【結論】メルカリの手数料を安くする裏ワザは全部で7つ！
メルカリの利益を確認したときに「もっと手数料が安くなればいいのに」と思ったことがある人は多いのではないでしょうか。
実は、以下の7つの裏ワザを使えば、メルカリの手数料を安くすることが可能です。
- 裏ワザ1：手数料還元キャンペーンを狙い撃ちする
- 裏ワザ2：価格の最後に「9円」を足す
- 裏ワザ3：売上金を「メルペイ残高」として利用する
- 裏ワザ4：振込申請の回数を減らす
- 裏ワザ5：安い発送方法を選ぶ
- 裏ワザ6：「まとめ売り」で送料を圧縮する
- 裏ワザ7：送料を「購入者負担」にする
この記事では、それぞれの裏ワザを紹介していきます。どれもすぐにできるワザばかりなので、読んだその日からあなたの手数料も安くできます。
また以下の動画でも、この記事の著者である神岡が、手数料の種類や安くする方法についてわかりやすく解説しているので、あわせてご覧ください。
メルカリ出品でかかる手数料はいくら？
裏ワザを紹介する前に、メルカリの手数料について確認しておきましょう。
メルカリで商品を販売すると、以下の手数料がかかります。
まずは、それぞれの手数料について解説します。
①販売手数料：販売価格の10％
商品が売れたときにかかる手数料の1つは、「販売手数料」です。これは、メルカリへの成功報酬と考えるとわかりやすいでしょう。
販売手数料は販売価格の10％で、売上が計上されるときに差し引かれます。たとえば、1,000円の商品が売れた場合の手数料は100円です。
ただし、計算結果の小数点以下は切り捨てとなります。
②振込手数料：1回の申請につき200円
振込手数料は、商品ごとにかかるものではなく、アプリ上の売上金を銀行口座に移すときにかかるものです。
振込申請を1回するたびに200円の手数料がかかるため、こまめに引き出すとその分多くの手数料がかかってしまいます。
③その他の手数料
メルカリのおもな手数料は販売手数料と振込手数料ですが、このほかにも、特定の商品を販売したり、サービスを利用した場合にかかる手数料もあります。
【その他の手数料一覧】
| 手数料の種類 | 手数料（税込） | 発生 |
|---|---|---|
| ライセンス手数料 | 販売価格の10％ | アプリ「Ingress」と漫画「宇宙兄弟」の二次創作物が売れた場合 |
| 集荷手数料 | 取引ごとに100円 | らくらくメルカリ便で集荷依頼した場合 |
| お急ぎ振込手数料 | 200円 | お急ぎ振込を利用する場合 |
| 組戻手数料 | 1件の振込につき200円 （お急ぎ振込は400円） |
振込先の口座情報に誤りがあり振込ができなかった場合 |
| 商品プロモーションの手数料 | 販売価格の5％ | プロモーション経由で売れた場合 |
「ライセンス手数料」は、特定の二次創作物が売れたときにかかる手数料です。メルカリに出品しているほとんどの商品は対象となりません。
また、メルカリには自分の商品を検索結果の上位に表示しやすくする「商品プロモーション」というオプションサービスがあります。
このサービスを利用してユーザーの目にとまれば、商品が購入される可能性も上がります。サービスを利用するかどうかは、商品ごとに選択でき、商品プロモーション経由で売れた場合のみ手数料がかかる仕組みです。
【裏ワザ大公開】メルカリ手数料を賢く節約する7つの方法
ここからは、冒頭で紹介した7つの裏ワザについて、それぞれ詳しく解説していきます。今出品している商品から変えられるワザも多いので、これを読みながら実践してみてください。
販売手数料を節約する裏ワザ
販売手数料は商品が売れると必ずかかります。けれども、以下の2つの裏ワザを使えば節約が可能です。
それぞれ具体的にお伝えしていきます。
裏ワザ1：手数料還元キャンペーンを狙い撃ちする
メルカリでは、年間を通じてさまざまなキャンペーンが開催されています。なかでも、販売や購入した金額に応じて手数料が還元されるキャンペーンは頻繁に開催されているので、これらのキャンペーンを狙って出品すれば、手数料を安くできますよ。
参考までに例示すると、過去には以下のようなキャンペーンが開催されていました。
- ポイントバッククーポン配布：※特定のユーザー
販売手数料の最大50％分（最大P3,000）
- 出品ハッピーアワー：※期間内にエントリー＆出品・売却
販売手数料の50％分（上限P1,000）のポイントバック
- 出品ハッピーサンデー：※期間内にエントリー＆出品・売却
販売手数料の50％（上限P2,000）のポイントバック
- 販売手数料50％ポイント還元キャンペーン：※要エントリー
販売手数料の50％（上限P500）
キャンペーンによっては、特定のユーザーのみ対象になる場合があります。また、参加にはエントリーが必要なこともあるので、詳細を確認してから参加しましょう。
キャンペーンの開催は、アプリの通知やホーム画面上部に表示されるバナーで確認できます。
また、以下の公式サイトでもキャンペーンのスケジュールが案内されているので、告知を見つけたときはぜひ活用して、手数料をお得に抑えましょう。
→出品や配送に関するキャンペーン実施やクーポン配布スケジュールのお知らせ(2024年7月～)｜メルカリびより【公式サイト】
裏ワザ2：価格の最後に「9円」を足す
販売価格を決めるときは、ついキリのよい数字にしてしまいがちですが、下一桁を「9円」にするだけで、受け取れる利益に差が出ます。
例えば同じ商品を990円で販売した場合と、9円を足して999円で販売した場合を比較してみましょう。
| 販売価格 | 990円 | 999円 |
|---|---|---|
| 手数料（小数点以下あり） | 99.0円 | 99.9円 |
| 最終手数料（小数点以下なし） | 99円 | 99円 |
| 販売価格−最終手数料 | 891円 | 900円 |
手数料の小数点以下は切り捨てになるため、実は最終的に引かれる手数料はどちらも99円です。そのため、販売価格から差し引くと「9円」足した価格にしたほうが利益を9円多くできるわけですね。
1個で考えると小さな金額ですが、続けていけば大きな差になります。たとえば、100個販売すれば900円です。
900円あれば、ネコポスの送料を4回分をまかなうことができるので、習慣化しておくといいですよ！
振込手数料を節約する裏ワザ
売上金を引き出すときにかかる振込手数料を節約するには、以下の2つの裏ワザが有効です。
それぞれ詳しくみていきましょう。
裏ワザ3：売上金を「メルペイ残高」として利用する
メルカリで商品を販売して得られる利益は、「売上金」として保管されています。引き出したいときに振込申請をすれば指定の銀行口座へ入金されますが、申請するたびに手数料が引かれてしまいます。
利益を減らさないためには、銀行振込で利益を受け取らずに「メルペイ残高」として受け取りましょう。つまり、売上金を現金化せずに使えば手数料が節約できるんです。
売上金は、そのままでは180日しか保管できませんが、本人確認を行って売上金を「メルペイ残高」として貯めれば、有効期限なく利用できるようになります。
メルペイ残高は、メルペイが使えるネットショップやコード決済、iDでの決済に使えます。
また、メルペイ残高は「メルカード」の支払いにも使えます。しかも、メルカードを申し込むと「販売手数料が実質半額になるクーポン」がもらえるキャンペーンがあるので、販売手数料を減らすことも可能です。
メルカードについては、以下の記事でくわしく解説しているので、参考にしてください。
（関連）メルカードって金融ブラックでも作れるの？独自の審査基準を徹底解説！
裏ワザ4：振込申請の回数を減らす
メルペイ残高ではなく「やっぱり現金で受け取りたい」という場合は、こまめに振込申請しないことが節約のポイントです。
メルカリの売上金は自動的に振込されるわけではないので、その都度、振込申請をして受け取る必要があります。
1点売れるたびに振込申請して現金を受け取ることも可能ですが、販売数が増えれば結果的にかなりの手数料がかかってしまいます。
そのため、ある程度まとまった金額になるまで引き出さずに、振込申請の回数を減らせば、振込手数料を節約しましょう。
（参考）メルカリ公式｜売上金の振込申請期限とは（※別タブで開きます）
送料を工夫して利益を増やす裏ワザ
手数料を直接減らす方法ではありませんが、以下のように送料を工夫することで利益を増やすことが可能です。
これらの裏ワザをそれぞれ紹介していきます。
裏ワザ5：安い発送方法を選ぶ
送料込みで販売価格を決めている場合、安い発送方法を選べるようになれば利益を上げられます。
メルカリでは「A4サイズ・厚さ3cm」以内の商品を送ることが多いですよね。このサイズの荷物は、「ゆうパケットポスト」と「クリックポスト」を使うのがポイントです.
【ゆうパケットポスト】
ゆうパケットポストは、日本郵便が提供する匿名配送サービスです。発送には専用箱か発送用シールの購入が必要ですが、最大の魅力は「厚みの柔軟さ」。
実は、ゆうパケットポストで発送用シールを使うと、「3cmを超えてしまっても、ポストに投函できればOK」なんです。
4cm程度に収まるようであれば、「宅急便コンパクト」や「ゆうパケットプラス」などを使うよりも送料を節約できるので、ぜひ試してみてくださいね！
【クリックポスト】
クリックポストは、A4サイズ・厚さ3cmまでの商品を全国一律185円で送れるお得な発送方法です。匿名配送は利用できませんが、荷物の追跡が可能です。
同様のサイズで匿名で送れる発送方法には「ネコポス・ゆうパケットポスト・ゆうパケット」がありますが、比較するとクリックポストが最安。
メルカリにはさまざまな発送方法があるため、どれを選ぶか迷ってしまうことも多いですが、小型の商品の安い発送方法として、この2つの発送方法はぜひ覚えておくと便利ですよ。
それ以外のサイズの発送方法で迷ったときには、以下の記事を参考にしてお得な発送方法をさがしてみてください。診断ツールを使って簡単にぴったりの発送方法を見つけられます。
（関連）【ポチポチ診断機】メルカリの安い発送方法！送料の節約はこれで完璧！
裏ワザ6：「まとめ売り」で送料を圧縮する
一つずつ出品するのではなく「まとめ売り」すれば、送料と発送の手間を両方節約できます。
例えば、500円の子供服を3着販売するときに、個別に販売する場合とまとめ売りした場合では、以下のように送料に違いが出ます。
| 発送の仕方 | 3着分の送料 |
|---|---|
| 3個の荷物で発送する場合 | ネコポス： 210円 × 3 ＝ 630円 |
| まとめ売りで1回で発送する場合 | 宅急便コンパクト： 450円 × 1 ＝ 450円 |
このように、まとめ売りすると送料を180円節約できる計算です。
また、まとめて売れば個別に梱包する手間が減らせるうえに、購入者が1人なので購入や発送の連絡の手間も減らせます。
出品数が多くなるほど、まとめ売りは強い味方になりますよ！
裏ワザ7：送料を「購入者負担」にする
送料を出品者が負担しないという方法も、手数料の節約に有効です。
メルカリは販売金額に送料が含まれていることがほとんどです。そのため送料を「購入者負担」にすると売れにくくなる可能性があります。けれども、限定品や廃版品といった「どうしても欲しい」と思って探しているファンがいるような商品は、送料を購入者負担にしても売れます。
また、出品する商品が魅力的な場合や、信頼できる出品者から購入する場合は、送料を負担してでも買いたいと思ってもらいやすい傾向です。とくに、フォロワーやリピーターが多い出品者ならば、送料を購入者負担にしてみるのも、選択肢のひとつです。
もう迷わない！3つのメルカリ利益計算ツール
ここまでの解説を読んでも「やっぱり計算は面倒だな」と感じた方のために、利益計算の手間を解消できる便利なツールをご紹介しましょう。
この利益計算ツールは、以下の3つの利益をあなたに代わって計算します。
ここでは、計算で分かる利益や、入力する数字について解説します。
ツール①：手取り利益をシミュレーションする
出品したい商品をリサーチして、だいたいの販売価格が決まっている場合は、このツールで「この価格で売るとどのくらい利益がでるのか」を調べることが可能です。
とくに、出品する前の赤字チェック用に使用するのがおすすめです。
以下の金額をツールに入力してください。
- 仕入れ価格
- 販売価格
- 送料
手数料は「10％」が入力されていますが、他のサイトで販売する予定ならば数字を変更することも可能です。
円
ツール②：希望利益「額」から販売価格を決める
「最低でも〇円は儲けたい」という目標がある場合、利益額に対していくらで販売したらいいかを計算できるツールです。
以下の数字を入力しましょう。
- 仕入れ価格
- 希望の利益額
- 送料
ただし、同じ商品を出品しているライバルが多い場合は、販売価格を高くしすぎると売れにくくなってしまいます。利益額はツールで計算した数字を元にして、他の出品者の価格も考慮して決めましょう。
ツール③：希望利益「率」から販売価格を決める
「仕入れ価格の〇％は利益が欲しい」というように、利益を「額」ではなく、「率」で管理したい場合は、こちらのツールで計算できます。
本格的に稼ぎたい人は、こちらのツールで計算するのがおすすめです。
メルカリの手数料は高すぎ？楽天ラクマ・Yahoo!フリマと比べてみよう！
「他のフリマアプリと比べてメルカリの手数料は高いの？」と疑問に思っている方もいるかもしれません。
ここでは、メルカリの販売手数料と振込手数料を他のフリマアプリと比較し、メルカリの手数料が高いのかどうかも解説しています。あなたに合ったサービスを選ぶ際の参考にしてください。
販売手数料の比較まとめ
販売手数料を比較すると、メルカリは他のフリマアプリに比べてやや高めです。
ただし、メルカリは集客力が高いので、売れる可能性も十分に期待できます。この記事で紹介したように、手数料半額キャンペーンなどを上手に使って、手数料を抑えつつ利益を上げていきましょう。
| 販売手数料 | |
|---|---|
| メルカリ | 10％ |
| ラクマ | 4.5～10％ |
| Yahoo!フリマ | 5％ ※初回無料 |
振込手数料の比較まとめ
メルカリの振込手数料は、銀行に関わらず一律200円のため、これより安くなることはありません。そのため、振込手数料の安さではYahoo!フリマの方が有利です。
メルカリで振込手数料を抑えるには、振込回数をできるだけ少なくすることが手数料節約の唯一の手段になります。
また、売上を振込せずにメルカリ残高にして使えば、手数料はかからずに使うことが可能です。できるだけ現金化しないで売り上げを使えばメルカリでも手数料を押さえて利益を有効に使えます。
| 振込手数料 | |
|---|---|
| メルカリ | 200円 |
| ラクマ | 210円 ※楽天銀行は1万円以上の申請で無料 |
| Yahoo!フリマ | 100円 ※PayPay銀行は無料 |
よくある質問【FAQ】
この記事では、手数料を安くする裏ワザを紹介しましたが、以下のような場合には手数料がどうなるのかも気になるのではないでしょうか。
ここでは、これらの質問に回答します。
メルカリで手数料がかからない方法はありますか？
メルカリで完全に手数料を無料にするのは難しいです。ただし、キャンペーンを上手に活用すれば、販売手数料を半額にすることも可能ですよ。
今回紹介した裏ワザは、すぐに実践できるものばかりです。ぜひいろいろ試して、手数料を減らしましょう。
値下げ交渉で値段を変えたら、手数料も変わりますか？
販売価格が変われば、手数料も変わります。
手数料は出品したときに確定するものではありません。例えば、値下げで価格が変われば、「購入された価格」に対して10％になります。
購入者も手数料がかかりますか？
購入者は、基本的に手数料がかかりません。
ただし、ブランド品などの購入で「あんしん鑑定」のサービスを利用する場合は、鑑定料は購入者が負担します。あんしん鑑定が受けられる商品でも、実際に鑑定を受けるかどうかは購入者が選択することが可能です。
また、支払い方法によっては「支払い手数料」が必要な場合もあります。支払い手数料については、以下の記事で対象になる支払い方法について解説しているので、こちらを参考にしてください。
（関連）【ポチポチ診断】メルカリの支払い方法、どれがいい？手数料も丸わかり！
メルカリの手数料を攻略して、賢く稼ごう！
今回は、メルカリの手数料を安くする7つの裏ワザと、便利な利益計算ツールについて解説しました。
メルカリの手数料は、ただ引かれるのを待つ「コスト」ではありません。仕組みを正しく理解すれば、いくらでも工夫して節約できる「攻略可能なルール」です。
まずは一番簡単な「振込申請の回数を減らす」や「価格の最後に9円を足す」からでも大丈夫。楽しみながら実践してみてくださいね。
ちなみに、「出品方法が不安…」という方は、以下の記事を参考にしてください。
（関連）【2025年最新】メルカリ出品〜発送全解説！初めての売り方・買い方
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