メルカリで取引キャンセルは可能?
メルカリでは取引のキャンセルを禁じていません。ただし、キャンセル申請するためには、以下のような条件があります。
【キャンセル申請ができる条件】
- 出品者と購入者の双方が相談して、キャンセルに合意している
- 取引相手が対応せず、取引が進まなくなっている
キャンセル申請は、基本的に取引画面に「キャンセル申請ボタン」がある場合はいつでも申請が可能です。ただ、ボタンが表示されていても、上記にあてはまらない場合は、一方的なキャンセルとなりトラブルになりやすいので、しないようにしましょう。
また、キャンセルできるのは購入ボタンが押されてから双方が取引を評価をするまでの間になります。
メルカリの取引は、購入者と出品者の双方が評価を終えると完了します。取引完了後はキャンセル申請はできなくなるため、必ず受け取った商品の状態を確認した後に評価を行うようにしましょう。
以下の記事ではキャンセルなどによるトラブル事例を紹介しています。トラブルの対策についても解説しているので参考にしてください。
(関連)【体験談あり】メルカリのトラブル事例8選と対策|「疲れた」とならないために今すぐできること
メルカリ公式が定めるキャンセル方法
取引画面にキャンセルボタンが表示されていれば、いつでもキャンセルは可能です。けれども、トラブルを避けるためにはメルカリ公式が定めているキャンセル方法に従いましょう。
ここでは、キャンセルの手順を紹介します。
キャンセルの対応については、以下の動画でもわかりやすく解説しているので参考にしてください。
ステップ1:取引相手に相談してOKをもらう
メルカリの取引をキャンセルするためには、出品者と購入者の双方の同意が必要です。
まず、取引メッセージから取引相手に連絡してキャンセルをしたいことを伝えます。相手の同意が得られたら、キャンセル申請を進めましょう。
ステップ2:キャンセル申請をする or してもらう
キャンセル申請は、取引画面に表示されるキャンセル申請ボタンから行います。
出品者側の取引画面にはいつでも表示されていますが、購入者側の画面には一定の条件を満たさないと表示されません。表示されていない場合は、出品者にキャンセル申請を依頼してください。
購入者側からキャンセル申請できるタイミングについては、後ほど詳しくお伝えします。
キャンセル申請の手順は、購入者側・出品者側どちらの場合でも、以下のように進めましょう。
【キャンセル申請の手順】
1.取引画面を開く
2.ページ最下部の「この取引をキャンセルする」をタップする
3.キャンセル理由を入力する
4.キャンセルの注意点を確認・承諾する
5.取引相手からが同意するとキャンセルが成立する
「キャンセル理由」に入力した内容は、そのまま相手に表示されます。トラブルにならないような言葉遣いや内容を心掛けましょう。
キャンセル申請ボタンが表示されるタイミング
キャンセルは専用のフォームから申請します。
出品者側の取引画面には常にキャンセル申請のボタンが表示されていますが、購入者側は「期限を過ぎても商品が発送されない」という状況にならないと、取引画面にボタンは表示されません。
もし、ボタンが表示されていない期間にキャンセルする必要がある場合は、出品者に申請を依頼しましょう。
購入者のキャンセル申請ボタンが表示されるタイミングは「発送までの日数」が何日に設定されているかによって異なります。それぞれ、ボタンが表示されるタイミングは以下のとおりです。
- 出品者:常に取引画面に表示される
- 購入者:「発送までの日数」を経過した翌日0:00
たとえば、3月1日 9:00に商品を購入(支払い完了)した場合、以下のタイミングで購入者の取引画面にキャンセル申請ボタンが表示されます。
【3月1日 9:00に購入した場合の例】
発送までの日数 | 1~2日 | 2~3日 | 4~7日 |
---|---|---|---|
発送期限 | 3月3日 9:00 | 3月4日 9:00 | 3月8日 9:00 |
フォームの表示 | 3月4日 0:00 | 3月5日 0:00 | 3月9日 0:00 |
(参考)メルカリ|キャンセル申請フォームが表示されるタイミング(※別タブで開きます)
「発送までの日数」については、以下の記事でも詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。
(関連)【初心者】メルカリの発送期限は3パターン|数え方や超えたときのペナルティについて
また、以下の記事では商品が発送されない場合の対応方法を解説していますので、参考にしてください。
(関連)メルカリで発送されない商品いつまで待つ?放置かキャンセルか
【購入者都合】キャンセル相談の例文
メルカリの取引では、基本的に出品者がキャンセル申請を行います。
そのため、間違って購入してしまったり代金が支払えなかったりしてキャンセルしたい場合は、出品者に相談しましょう。
ここでは、購入者の都合でキャンセルしたい場合の相談の例文を紹介します。状況にあった例文をコピペしてそのまま使えるので活用してください。
商品代金の支払い前の場合
商品代金の支払い前にキャンセルをしたい場合、取引メッセージからすぐに相手に連絡しましょう。
出品者への連絡では、キャンセルを希望することとキャンセル理由を伝えます。購入者がキャンセルに同意してくれれば、キャンセル申請を進められます。
出品者に快くキャンセルに応じてもらえるように、メッセージは丁寧な言葉でお詫びを伝えましょう。
大変申し訳ございません。
商品を間違って購入してしまったため、今回の取引をキャンセルしていただけないでしょうか。
お手数をおかけして申し訳ございませんが、ご対応いただければ幸いです。
この他にも、以下の記事で購入者のミスによる連絡で使える例文を紹介しているので、参考にしてください。
(関連)メルカリの支払い期限はいつまで?過ぎた場合の謝罪例文
支払い後、商品発送前の場合
商品代金を支払った後にキャンセルしたい場合、出品者が商品を発送する前に連絡しましょう。
出品者と購入者の合意のもとにキャンセル申請が認められれば、購入代金はメルカリから購入者へ返金されます。
出品者に同意してもらいやすくするために、丁寧にお詫びを伝えてキャンセルの相談をするのがポイントです。
お世話になっております。
大変申し訳ございませんが、購入した商品を使う予定がなくなってしまったため、キャンセルをお願いできないでしょうか。
勝手なお願いで恐縮ですが、ご対応いただけると幸いです。
商品発送後の場合
すでに商品が手元に届いている場合など発送後にキャンセルする場合は、とくに慎重な対応が必要です。
商品発送後のキャンセルは、発送までにかかった出品者の手間や時間が無駄になってしまいます。相手の気持ちを考えて謙虚な姿勢でキャンセルをお願いしましょう。
本日商品を受け取りました。
大変申し訳ございませんが、間違ったサイズの商品を購入しておりました。
お手数ですが、商品を返品させていただき、取引のキャンセルをお願いできませんでしょうか。
ご検討お願いいたします。
【出品者都合】キャンセル相談の例文
梱包のときに商品を破損した場合など、出品者の都合で取引をキャンセルしたいときがあります。
その場合は速やかに購入者に連絡をとり、キャンセルの同意を得なくてはなりません。
ここでは、支払い前・支払い後の2つのパターンでキャンセル相談に使える例文を紹介します。
商品代金の支払い前の場合
購入者がまだ支払いをしていない場合は、相手の合意があれば出品者側からすぐにキャンセル申請ができます。
出品者の都合でキャンセルする場合、商品を購入できてよろこんでいる購入者に迷惑をかけることになるため、取引メッセージでは丁寧さを心掛けてキャンセル理由を記載しましょう。
大変申し訳ございません。
商品を確認したところ破損していたため、取引をキャンセルさせていただけないでしょうか。
お手数ですが、返信をお待ちしております。
支払い後、商品発送前の場合
すでに購入者が代金を支払っている場合でも、購入者の同意があればキャンセル申請が可能です。
このケースの場合「発送までの日数」を過ぎると購入者側からもキャンセル申請ができるようになります。とはいえ、購入者側がキャンセルするだろうと思って対応を放置するのは、相手にいい印象を与えません。
相手を不安にさせないためにも、なるべく早く取引メッセージからキャンセルをお願いしましょう。
支払い後のケースでは、支払った代金の返金についても伝えると合意されやすくなります。
お世話になっております。
大変申し訳ございません。代金をお支払いいただいた後で恐縮なのですが、梱包時に商品を破損してしまったため今回の取引をキャンセルしていただけないでしょうか。
商品代金は、キャンセル手続き後にメルカリ事務局から返金されますのでご安心ください。
お手数おかけいたしますが、ご検討ください。
キャンセルによる返品と返金の方法
すでに支払いや発送をしてしまった場合、キャンセルはどのように対応したらいいのか迷うのではないでしょうか。
代金の支払い前や発送前のキャンセルは、アプリから操作するだけでキャンセルができますが、支払い後や発送後の場合は、返品や返金の対応が必要になります。
ここでは、商品の返品方法と返金方法について解説していきます。
この他にも返品依頼がきた場合の対応をわかりやすく解説した動画もあるので、参考にしてください。
商品の返品方法
出品者と購入者の双方がキャンセルに合意したら、以下の手順で商品の返品を進めましょう。
発送に匿名配送を使っていた場合、返品には匿名配送が使用できないため発送先の住所を取引メッセージで教えてもらう必要があります。
【商品の返品手順】
- 返品送料の負担を購入者・出品者のどちらにするか決める
- 返品先の住所を確認する
- 商品を返送する(追跡サービス付きでの発送がおすすめ)
- 出品者は受け取った商品を確認して、キャンセル申請する。購入者は取引画面の「同意する」を選択する
返送にかかる送料は、双方が取引メッセージで話し合います。一般的にキャンセルの原因がある側が負担する場合が多いです。
たとえば、検品不足で届いた商品に不良が見つかった場合は、出品者のミスとなり購入者は着払いで商品を発送します。
相手がキャンセル申請の連絡の「同意する」ボタンを押すと、取引は中止され、その後は取引メッセージも使用できなくなってしまいます。必要な連絡はキャンセル申請をする前に済ませておきましょう。
返品の流れについては、以下の記事でも詳しく解説しています。あわせてご覧ください。
(関連)メルカリの返品への対処法|返品できる条件や応じてもらえない場合の対処法
返金の手続き
返金については、出品者や購入者が直接手続きをする必要はありません。キャンセルが成立した後は、メルカリ事務局による返金の対応を待ちましょう。
返金の方法やタイミングは、商品購入時の支払い方法によって異なります。
販売手数料については、キャンセルが成立すると取引が発生しなかったことになるため、手数料が発生しません。
また、メルカリ便を使って発送していた場合は、メルカリ便の送料も戻ってきます。ただし、メルカリ便以外の発送方法で配送していた場合の送料は、返金されません。普段からメルカリ便を利用するようにするとキャンセル時も安心です。
なお、メルカリでは当事者間で返金手続きをすることはありません。「返金するから」という理由で相手から外部決済サービスなどへ誘導された場合は、すぐに事務局へ通報してください。
(参考)メルカリ|キャンセル・返金について(※別タブで開きます)
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メルカリのキャンセルに相手が同意しないとどうなる?
取引メッセージで相談しても同意が得られないという状況は「メッセージに返信が来たがキャンセルに合意しない場合」と「メッセージに返信がない場合」の大きく2つのケースに分かれます。
ここでは2つのケースでの対応方法を紹介します。
【返信は来たが合意しなかった場合】
取引メッセージで話し合っても合意が得られない場合は、メルカリ事務局に問い合わせましょう。
【返信がなかった場合】
相手が相談に返信してくれない場合、メルカリの仕様上はキャンセル申請ボタンが表示されていれば合意がなくてもキャンセル申請は可能です。
このケースでは、相手が何もせずに24時間経過すると、自動的にキャンセルが成立します。
一方、相談への返信はないのに、キャンセル申請には「同意しない」を選択されてしまう場合はメルカリ事務局へ相談しましょう。
このほか、キャンセル申請ボタンが表示されておらず、相手からの返信が全くないという場合も、メルカリ事務局への相談が必要です。
キャンセルによる評価・ペナルティの影響
キャンセルによって悪い評価がつくのを心配したり、ペナルティがあるのではないかと思って申請をためらったりする人は多いでしょう。
ここでは、メルカリの取引をキャンセルした場合の評価やペナルティへの影響について解説します。
また、以下の記事ではキャンセル以外にもメルカリのペナルティについて解説しています。出品や購入前に確認しておくと安心です。
(関連)メルカリのペナルティ一覧|原因と対処法を体験談も交えて解説
取引の評価はどうなるか
取引キャンセルの成立後は、取引自体がなかったことになるため評価はつきません。また、キャンセル後は取引画面や取引メッセージが利用できなくなります。
そのため、キャンセルを相談したことが原因で相手に悪い評価をつけられるのではないかと心配する必要はありません。
アカウント停止や利用制限の可能性
取引をキャンセルするだけでは、アカウント停止や利用制限などのペナルティの対象になりません。
ただし、自己都合のキャンセルが何回も続いているなど、キャンセル理由がメルカリ事務局に迷惑行為だとみなされれば、ペナルティが科される可能性はあります。
以下の行為はメルカリで「迷惑行為」とされているので、注意しましょう。
- 商品状態・紛失・売り切れがキャンセル理由の場合
- 購入手続き後に商品の値上げ、送料の上乗せを持ちかけ、それがキャンセル理由の場合
(参考)メルカリ|取引における迷惑行為について(※別タブで開きます)
メルカリでキャンセルを発生させないためにできること
メルカリでキャンセルとなると、販売機会の損失になるだけでなく、手間やトラブルで時間も失います。
気軽に利用できるのが魅力のメルカリですが、出品時も購入時も内容をしっかり確認して、慎重に取引したいですね。
出品時の注意点
メルカリ出品で購入者からキャンセルされたり、自己都合で出品のキャンセルをしたりせずに済むように、以下の点に注意しましょう。
- 出品前、発送前の検品は丁寧に行う
- 破損しないように梱包をしっかりする
- 発送までのスケジュールを守る
- 出品したまま放置しない
せっかく購入してもらったのに、キャンセルするのはもったいないですよね。トラブルにならないよう、できる努力はしておきましょう。
購入時の注意点
メルカリで購入する際に、キャンセルとならないよう気をつけることは以下のとおりです。
- 価格や説明文など情報を把握してから購入
- 色やサイズなど見落としがないかチェック
- 支払い方法など対応できるか事前に確認
いろいろな商品を見ていると、外せない条件など、うっかり見落としてしまうこともあります。購入ボタンを押す前に、冷静に最終確認を行いましょう。
よくある質問【FAQ】
メルカリの取引では、キャンセルについて以下のような疑問を感じる場合があります。
それぞれの質問に回答していきます。
メルカリで自己都合でキャンセルはできる?
メルカリでは、キャンセルの原因が出品者にある場合でも購入者にある場合でもキャンセルが可能です。
ただし、双方の合意が条件になるため、取引メッセージで話し合う必要があります。合意を得てからキャンセル申請ボタンから手続きを進めましょう。
キャンセル原因がどちらにある場合でも、相手と連絡がとれない場合や相談しても合意がとれない場合は、メルカリ事務局に問い合わせて対応をまかせることもできます。
メルカリのキャンセル申請は取り消しできる?
一度キャンセル申請を進めてしまうと、出品者と購入者の間でキャンセル申請を取り消すことはできません。
ただし、以下の方法でキャンセル申請を不成立にすることは可能です。
キャンセル申請後は申請を受けた側の取引画面に「同意する」「同意しない」のボタンが表示されます。相手と取引メッセージで相談して「同意しない」を選択すればキャンセルが不成立になります。
もし、24時間経過しても申請を受けた側がキャンセルについて操作しない場合は、自動でキャンセル申請が承認されるので、長く放置しないようにしましょう。
メルカリのキャンセルで「返品不要」と言われたら?
すでに発送された商品をキャンセルする場合、出品者との話し合いで「返品不要」と言われる場合があります。
購入者も「返品不要」に納得できる場合は、返品の必要はありません。
出品者が「返品不要」という理由はいくつかありますが、返送にかかる手間や送料がおもな原因になります。
たとえば梱包が不十分で商品に傷がついていたときなどは出品者側が返送料を負担することになり、商品代金より着払い送料のほうが高くなることがあります。その場合にはあえて返品を希望しない出品者は多いです。
メルカリのキャンセルは相手に相談してみよう!
この記事では、メルカリでキャンセルする方法や例文、キャンセルを発生させないための方法について詳しく解説しました。
- 出品時のキャンセルを避けるには、検品・梱包・スケジュール管理・落札者への連絡を丁寧にする
- 購入時のキャンセルを避けるには、商品情報や支払方法をよく確認する
上記を理解して、メルカリでのキャンセルを少なくしていきましょう。メルカリせどりで稼ぐ方法や取引で使える例文については、以下の記事でも詳しく解説しています。
(関連)メルカリせどりで稼ぐ方法|メルカリで売る転売のやり方とは?
(関連)メルカリの取引メッセージ例文 | 発送後・購入後などシーン別に紹介
(関連)メルカリの受け取り評価例文|簡単コピペでもらって嬉しい評価を送ろう!
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