大学生の副業とアルバイトの違い
副業は本業とは別のサブ的な仕事を持つことを意味し、一般的に社会人が取り組むものとして認識されています。
では、学生のする副業とは何を指すのでしょうか?
学生の場合、当然学業が本業にあたりますから、「副業=アルバイト」と考えられそうですが、実際にはそう単純ではないようです。
学生の副業とはアルバイト以外の方法でお金を稼ぐことを指すケースが多い傾向にあります。
アルバイトでは、時給が決められていてシフトに多く入るほど収入はアップするものの、拘束時間も長くなるのが基本です。
しかし、学生の中にも社会人と同じように「個人の力で稼げるようになりたい」という認識が広まるようになりました。
その結果、社会に出ていなくても「副業」と称して、より自由な稼ぎ方を模索する動きが活発化しているのです。
読者の中にも、副業でお金を稼ぐ方法を探している学生がいるのではないでしょうか。
ここからは、副業とアルバイトの違いをさらに詳しくみていきましょう。
場所や時間の制約が少ない
副業には、スマートフォンやパソコンを活用してできる仕事が多いという特徴があります。
そのため、アルバイトのように時間や場所を指定されず、好きなように働くことができます。
インターネット環境と端末さえあればお金を稼げるため、気軽に副業を始める大学生も少なくありません。
固定給ではない仕事が多い
アルバイトでは基本的に働いた時間の長さで給料が決まります。
時給1000円であれば、1日5時間、月に10日働いて5万円といった具合に、提供した時間に応じて厳密に給料の金額が決められます。
一方、副業の多くは成果報酬制です。
つまり、働いた時間の長さに関わらず、仕事の成果に応じて報酬の金額が決まります。
アルバイトに費やせる時間には限りがありますが、成果報酬型の副業なら働き方によっては大きな収入を得ることができます。
基本的に年齢制限がない
アルバイトでは、高校生不可といったような年齢制限が設けられている場合があります。
しかし、副業は基本的に年齢制限がありません。
学生でも要求された仕事をこなす実力さえあれば、大きく稼げる可能性があるのが副業の魅力です。
仕事の量を自分で決められる
アルバイトの場合、担当する仕事の量は上司や店長などに決めてもらうのが一般的です。
一方、副業における働き方は自分で管理するものであり、こなす仕事の量などをすべて自分で決めることになります。
副業はアルバイトよりも自由度が高い分、責任も重くなるといえるでしょう。
自分の能力を超える量の仕事を受注し、納期に間に合わなければ顧客にも迷惑がかかるので注意が必要です。
顧客からの信頼を失った場合、次からは仕事を任せてもらえなくなる恐れもあります。
学生が副業をするメリット
社会人が副業をする主なメリットとしては本業以外に収入を得られる点が考えられますが、学生の場合は本業の収入というものが基本的にありません。
そこで、学生がアルバイト以外で稼ぐメリットには何があるのかを解説します。
【学生が副業をするメリット】
- 自力で稼ぐ経験ができる
- スキルアップに繋がる
自力で稼ぐ経験ができる
現在国内で流行している副業はインターネットを活用したものが主流で、報酬は歩合制という特色が強いです。
例えば、サイトに集客できる人ほど高額の広告収入を得られるアフィリエイトなどが代表的でしょう。
学生が副業に取り組むと、このような「自力で稼ぐ」経験ができるのがメリットといえます。
アルバイトであれば、仕事の出来にかかわらず給料が発生する代わりに、経験を積んでも数十~数百円の時給アップが関の山です。
しかし、副業は実力や経験次第で社会人以上の収入を得ることも不可能ではありません。
そのため、お金を稼ぐことに意欲的になったり、逆に収入を発生させる難しさを学んだりする経験ができます。
スキルアップにつながる
副業には非常に幅広い職種があり、ものによってはスキルアップにつながる点もメリットです。
例えば、写真やイラストを販売するケースでは、撮影や作画の実力とともに、どんなものが売れやすいのか、顧客ニーズを想像する力をつける人もいるでしょう。
また、YouTuberを目指して動画を制作する場合は、映像の編集能力や視聴者が気になっている情報をいち早くチェックするスキルを手に入れられるかもしれません。
副業をするなかでスキルアップや効率化を実現させたり、相手のニーズを敏感にキャッチしたりできるようになれば、社会人になって本格的に働くようになったときに活躍できる場面が増えることもあり得ます。
大学生におすすめの副業リスト13選
ここからは、学生でもできる副業について、具体的な稼ぎ方を紹介していきます。
誰でも簡単にできるものから、自分の特技を生かす専門性の高いものまでさまざまなので、希望に合わせてどれが向いていそうか考えてみましょう。
学生の副業1:ポイ活
学生が気軽に取り組める副業といえばポイ活です。
ポイ活はサイトに登録してポイントを貯めるのが主な目的で、獲得したポイントを現金やギフト券などと交換することができます。
毎日ポイントを貯めるのが楽しくなれば、遊び感覚で稼げるようになります。
有名なポイントサイトとしては「ポイントタウン」や「moppy(モッピー)」などが挙げられます。
モッピーは12歳から登録でき、サイト内のモッピーゲームや友達紹介などでポイントが貯まる仕組みです。
デメリットとしては大きく稼ぐのが難しいことです。
ただし、クレジットカード案件などを多くこなせば、月数万円の収入を得ることも不可能ではありません。
学生の副業2:アンケートモニター
アンケートモニターもポイ活同様、気軽にできる副業として人気があります。
アンケートモニターとは、企業や研究機関で活用されるアンケートに回答してポイントを貯める稼ぎ方です。
ポイントサイトと同じように、貯まったポイントは現金化したり、好きなギフト券と交換したりできます。
アンケートモニターができるサイトとしては、「マクロミル」や「infoQ(インフォキュー)」などがあります。
その他、クラウドソーシングサイトでもアンケートモニターの募集は常にあるので仕事には困らないはずです。
誰でも始められますが、月収の目安は1000~5000円程度とかなり低めです。
学生の副業3:内職・軽作業
内職・軽作業は企業の倉庫や在宅で簡単な仕事をする副業です。
基本的にアルバイトの分類になるので、高校生以上が対象となります。
黙々と単純作業をするのが好きな人や、人とコミュニケーションを取るのが苦手な人は取り組みやすいでしょう。
大学生で成績に自信がある人は採点バイトをするのも手段の一つです。
アルバイトと同じ扱いなので時間の自由はききませんが、働いた分だけ確実に稼げます。
学生の副業4:写真・イラスト販売
カメラが趣味だったり、イラストが得意だったりする人は、自分の作品を販売して稼げる可能性があります。
写真・イラストの販売は、Web上に商品を公開し、素材を欲しがっている人に売る副業です。
例えば、ピクスタ株式会社が運営するマーケット「PIXTA(ピクスタ)」では、写真やイラストなどのデジタル素材を販売できます。
趣味を活かしてお金稼ぎができるのは大きな魅力だといえるでしょう。
しかし、アップロードした写真が売れなければ当然収入は1円もありません。
完全出来高制なので売れる人と売れない人がはっきり分かれますが、月数百万円以上稼ぐ人もいます。
学生の副業5:動画制作
動画制作は、いわゆるYouTuberになって稼ぐ副業です。
YouTubeに公開した動画に広告を入れることで、収入源とします。
YouTubeではゲーム実況系や、やってみた系、ハウツー系の動画が人気です。
人を楽しませることが好きな人は、自分も楽しみながらお金稼ぎができて一石二鳥だといえます。
人気YouTuberになるのは非常に難易度が高いですが、近年は企業も動画に力を入れるところが増えているので将来性はあります。
ファンが増えてインフルエンサーになれば、月数百万円の収入も夢ではありません。
学生の副業6:物販
物販は物を売って稼ぐ副業で、転売とハンドメイド作品販売の2つが主な方法です。
転売は仕入れた商品を売って差額で稼ぎ、ハンドメイド作品販売は自分で制作した物を売って稼ぎます。
転売は誰でも始められ、商才があれば事業規模をどんどん大きくすることができます。
ただし、仕入れた商品が売れなければ赤字となり、在庫を抱えるリスクもあるので注意しましょう。
収入はまちまちですが、事業が軌道に乗れば月数十万円の利益を安定して得られます。
学生の副業7:プログラミング
学生でも大きく稼げる可能性のある副業がプログラミングです。
プログラミングのスキルがあれば、スマホアプリやWebサイトの制作、システム開発など、多岐にわたる仕事を受注できるようになります。
日本ではITエンジニアが慢性的に不足しているため、プログラミングの仕事は探せばいくらでもあります。
また、プログラミングの副業で実務をこなした経験は、就活でも強力なアピールポイントとなるはずです。
難点は、プログラミングスキル習得のハードルがそもそも高いことです。
実務レベルに達するためには、半年から1年ほど勉強する必要があります。
報酬の相場としては、Webサイト制作で10万円程度、アプリ開発で50万円程度となります。
学生の副業8:Webライター
文章を書くことが好きなら、Webコンテンツを作成するWebライターもおすすめの副業です。
Webライターの仕事はクラウドソーシングサイトなどで探すことができます。
また、実績を積めばWebメディアを運営している企業から直接委託を受けることも可能です。
ただし、文章を書くのが苦手な人は仕事が苦痛に感じる場合もあるので注意しましょう。
仕事を始めるために必要な資格は特にありませんが、資格を持っているとその分野での仕事が受注しやすくなります。
例えば、ファイナンシャルプランナーの資格があれば経済に関わるWebコンテンツ制作の依頼を受けやすくなるでしょう。
Webライターの報酬は文字単価で決まるのが一般的です。
文字単価が1円なら、5000文字の記事1本で5000円の報酬を得られます。
学生の副業9:アフィリエイト
アフィリエイトは、ブログなどで検索エンジンからの集客を図り、広告収入を得る副業です。
パソコンさえあれば始められる気軽さが魅力ですが、稼げるようになるまでに時間がかかるのが難点といえます。
表示順位をあげて流入を増やすために、コンテンツを充実させる、SEO対策をするなどの努力が必要になります。
アフィリエイトを始めるうえで必要な資格は特にありません。
まったく稼げない可能性もありますが、うまくいけば月数万~数十万円の収入を目指すこともできる副業です。
学生の副業10:アプリのレビュー
スマホの新作アプリをレビューすれば報酬がもらえる「UIscope」というサイトがあります。
登録は無料で簡単に始められ、空き時間にできるので稼ぎやすい副業だといえます。
アンケートは簡単にできますが、高単価の画面を録画する案件はやや難易度が高いです。
空いた時間にアプリのレビューをするだけで、月に数万円稼げる可能性もあるでしょう。
学生の副業11:デリバリースタッフ
新型コロナウイルスの影響もあり、「ウーバーイーツ」をはじめとしたデリバリースタッフの副業も需要が高まっています。
配達件数によって収入が決まり、空き時間は好きなように過ごせるので、他の副業と組み合わせて働くことも可能です。
ただし、競争相手が多すぎて仕事にありつけないこともあるので注意しましょう。
登録すれば誰でも働けますが、食品をスピーディーに運ぶうえで清潔感や体力が必要とされます。
デリバリースタッフの報酬は、1件の配達につき数百~数千円が相場となっています。
学生の副業12:翻訳
語学に自信がある人や留学経験がある人は、翻訳の仕事を受注することで効率よく稼げるはずです。
翻訳の仕事はクラウドソーシングサイトなどで探すことができます。
興味がある人は、クライアントに同行して通訳をおこなう仕事などにも挑戦してみるといいでしょう。
翻訳のデメリットは、中途半端な語学力ではなかなか仕事が受注できないことです。
報酬の相場は1件あたり数千~数万円程度です。
学生の副業13:インスタグラマー
インスタグラマーとは、Instagramで多くのフォロワーを抱えており、大きな影響力を持っている人のことです。
スポンサーがつけば、Instagramで商品やサービスを紹介する代わりに報酬がもらえるようになります。
また、Instagramを利用して自分の商品を販売したり、ブログを宣伝して広告費を稼いだりすることもできます。
インスタグラマーのデメリットは、Instagramでフォロワー数を増やすのがそもそも難しいことです。
企業からインスタグラマーに支払われる報酬の相場はフォロワー1人あたり3~5円程度で、フォロワー数10万人なら30万円ほどもらえる計算になります。
大学生は避けたほうがいい副業リスト2選
副業は大学生でも気軽に始められる魅力的な働き方ですが、手を出すべきではない危険な副業もあります。
ここからは、大学生は避けたほうがいい副業として「ネットワークビジネス」「バイナリーオプション・FX」を紹介します。
ネットワークビジネス
ネットワークビジネスとは、口コミを通して商品の販売網を広げていくビジネスのことです。
販売員が友人などに商品を紹介し、会社の売り上げを伸ばしていくという仕組みになっています。
通常の企業のように広告費をかけないのでコストが削減でき、その分が販売員の報酬となります。
ネットワークビジネスは、ネズミ講とは違って法律で認められている販売方法です。
しかし、どうしてもネガティブなイメージがつきまとい、友人などに悪い印象を持たれる可能性も高いです。
また、ピラミッド構造になっているので末端の構成員はほとんど稼げません。
特にお金に困っている大学生はネットワークビジネスを勧められる機会も多いでしょう。
しかし、ネットワークビジネスへの参入はなるべく避けるのが賢明です。
バイナリーオプション・FX
バイナリーオプションとは、為替レートが一定時間後に上がっているか、または下がっているかを予想する二者択一式の投資です。
バイナリーオプションやFXは場合によっては大きく稼げますが、損失を出すリスクも当然あります。
安定した収入がない大学生のうちは、リスクの高い副業はなるべく避けたほうがいいでしょう。
また、のめり込むとパソコンやスマートフォンの画面に夢中で、人間らしい生活ができなくなる場合もあります。
大学生に向いている副業の特徴
大学生に向いている副業の特徴を押さえておけば、適切な方法で稼げるようになるはずです。
ここからは、大学生に向いている副業の3つの特徴について紹介します。
【大学生に向いている副業の特徴】
- 初期費用が安く抑えられる
- じっくり取り組める
- 好きなときに中断できる
初期費用が安く抑えられる
不動産投資や株式投資など、副業の中には始めるにあたって大きな初期費用が必要になるものもあります。
サラリーマンなら話は別ですが、安定した収入がない大学生にはこれらの多額の初期投資が必要な副業は向いていません。
副業を始めるうえで必要なお金を稼ぐために、アルバイトに時間を費やしていては本末転倒です。
初期費用がまったく必要ない副業も多くあるので、無理をせずに始められる仕事を選ぶといいでしょう。
じっくり取り組める
じっくり取り組める副業も大学生には向いています。
社会人になると本業で忙しくなり、自分の自由な時間は確保しにくくなります。
それに比べると、学生のうちはまとまった時間を確保しやすい環境だといえるでしょう。
腰を据えてじっくりと取り組める副業を選べば、自由な時間の多い学生の特権を有効活用できるはずです。
好きなときに中断できる
大学生は時期によって忙しさにムラがあります。
社会人に比べれば時間に余裕があるとはいえ、就活や卒論などで忙しくなる時期もあるでしょう。
そのため、好きなときに中断できる副業を選べば、自分の都合に合わせて働くことができます。
授業の少ない時期はがっつりと副業に取り組み、忙しくなったら中断できるような副業を選ぶことをおすすめします。
大学生が副業を選ぶときのポイント
短い学生生活を無駄にしないために、副業の選び方に気を付けることも大切です。
ここからは、大学生が副業を選ぶときに気を付けたい3つのポイントを紹介します。
【大学生が副業を選ぶときのポイント】
- 副業の目的を明確にする
- クラウドワークスなどの安心できるサイトから副業を探す
副業の目的を明確にする
月に10万円稼ぐ、稼いだお金で旅行に行くなど、明確な目的があると副業のモチベーションが高まります。
副業はどうしてもモチベーションが下がりやすいので、あらかじめ目的を明確にしておくことが重要です。
そのうえで、どの程度の金額を稼ぎたいのかに応じて副業を選ぶといいでしょう。
お小遣い程度でもいいならポイ活、がっつり稼ぎたいならWebライターといったように考えると、取り組む副業も決まりやすいのではないでしょうか。
経験が積めるかどうかを確かめる
一時的に稼げる副業よりも、自分のスキルが磨ける、将来につながる副業が大学生にはおすすめです。
例えば、プログラミングを副業にすればプログラミングスキルが身に付き、将来の選択肢が増えるでしょう。
アフィリエイトでSEOスキルを磨くことができれば、Webマーケティングなど、さまざまな分野での活躍が目指せます。
金額の目標を掲げることも大切ですが、同時に自分の成長につながるかどうかも考慮しておきましょう。
クラウドワークスなどの安心できるサイトから副業を探す
クラウドワークスはクラウドソーシングサイトの1つで、ロゴデザインやアプリ開発、記事作成、文字起こしなど、あらゆる業務を扱っています。
テレビCMなども流れているので、すでに知っている人も多いのではないでしょうか。
クラウドソーシングサイトには、他にもランサーズやココナラなど有名なものが多くあります。
大手のクラウドソーシングサイトは報酬などのシステムが確立されているため、初心者も安心して利用できます。
クラウドソーシングサイトで自分の得意なジャンルの案件を受注すれば、効率的に稼ぐことができるでしょう。
中学生・高校生でも副業は可能?
18歳以上にあたる大学生はアルバイトでも副業でも稼ぐ手段を選びやすいですが、中学生や高校生の場合は副業に取り組めるのかどうか気になる人もいるのではないでしょうか?
まず、大前提として中学校を卒業してから最初の4月1日を迎えるまでは、人に雇われて働くことはできません。
これは労働基準法で義務教育期間中の労働が禁止されているからです(芸能人など特殊なケースは除く)。
そのため、高校生であれば、職種によってアルバイトは可能となります。
また、先ほど紹介したようにポイ活やアンケートモニターであれば雇用関係がないので、年齢条件を満たせば中学生・高校生もサイトに登録してお小遣い稼ぎが可能です。
ただし、基本的にどんなサービスも未成年者は保護者の同意を必要とします。
副業をするときは事前に利用規約をよく確認して、家族に相談しましょう。
学生が副業をするときの注意点
学生は働いてお金を得ることに慣れていない分、トラブルに巻き込まれやすい傾向があります。
場合によっては、その後の人生に悪影響が出てしまうこともあるかもしれません。
そこで最後に、副業の注意点について解説しておきます。
【学生が副業をするときの注意点】
- 安全性を最優先する
- 年齢制限のルールを守る
- 扶養から外れないように気を付ける
- 確定申告についても知っておく
安全性を最優先する
学生が副業するときに最も気をつけるべき点は、安全性を確認してから始めることです。
例えば、利用するサイトの運営会社や口コミをチェックして、問題ないかどうかを確かめる癖をつけましょう。
また、投資など、そもそもリスクや難易度の高いものには手を出さないことも大切です。
ネット上には詐欺まがいの悪質なサイトもあるので、大人でも必ず登録前に調べます。
気軽な気持ちで個人情報を提供してしまってからでは取り返しがつきません。
いくらお金が稼げると書かれていても、少しでもおかしいと思ったら利用するのは控えたほうが賢明です。
年齢制限のルールを守る
学生の副業では、自分の年齢でお小遣い稼ぎをしても問題ないかどうかを確認することも重要です。
まともな副業サイトであれば、目につくところに利用規約が用意されており、年齢に関する記載が必ずしてあります。
特に、未成年の場合は保護者に内容をしっかり説明して、同意を得るようにしましょう。
もし、利用規約が細かくてよく分からない場合は家族に確認してもらう方法も有効です。
ちなみに、副業をしたいからといって、年齢をごまかして登録するのは違反行為にあたります。
嘘がばれてしまうと、周りに迷惑がかかるので、ルールをしっかり守って取り組みましょう。
扶養から外れないように気を付ける
大学生の副業では、稼ぎすぎて扶養から外れないように気を付けることも大切です。
親の扶養に入っている場合、年間130万円以上稼ぐと扶養から外れてしまいます。
扶養から外れると、社会保険料を自分で払わなければならなくなります。
せっかく稼いだ利益が目減りすることになり、副業へのモチベーションも下がるでしょう。
扶養控除がなくなって親にも迷惑がかかるため、収入はなるべく100万円以内に調節するのが賢明です。
なお、収入が年間103万円を超えると所得税がかかるようになる点にも注意してください。
確定申告についても知っておく
学生が副業を始めるときは、確定申告についても知っておくことをおすすめします。
親の扶養に入っていない場合、年間38万円以上の所得があれば確定申告が必要になります。
また、卒業してから副業で身を立てる場合にも自分で確定申告をしなくてはなりません。
そのため、事前に確定申告のやり方を知っておくと役に立ちます。
自分で確定申告をする場合は、1年間の所得について翌年の2~3月頃に申請をおこなうことになります。
学生は安全面を重視して副業を選ぼう!
副業に活用できそうなサイトを見ていくと、学生でも稼げる仕事がたくさんあることが分かります。
とはいえ、運営会社が明記されていなかったり、利用規約がなかったりするなど、怪しいところもゼロではありません。
自分の個人情報を登録するときは安全面を重視するのが最優先です。
しっかりしたサイトを見つけて希望に合わせて選べば、学生でもお小遣い稼ぎができるでしょう。
気になるところがあったら、チェックしてみてはいかがでしょうか?