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無在庫転売のやり方|そもそも無在庫転売とは?初心者でも稼げる?

更新日:2024年4月23日

このページでは、無在庫転売について詳しく解説しています。初心者の方にも分かりやすいように「そもそも無在庫転売とはどんなビジネスモデルなのか?」という内容から、無在庫転売のやり方、メリット・デメリット、稼ぐポイント、初心者が陥りやすい失敗ポイントまで、無在庫転売について余すところなく紹介していきます。

神岡進也
物販総合研究所 韓国輸出 / メルカリ物販講師
この記事の著者:神岡 進也

1984年 静岡県出身。2012年に副業として物販ビジネスを開始し、中国輸入、せどり、メルカリ物販などを経験。2015年に無在庫で実践できる韓国輸出ビジネスを開発し、初月から売上77万円、3ヶ月後には売上450万円を達成した。現在は、ツールを使用する無在庫韓国輸出のスクールを運営中。延べ750人以上の指導実績がある。 韓国大手ECサイトCoupang(クーパン)の日本専属公式パートナー
▶Twitter: https://twitter.com/kamioka0909
▶YouTube: 神岡進也 [物販総合研究所]
神岡 進也のプロフィール

この記事の内容

無在庫転売とは?仕組みはどうなってる?

無在庫転売とは?仕組みはどうなってる?

無在庫転売とは、文字どおり在庫を持たずに商品を販売することです。

普通の物販であれば、商品を卸売業者などから仕入れて、その商品を今度は消費者に販売するといった形です。

一方、無在庫転売は、商品が手元にないまま消費者に商品を販売します。

「じゃあ商品が売れたらどうなるの?」と疑問を持つ人も多いかと思います。

無在庫転売は、商品が売れた時点(消費者から注文が入った時点)で商品を仕入れ、その商品を消費者に届けるといったビジネスモデルです。

無在庫転売がどんなものかについては、こちらのYouTube動画でも詳しく解説しています。

基礎からわかりやすく教えてほしいという方は、まずは動画をご覧ください。

無在庫転売と有在庫転売の違い

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無在庫転売の仕組みは一般的な転売である有在庫転売と比較するとわかりやすいので、2つのやり方の大きな違い「事前仕入れの有無」と「商品の配送経路」という点から無在庫転売の特徴を解説します。

事前仕入れの有無

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一般的に、「無在庫」という言葉のつかない単純な「転売」は、有在庫転売を指すケースが大半です。

有在庫転売では、商品を出品する前に現物を仕入れるのが基本のやり方となります。

例えば、Amazonに出品すれば、売れそうなアイテムを事前にドン・キホーテなどで安く買ってくるのをイメージするとわかりやすいです。

一方、無在庫転売では先に仕入れをすることなく、出品からスタートするのが特徴です。

売りたい商品が購入できそうなサイトを見つけ、在庫の有無はチェックしますが、この時点で仕入れることはしません。

つまり、手元に売ろうとしている商品が存在しない状態で出品手続きをするということです。

リアル店舗であれば、空っぽのお店だけを開けているようなものなので、実現するのは難しいです。

無在庫転売とは、オンラインでの売買が可能になったからこそ、成立する物販方法なのです。

商品の配送経路

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無在庫転売では、やり方によっては、商品の配送経路を簡略化することも可能です。

有在庫転売の場合、販売商品は転売を行う人の自宅などに保管されていたり、AmazonのFBA利用でAmazon倉庫に保管されていたりします。

どのような場合でも一度、転売を行う人の手を介した上で購入者へと発送されるのが一般的です。

しかし、無在庫転売では転売を行う人が一度も商品に触れることなく、購入者へと実物が配送されることもあり得ます。

これは、無在庫で出品した商品が売れた場合、仕入れサイトから購入者へ直接、配送してもらうパターンがあるからです。

転売を行う人としては、パソコンの前に座っていれば、全ての作業が完結することになるので、有在庫転売に比べて効率的といえます。

ただし、この配送方法には注意点があることも事実なので、その点については記事の後半でまとめて説明します。

無在庫転売のやり方

無在庫転売のやり方

無在庫転売の仕組みは、初心者の人が聞くと、何かと驚くことが多く、「本当にそんなことができるのか?」と疑問を持つ人もいます。

そこで、改めて無在庫転売という物販の流れをおさらいしてみます。

商品をリサーチする

転売という物販方法では、仕入れた値段と販売した値段の差額が儲けとなるので、商品が売れない限り、利益が発生することはありません。

そのため、最初は売れる商品のリサーチからスタートします。

この点は無在庫転売でも有在庫転売でも共通です。

基本的には、需要が高い商品を狙っていきますが、無在庫転売の場合は仕入れルートが確保しやすいかどうかも重視します。

ちなみに、無在庫転売は、商品が売れなくても金銭的な損害が出ることはありませんが、リサーチや出品手続きにかかる手間もコストのうちなので、売れ筋アイテムを調べるのに手を抜かないことが重要です。

商品を出品する

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リサーチの段階で需要が見込めそうな商品を決めたら、仕入れ先を探して在庫を確認します。

このとき、実際に仕入れをすることはせずに、在庫がすぐに確保できるサイトを選んでおくだけなのが無在庫転売の特徴です。

ただし、在庫の有無は流動的なので、出品してから買い手がつくまでの間も変動します。できれば、仕入れルートは複数押さえておきたいところです。

そこまで済んだら、いよいよ出品作業となります。

とはいえ、実物は手元にはありません。

実際の作業はあくまで転売商品を持っていることを前提に、出品先へ画像や商品説明、転売価格といった情報を提供するだけです。

商品を仕入れて配送する

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出品した商品に購入者が現れたら、事前にチェックしておいたサイトなどから商品を仕入れます。

この時、初めて費用が発生するイメージです。

配送パターンとしては2つのやり方が考えられます。

1つは仕入れた商品を手に入れて自分で購入者へ発送する方法。

もう1つは仕入れるサイトから購入者へ直接、配送してもらう方法です。

無在庫転売と有在庫転売の違いのところでも触れたように、2つめのやり方は手間が少ない分、リスクは高くなります。

後で解説する注意点についても、目を通してください。

 

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無在庫転売のメリット

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無在庫転売は儲かるらしいという話を聞いた人のなかには、なぜ儲かるのかという理由が気になっている人もいるかもしれません。

そこで、無在庫転売の具体的なメリットとともに、稼げる根拠となっている情報を解説していきます。

【無在庫転売のメリット】

  • 金銭面のリスクが低い
  • 売れ残り・仕入れ不足が気にならない
  • 商品管理の手間が少ない

金銭面のリスクが低い

無在庫転売が儲かると言われているのは、有在庫転売に比べて費用面に大きなメリットがあるからです。

一般的に物販は、最初に仕入れをしなければならず、赤字スタートとなるのを避けることができません。

しかし、無在庫転売は売れないうちに仕入れをすることがないため、リスクが低いのです。

これは、手持ちの資金が少ない人でもすぐにビジネスを始められることを意味します。

仕入れ自体を実際に売れた分しかしないので、損失が出る心配がありません。

また、仕入れ費用の支払いよりも先に購入者から販売代金を回収できるようにスケジューリングをしておけば、資金を常にプラスの状態に保つことも可能です。

仕入れ費用はクレジットカードで決済するのが一般的なので、購入者からの入金日とカードの引き落とし日をよく確認して工夫しておくとよいです。

売れ残り・仕入れ不足が気にならない

無在庫転売は費用面だけでなく、文字通り「無在庫」であることもメリットです。

有在庫転売では、どうしても売れ残りや仕入れ不足を気にしないわけにはいきません。

例えば、売れると見込んで仕入れたおもちゃがさばけなかった場合、当然、売れ残りとなります。

また、売れ残りとは逆に、仕入れ不足という問題もあります。

有在庫転売では、基本的に仕入れられた商品数しか売ることができません。

すると、仕入れの数を読み間違って「もっと仕入れておけば稼げたのに」という事態になってしまうこともあります。

無在庫転売は、このような仕入れのミスによって発生する在庫問題を抱える心配が非常に少ないのです。

商品管理の手間が少ない

物販では、儲かる商品を「たくさん」売るほど稼げるのは言うまでもありません。

これは転売でも同じことが言えます。

しかし、大量の商品を売ることを考えたとき、有在庫転売を選択すると、管理にかかる膨大な手間は避けられません。

例えば、商品が増えるほど、保管用のスペースも必要となるので、大型の物を扱うのが徐々に難しくなっていきます。

また、保管するアイテムが増えれば、購入者が出たときに該当商品を探したり、残りの在庫を管理したりするのも大変になります。

特に、副業で転売をする場合は、自宅で作業をする人が多いため、生活スペースが圧迫されてしまうこともあるかもしれません。

その点、無在庫転売は、売れた分しか商品を手配しないので、在庫管理に無駄がないのです。

在庫に関してやらなくてはならないことがあるとしたら、仕入れ先の在庫数チェックくらいです。

無在庫転売のデメリット

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無在庫転売には有在庫転売が抱えるリスクを回避できるという大きなメリットがあります。

とはいえ、完全にノーリスクなわけではありません。

そこで、無在庫転売で考えられるデメリットについて解説していきます。

【無在庫転売のデメリット】

  • 商品を用意できないリスクがある
  • 遅延や配送経路にクレームが出る可能性がある
  • 利益率が大きくなりにくい

商品を用意できないリスクがある

無在庫転売で代表的なデメリットとされているのは、売れた商品が用意できないリスクがあるという点です。

これまで説明してきた通り、無在庫転売は、出品する時点で手元に商品はありません。

そのため、いざ商品が売れて仕入れようと思ったときに仕入れ先で在庫が切れていると、取引自体をキャンセルせざるを得ないケースも発生しがちです。

購入者は基本的にこちら側が無在庫転売をしている事実は知らないので、当然、商品が手に入らないことに不満を覚えます。

挑戦する場合は在庫に関して対策をしっかりしておく必要があります。

具体的には、仕入れルートを複数確保したり、定期的に仕入れ先の在庫を確認したりするといった方法が有効です。

遅延や配送経路にクレームが出る可能性がある

無在庫転売をする時は、商品の発送が遅れることや配送方法に関しても気をつけなければなりません。

例えば、自分の手元に商品を取り寄せてから購入者に発送する場合を考えてみます。

Amazonなど大手ECサイトからの仕入れであれば、短期間でスムーズにやり取りできる可能性は高くなります。

しかし、なかには、発送までに数日を要するサイトも存在します。

購入者に伝えていた予定日に商品を届けられなければ、出品者としての評価が下がることもあるかもしれません。

また、仕入れ先からの直接、配送を選択した場合でも、想定とは違うところからの配送が購入者のクレームにつながることもあります。

最悪の場合、出品サイトでのアカウント停止につながることもあるので、注意が必要です。

利益率が大きくなりにくい

無在庫転売は有在庫転売に比べて利益率が高くないのもデメリットのひとつです。

転売市場では、希少性の高い商品ほど、高値で取引されるため、供給量の少ないアイテムほど儲かります。

しかし、無在庫転売では在庫確保の観点から見て、希少性の高い物はリスクが高く扱いにくいのです。

また、費用面でのメリットが大きいことから、ライバルが多いことも覚悟しなければなりません。

ライバルが多いと価格競争が起こりやすく、結果として利益率に影響してきます。

対策としては、中国などから安く仕入れるのも手段のひとつです。

配送日数がかかるので購入者に了承を得る必要はありますが、周りの無在庫転売をするプレーヤーよりも仕入れ値を抑えられる点で有利に転売できる可能性があります。

無在庫転売の仕入れ先の選び方

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転売というビジネスモデルでは、安い仕入れ先の確保が欠かせないのは言うまでもありませんが、無在庫転売の場合は仕入れ値以外にも重視しておきたいポイントがあります。

どんな視点で仕入れ先を選べばいいのかを確認していきましょう。

【仕入れ先を選ぶポイント】

  1. 発想が迅速であること
  2. できるだけ無在庫転売向きであること

発送が迅速であること

無在庫転売は商品が確保された状態で行う物販方法ではないので、仕入れ先を選ぶ時は、発送が迅速に行われるかどうかを重視するのがポイントです。

特に、自分のところへ商品を届けてもらってから購入者へ配送する場合は、直接配送に比べてどうしても時間がかかります。

このやり方で仕入れ先の発送がのんびりしていると、購入者に商品が届くのに1週間程度かかってしまうかもしれません。

Amazon利用が普及したことで、購入者は「商品は遅くとも2~3日で届くもの」と認識するようになりました。

転売商品が届くまでのスピードは非常に大切だと考えておくのが賢明です。

とはいえ、ある程度の日数が必要になってしまうケースもあります。

その場合は、出品先の商品説明欄などをうまく活用するとトラブルを回避しやすくなります。

事前に届くまでの時間を伝えることで、購入者の不満を軽減できるからです。

できるだけ無在庫転売向きであること

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転売は安く仕入れて高く売るというシンプルなビジネスですが、ノウハウの有無によって儲かるかどうかが左右されます。

特に、無在庫転売の場合は在庫リスクや配送トラブルが避けられるところで仕入れをするのが賢いやり方です。

例えば、商品の購入者に直接配送ができるサービスを整えており、納品書の価格表記などを工夫してくれるところは、無在庫転売向きの仕入れ先と言えます。

また、一般消費者には情報が手に入らないように会員制の仕組みを取り入れているところを利用するのも有効です。

転売をビジネスとして取り組めば、事業者としてこうしたタイプの仕入れ先も活用できるようになります。

工夫次第で稼げるチャンスは広げられるので、普段から情報収集を欠かさないことが大切です。

無在庫転売のおすすめの仕入れ先リスト

無在庫転売のおすすめの仕入れ先リスト

転売商品をどこで仕入れるかは基本的に自由です。

しかし、Amazonや楽天市場といった大手のECサイトやオークションサイト、フリマアプリなどは購入者も含めて誰もがよく知っていて、ここで優位に立つのは難しいことも多いです。

そこで、ここでは、無在庫転売に比較的向いているとされる卸問屋系のサイトをいくつか紹介していきます。

【おすすめの仕入れ先リスト】

  1. NETSEA(ネッシー)
  2. TopSeller(トップセラー)
  3. 商材王
  4. 未来問屋

NETSEA(ネッシー)

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NETSEA(ネッシー)は会員登録制の卸問屋で、商品をメーカー卸売価格で仕入れられるサイトです。

利用できるのは法人や個人事業主などビジネス利用者のみとなっているため、一般消費者が価格を確認することはできません。

NETSEAで取り扱われている商品ジャンルは雑貨や家電、アパレルと幅広く、せどりを行う人のなかにも愛用者が多い傾向です。

物によってはエンドユーザー(転売でいうところの購入者)への直接配送もできます。

仕入れをするときに商品情報のページから直接配送が可能かどうかわかるので、希望する場合は確認しながらアイテムを選びます。

購入者に直接配送してもらう場合でも納品書の記載事項を工夫できたり、配送用の箱が無地だったりするサービスが整っているので、無在庫転売をする際のデメリットをカバーしやすいのが魅力です。

TopSeller(トップセラー)

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TopSeller(トップセラー)とは会員登録制の仕入れサイトで、全ての商品が無在庫での販売に対応しているのが特徴です。

在庫を持たない物販を前提としている分、商品がちゃんと確保できるよう管理がなされており、ネットショップなどに大量のアイテムを出品できるようになっています。

転売では、出品できる商品数が売上に直結するので、重宝されるサイトの一つと言えます。

TopSellerでは、家具や家電、消耗品や食料品などあらゆる物が手に入り、扱われている商品は約25万点に上ります。

商品が売れた時は、発注データをアップロードするだけでメーカーから購入者へ商品を届けてもらえるので、在庫管理はもちろん、配送関係にも手間がかかりません。

無料から有料までさまざまなサービスプランが提供されていますが、有料プランの方が仕入れられる商品の種類が多くなります。

商材王(SHOZAIOH

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商材王(SHOZAIOH)は家具専門の卸サイトで、規模的には日本最大です。

家具は仕入れ値がかかりがちで、在庫切れのリスクもあるため、有在庫転売でも難易度は高めですが、商材王(SHOZAIOH)は無在庫に対応しているのが強みです。

ソファやベッド、ラックなど需要の高い家具は一通りそろっているのも魅力です。

家具を転売で扱おうとすると、保管スペースや配送の手間を考えないわけにはいきませんが、商材王(SHOZAIOH)ではエンドユーザーへの直送にも対応しています。

インテリアが好きで家具の転売がしたいという人には利用価値の高いサイトです。

また、無在庫転売に欠かせない商品ページや画像の準備が簡単にできる点も便利です。

SHOZAIOHが用意した商品情報や写真はプロのデザイナーやカメラマンが作成したもので、転売を行う人はそれらの素材をダウンロードするだけで、出品先で活用できるようになっています。

未来問屋

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未来問屋はブランド商品を中心に扱っている問屋サイトで、特に腕時計のラインナップに定評があります。

ブランド品を転売で扱う場合、偽物をつかまされる可能性とは常に隣り合わせですが、未来問屋では専門のバイヤーが流通や安全性を確認したうえで商品を提供しているので、仕入れ先として安心感を持てるのが魅力です。

腕時計の他には財布や小物、アクセサリーなどのアイテムを扱っています。

エンドユーザーへの直送サービスも用意されていて、希望すれば、納品書のフォーマットも工夫してもらえます。

また、未来問屋では事前入金制度を設けているのが特徴です。

先に代金を預けておけば、最短即日で商品の出荷が可能となるため、購入者を待たせる心配がありません。

ブランド品を扱いたい場合は選択肢として覚えておくとよいです。

無在庫転売の販売先

無在庫か有在庫かに関係なく、転売で稼ぐには多くの人が集まるプラットフォームに出品することが重要です。

とはいえ、2018年以降、販売先として人気の大手各社は無在庫転売への規制を強めている傾向があります。

そこで、主要なプラットフォームの状況がどうなっているのかを確認していきましょう。

Amazon

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大手ECサイトのAmazonは有在庫転売をする場合にメインの出品先として活用している人が多く、無在庫転売ができるのか気になっている人も多いです。

Amazonでは2021年現在、ドロップシッピングポリシーにそのあたりのことが記載されています。

結論から言うと、無在庫転売の禁止は明記されているわけではありませんが、オンラインで購入した(仕入れた)商品を購入者へ直送することは、メーカーや卸業者以外できません。

そもそもドロップシッピングとは、在庫を持たない状態で商品を出品して購入者が現れたときに手配・配送する物販方法を指します。

Amazonでこのやり方ができるのは、メーカーや卸業者などのみです。

違反した場合は、アカウントの停止や取り消しのリスクがあるので、最低限、出品する商品は手元に取り寄せてから配送するのが原則だと認識しておいてください。

ヤフオク!

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ヤフオク!は国内最大規模のオークションサイトとして知られ、転売を行う人も数多く参戦しているプラットフォームです。

しかし、2021年の時点では、ヤフオク!で無在庫転売をするのはルール違反となっています。

というのも、ガイドラインのなかで商品が手元にない状態で出品する行為が禁止されているからです。

これは、過去に無在庫転売が横行し、ユーザーから不満の声が出てきたことで追加されたルールとされています。

例えば、Amazonで仕入れた物を直送でヤフオク!の購入者に送ったのがきっかけで、「ヤフオク!で買ったのに、なぜAmazonから届くのか?」と疑問に思った購入者が事務局に通報するのが代表的な問題発覚パターンです。

また、一度に大量の商品を出品してヤフオク!側に無在庫転売を疑われてしまった結果、アカウントが停止されるというケースもあります。

とはいえ、本当に在庫があるのかどうかまでは調査するのが難しいため、ヤフオク!には無在庫転売をする人も一定数存在しているのが実情です。

メルカリ

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メルカリは欲しい物が安く買えることが魅力とされているので、もともと転売を行う人が儲けやすいプラットフォームではなく、メインで活用している人は少ないかもしれません。

とはいえ、メルカリが無在庫転売の規制に厳しいことは知っておいて損はありません。

2021年現在、メルカリではヤフオク同様、出品時に手元にない商品を販売することは禁止されています。

メルカリの場合は特に、購入者からの通報でアカウント停止へと追い込まれるケースが多いのが特徴です。

アカウントが停止されてしまうと、一般消費者としての利用も難しくなるため、メルカリを無在庫転売の主戦場とするのは賢明なやり方ではないと言えます。

eBay

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国内転売の競争が激しくなるにつれて、輸出転売という形で海外を視野に入れる人も増えてきました。

出品先として有名な海外の大手プラットフォームといえば、Amazonのアメリカ版「Amazon.com」と世界最大のオークションサイト「eBay(イーベイ)」です。

まず、Amazon.comに関しては、無在庫転売向きといえなくもありません。

海外は最初から配送日数が必要となるのが前提なので、時間がかかることに国内ほど神経をとがらせなくて済むからです。

ただし、ドロップシッピングポリシーでは日本のAmazonと同じく、直送が禁止されています。

また、多少なりとも英語ができた方が使いやすいです。

一方、eBayの場合は利用者数の多さが魅力ではあるものの、無在庫転売向きとはいえません。

アカウントの利用期間によって出品できる商品数に制限があったり、出品するだけで手数料が発生したりするからです。

無在庫転売ヤー規制の理由

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各プラットフォームの状況を確認すると、近年の無在庫転売は販売先を選ぶのに苦戦する傾向が強まっています。

そもそも無在庫転売を取り締まるような法律はないので、行為そのものに違法性はありません。

しかし、主要な出品先として知られる各サイトが無在庫転売の規制に乗り出しているのは事実です。

特に、2018~2019年にかけてルールを厳しくする動きが目立つようになりました。

こうした事態の背景には2つの理由があるとされています。

1つはサイトの信頼性が落ちるというものです。

無在庫転売で実際に商品が売れた時に出品者が在庫を確保できなければ、当然、購入者に迷惑がかかります。

それがサイトに対する信頼を失わせ、結果としてユーザー数の減少につながるかもしれません。

プラットフォームとしては、利用者の離脱は深刻な問題となるため、規制強化がなされるというわけです。

もう1つは、個人情報の流出問題が関係しています。

無在庫転売の場合、仕入れ先から購入者へ直送するとなると、出品者は購入者の情報を仕入れ先へ提供しなければなりません。

この行為を購入者の許可なく行っていることが問題視されているのです。

転売を行う人のなかにはこうした事情を知らずに無在庫転売に手を出してアカウントを停止されるケースも多いので、日頃から情報収集はしっかりしておきましょう。

無在庫転売のリスクを回避するコツ

無在庫転売には違法性がないとはいえ、規制が強化されている現状を考えると何らかの対策をしなければなりません。

そこで、ここでは、無在庫転売のリスクを回避するコツについて紹介していきます。

【無在庫転売のリスクを回避するコツ】

  1. 出品先の利用規約を確認する
  2. 手元に商品を仕入れてから配送する
  3. 自分のネットショップを持つ

出品先の利用規約を確認する

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無在庫転売で最も大きなリスクは購入者とのトラブルなどが原因でサイト上のアカウントが停止されてしまうことです。

この状況に陥った場合、無在庫転売どころか有在庫転売もできなくなってしまいます。

特に、自分がメインで活用していて収益の源泉となっているサイトでアカウントが停止されれば、転売というビジネス自体を続けることが難しくなるかもしれません。

そこで、まずは、出品先の利用規約をよく確認することが重要となります。

本記事でも主要なプラットフォームの状況は解説していますが、規約は随時更新されるものです。

新しいルールが適用されるお知らせなどは面倒がらずに随時、チェックしてリスク回避につなげることが必要です。

また、サイトごとに出品制限がかかっている商品も存在するので、販売前の確認を欠かさないことも大切です。

手元に商品を仕入れてから配送する

無在庫転売が購入者とのトラブルに発展する原因にはいくつかのパターンが考えられますが、よく聞かれるのは、仕入れ先からの直送です。

購入者のなかには、身に覚えのないところから注文した商品が届いて気味が悪いと感じる人もいます。

また、商品に同梱されていた納品書に仕入れ価格が印刷されているケースも問題です。

この場合、購入者は商品が届いた時点で自分が割高の価格で買わされたことを悟るからです。

こうしたトラブルを避けるには、無在庫転売であっても仕入れた商品は自分の手元に一度届けてもらうやり方にするのが確実です。

届いた荷物を再梱包して発送するという手間は発生しますが、リスクを減らすことが可能です。

ただし、配送にある程度の日数がかかる点は購入者に了承してもらわなければなりません。

自分のネットショップを持つ

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手元に商品を仕入れるのがリスク回避のコツとはいいつつも、この記事では直送サービスを整えた卸サイトを仕入れ先として紹介してきました。

これは、自分のネットショップで無在庫転売をするという選択肢があるからです。

近年は「BASE」に代表されるネットショップ開設サービスが話題となっています。

ネットショップではオリジナル商品以外の既製品も販売できるので、転売やせどりを行う人も活用可能です。

独自のECサイトを開設して転売をするメリットは、プラットフォームの利用規約に左右される心配がなくなる点です。

仕入れ用の卸サイトを使う際も、ネットショップを持っていれば、事業者としての信用度も上がります。

ただし、集客面では大手サイトに劣るため、Webマーケティングなどの知識は必要です。

とはいえ、今後は独自のサイトを活用したビジネス手法が盛り上がる可能性があるので、知識として知っておくと役に立つことがあるかもしれません。

転売に便利なツール紹介

物販ビジネスではツールをいかに活用するかが利益にもかかわってくるため、無在庫転売をするうえで便利なツールが知りたいと思っている読者も多いはずです。

そこで、無在庫転売専用のツール2つを紹介します。

使えば効率的に無在庫転売が行えるので、ぜひ活用してください。

無在庫管理ツール「HARU」

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「HARU」は、無在庫販売における商品管理を楽にしてくれるツールです。

具体的には、仕入先となるネットショップ、ヤフオク、楽天などのサイトをツールが巡回して、商品の価格や在庫情報を自動チェックしてくれます。

活用することで、思わぬ価格上昇で赤字となってしまうリスクや、在庫切れによる取引キャンセルを防ぐことができます。

ATS2

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ATS2は、無在庫転売(無在庫販売)のなかでも特におすすめの、Amazon無在庫輸入に特化したツールです。

Amazon無在庫輸入とは、海外のAmazonで仕入れた商品を日本のAmazonで転売する無在庫販売のスタイルです。

ATS2なら、HARUでできる在庫と価格の管理だけにとどまらず、例えば知的財産権の侵害となる商品を売らないようにフィルタリングしてくれるなど、必要な機能がすべて入っています。

知的財産権の侵害となる商品を販売してしまった場合、アカウント停止になることもあり得るため、このリスク回避ができる点は大きいと言えます。

無在庫転売で上手に稼ぐポイント

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無在庫転売の仕組みは、特に複雑なところがあるというわけではありませんが、上手に稼ぐには工夫も必要です。

そこで、取り組む上で押さえておきたいポイントについて解説していきます。

【無在庫転売で上手に稼ぐポイント】

  • 根気よくリサーチする
  • 新品を中心に扱う
  • 送料・手数料を意識する
  • 購入者に協力をお願いする

根気よくリサーチする

いくら無在庫で売れ残りや仕入れ不足の心配が少ないとはいえ、転売をするなら、やはり売れ筋商品のリサーチは欠かせません。

売れない商品をどれだけ出品しても、労力がかかるばかりで儲からないからです。

特に、トレンド入りして人気が出ているアイテムは売れる期間が短く、仕入れも難航しがちなので、しっかり調べないと、チャンスと逃したり、トラブルに発展したりするかもしれません。

最初は入念なリサーチのもと、自分が把握できる範囲内で商品を転売するようにして、やり方を身につけてください。

また、無在庫転売は今後も状況に変化があることが予想されています。

商品リサーチと並行して最新の転売動向もチェックするのが賢明です。

新品を中心に扱う

無在庫転売では、中古品よりも新品を中心に扱った方がリスクを押さえられます。

中古品を出品してしまうと、いざ仕入れようと思ったときに在庫切れになっている可能性があるうえ、代替品を用意するのが難しいケースも多いからです。

また、新品の商品であったとしても、万が一のことを考えて普段から複数の仕入れ先を確保できないかを考えておいてください。

出品先のプラットフォームは購入者に迷惑のかかる行為を最も嫌います。

もし、商品を用意できなかった場合は、出品者としての評価が下がり、結果として活動が続けにくくなることもあると自覚しておかなければなりません。

ビジネスをする以上は、誠実な取引を心がけるのが基本姿勢です。

送料・手数料を意識する

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転売は商品を仕入れた時の値段と売った時の値段の差額で儲ける仕組みですが、仕入れ費用以外にかかる経費も忘れてはなりません。

例えば、出品先でかかってくる販売手数料や購入者に配送する時の送料などが代表的な経費です。

配送先の地域によっては、送料が意外と高くなることもあります。

特に、物販経験の少ない初心者の場合は、経費計算をうっかりして、小さな損失を出すこともあるかもしれません。

それも経験のうちではありますが、せっかく無在庫転売に取り組むのであれば、利益がしっかり出るよう、意識しておきましょう。

とはいえ、利益を出したいばかりに高額すぎる価格設定をしてしまうと売れないので、相場をリサーチすることも大切です。

購入者に協力をお願いする

無在庫転売では、事前に在庫確認の一声をかけてもらえるよう、購入者にお願いするというのも手段の1つです。

この流れにしておけば、在庫の有無をはっきりさせた上で取引ができるため、トラブルに発展する可能性を抑えられます。

たとえ、在庫を確保できなかったとしても、購入後にこちらから販売をキャンセルするよりはクレームにつながりにくいからです。

しかし、出品先のなかには、事前に在庫確認をさせる行為を禁止しているところもあります。

主要なプラットフォームを活用するときは利用規約をよく確認しておくことが大切です。

無在庫転売は稼げない?失敗例6つ

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最後に、初心者が無在庫販売でしてしまいやすい失敗事例を6つ紹介します。

  • 最初から大量出品する
  • 出品管理が出来ず赤字や欠品になる
  • 価格競争に巻き込まれてしまう
  • 出荷までの日数を考慮しない
  • 仕入れ時の送料
  • 納品書の混入

どれもよくある失敗なので、あらかじめ知っておきリスク回避に努めましょう。

順番に解説していきます。

最初から大量出品する

無在庫転売では、販売している商品と仕入先を紐付けて、常に商品が仕入れ可能な状態かどうか確認しておく必要があります。

しっかりと管理しておくことで、注文が入って販売してしまったにもかかわらず仕入れができないという「空売り」の状態を防ぐことができます。

初心者の失敗事例でありがちなのが、最初から大量に出品してしまい、仕入先の在庫管理が追い付かなくなることです。

在庫状況の把握が追い付かなくなり空売りが増えると、注文をキャンセルせざるを得なくなり、アカウントリスクも高まります。

はじめのうちは、自分が管理できる量の商品数を出品するようにしましょう。

出品管理ができず赤字や在庫数不足になる

出品している商品が仕入れ可能かどうか把握しておくのはもちろんのこと、今、いくらで仕入れができるのかも常にチェックしておかなくてはなりません。

商品の仕入れ値は変動します。

最新の仕入れ値をチェックして、その値段に見合った価格で販売するよう、こまめな出品管理が大切です。

出品管理ができていないと、出品している商品が売れていざ仕入れようと思ったタイミングで、赤字になってしまうケースもあります。

赤字や欠品にならないよう、最初は無理のない出品数におさえて出品管理をしっかり行いましょう。

売れないために価格競争に巻き込まれる

商品を購入する人は、同じ商品なら少しでも安く買いたいと考えるため、物販では価格が安い方が当然売れやすくなります。

このため、しばしば価格競争・価格崩壊が起こります。

特に初心者が参入しやすい商品では価格競争・価格崩壊がおこりがちで、商品選定でかぶりやすい無在庫販売も例外ではありません。

もし価格競争に巻き込まれた場合は、利益が出なくなりそうなら早めに離脱することを覚えておきましょう。

価格競争に熱くなって赤字になることは、時間とお金の無駄になってしまいます。

出荷までの日数を考慮しない

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出荷までの日数を考慮せずに出品してしまうのも、よくある失敗事例です。

仕入先によって、出荷までの日数は違います。

発注からどれくらいでお客様に商品が届くのか納期を確認した上で、その商品を出品するか決めましょう。

発注からお届けまで時間がかかってしまう場合、必ず販売するときにそのことを説明文に記載するようにします。

納期の確認や注意書きの記載を怠ると、出荷遅延となってアカウントリスクが高まったり、仕入先に発注した後にキャンセルされて商品が在庫として残ってしまったり、さまざまなリスクになることが考えられます。

仕入れ時の送料

仕入れ時の送料をきちんと確認しないことによる赤字に注意しましょう。

特に家具や大型家電は数千円、数万円単位で送料がかかってくるケースもあります。

仕入先の商品ページでも送料は小さく書いてあることが多く、商品価格ばかりが目に入って、ついつい忘れがちになります。

通常赤字になるはずのない無在庫で赤字を作らないようにするためにも、必ず送料を確認し、そのうえで出品するか判断していきましょう。

納品書の混入

無在庫転売では、仕入先から購入者に商品を直送することもあります。

その際一番に気を付けなければならないのが、納品書の混入です。

ほとんどの納品書には購入金額が記載されているため、本来いくらで買ったものなのか、中間マージンはいくらなのかが、購入者にバレてしまいます。

特に仕入先がネットショップのようなところの場合、発注後すぐに「プレゼント用なので納品書など金額がわかるものは入れないでください」と伝えるなど、対策しておく必要があります。

無在庫物販は始め方をしっかり学ぼう

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ここまで見てきたように、無在庫転売にはたくさんのメリットがありました。

しかし、実際に無在庫転売を実践するとなると、大量の商品出品や日々の商品管理など、やらなければいけない業務が大量にあります。

成り行きで始めてしまわず、しっかりと始め方を学んだ上で実践に移してください。

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