下も設定しましょう。
・Minimum offer(最低オファー額):設定した金額以下のオファーは自動的に拒否される
・Auto-accept(自動承認価格):設定した金額以上のオファーは自動的に受け入れられる
ステップ10:送料を入力する
- 「Shipping policy」で送料を設定します。
多くの購入者は「Free shipping(送料無料)」を望みます。このため、送料込みの価格を設定し、購入者に追加費用を意識させないようにすると売れやすくなります。今回は送料込みの価格設定をしたため、「Free shipping」を選びます。
なお、発送設定は、「ビジネスポリシー」として複数登録しておけます。たとえば、商品ごとに発送設定を切り替えたい場合は、事前登録しておくと、リストから選択できて便利です。
送料の設定について詳しく知りたい方は、以下の動画をご覧ください。
ステップ11:出品する
- 設定内容を確認し、「List it」を押すと出品完了です。
eBayに出品するものが決まっていない、儲かる商品が知りたいという方は以下の記事をご覧ください。eBayでよく売れるものを多数紹介しています。
(関連)eBay輸出で売れるもの14選|儲かる商品リストをまるっと大公開!
また、出品数や販売金額が制限されるリミットアップについて知りたい場合は、以下の記事を参考にしてください。
(関連)【メール例文あり】初めてのeBayリミットアップ!成功のコツ&裏ワザも
【簡単】ebay輸出を「ゼロから学べる特別なマニュアル」、無料で受け取りませんか?
物販総合研究所では、eBay輸出を初心者でも簡単に始められる「eBay輸出マニュアル」を今だけ無料で配布しています。
- eBayを始めたいけど出品方法が分からない
- eBay輸出で失敗しないためのロードマップを知りたい
上記に当てはまる方におすすめの内容です。興味がある方は、ぜひ以下のバナーからマニュアルをダウンロードしてください。
eBayにスマホアプリから出品する方法
eBayはスマホアプリからも出品可能です。出品手順は先に紹介したパソコンの手順と基本的に変わりません。
スマホアプリは、スキマ時間を活用してeBayに出品したい場合に便利です。また、問い合わせに迅速に対応したり、競合状況をチェックして小まめに価格を調整したりする際も重宝します。
スマホアプリによる出品方法については、以下を参考にしてください。
(参考)eBay「スマホですべて完結」(※別タブで開きます)
よくある質問【FAQ】
初めてeBayに出品する際は、いろいろな疑問がわくものです。よくある質問に回答します。
eBayで初出品するにはいくらかかりますか?
毎月最大250品までなら無料です。
ストアを持たない個人としてeBayで初出品する際は、基本的に「出品手数料+落札手数料+海外決済手数料」の費用が発生します。しかし、出品手数料は250品まで無料ですので、出品だけなら費用はかかりません。商品が売れた後、落札手数料と海外決済手数料が差し引かれます。
【出品にかかる費用】
出品手数料毎月250品まで:無料
250品を超えた出品:~35セント/1品
手数料は、商品カテゴリや出品方式(固定価格、オークション)によって変動
落札手数料売上総額に対して~15%
手数料は商品カテゴリによって変動
商品が売れた時点で1回発生
海外決済手数料売上総額に対して1.35%(日本に住所のあるセラーの場合)
商品が売れた時点で1回発生
※売上総額 = 商品価格 + 取扱手数料 + 配送料 + 消費税など
(参考)eBay「料金について」(※別タブで開きます)
eBayの手数料については、以下の記事でも詳しく解説しています。
(関連)【輸出】eBayの販売かかる手数料一覧|計算例・利益計算シートも紹介
eBayで送料は誰が負担するのですか?
セラーが決められます。
購入者(バイヤー)負担にしたい場合は、商品価格とは別に送料を設定します。
セラー負担にする場合は、商品価格に送料を含めてください。表面上は送料無料となりますが、実質的にはバイヤーが負担します。
なお、国際取引にかかる関税は、基本的にバイヤーが負担します。
eBayで売れなかったら手数料はどうなるの?
落札手数料と海外決済手数料はかかりません。
無料出品枠(毎月250品まで)を使って販売した場合は、出品手数料もかからないため、手数料を気にせず出品できます。この点ではリスクがなく、初心者でも気軽にeBay輸出を始められるでしょう。
eBayの出品方法は慣れるまでゆっくりで大丈夫!
この記事では、eBayの出品方法について詳しく解説しました。
- 「eBay Seller Hub(出品画面)」を開く
- 「Product research」で同じ商品を検索する
- 商品画像を撮影してアップロードする
- 「Item title」に商品タイトルを入力する
- 「ITEM CATEGORY」で商品カテゴリを選択する
- 「ITEM SPECIFICS」に商品の詳細情報を入力する
- 「CONDITION」で商品のコンディションを設定する
- 「DESCRIPTION」に商品の説明文を入力する
- 商品価格を決定する
- 「Shipping policy」で送料を設定する
- 「List it」をクリックして出品を完了する
上記のステップを理解して、eBayに商品を出品してみてください。
物販総合研究所では、eBay輸出の準備・商品リサーチ・仕入れ・出品方法などを網羅した「eBay輸出マニュアル」を今だけ無料で配布しています。
- eBay輸出の出品方法や販売のコツ
- eBay輸出で結果を出す最速の方法
上記について詳しく解説しています。興味がある方は、ぜひ以下のバナーからマニュアルをダウンロードしてください。