せどりとは?儲からない?
せどりは商売の基本ともいえるビジネスモデルです。
その構造は至って簡単、「安く仕入れて高く売る」。
たったこれだけです。
副業が当たり前になっている現代では、複雑なビジネスモデルの副業もありますが、せどりはやり方さえ分かれば、誰でも始めることができます。
どの商売にも「参入障壁」と呼ばれる利益が出るまでのハードルがありますが、せどりには、ほとんど参入障壁がありません。
数千円程度の利益を出すだけであれば、誰でもすぐに出すことができます。
もちろん、きちんとしたやり方で行動する必要はありますが、他の副業と比べればそのビジネスモデルは非常にシンプルです。
シンプルで参入障壁が低いが故に「せどりはすでに飽和しているから儲からない」という噂や意見を見たことがある人も多いのではないでしょうか?
たしかに、参入障壁が低いというのは、「競合相手が多くなる」というデメリットと背中合わせです。
しかし、これはせどりが稼げないということではありません。
なぜなら、「物販に対する需要は常に一定数あるから」です。
どれだけ時代が進もうとも「物が欲しい」というのは人間の根源的な欲求です。
購入する手段や方法、媒体が時代によって変わったとしても、「より安いもの、良い物を買う」という行動は絶えず行われます。
世界中の人が物を買い続ける限り、せどりビジネスで稼げなくなることはありません。
ただし、それは稼ぐためのポイントを押えて、適切な行動を行った場合の話です。
「せどりといえば、古本屋で本を仕入れてネットで売るんでしょ?」と思っている人がたくさんいますが、それは過去の方法論です。
古本屋はせどり対策を行っており、販売価格はネットと同じになっているため、儲けはほとんどでません。
時代は常に進歩しており、過去のやり方が今でも通用するわけではありません。
常に世の中の動向をチェックし、ビジネスモデルを柔軟に変化させていく必要があります。
せどりはネットで仕入れてネットで売るのが主流であり、本屋で仕入れるといった方法はほとんど行われていません。
これは一例に過ぎませんが、こうした稼ぐためのポイントをきちんと押さえて、時代にあった適切な行動を重ねれば、せどりで利益を出すことは十分可能です。
「せどりはやめたほうがいい」と言う人が抱いているイメージ
せどりを始めるにあたって、マイナスなイメージがある人も少なくありません。
勘違いされやすいせどりのイメージについて紹介していきます。
資金がないとできない
せどりを始めるのが億劫になる理由の一つとして、「資金がないとできない」と思われていることが挙げられますが、これは誤解です。
「稼ぎたい金額の10倍の資金が必要」などの情報がネット散見されますが、せどりは資金が少なくても利益を出すことは可能です。
もちろん、せどりをするのに資金があることに越したことはありませんが、クレジットカードの枠がある程度あれば、十分に利益を出せる可能性があります。
まずは徐々に資金を増やして運営していくことができるのは、せどりビジネスの強みともいえます。
時間がないとできない
せどりは充分な作業時間が取れないと儲からないと思われていることもあります。
結論からいえば、せどりは他のビジネスと比べて特別に作業に時間がかかるわけではありません。
始めたばかりのころは、作業に慣れていないため、時間がかかってしまうという場合はありますが、それはどんなビジネスであっても同じです。
むしろ、せどりは他のビジネスに比べると、作業内容自体は単純で簡単であり、利益が出るまでのスピードが早いビジネスであるため、慣れるのにもそんなに時間はかかりません。
慣れてしまえば、より効率的に行うことができ、月に数日の作業だけで利益を出せる可能性もあります。
自動化しやすい仕組みになっているのも、副業に向いているせどりの特徴といえます。
継続できる仕事じゃない
せどりは「作業時間が長くて、商品在庫の管理は肉体労働で大変だから、継続するのが難しい」というイメージを持たれていることがあります。
店舗で仕入れを行う場合は、何店舗も回らなければならなかったり、商品サイズによっては大きく重たいものを運ばなければならず、体力的にきついこともあるかもしれません。
また、副業として行っている人は、本業の後に肉体労働はきついと思う人もいるかもしれません。
しかし、やり方次第では作業時間を短くし、肉体労働を最小限に抑えることが可能です。
せどりビジネスでは、ネットで仕入れてネットで売る方法や、作業を自動化する方法もあるため、その仕組みを作ってしまえば、肉体労働をする必要はないのです。
せどりが儲かるは嘘?儲けが出ない人の特徴
「せどりは儲けられない」という人には、いくつかの共通点があります。
まず、儲けが出るほど、行動できていないということです。
驚くかもしれませんが、世の中には知識やノウハウだけを集めて一切行動せず、儲けられないと述べる人もいます。
せどりであれば、商品を仕入れて、販売できる媒体に掲載、商品を発送するという一連の流れがあります。
一回で利益が20%出る商品であれば、1万円で仕入れて1万2,000円で売り、2,000円の利益が残るのです。
これを五回繰り返せば、2,000円×5=1万円の利益になります。
これを繰り返していくのがせどりというビジネスです。
もちろん、これは一例であり、仕入れる商品や販売の方法によって利益率は変わります。
より効率の良い方法はないか、高い利益率を出すにはどうすればいいのかを行動しながら考えていくのです。
最初は上手く販売できずに赤字になったり、在庫を抱えたりすることもあるでしょう。
しかし、それは利益を出すために必要な道のりです。
「せどりで月数十万円、数百万を稼いだ」という人は圧倒的な行動量から少しずつ修正して自分なりの方法論を編みだしていきます。
これはせどりに関係なく、どんなビジネスにも当てはまることです。
全く行動していないなら利益が出ないのは当たり前、ライバルが多い分、行動を重ねて自分なりの販売方法を編み出さなければ、せどりで十分な利益を出すことはできません。
また、時代は常に進んでいます。
せどりの方法論も常に変化しています。時代遅れの方法では、どれだけ行動しても稼ぐことはできません。
先ほど解説しましたが、「古本屋で本を仕入れてネットで売る」というのは時代の流れに沿っていません。
今や、古本店はどのお店もせどり対策を講じています。
もちろん、中には利益が出る本が売っているかもしれませんが、かける労力と利益が見合っていない場合がほとんどです。
さらに、「その本が売れるかどうか」も重要なポイントになります。
「その本や商品に需要があるか」を見抜くのがせどりの肝です。当然ですが、需要がない商品は売れません。
仕入れる費用だけがかかり、赤字の在庫を抱えることになります。
せどりで儲けが出ない人の特徴は「需要が少ない商品を選んでいる」ということです。
この原因は事前調査の不足にあります。
今、何が注目を浴びているのか、時代の流れはどう動いているのかを知っていなければ、的外れな商品ばかりを仕入れてしまいます。
また、時代に合っている商品の中でも「この商品は売れて、この商品は売れない」といったミクロの視点も必要です。
自分が仕入れようとしている商品について、徹底的に調査すれば、どんな商品に需要があって、どんな商品に需要がないかが何となく分かるでしょう。
徹底した調査をもとに「この商品は売れるかもしれない」と予測を立て仕入れて販売してみる、実際に売れれば、利益が出る商品を一つ見つけたことになります。
せどりで儲けが出ない人はこうした創意工夫を行いません。
事前の調査を怠り、「何となく売れそう」という感覚で商品を仕入れたり、高い利益率が出るとネットで見つけた商品を仕入れたりします。
その結果、売れずに在庫を抱えたり、仕入れ費用ばかりがかさみ、赤字を出したりするのです。
利益率に関しても、高い利益率があれば、少ない販売数で利益を残すことができます。
しかし、利益率はあくまで一つのポイントに過ぎません。利益率が低い商品でも販売方法や仕入れ方の工夫次第で、多くの利益を出すことが可能です。
高い利益率の商品はそう多くありません。
利益率が高い商品ばかりに気が取られて、仕入れ→販売→発送というプロセスを数多く回せない人も、せどりで儲けが出ない人の特徴です。
せどりは儲かるビジネスである理由
特別なスキルがなくても誰でも始められる
せどりビジネスは、どんな人でも生活するうえで必ず経験する「商品を購入する」という行為を応用して、「商品を安く買って高く販売する」ことで、利益を出すだけのシンプルな仕組みなので、誰でも参入しやすいビジネスです。
また、人とのコミュニケーションが苦手、という人でも、インターネット環境さえあれば、完結できるビジネスでもあるため、安心してビジネスに取り組むことができます。
誰でも経験したことのある商品購入の経験を活かして、商品の仕入れや販売、発送を行うだけなので、他に特別なスキルなどが必要になることはありません。
せどりを始めるにあたっても、特別な知識や必要な資格などの条件があるわけではなく、もちろん学歴にも左右されることはありません。
昨今では不用品をオークションやフリマアプリで売るということも世間的に浸透しており、物販で儲けを出すことは、思っているよりも簡単にできます。
Amazonやメルカリなどすでに確立された商品売買ツールを利用できる
どんなビジネスでも、儲けを出すためには客が必要であり、集客は課題の一つといえます。
せどりにおいても集客は大切です。
仕入れた商品を買ってくれる顧客がいなければ、利益は生まれません。
集客できなければ、最初の投資資金を回収できずに廃業、ということも有り得ることです。
しかし、せどりでは、Amazonや楽天、ヤフオクなどの確立された販売経路を利用することができるため、集客の問題を簡単に解決することができます。
特に、Amazonは、国内でも海外でも有名なショッピングサイトであり、ユーザー数は他の販売経路と比べても桁違いに多く、更には販売から発送まで代行して行ってくれるサービスまであるため、かなり便利なサービスといえます。
せどりでは、すでに利用者の多い販路を利用することで、集客に困ることはないため、利益が出せる仕組みがすでに確立されているビジネスといえます。
モノの価値がゼロになることはない
昨今、ロボットやAI技術の発達、外国人労働者が増えたことによる影響で、日本の労働環境が減ることが心配されていますが、せどりビジネスはモノを売るビジネスなので、そのような影響は受けにくいと思われます。
商品製造の仕組みがロボットやAIによって効率的になることは、むしろ、せどりをしている人たちにとっては、より効率よく儲かるようになる可能性があることともいえます。
これからも、モノの需要は増え続けると思われるため、せどりビジネスをうまく運用していけば、儲けを出せるはずです。
どんなことがあったとしても、すべてのモノの価値がゼロになることはないため、時代に沿ったビジネスを行うことが大切です。
せどりで稼いでいる人の特徴
せどりで儲けが出ない人に特徴があるように、稼いでいる人にも共通点があります。
それは「行動力がある」、「明確な目標設定がある」、「時間の使い方が上手い」などです。
まず、行動力があるというのは大前提になります。
行動しなければ、何事も始まりません。特に、副業を初めてするという人の場合、とにかく行動に移すことが大切です。
せどりに関してネットにはさまざまな意見が書かれています。
稼げるという人もいれば、稼げないという人もいます。
ネットを調べれば調べるほど、「せどりって稼げないんじゃないか?」と思ってしまうかもしれません。
その結果、行動する気になれず、何もしない人もたくさんいます。
それでは本末転倒です。せどりは稼ぐことができるビジネスです。
ただし、それは行動を起こした場合だけ、何も行動しなければ稼ぐことはできないでしょう。
「大きく稼げるかどうかは分からないけど、とりあえず目標を決めてやってみる」。
これが最善の行動です。
せどりで稼いでいる人は、「明確な目標設定」があります。
「月にこれだけの利益を残す」という明確な目標を、日々の行動に落とし込んで、毎日少しずつ積み上げています。
特に、せどりは行動量が収益に直結するビジネスです。
徹底的にリサーチし、売れる商品を仕入れ、販売・発送をどれだけ多くこなせるかが大きな利益につながります。
最初のうちは何をどれだけすれば、いくらの利益が残るのかが不透明です。
しかし、分からないなりに目標を決めて、とりあえずやってみるというスタンスが大切になります。
やっていくうちに「この目標は現実的じゃない」もしくは「もっと数をこなせる」という感覚が分かってくるでしょう。
せどりで利益を出している人は、この繰り返しで具体的な目標を設定し、毎月それをクリアすることで利益を残しています。
そして、設定した目標を達成するために「時間の使い方を工夫」しています。
目標達成に必要な行動を書き起こし、一日単位、週間単位、月単位でこなすためのスケジュールを組んでいるのです。
せどりで利益を出すには、「売れる商品を探すためのリサーチ」、「販売」、「梱包」、「発送」、「収支の管理」が必要になります。
これらの行動を一日のうち、どれだけ行うか、何にどれだけ時間を割くかをしっかりとコントロールしています。
最初のうちは時給換算すれば、数円程度にしかならないかもしれません。
しかし、慣れてくれば、より効率よく利益を出すことができるようになります。
せどりで儲けが出ない主な理由
せどりで儲けを出すために注意しておきたいのが「売れない商品を仕入れる」、「薄利多売」、「最安値に固執する」という点です。
せどりにおいて、売れない商品はいつまで経っても売れません。
「並べていたらいつか売れるだろう」というのは甘い考えで、売れない商品というものは本当に売れません。
むしろ、「これはなぜ売れないのか?」を研究し、同じ失敗を繰り返さないことの方が重要です。
薄利多売というキーワードにも注意しましょう。
売れる商品でも一回の利益が少ないと、数をこなさなければ大きな利益は望めません。
最初は売りやすい商品でコツを掴み、徐々に高い利益率を出せる、もしくはコストを抑えることができる商品にシフトしていくことが大切です。
どうすれば一番利益が残るか?を常に考えながら行動しましょう。
また、最安値に固執するというのも稼げない理由の一つです。
せどりを始めたばかりの人は最安値でなければ売れないと考えている人がたくさんいます。
しかし、実際には最安値ではなくても売れる商品がたくさんあります。
特に、中古品は値段だけでなく、商品の状態が重要です。
相場より少し値段が高くても状態が良いものが欲しいというニーズがあるからです。
商品によって細かいニーズは違うため、ここでも徹底したリサーチが重要になります。
根拠のある値付けができるようになれば、効率よく、せどりで利益を残すことができるでしょう。
稼ぐポイント1:せどりの基本を押さえる
せどりの基本は仕入れ、販売、発送の3ステップです。
この基本をしっかりと理解しておかなければ、せどりは始められません。
仕入れとは、「売れる商品を安く仕入れる」ことです。
言葉にすれば簡単ですが、これがせどりの本質です。
そもそも売れる商品とは何なのか、どうすれば安く仕入れられるのかを追求するのがせどりというビジネスです。
もっとも、仕入れ方に関していえば、ネットで仕入れるのが一般的です。
自らの足を使うのも一つの方法ですが、効率を考えれば、すべてネット上で完結するほうが最適でしょう。
売れる商品を安く仕入れたら、次は販売です。どこで売るか、どういう見せ方で売るかが重要なポイントになります。
大手通販サイトを使うのが一般的ですが、独自の販売網を持っている人も中にはいます。
大手通販サイトを使うなら「どんな見せ方をすればより高く売れるか?」、「手数料を抑えるにはどうすればいいのか?」を考えましょう。
そして、商品が売れたら、次は発送です。商品に応じた適切な梱包をして発送します。
梱包一つとっても丁寧な梱包がされていたり、購入のお礼が記載された文章が入っていたりすれば、ファンになってもらえる可能性があります。
また、配送の手数料を抑えることも重要なポイントです。
一回当たりの手数料は少なくても、数をこなせば大きなコストになります。
稼ぐポイント2:儲かる商品をリサーチする
せどりで稼ぐには仕入れる商品を厳選することが欠かせません。
せどりでは、商品が売れて初めて売上が出ます。
売れなければ、仕入れ費用はそのままマイナスです。
他の商品と比較して最安値で並べていても、需要がない商品は売れません。
せどり専用のツールなどを利用して、売れやすい商品を厳選することが大切です。
ネット検索すれば、売れる商品や売れやすい商品はたくさん出てきますが、それらの商品はすでに他の人が手を付けています。
自分だけが知っている、売れる商品を見つけることがせどりで長期的に安定して稼ぐコツです。
売れる可能性の低い商品は、なるべく仕入れないようにするのがベストですが、売れるかどうかを見抜くにはある程度の経験が必要になります。
最初のうちは経験を積むと割り切って、商品を仕入れてみるのも良いでしょう。
数多くの経験を積む中から、最終的に仕入れる商品を厳選していくイメージです。
小さい商品や同じジャンルの商品仕入れに注目してみる
せどりで取り扱うジャンルは、最初のうちはできるだけ狭い範囲にしておくことがおすすめです。
同じジャンルの商品を多く取り扱うことによって、「このジャンルに詳しい専門の販売者」というような信頼を得ることができ、安定して買い手が付きやすくなる可能性が高くなります。
また、同じジャンルの商品を取り扱う機会が増えることで、より商品知識がつき、売れ筋の予想なども立てやすくなります。
売れているからといって、いろんなジャンルに手を出すと、その分リサーチするのも大変になってしまいます。
さらに、商品はできるだけ小さくて軽い商品を取り扱うようにすると、送料も安く、配送中のリスクも軽減することができるため、その分儲けが出やすくなります。
大きい商品を取り扱うと、仕入れ時には持ち帰るのに手間がかかるため、配送するにしても料金がかかって仕入れ値が上がってしまうほか、配送中の破損などのリスクも考えなければなりません。
その点、小さな商品は、仕入れもしやすく、個人で在庫保管するとしてもスペースを取らずに作業効率が良くなります。
せどりで利益を出すのに大事な、仕入れ値を抑え、できるだけ高く売ることがしやすい、小さく軽い商品はおすすめです。
Amazonのリサーチツールを活用しよう
仕入れる商品を決める時には、Amazonの市場リサーチは欠かせません。
Amazonの市場をリサーチするのに便利なツールはたくさん出回っていますが、まずはAmazonのサイトで、カテゴリごとのランキングを確認し、需要のある商品の把握をしておくことが重要です。
Amazonのサイトで人気商品を把握したら、その商品がせどりで利益が出る商品であるかを確認しなければなりません。
必ずしも人気のある商品が売れる商品や利益の出る商品であるとは限らないので、利益が出るのかどうかを十分にリサーチしておく必要があるのです。
該当の商品をAmazonで販売した際に、利益が出るのかリサーチするのに便利なのが「モノレート」というツールです。
モノレートは誰でも使える無料のツールで、サイトの入力フォームに商品名、またはASINコード、JANコードを入力するだけで商品の情報が見れる便利なツール。
検索した商品のAmazonでの最安値、出品者数、ランキングの推移などが確認できます。
Amazonでのその商品の売れ方を確認できるため、仕入れるかどうかの参考情報としておすすめです。
稼ぐポイント3:FBAの利用や外注化で効率よく販売する
せどりで稼ぐには、商品の販売作業を効率化することも非常に重要です。
Amazonでは、販売の際に必要になる商品の販売や注文の受付、在庫の保管、配送作業などの作業をAmazonが代行してくれるFBAサービスという便利なサービスがあります。
Amazonの物流の拠点となっている通称FBA倉庫と呼ばれる倉庫に、商品をあらかじめ登録、納品しておくと、後は勝手にAmazonが販売してくれる、といった仕組みです。
FBAサービスを利用すると、本来自分でしなければならない販売にかかる作業をせずに済むため、仕入れに集中でき、作業を効率化することができます。
FBAサービスを利用するための費用は、配送代行手数料と在庫保管手数料ですが、商品ごとに異なるので、どれだけかかるのか、あらかじめ確認しておく必要があります。
また、せどりに慣れてきたら、仕入れや出品作業を外注化する、という手も、販売の効率化に役立つ方法です。
稼ぐポイント4:儲かるまで継続する
せどり以外にも副業はたくさんありますが、どんなビジネスでも成功するために必要なのは、利益が出るまで継続するということです。
せどりは他の副業と比べても、利益が出るまでが早いビジネスです。
売れる商品を仕入れれば、その日のうちに利益を出すこともできます。
しかし、大きな利益を出すとなると、話は別です。実際にやり始めれば、たくさんの困難があるでしょう。
こうした壁を乗り越えるまで継続できるかどうかが成功するかどうかの分かれ道です。
結局、継続できずに利益が上がる前に辞めてしまえば、せどりは儲からないという結果になってしまいます。
最初のうちは、がむしゃらにでも継続することが大切です。
Amazonで売れやすい商品ジャンルを紹介!
せどりをAmazonで行う際に、売れやすい商品ジャンルについて紹介します。
儲かる商品①家電製品
せどり初心者にもおすすめできるのが家電製品です。
主に、家電量販店やリサイクルショップ、ディスカウントストアなどで仕入れることができます。
日本メーカーの家電製品は海外からも需要があり、売れやすい商品です。
家電では、パナソニック、SONY、ダイソン、CANONなどの国内メーカーがおすすめです。
特に、SONYの製品は、プレミア価格で取引される場合が多く、利益を出しやすいため、狙い目です。
しかし、購入の際にメーカー規制があり、大量の在庫の確保は難しい場合もあるため、注意が必要です。
若い女性ユーザーの多いメルカリなどのフリマアプリでは、美容家電の中古品が需要があります。
儲かる商品②パソコン関連
パソコン関連商品は、販売手数料が他のジャンルよりも安く設定されているため、おすすめのジャンルです。
パソコン本体の取り扱いであれば、高ければ数十万円にもなるため、利益率が少し低くても金額自体が大きくなるため、他のジャンルに比べて少ない販売数でも稼げる可能性があります。
パソコンを取り扱うのであれば、デスクトップよりもラップトップのほうがコンパクトなため、取り扱いやすく、おすすめです。
パソコン関連商品をより高く売るには、保証書の有無や付属品、商品クリーニングなどに気を配らなければなりません。
特に、電子機械であるため、保証書の有無は重要で、売れ行きにも大きく影響します。
マウスやマウスパッド、USBや電源ケーブルなどの付属品が揃っているかも重要で、セット販売の方がより高く売れます。
セット販売をする際には、単品で本体を仕入れ、付属品は別で仕入れたほうが、仕入れ値を抑えられることがあります。
儲かる商品③スマートフォン
一台あたりの値段が高いスマートフォンも高い利益が見込める商品です。
特に、iPhoneなどの人気機種は中古が多く出回っており、時期を見極めて売れば、大きく稼げる可能性があります。
ただし、スマートフォンには白ロム、赤ロム、黒ロムと呼ばれる3種類の状態があります。
スマートフォンを転売する時には、この3種類の状態を確認してから仕入れを行う必要があり、せどりで取り扱えるのは白ロム端末のみです。
間違って仕入れてしまうと、お金を無駄にしてしまうので、注意しましょう。
儲かる商品④サプリメント
サプリメントは、安定した需要があり、仕入れ値も安くすむため、おすすめのジャンルです。
サプリメントは初回購入や定期購入で安く仕入れることができるものが多く、契約まではしたくないけど試してみたいという人からの需要があるため、利益を出しやすくなっています。
サプリメントはそのほとんどが小さく軽量であるため、在庫保管や配送作業に手間がかからず、飲めばなくなる消耗品なので、回転率も良く、気に入った商品にはリピーターもつきやすい商品なので、せどりに合った商品といえます。
安価なものから高額なものまで値段の幅も広いため、自分の資金に見合った商品で参入することができるのも強みです。
サプリメントを服用する人は、経済的に余裕があり、年齢も高めであることが多いため、高価であれば、それだけ効き目があると考えている人も多く、高額であっても需要があります。
儲からないのには理由がある!まずは原因を特定し、改善を!
せどりは、基本的に利益を出しやすいビジネスです。
ビジネスモデルがシンプルなので、適切な行動をすれば、きちんと利益を残せます。
儲からないのには、何らかの理由があります。
自分が儲からない理由に当てはまっていないかをしっかりと確認することが大切です。
もし、当てはまっている点があるなら、すぐに改善しましょう。
稼ぐためのポイントをきちんと押さえれば、せどりビジネスは成功させることができます。